ナイスホリデー木曽路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:列車名 ナイスホリデー木曽路(ナイスホリデーきそじ)は、東海旅客鉄道(JR東海)が名古屋駅 - 塩尻駅間を中央本線経由で運行する臨時快速列車である。
目次
運行
概要
名古屋駅 - 中津川駅間で土曜日・休日に運行される定期列車5705M/5744Mを延長する形で1往復が運行される。したがって、平日ダイヤでの運行はない。延長区間の列車番号は8827M/8828Mである。
なお、下り列車は東海道本線大垣発名古屋行き快速5502Fから連続して運行され、引き続いて乗車することができる。
停車駅
名古屋駅 - 金山駅 - 鶴舞駅 - 千種駅 - 大曽根駅 - 勝川駅 - 春日井駅 - 高蔵寺駅 - 多治見駅 - 土岐市駅 - 瑞浪駅 - 釜戸駅 - 武並駅 - 恵那駅 - 美乃坂本駅 - 中津川駅 - 南木曽駅 - 上松駅 - 木曽福島駅 - 藪原駅 - 奈良井駅 - 木曽平沢駅 - 塩尻駅
車両
- JR東海313系電車0番台(大垣車両区Y1 - Y15編成)・300番台(大垣車両区Y31 - Y46編成)
※2012年3月のダイヤ改正以前は、JR東海311系電車(大垣車両区G編成)が使用されていた。
また、2010年夏・秋には、311系の代わりに、大垣車両区の313系1100番台(J編成)が使用されたこともある。
運行日
春から秋の行楽シーズンに運行され、冬季の運行はないが、代わりに「きそスキーチャオ」(名古屋駅 - 藪原駅)が運行される。ただし、「きそスキーチャオ」は神領車両区所属の313系1000・1100・1500・1600番台のいずれかが使用される。
中央西線臨時快速列車沿革
赤沢森林 → 御岳赤沢
- 1987年(昭和62年) 「赤沢森林」が名古屋駅・中津川駅 - 木曽福島駅間に設定される。165系を使用。
- 1988年(昭和63年) 運行区間が名古屋駅 - 木曽福島駅間に統一される。
- 1989年(平成元年) この年は下り列車のみの運行。
- 1990年(平成2年) 列車名を「御岳赤沢」に変更。上り列車復活。またこの年の冬シーズンのみ名古屋駅 - 日出塩駅間の設定とされる。
- 1992年(平成4年) この年限りで運行を終了。「ナイスホリデー赤沢森林」に吸収される。
ナイスホリデー赤沢森林
- 1990年(平成2年) 「ナイスホリデー赤沢森林」が大垣駅 - 木曽福島駅・日出塩駅間に設定される。311系を使用。
- 1991年(平成3年) 運行区間が延長され、大垣駅 - 塩尻駅間となる。
- 1994年(平成6年) この年限りで運行を終了し、「ナイスホリデー木曽路」に移行する。
ナイスホリデー妻籠・馬籠
- 1990年(平成2年) 「ナイスホリデー妻籠・馬籠」が豊橋駅 - 名古屋駅 - 南木曽駅間に設定される。311系を使用。
- 1992年(平成4年) 運行区間が延長され、豊橋駅 - 名古屋駅 - 木曽福島駅間となる。
- 1993年(平成5年) この年は豊橋駅 - 名古屋駅 - 南木曽駅・木曽福島駅間の設定とされる。
- 1994年(平成6年) 運行区間が再び名古屋駅 - 南木曽駅に統一される。この年限りで運行を終了し、「ナイスホリデー木曽路」に吸収される。
ナイスホリデー木曽路
- 1995年(平成7年) 定期列車を延長運行する形で、「ナイスホリデー木曽路」が名古屋駅 - 塩尻駅間に設定される。
- 311系の4両編成で、うち1両が指定席。イベント時などには8両編成(うち2両指定席)とされた。
- 2001年(平成13年) この年の冬シーズンのみ列車名を「ナイスホリデー木曽街道400年」として運行。
- 2006年(平成18年) 313系が投入され、311系と併結の6両編成(うち1両指定席)で運行されるようになる。
- 2008年(平成20年) 指定席が廃止される。
- 2012年(平成24年) 3月17日のダイヤ改正より、311系から313系に変更される。
- 2014年(平成26年) 7月12日 - 8月3日、南木曽駅 - 十二兼駅間の橋りょうの橋桁が流出した影響で運休となる。