秋田魁新報
テンプレート:基礎情報 新聞 秋田魁新報(あきたさきがけしんぽう)は秋田魁新報社の発行する秋田県の日刊新聞である。
目次
概要
東北地方で最も長い歴史を持つ新聞である。一部ひらがな表記の「秋田さきがけ」としても知られている。発行部数(日本ABC協会調査)は239,599(2013年7月 - 12月平均)。
テンプレート:要出典範囲。その一方、社説においては朝日新聞などと同様に総理大臣(当時)小泉純一郎の靖国神社参拝を批判し、花岡事件などの朝鮮人・中国人「強制連行」などを報道している。秋田県を代表する報道・言論機関として地元の民間放送局である秋田放送・秋田テレビ・エフエム秋田に出資しているほか、県内における文化・スポーツ等の大規模イベントに開催者として名を連ねるケースも多い。
『声の十字路』と称する読者からの投書欄が設けられているが、日常の何気ない出来事への感想や季節の話題などどちらかといえばソフトな内容の投稿が多く、地域社会が抱える課題・諸問題に対しての意見や批評・提言などといったハードな内容の投稿が掲載されることは比較的少ない。
他の新聞社同様に、Webで秋田県の最新ニュースを配信している。
イメージキャラクターとして、「ヨムトン」「ミール」「シルル」がおりこれらの名前は一般公募によって決定した。
秋田県内で競合するほかの地方紙は、大館・北秋田地域(大館市、北秋田市、北秋田郡上小阿仁村))と鹿角地域(鹿角市、鹿角郡小坂町)で「北鹿新聞」が、能代・山本地域(能代市、山本郡藤里町・三種町・八峰町)では「北羽新報」、大館・北秋田地域のおおだて新報、北秋田地域の秋北新聞が発行されている。
本社
秋田市山王臨海町1-1
支社
大館・横手の各支社はかつて周辺の各支局を統括する「総局」であった。その後、大規模な市町村合併により自治体数が急減したことに伴い、いったんほかの支局と同格となったが、2011年10月から支社に格上げされた[1]。
支局
鹿角市・北秋田市・能代市・男鹿市・由利本荘市・大仙市・仙北市・湯沢市
沿革
- 1873年(明治6年)
- 1874年(明治7年)2月 - 遐邇新聞(週刊)が創刊される[2]。
- 1877年(明治10年) - 遐邇新聞が日刊になる。
- 1878年(明治11年) - 遐邇新聞を秋田遐邇新聞と改題[2]。
- 1882年(明治15年) - 秋田遐邇新聞を秋田日報と改題。主幹、大久保鉄作。
- 1883年(明治16年) - 主筆に木堂犬養毅を迎える(数ヶ月で帰京)。
- 1884年(明治17年) - 秋田青森函館新報と改題、函館で発行。
- 1887年(明治20年) - 秋田青森函館新報を秋田新報として復刊。
- 1889年(明治22年) - 秋田魁新報と改題。
- 1915年(大正4年) - 東京に特置出張員を置く(東京支社の前身)。
- 1925年(大正14年) - 県内8カ所に通信部を置く。
- 1931年(昭和5年) - 秋田市大町一丁目に鉄筋コンクリート3階建ての新社屋が完成。
- 1945年(昭和20年) - 「月間さきがけ」創刊。(昭和25年5月号で終刊)
- 1949年(昭和24年) - 「秋田スポーツ」創刊。(同年7月終刊)
- 1952年(昭和27年) - 朝夕刊のセット版開始。仙台支局を10年ぶり復活。
- 1953年(昭和28年) - 「秋田魁年鑑」28年度版から刊行。
- 1966年(昭和41年) - 秋田魁新報「縮刷版」(7月号から刊行、昭和49年2月廃刊)。
- 1968年(昭和43年) - 本紙連載企画「吹っ飛ばせ 県民病」が新聞協会賞を受賞。
- 1973年(昭和48年) - 元旦号116ページ(別冊含む)は日刊紙としては新記録。
- 1974年(昭和49年) - 本紙連載企画「豊かさの条件」が新聞協会賞を受賞。
- 1981年(昭和56年) - 新聞製作が電算編集オンラインシステムに移行。
- 1987年(昭和62年) - 元幹部社員の書いた小説「虫けらの魂」が県内でベストセラーに。この本によって、秋田魁新報社の会長が経営するゴルフ場の改造を、社の幹部が中心となって県の治山事業として施工させたという、県と地方紙の癒着を示すスキャンダルが発覚(秋田魁新報事件)。
- 1988年(昭和63年) - ゴルフ場問題の責任をとって会長、社長、編集局長が辞任。
- 1994年(平成6年) - 新社屋(山王臨海町)へ移転。
- 1996年(平成8年) - 東北5社の「緊急時の新聞発行の相互支援協定」に調印。さきがけスポーツ創刊。
- 1997年(平成9年) - ワープロからパソコンへの更新が開始。
- 1998年(平成10年) - ホームページを開設。
- 1999年(平成11年) - 「県北」「県央」「県南」の地域版を新設
- 2000年(平成12年) - JR秋田駅など主要6駅に電光ニュース提供。
- 2003年(平成15年) - さきがけスポーツ休刊。夕刊題字をカラー、横組みに刷新。
- 2007年(平成19年) - さきがけ印刷センター本格稼働。
- 2008年(平成20年) - 9月30日発行分で夕刊を廃止。朝夕刊セット1か月で3,007円を朝刊のみ1か月で2,950円に値下げ。
