UEFAチャンピオンズリーグ
テンプレート:Redirect テンプレート:国際サッカー大会 UEFAチャンピオンズリーグ(テンプレート:Lang-en-short)は、欧州サッカー連盟(UEFA)の主催で毎年9月から翌年の5月にかけて行われる、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会である。CL、UCLとも略記される。1955年にチャンピオン・クラブズ・カップの名称で始まった。当初は各国リーグの優勝クラブの大会だったが、1990年代に参加クラブ数、資格が拡大された。
1992年より前は、大会の正式名称は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ European Champion Clubs' Cup」であったが、大抵の場合単純に「ヨーロピアン・カップ」と呼ばれた[1]。
概要
欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会であり[2][3]、各国リーグ戦の上位クラブが総登場することから世界的な注目を集める。世界中の名選手が欧州に集中する現在のサッカー界においては、事実上世界一レベルの高いクラブチームのコンペティションと看做されており、FIFAワールドカップと並んで世界中のサッカー選手が憧れる大会、目指すタイトルである。
決勝のテレビ視聴者は毎年1億人を越え[4]、ここ数年はアメリカNFLのスーパーボウルを上回り、毎年行われるスポーツイベントとしては世界一の視聴者数を誇るとされる(2013年の決勝の推定視聴者数は全世界で平均1億5000万人)。勝ち上がるごとにクラブには莫大な収益がもたらされ、優勝クラブは名実共に欧州一の称号を得られることから、自国のリーグ戦よりもこちらで勝つことを優先しているクラブも数多い。
歴史
本大会は1955年に、フランスのスポーツ誌レキップの記者・編集者だったガブリエル・アノの提案によって開始された[5]。これは、1948年の南米クラブ選手権(南米各国の国内クラブ王者による大会)の大成功に着想を得て企画された[6]。1950年代に行われた親善試合を受けてウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが「世界チャンピオン」であるとする英国マスコミによる宣言に対する反応として、アノは全ヨーロッパ大陸のトーナメントを実現するようUEFAを最終的に何とか説得した。トーナメントはヨーロッパ各国の国内リーグ王者による大会、「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ (European Champion Clubs' Cup)」、略称「ヨーロピアン・カップ (European Cup)」として考案された。
大会は、1955-1956年に、ホーム&アウェーの2試合の合計スコアで争われるノックアウト方式を採用して開始された。1992年までは、参加チームは国内リーグの勝者と前年のヨーロピアン・カップ覇者に制限されていた。1992-1993シーズンから、グループステージが導入され「UEFAチャンピオンズ・リーグ (UEFA Champions League)」と改称した。以後、参加資格や予選ラウンド数、グループ構成など様々な変更が行われている。1997-98シーズンには、UEFAランキング上位いくつかの国内リーグの準優勝チームにも参加資格が拡大された。現在はさらに、ランキング低位の国のチャンピオンはさらに多くの予選ラウンドを戦い、ランキング上位の国の上位クラブは、後から予選に参戦するように予選システムが変更されている。現在、ランキングの最高位に位置する国々は4クラブまで参加資格が認められている。
1960年から2004年まで、本大会の勝者はインターコンチネンタルカップに参加し、南米大陸のコパ・リベルタドーレス勝者と対戦した。2005年以降は、FIFA主催のクラブワールドカップへの出場権を自動的に得ることになっている。
開催方式
国別出場枠
UEFAに加盟する各国地域内での前年度リーグ戦の上位クラブが参加できる。国別の出場枠およびどのレベルから参加できるかは、UEFAの国別ランキングで決まる。
- UEFAランキング1位〜3位の国: 4クラブ
- UEFAランキング4位〜6位の国: 3クラブ
- UEFAランキング7位〜15位の国: 2クラブ
- UEFAランキング16位以下の国: 1クラブ
