ホームページ
テンプレート:国際化 ホームページ (home page, homepage) とは、本来はウェブブラウザを起動した時や、多くのウェブブラウザに存在するホームボタンを押した時に表示されるウェブページなどの画面(ページ)である[1]。スタートページともいわれる。もしくは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどにログインすることで表示される各ユーザー専用のページである。また、後述のように本来の意味から誤って派生した用法もある。
概要
ホームページの用法には現在でも揺れが見られるが、おおよそ以下のように分類できる。
- ウェブブラウザの用語で、ブラウザを起動した時や、多くのブラウザに存在するホームボタンを押すと表示されるように設定されたウェブページ[1]などの画面。詳しくは後述。
- インターネットの用語で、FacebookやTwitterなど、ユーザー毎に表示が異なるウェブサイトのページ、または最上位階層にあたるページ[1][2][3]。
- ウェブページの意だが[1]、あらゆるウェブページ一般を指す言葉と誤った認識から発生したもの。
- ウェブサイト(ワールド・ワイド・ウェブサイト)の同意語と勘違いしたまま、本来の意味を知らずに使われている場合[2]。
- さらに飛躍してWWW、あるいはインターネットのシステムそのものととらえた誤った認識によるもの。
- 個人が運営することの意を「ホーム」と誤解して、ウェブサイトと区別している場合(通常、ブログは含まない)。
- 企業・団体が運営する公式ウェブサイト(オフィシャル・サイト)を前述の様々な誤解から公式ホームページとしているもの。
ホームページという語をウェブサイト全般の意味で用いることは、かつて日本では広く用いられていたが、これはウェブサイトの入り口に最上位階層の意味で「ホームページ」と書かれることが多かったことから広まったもので、技術的には誤用である[2]。
国際的にも、ウェブサイトまたは文脈から判断できる場合は、単にサイトと略すのが一般的である[4]。映画や著名人などのウェブサイトではオフィシャルウェブサイトまたはオフィシャルサイトと英語で明記されており、日本語表記も公式サイトまたは公式ウェブサイトが浸透している。一部では誤用のままオフィシャルホームページあるいはオフィシャルHPと省略した英字表記も見受けられるが、英語ではないため翻訳は困難であり国外に意味は伝わらない。
ウェブと略す場合は、World Wide Web(インターネット)を指しており[5]、他のメディア (媒体) では時間や紙面の制限により伝えきれない情報がインターネット上の関連ウェブサイトで閲覧可能であることを示す。
ブログ普及に伴って国外で開発されたコンテンツマネージメントシステムを用いるウェブサイトが増加して誤用は減少。さらに、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの普及で「ホーム」はログイン後のアカウント毎に表示が異なるページを指すため日本語化の際にも正しい用法のまま使われており、誤用は減少傾向にある。
インターネット以外のメディアでも、洋画ではオリジナル音声と同じく日本語吹き替えや字幕でもウェブサイトと表現されているが、日本のテレビや新聞など一部のメディアでは誤用が続いている。また、法令中に上記例3の意で「ホームページアドレス」の語が用いられている例がある[6]。
ホームページという言葉
ホームページという言葉は本来、ウェブブラウザを起動した際に表示されるウェブページの事を指す[1](上記例1)。しかし、既存のメディアを含め言葉の誤用が広まり現在では上記のように別の意味としても広く使われるようになり[2]、辞書にも本来の意味と併せて上記例2・3・4の用法を掲載しているもの[1]もある。日本などの一部の国では「ウェブサイト=ホームページ」という認識が広く浸透している。ウェブページやインターネット全般を指すのも本来の用法ではない。開発と使用用途に差があり。
略語
「ホームページ」の省略形としてHP、ホムペなどといったものもある。これらは単に省略して言っているだけなので、上記の用例の意味のままで、それ以上に意味が加味されたり減るということは無い。ただし英語圏では「HP」は米国のコンピュータ製品企業、ヒューレット・パッカード社の省略名や[7]、馬力を意味するhorsepowerの略語[8]として定着しており、「ホームページ」としても、「ウェブページ」の意味としても通じない場合がある。
外国人が読むと思われる文章を書く場合はむやみに省略せずに書くか、本来の意味に応じて「homepage」や「website」・「webpage」と明確に記載することで誤解は避けられる。
また、日本語でもHPは別の意で使われることもある。
ウェブブラウザのホームページ
ウェブブラウザを起動した時や、「ホーム」ボタンを押すと表示されるように設定されたウェブページなどの画面。
ブラウザの開発元やスポンサー企業等が自社のポータルサイトにアクセスを誘導する役割もあり、例えばInternet ExplorerではMSNなどマイクロソフトのポータルサイトが初期設定のホームページとなっている。またパソコンのメーカーが自社のウェブサイトをプリインストールブラウザの出荷時のホームページに設定する場合もある。
しかしユーザーがブラウザを起動する時に必ずそのウェブサイトを表示したいとは限らず、読み込みにある程度の時間がかかる上、インターネット接続が定額料金制でない場合は無駄な通信料が発生するデメリットがある。そのため空白ページ(about:blank)をホームページに設定するユーザーが多く、大抵はブラウザ自体にもその機能が搭載されている。
2000年代半ばまでは、Internet Explorer 6以前など機能が限られたブラウザが主流であったため、ホームページは大きな意味を持っていた。
2000年代後半以降はタブブラウザが主流となったことや、Google Chromeの「新しいタブ」・Operaの「スピードダイヤル」などのように個人用にカスタマイズされたローカルのページを起動時に開く機能、あるいは前回終了した時に開いていたウェブサイトを再表示する機能を持つブラウザが多くなり、ホームページの意義はそれ以前に比べると薄れた。
アドウェア(広告表示ソフト)やそれに近いソフトウェアは、インストール時などにホームページを変更する場合がある。またマルウェアやコンピュータウイルスの中にはホームページを勝手に変更するものがある。ブラウザ起動時に設定した覚えのないサイトが表示されたら、不審なソフトウェアがないかチェックするのが望ましい(特にInternet Explorer)[9]。
関連書籍
- H2O Space『ホームページ担当者が知らないと困るHTMLの仕組みとWeb技術の常識』(ソシム株式会社・2007年4月2日発行)
脚注
関連項目
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