- 2011年(平成23年)
- 2014年(平成26年)
テレビ・ラジオ欄
当新聞のテレビ欄には、NHK・秋田民放3局・青森放送・青森テレビ・IBC岩手放送・山形民放4局・BSデジタル・スターチャンネル1がある。詳細は以下の通り。
- ウラ一面
- メイン枠 左からNHK秋田放送局(総合・Eテレの順)・ABS秋田放送テレビ・AKT秋田テレビ・AAB秋田朝日放送・IBC岩手放送(IBCを除き開局順となっている。2007年より地上デジタルチャンネル数も表示→IBCを除く。メイン欄にIBC岩手放送が掲載された当初は、「IBCテレビ」と表示されていたが、掲載3日目からは、「IBC岩手放送」と局名に"岩手"と入れた上、欄外に「IBC岩手放送はCNA秋田ケーブルテレビなどの受信者がご覧になれます。」との注意書きが掲載されたがその後掲載がなくなっている)
- 民放2局時代は、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、NHK総合テレビ、NHK教育テレビの順番で掲載され
- 縦に上から青森放送、IBC岩手放送、山形放送の順にハーフサイズで正午以降の番組から掲載されていた。
- 秋田朝日放送開局からテレビ欄をリニューアルし秋田朝日放送のテレビ欄の隣りにNHK総合・教育テレビのテレビ欄が掲載される。リニューアル後は、青森、岩手、山形のテレビ欄は、横に掲載されるものの正午以降の番組が掲載されていた。
- 一時期、各局の問い合わせ代表電話番号をそれぞれの番組表の末尾に掲載したことがあったが、現在は各局最上段の局名カットのところに記載されている。
- 右枠 BS1・BSプレミアム(BSプレミアムの下にE テレのサブチャンネル番組表あり。なお、ワンセグ2の番組表は掲載されていない)
- その他
- ラジオ欄 左からABSラジオ・NHK 第1・NHK 第2・NHK FM・エフエム秋田・ラジオNIKKEI(第1のみ、エフエム秋田の欄の下側に夕方の番組から掲載)
- 第2テレビ欄 上から山形放送テレビ・山形テレビ・テレビユー山形・さくらんぼテレビ・青森放送テレビ(青森放送)・青森テレビ 同ページにBSデジタル(左上よりBS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSジャパン・BSフジ・スターチャンネル1・BSイレブン・トゥエルビ・WOWOWプライムの番組表がある(WOWOWは2008年12月よりウラ一面から移動)。
- 地元特集
- 70年代前半までは、最終面に他県のテレビ局として青森放送・IBC岩手放送・東北放送の午後0時以降の番組欄が、ラジオでは文化放送の深夜帯の番組欄を掲載。70年代後半から80年代後半までは、他県のテレビ局の掲載が、東北放送から山形放送に変わり、(ただし、午後0時以降の掲載は変わらず)ラジオは、旧ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI。ただし夕方以降のみの掲載)を除く、エリア外のラジオ局の掲載が無くなった。
- コミュニティFM欄 FM765 秋田コミュニティ放送・エフエム椿台 県南版エフエムゆーとぴあ(湯沢市。交通情報と同じ場所に掲載)2007年5月までは、新聞休刊日にあたる日の番組欄は掲載されなかったが、同年6月の新聞休刊日からは、2日分掲載されるようになった。
現在は解説欄は無いが、1980年代までは「今夜の見もの聞きもの」と題した番組の解説欄が存在した。なお、日曜日には翌日からの「朝の連続テレビ小説」(NHK総合 月〜土8:15 - 8:30 12:45 - 13:00、BS2 7:30 - 7:45・19:30 - 19:45)・「THKドラマ」(AKT 月〜金13:30 - 14:00)のあらすじを掲載している。
第2テレビ欄
山形県の民放テレビ4局すべての番組表が掲載されているが、青森県の民放テレビ局のうち青森朝日放送の番組表は掲載されていない(ただし、いずれも主に時間、番組タイトルを中心に掲載)。
提供・主催
- テレビ
- 秋田放送
- さきがけABSニュース
- ワイドレーダーあきた→ABSニュースワイド→プラス1あきた→Newsリアルタイムあきた→ABS news every.
- 秋田朝日放送(秋田魁新報との資本関係はないが各種イベントの共催・後援などでの協力関係あり)
- ラジオ
- エフエム秋田
- 秋田歳時記あれこれ(月曜〜金曜15:55 - 16:00 メインスポンサー)
- 同局の定時ローカルニュースとして「AFMさきがけニュース」も放送されている。
- イベント
さきがけABSニュース
脚注
参考文献
- 「秋田市史 第四巻 近現代I 通史編」秋田市、2004年
関連項目
- さきがけスポーツ
- さきがけ文学賞
- 魁星旗争奪全国高校剣道大会
- 秋田放送
- 秋田朝日放送
- 秋田テレビ
- 秋田銀行
- 北都銀行
- サン・パティオ大町 - 旧本社の一部を解体し、その跡地にできたオープンモール型店舗。
外部リンク
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