ただしCL前年度優勝クラブは国内リーグの成績に拘わらず出場権を得るため、前年度優勝クラブがUEFAランキング4位以下の国のクラブで前年度の自国リーグの成績が出場権獲得圏内より下の順位だった場合は、その国の出場枠が1つ増える。 1つの国から出場できるのは4クラブまでと規定しているため、前年度優勝クラブがUEFAランキング3位以上の国で国内リーグ成績5位以下の場合、その国の国内リーグ4位クラブは予選出場権が無くなりUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を得る[7]。
上記の規定により、2012-13シーズンのチェルシーは前年度国内リーグ成績6位だったが前年度CL優勝枠で出場となり、本来なら出場権を得る4位のトッテナム・ホットスパーがELに回ることになった。
なおUEFAは、2015-16シーズンから前年度EL優勝クラブにも出場権を与える事を決定した(プレーオフから参加。但し前年度CL優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合はグループステージから)。これに伴い、1つの国からの最大出場枠が4から5に拡大する[8]。
予選
予選は次の二つのルートで行われる。どのラウンドも1対1のホーム&アウェー方式で行われる。組み合わせ抽選は、シーズン開幕時に確定したクラブ・ランキングに従ってシード分けした上で行われる。
国内リーグ優勝チーム予選
- 1次予選
- UEFAランキング48~53位の国のリーグ戦優勝クラブ6チームによって争われ、勝者3クラブが2次予選進出
- 2次予選
- UEFAランキング16位〜47位の国のうち、国内にリーグ戦を有さないリヒテンシュタインを除く国のリーグ戦優勝クラブ31チームと1次予選の勝者3チームの34チームによって争われ、勝者17チームが3次予選進出
- 3次予選
- UEFAランキング13位〜15位の国のリーグ戦優勝クラブ3チームと2次予選の勝者17チームの20チームによって争われ、勝者10チームがプレーオフ進出。
- プレーオフ
- 3次予選の勝者10チームによって争われ、5チームがグループリーグへ進出
国内リーグ上位チーム予選
- 3次予選
- UEFAランキング6位の国のリーグ戦3位クラブとUEFAランキング7位〜15位の国のリーグ戦2位クラブの10チームによって争われ、勝者5チームがプレーオフ進出。
- プレーオフ
- UEFAランキング1位〜3位の国の4位クラブ3チームとUEFAランキング4位〜5位の国の3位クラブ2チーム、および3次予選の勝者5チームの10チームによって争われ、勝者5チームがグループリーグへ進出。
ただし前年度優勝クラブが、UEFAランキング3位以上の国であるか、国内リーグ成績が本大会もしくは予選出場権獲得圏内だった場合、予選の枠組みに変動がある。
予選3回戦で敗退したチームは、ELのプレーオフに進出する。また、予選プレーオフで敗退したチームは、ELのグループリーグに回る。
本大会出場チームの構成
- UEFAランキング1位〜12位の国の優勝クラブ(12)
- UEFAランキング1位〜6位の国の2位クラブ(6)
- UEFAランキング1位〜3位の国の3位クラブ(3)
- 優勝チーム予選を勝ち上がってきたUEFAランキング13位以下の国の優勝クラブ(5)
- 上位チーム予選を勝ち上がってきたUEFAランキング1~15位の国の2~4位クラブ(5)
- UEFAチャンピオンズリーグ前年度優勝クラブ もしくはUEFAランキング13位の国の優勝クラブ(1)
前年度優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合、UEFAランキング13位の国の優勝クラブが予選を免除され、本大会の出場権を得る。
本大会の概要
グループリーグは32クラブを4クラブ×8グループに分ける。ホーム・アンド・アウェー方式の2回総当りで争い、各組2位までの16チームが決勝トーナメントに進む。また、グループリーグ3位のチームはELの決勝トーナメントに回る。そのうちの上位4チームは、ELグループリーグの首位とともに、決勝トーナメント1回戦でシードされる。
勝ち点が同じチームが出た場合の順位の付け方は以下の順に順位が付けられる。
- 該当チーム同士の直接対決における勝点
- 該当チーム同士の直接対決における総得点
- 該当チーム同士の直接対決におけるアウェイゴール数
- 全試合の得失点差
- グループリーグにおける総得点
- UEFAランキングの上位の国と地域
決勝トーナメントは16クラブによるホーム&アウェー方式によるトーナメントで、2試合の通算得点が同じ場合はアウェーゴールの多い方が勝者となる。それでも勝者が決まらない場合は、2試合目の試合後に前後半15分の延長戦を行う。 延長戦後、得点数が同数であった場合にもアウェーゴールが適用され、アウェークラブが次のラウンドに進出する。 延長戦で両軍とも無得点の場合はPK戦で勝者を決定する。
