男鹿市
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テンプレート:Infobox 男鹿市(おがし)は、秋田県西部に位置する日本海に面した市。男鹿半島の大半を占める。
目次
地理
男鹿市は、男鹿半島のほとんどを占め、3方を日本海に囲まれている。男鹿半島には、寒風山と本山の2つの山があり、滝川を初めいくつかの河川が海に向かって流れる。市西部には、戸賀湾があり、戸賀港や市役所の戸賀出張所が置かれる。また、北西端には入道崎がある。市南部は、人口が集積し、鉄道が通り市役所が置かれる。
隣接している自治体
歴史
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 南秋田郡船川港町、脇本村、五里合村、男鹿中村、戸賀村が合併して、旧・男鹿市が誕生する。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 南秋田郡北浦町、船越町が旧・男鹿市に編入される。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 払戸村(ふっとむら)、潟西村が合併して、琴浜村が誕生する。
- 1970年(昭和45年)11月1日 - 琴浜村が町制を施行する。即日改称して、若美町となる。
- 2005年(平成17年)3月22日 - 旧・男鹿市、若美町が合併して、新制の男鹿市が発足する。
事件
不祥事
- 2007年(平成19年)9月
- 全国で過去の社会保険事務所での国民年金着服・横領問題を調査した結果、男鹿市は秋田県内全市町村で窓口職員における横領・着服の件数が最も多かった。市区町村職員による国民年金保険料の横領問題で、秋田県男鹿市は10月5日、時効が成立していない事案1件について、刑事告発しないと発表した。理由は全額弁済されているほか、着服したのは当時の嘱託職員で、退職して社会的制裁を受けていることなどを理由としている。男鹿市福祉部によると、国民年金課の収納指導員だった当時40歳代の女性職員が、1998年(平成10年)4月から2001年(平成13年)12月にかけて計21回にわたり、預かった保険料計194万1800円を着服した[1]。
市長
- 職務執行者…佐藤文衛(旧・若美町長)
- 初代…佐藤一誠(旧・男鹿市長。2005年4月17日就任、2009年4月3日付辞職)
- 職務代理者…副市長
- 2代目…渡部幸男(旧市初代市長・中川重春の甥。元・県議会議員。2009年4月14日就任)
平成の大合併で、新設合併にともなう市町村長選挙において、秋田県内では唯一無投票で初代市長が決まっている。
旧・男鹿市
地域
人口
医療
教育
高等学校
中学校
- 男鹿市立男鹿北中学校
- 男鹿市立男鹿南中学校
- 男鹿市立男鹿東中学校
- 男鹿市立潟西中学校
小学校
- 男鹿市立船川第一小学校
- 男鹿市立船川南小学校
- 男鹿市立船越小学校
- 男鹿市立北陽小学校
- 男鹿市立脇本第一小学校
- 男鹿市立払戸小学校
- 男鹿市立野石小学校
- 男鹿市立美里小学校
産業
漁業
鉱業
商業施設
船川港地区
脇本地区
船越地区
- ケーズデンキ男鹿パワフル館(デンコードー運営)
- スーパーセンターアマノ男鹿店
金融機関
郵便局
提携都市
- テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 カリフォルニア州 テンプレート:仮リンク
- 1994年(平成6年)8月18日、旧・若美町が姉妹都市を提携。
交通
鉄道
バス
道路
港湾
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 入道崎
- 入道埼灯台(日本の灯台50選)
- 男鹿国定公園
- 男鹿温泉郷
- 男鹿温泉交流会館「五風」(青森県の彩書家:手間本北栄の作品収蔵)
- 真山・本山・毛無山(男鹿三山)
- 宮沢海水浴場
- 五里合海水浴場
- 戸賀海水浴場
- なまはげ
- 秋田県立男鹿水族館
- 男鹿日本海花火
出身有名人
- 天野芳太郎(アンデス文明研究家、実業家)(脇本村出身)
- 伊藤サチコ
- 粟津號(俳優)(船越町出身)
- 落合博満(野球選手、中日ドラゴンズ前監督)(若美町出身)男鹿市名誉市民
- 小松直之(イラストレータ)(若美町出身)
- 佐野正文(ラグビー選手)
- 薄田美朝(群馬県知事、鹿児島県知事、警視総監、衆議院議員)(五里合村出身)
- 武田哲哉(秋田テレビアナウンサー)
- 中村和雄(バスケットボール指導者、秋田ノーザンハピネッツヘッドコーチ)(船越町出身)
- 夏井昇吉(柔道家)(船川港町出身)
- 西村祥治(海軍中将)(船越村出身)
- 吉田義人(ラグビー選手、明治大学ラグビー部監督)
- 大浪妙博(元力士)
その他
脚注
- ↑ 元職員を告発せず 男鹿市、年金保険料着服問題で 秋田魁新報(2007年10月6日)テンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 旧男鹿市は、かつての秋田県中央信用組合の本拠地であったが、破綻にともない本店近くに事業を譲受された秋田信用金庫が有人出張所(船越支店男鹿出張所)を設置している。旧本店ビルは男鹿市商工会に売却されることになり、2006年(平成18年)9月にオガルベの名前で新たな男鹿市商工会館としてリニューアル。同市中心部における再開発拠点となる。それ以前の男鹿市商工会の建物は再開発の予定。