準々決勝以降は再度組み合わせ抽選を決勝戦開催地(2009-10シーズン以降はスイスのニヨン)にて実施、そこで前年優勝クラブから優勝カップを返還する。
決勝戦は事前に決定された試合地での1試合決着とし、90分で決しない場合は延長戦を行い、さらに決しない場合はPK戦となる。
開催日は概ね火曜日・水曜日。決勝戦は5月の最終水曜になることが多かったが、2009-10シーズンから土曜開催になった。
抽選のシステム
グループリーグでは、まず32クラブを過去のCLやELの成績などで決定されるUEFAランキングにより8チームずつ4つのポットに分ける。そのポットから1クラブずつ選び4クラブが1つのリーグに入る。その際に同国のチームが同じリーグに入らないように考慮される(カントリープロテクション。特例出場の場合は考慮されない。2005-06の大会では特例で出場したリヴァプールは同じイングランドのチェルシーと同組になっている)。またグループA-Dを赤、E-Hを青とし、同じ国から2クラブ出場する場合はペア、3クラブ出場する場合は2クラブがペア、4クラブ出場する場合は2組のペアとし、ペア同士が同じ色のグループに入らないように抽選する(例えば同じ国からクラブYとクラブZが出場する場合、YがグループA-Dのどれかに入ればZは自動的にグループE - Hのどれかに入ることになる)。これは同国クラブの戦う曜日が被らないようにするために行われる。また、抽選後にコンピュータによりグループ内での序列を計算し、同国チームのホームとアウェーが被らないように調整する(序列1はAHAHHA、序列2はHAHAAHとなりH&Aが対になっている。序列3はAHHAHA、序列4はHAAHAHである)。同じ国から2クラブ出場の場合は1と2との対、もしくは3と4との対になるように調整し、4クラブ出場の場合でも同じ国内で同じ曜日にホームゲームが行われることはなくなる。ただし例外が2006-07シーズンにあった。このシーズンはロシアからCSKAモスクワとスパルタク・モスクワの2クラブが出場した。ロシアは気温が低いのでグループリーグの最終戦が行なわれる12月にホームゲームを避けるために両クラブが最終戦をアウェーで戦った(このためホームとアウェーを別々に行なえたのはグループリーグ全6節中2節だけになった)。なお同じく気温が低く2クラブ出場の可能性があるノルウェーのクラブが2クラブ出場する場合も同様の措置を採ることになっている(2005-06シーズンに可能性があった)。
決勝トーナメント1回戦ではグループリーグ1位のクラブと2位のクラブが当たるように抽選する。その際も同国のクラブ同士が対戦しないように考慮される。また、グループリーグで対戦したクラブとも当たらないよう考慮される。抽選はグループリーグ2位の8クラブの玉を入れたポット、1位のクラブについてそれぞれ複数の玉を入れた8つのポット、そして1位のクラブを抽選するための空のポットの計10ポットを用意して行われる。そして、まず2位のチームのポットから1チームを選び、前述の条件により対戦可能なクラブの玉を空のポットに入れて抽選することで組み合わせが決まる。この作業を8カード決まるまで繰り返す。
1回戦が終わると8クラブで再び抽選が行われる。準々決勝以降はカントリープロテクションは考慮されない。従来はこれが最後の抽選で準々決勝および準決勝の組み合わせを決めていたが、2012-13シーズンより準決勝も抽選を行うようになった。
選手登録のルール
各クラブは、事前に選手のAリストとBリストを提出。Aリストは25名までで、以下の制限がある。
- 予選では各ラウンド毎に期限までに提出する。本大会グループステージに向けて提出したリストは基本的に決勝まで変更不可だが、1月に限り3人まで登録選手の入れ替え・追加が可能。
- うち2人はGKでなければならない。
- 8人以上が「自国育成選手」でなければならず、さらにそのうちの4人以上が「クラブ内育成選手」でなければならない
- (「自国育成選手」とは「協会域内育成選手」と「クラブ内育成選手」を含めた総称である。「クラブ内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。「協会域内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブ、または当該のクラブが所属するサッカー協会に属するクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。)
- 冬の移籍期間に新加入した選手が前所属クラブでCL本大会に出場歴のある場合、1月に新たな所属クラブで出場登録はできない。EL本大会に出場歴のある選手は、1月に1人に限り登録が可能。なおCLの予選、ELの予選のみに前所属クラブで出場歴がある選手に関しては、新たな所属クラブで本大会に登録できる(2011-12シーズンまでは前所属クラブが敗退していない場合は登録不可だった)。
Bリストには、試合前日の24:00(中央ヨーロッパ時間)までに申請すれば、登録資格のある選手を無制限に登録できる。Bリストへの登録資格は、シーズン開幕21年前の年の1月1日以降に生まれた選手で、15歳の誕生日以降、継続して2年以上当該クラブに所属歴がある選手とする。 16歳の選手の場合は、2年以上継続して在籍していれば登録可能とする。
過去の大会における主な変更点
- 1991-1992シーズン
- 4チーム×2のリーグ戦を導入。
- 1992-1993シーズン
- 大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグに変更。
- 1994-1995シーズン
- ホーム&アウェーの総当り戦による4チーム×4グループのリーグ戦を導入。UEFAランキング上位8カ国のチームあるいは前回優勝チーム(1993-1994シーズンは、前回王者のオリンピック・マルセイユは不参加)が本大会でのシード権を獲得。それ以下の国のチームは予選を行って勝ち上がったチームが本大会に出場する。
- 1996-1997シーズン
- 大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグからUEFAチャンピオンズリーグに変更。アンセム、大会公式球の導入。また、ユニフォームの袖に大会公式ワッペンを付けることが義務づけられた。
- 1997-1998シーズン
- 従来からの国内リーグ1位のチームに加えて、国内リーグ2位のチームにも出場権が認められた。但し、国内リーグ2位のチームは予備予選で勝ち上がる必要がある。本大会出場チームが16チームから24チームに増加し、グループも4から6に増加した。これに伴い、グループリーグでの決勝トーナメント進出条件が変更され、各グループ1位のチームと2位の中で最も成績の良かった上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式に変更された。
- 1999-2000シーズン
- 予選方式、本大会方式が大幅に変更された。これはUEFAカップウィナーズカップが廃止されたための変更であるが、1990年代後半から水面下で動いていたスーパーリーグ構想にUEFAが対処しなければならなかったという見方が強い。本大会の出場チームは、24チームから32チームに拡大し、ランキング上位国に与えられる出場枠は4チームに増加。グループリーグは従来からの1次リーグに加えて2次リーグが追加導入され、1次リーグ、2次リーグ共に、各グループ上位2チームが通過という条件に戻った。また、1次リーグで3位に入ったチームは、UEFAカップに回ることになった。しかし、リーグの拡大に伴って試合数も増加し、2次リーグに進出したチームは最低でも12試合を消化しなければならず、さらに決勝戦に進出した場合は合計で17試合も消化しなければならないため、疲労の蓄積や怪我の続出、試合数の増加によるレベルの低下が懸念されたことから、各クラブや選手、監督の間で不満が続出し、後に2003-2004シーズンでの大会システム変更に繋がった。
- 2003-2004シーズン
- 本大会の出場チーム数は32チームであるが、過密日程の元凶となっていた2次リーグを廃止して、決勝トーナメント出場チーム数が8チームから16チームに変更されたことで、各クラブや選手、監督の間で不評だった部分が一部解消されている。これにより、グループリーグで消化しなければならない試合数は6試合に減少、決勝戦までに消化する試合数は最大で17試合から13試合に減少しており、試合数の増加に伴う疲労の蓄積と怪我の問題、試合レベルの低下がある程度是正された。
- 2006-2007シーズン
- 前年度優勝クラブはグループリーグにシードされる事となった。過去に、2004-05シーズンに優勝したリヴァプールがプレミアリーグではリーグ5位に終わったため、本来ならば2005-2006シーズンはUEFAカップに回る事となるはずだったが、王者としての防衛権の必要性から、2005-2006シーズンは予備予選からの参加となった。
- 2009-2010シーズン
- 予選なしで出場できるチームが16チームから22チームに拡大され(21+前年度優勝クラブ)、出場枠がUEFAランキング上位9カ国から12カ国(前年度優勝枠次第で13カ国)へ、ランキング上位3カ国は上位2チームから3チームへ変更された。予選が国内リーグ優勝チーム予選と国内リーグ上位チーム予選の二つの経路に分かれた。予選が3回戦から4回戦に拡大され、4回戦はプレーオフと命名された。上位チーム予選は3回戦とプレーオフのみとなる。
賞金
2012/13シーズンの例[9]。
- プレイオフ敗退: €2,100,000
- グループステージ進出: €8,600,000
- グループステージでの勝利: €1,000,000
- グループステージでの引き分け: €500,000
- 決勝トーナメント進出: €3,500,000
- 準々決勝進出: €3,900,000
- 準決勝進出: €4,900,000
- 準優勝: €6,500,000
- 優勝: €10,500,000
これに加えて、「マーケットプール」という各国の広告やテレビ放映権料の割合による加算が行われる。2012/13シーズンの場合、ユヴェントスは上記の賞金の合計2050万ユーロに加え、マーケットプール4481万5000ユーロが加算され6531万5000ユーロとなる。これは優勝したバイエルン・ミュンヘンの賞金3600万ユーロ、マーケットプールの1900万ユーロ、合計5500万ユーロよりも多い[10]。
結果
統計
クラブ別成績
注1:前身のUEFAチャンピオンズカップ時代も含む。
注2:優勝年度及び準優勝年度は、優勝が決定した年を並べている。例えば、1955-56年度王者は1956年としている。
クラブ所在国別成績
国・地域名 | テンプレート:Abbr | テンプレート:Abbr |
---|---|---|
テンプレート:Flagicon スペイン | 14 | 10 |
テンプレート:Flagicon イタリア | 12 | 14 |
テンプレート:Flagicon イングランド | 12 | 7 |
テンプレート:Flagicon ドイツ | 7 | 10 |
テンプレート:Flagicon オランダ | 6 | 2 |
テンプレート:Flagicon ポルトガル | 4 | 5 |
テンプレート:Flagicon フランス | 1 | 5 |
テンプレート:Flagicon スコットランド | 1 | 1 |
テンプレート:Flagicon ルーマニア | 1 | 1 |
テンプレート:Flagicon セルビア | 1 | 1 |
テンプレート:Flagicon ギリシャ | 0 | 1 |
テンプレート:Flagicon ベルギー | 0 | 1 |
テンプレート:Flagicon スウェーデン | 0 | 1 |
注:前身のUEFAチャンピオンズカップ時代も含む。
連覇
クラブ名 | 数 | 達成年 |
---|---|---|
テンプレート:Flagicon レアル・マドリード | 5 | 1956,1957,1958,1959,1960 |
テンプレート:Flagicon アヤックス | 3 | 1971,1972,1973 |
テンプレート:Flagicon バイエルン・ミュンヘン | 3 | 1974,1975,1976 |
テンプレート:Flagicon ベンフィカ | 2 | 1961,1962 |
テンプレート:Flagicon インテル | 2 | 1964,1965 |
テンプレート:Flagicon リヴァプール | 2 | 1977,1978 |
テンプレート:Flagicon ノッティンガム・フォレスト | 2 | 1979,1980 |
テンプレート:Flagicon ミラン | 2 | 1989,1990 |
注1:前身のUEFAチャンピオンズカップ時代も含む。
注2:優勝年度は、優勝が決定した年を並べている。例えば、1955-56年度王者は1956年としている。
補足
ユニフォーム
大会出場全チームには、右袖に星をイメージした大会公式球をモチーフとしたロゴ(通称:スターボール)がつけられる。前シーズン優勝クラブだけは別で、紺地に公式球、また中央に○○/○○ CHAMPIONS(○○/○○には前シーズンの数字が入る)と書かれたバッジが付けられる。
また、クラブによって、選手は各国リーグ戦で用いているユニフォームとはスポンサーやデザインが異なった欧州カップ戦用ユニフォームを着用することがある。例えばバイエルン・ミュンヘンは、リーグ戦のユニフォームは赤であるが、チャンピオンズリーグでは異なる色がホームユニフォームの色である。
青地に優勝トロフィーと優勝回数が描かれた楕円形のバッジを左袖につけているクラブが存在する。このバッジをつけることができるのは、後述のビッグイヤーの永久保持を認められたチームのみである。
公式試合球
2002-2003年大会以降はアディダスの「フィナーレ」(en:Adidas Finale)が使用されている。公式ロゴの「スターボール」同様に表面に星をデザインした模様がプリントされている。
優勝カップ「ビッグイヤー」
テンプレート:Main 優勝カップはビッグイヤーと呼ばれる。優勝トロフィーの把手の形が大きく耳の形に似ていることからついたものである。
現在のトロフィーは高さ73.5cm、重さ8.5kgである。初代から数えて6代目であり、現在のデザインになってからは5代目である。2006年に製作された。
それまでのトロフィーは小ぶりなものだったが1967年、5連覇を果たしたレアル マドリードにオリジナルのトロフィーが渡されたのをきっかけに、当時のUEFA事務局長ハンス・バンゲルターがデザインを一新することを決めた。現在のデザインはベルンの鋳物職人、ユルグ・シュタデルマンが本体の鋳物作業を行い、彫刻家のフレッド・ベニンガーが仕上げを施して完成させた。製作には340時間掛かった。
3連覇もしくは5回の優勝で永久保持が許される。
永久保持が認められたクラブ:
- テンプレート:Flagicon レアル・マドリード(優勝10回、5連覇)
- テンプレート:Flagicon ミラン(優勝7回)
- テンプレート:Flagicon バイエルン・ミュンヘン(優勝5回、3連覇)
- テンプレート:Flagicon リヴァプール(優勝5回)
- テンプレート:Flagicon アヤックス(3連覇)
賛歌
テンプレート:Main 大会がUEFAチャンピオンズリーグに変更された1992年以降はテーマ曲「UEFAチャンピオンズリーグ賛歌(UEFA Champions League Anthem)」が使われている。ヘンデルの「司祭ザドク(Zadok the priest)」のメロディをベースに、イギリス人トニー・ブリテンが作詞とアレンジを加え創り上げた。 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、セント・マーチン・アカデミー合唱団の合唱をレコーディングしたものが試合開始前や、テレビ中継開始時と終了時に流される。
UEFAの公式言語である英語、ドイツ語、フランス語によって、荘厳と熱狂とを併せ持って歌われるサビは、そのシンプルながら美しいメロディとも相まって、これから始まる試合に対する選手やファンの興奮と期待をかき立てるのに一役買っている。
なお、本賛歌のオリジナルバージョンは、二つの短いヴァースとコーラスからなる3分程の曲であるが、商業ベース(CD等)でリリースされたことは今まで無い。試合開始前やテレビ中継において流されるのは、後半の「Ils sont les meilleurs…」以下のコーラス部分をアレンジしたものである。
Ils sont les meilleurs(フランス語:彼らは最高だ)
Sie sind die Besten(ドイツ語:彼らは最高だ)
These are the champions(英語:彼らがチャンピオンだ)
Die Meister(ドイツ語:道を極めし者)
Die Besten(ドイツ語:最高の者)
Les Grandes Equipes(フランス語:偉大なチーム)
The Champions(英語:それがチャンピオン)
オフィシャルスポンサー
- ハイネケン(2004-05までは傘下のAmstel(イタリアではBirra Moretti),Buckler)
- ウニクレーディト
- ソニー・コンピュータエンタテインメント(プレイステーション3,PSP,PS VITA)
- マスターカード
- 日産自動車(2014-15シーズンから4シーズン契約)
- ガスプロム
過去のオフィシャルスポンサー
- マース インコーポレイテッド(M&M's、スニッカーズ)
- ナイキ
- コンチネンタルタイヤ
- フィリップス
- キヤノン
- リーボック
- マクドナルド
- RTLグループ
- フェレロ(nutella)
- シャープ
- ボーダフォン
- ソニー(BRAVIA,Cyber-shot,VAIO,WALKMAN)
- フォード(2013-14シーズンまで)
オフィシャルサプライアーパートナー
テレビ中継
チャンピオンズリーグの中継映像はUEFAが統括した上で、試合ごとのホスト局が中心となって制作される。これらの中継におけるスケジュールはフォーマット化されており、放映権を持つテレビ局に配信される。ホスト局は海外メディアが現地中継を行うための放送席用の機材の準備なども担当する。
また、放映権を持つテレビ局はミックスゾーンでの選手インタビューを行うことができる。
日本でのテレビ中継
放送局 | 予選 | 本選グループリーグ | 本選決勝トーナメント | 決勝 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
スカパー! | プレイオフのみ5試合程度生中継 | 全試合中継 (各節8試合以上生中継) |
全試合生中継 | 生中継 | 日本におけるメインライセンス保持。 J SPORTSでの生中継試合はスカパー!・J SPORTS共同制作となり、スカパー!での録画中継でも放送される |
J SPORTS | 放送なし | 各節数試合中継 (うち1試合以上生中継) |
一部録画中継 | 録画中継 | スカパー!からのサブライセンス。J SPORTSでの録画中継はスカパー!制作のものを放送 |
フジテレビ | 放送なし | 一部録画中継 | 一部録画中継 | 生中継 (FNS全国ネット) |
スカパー!からのサブライセンス。決勝以外は原則として関東ローカル |
優勝チームはトヨタカップの出場権を獲得することもあって、かつては決勝のみ日本テレビで放送されていた。
本格的に放送されるようになったのは、スポーツ・アイ ESPN(J sports 3の前身)で1996-97シーズンより。翌1997-98シーズンよりWOWOWが放映権を獲得した。BSデジタル放送開始から、各節最大4試合生中継(アナログでは2試合生中継、2試合録画中継)、木曜の夜に1試合録画中継したが、それ以外の試合は中断期間まで待つ必要があった。
地上波では、TBSが放映権を獲得。毎節最大2試合放送したが、全国放送ではなく、ローカルセールス枠での扱いであり後番組の時間変更ができなかったため、決勝戦でも延長・PK戦となった場合(2度)は途中で放送を打ち切らざるを得なかった。
WOWOWとの契約最終年だった2003年4月にスカパー!(現・スカパーJSAT)、J SKY SPORTS(現・J SPORTS)、フジテレビの3社が放映権獲得を発表した。
2003-04シーズンより、スカパー!ではパーフェクト・チョイス(現スカチャン)、J SPORTSで毎節8試合以上生中継を行い、決勝トーナメント以降は全試合生中継となった。録画中継となった試合でも最長で24時間以内に放送されている。スカイパーフェクTV!110(現・スカパー!e2)ではJ SPORTSで放送される試合以外視聴できなかったが、2004-05シーズン途中よりスカチャン!110(現・スカチャン)で放送開始。2006-07シーズンからはスカチャン!ハイビジョン(現・スカチャンHD800)、2007-08シーズンからはJ sports 4(ハイビジョン)でハイビジョン放送が開始されている。
フジテレビでは、毎節1試合の放送に加え、マガジンプログラム、ダイジェスト放送を行っているが、全国放送は決勝のみである(決勝戦はネットセールス枠扱いであり、試合が延長・PK戦になった場合めざましテレビの放送時間を短縮・ずらしをして行う場合がある)。
2006-07シーズンより、スカパーが単独で放映権を獲得、J SPORTS、フジテレビへはサブライセンスを行う形となった。スカパー!は全試合中継を実施し(予選はプレーオフのみ一部をセレクトして放送。予選リーグは1日に8試合行われるうち、J SPORTSとあわせて6試合程度生中継し、残り試合は録画中継する。決勝リーグは全試合生中継)、J SPORTSとフジテレビは一部をセレクトして放送する。
2009-10シーズンからは、ダイジェスト番組が日本テレビで放送されている(試合中継、マガジンプログラムは引き続きフジテレビで放送)。マガジンプログラムはUEFA制作のものをフジテレビとスカパー!が放送。フジテレビ版とスカパー!版はそれぞれが日本語化するため言い回しなどが微妙に異なる場合がある。
脚注
関連項目
外部リンク
- 大会公式サイト - UEFA.comテンプレート:En icon
- 大会公式サイト - UEFA.comテンプレート:Ja icon
- RSSSFによる記録
- European Cup all-time table (55/56-91/92)
- CL all-time table (92/93 up today)
テンプレート:Navbox テンプレート:各年のUEFAチャンピオンズリーグ テンプレート:ヨーロッパのサッカー国際大会 テンプレート:国際クラブサッカー テンプレート:FIFAクラブワールドカップ
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ ヘイゼルの悲劇を参照。
- ↑ マルセイユは八百長事件発覚のため、タイトルそのものは剥奪されなかったものの、チャンピオンとして活動する権利を失った。