大垣車両区
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大垣車両区(おおがきしゃりょうく)は、岐阜県大垣市にある東海旅客鉄道(JR東海)の車両基地である。
歴史
- 1884年(明治17年)5月1日 - 長浜機関庫大垣分庫として開設。
- 1889年(明治22年)7月1日 - 大垣機関庫として独立。
- 1915年(大正4年)8月14日 - 名古屋機関庫大垣分庫となる。
- 1925年(大正14年)1月16日 - 米原機関庫大垣分庫となる。
- 1941年(昭和16年)12月1日 - 大垣機関区となる。
- 1954年(昭和29年)6月1日 - 現在地に移転[1]。
- 1955年(昭和30年)7月15日 - 東海道本線米原電化に併せて、大垣機関区が大垣電車区に変更され、電車の配置がされるようになる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海に継承。
- 2001年(平成13年)4月 - 車両検修部門を車両区、運転士部門を運転区へ分離し、大垣電車区から大垣車両区へ名称変更される。
配置車両の車体に記される略号
「海カキ」…東海鉄道事業本部を意味する「海」と、大垣を意味する「カキ」から構成される。なお、国鉄時代は名古屋鉄道管理局を意味する「名」と合わせて「名カキ」であった。 テンプレート:-
配置車両
以下は、2014年4月1日現在の配置車両である[2][3]。
電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
366両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 366両 |
特急形電車
一般形電車
- 311系
- 4両編成15本(G1 - G15編成)、計60両が配置されている。
- 東海道本線(菊川駅 - 米原駅間)で運用されている。313系の増備により、2006年10月1日のダイヤ改正でほとんどが普通列車での運用となった。
- 2012年3月のダイヤ改正前の行楽シーズンには「ナイスホリデー木曽路」として塩尻駅まで入線していた。過去には「ナイスホリデー近江路」として北陸本線長浜駅までの運用実績もある。
- 313系
- 0番台4両編成15本(Y1 - Y15編成)、300番台2両編成16本(Y31 - Y46編成)、1100番台4両編成7本(J1 - J7編成)、3000番台2両編成16本(R101 - R116)、5000番台6両編成17本(Y101 - Y117編成)、5300番台2両編成5本(Z1-Z5編成)、計264両が配置されている。
- 3000番台以外は東海道本線(静岡駅 - 米原駅間)で普通・快速列車として使用されている。3000番台は2011年10月に119系の置き換え用として神領車両区から転入した車両で、飯田線(豊橋駅 - 辰野駅間)・中央本線(辰野駅 - 茅野駅間)と東海道本線大垣駅 - 美濃赤坂駅間のワンマン運用を中心に運用されるほか、東海道本線豊橋駅 - 大垣駅間の一部列車でも使用される。
- 0番台・300番台は行楽シーズンには「ナイスホリデー木曽路」として塩尻駅まで入線する。
- 6両編成の5000番台は東海道本線の快速列車群での運用が中心である。
過去の配置車両
- 急行形電車
- 近郊形電車
- 旧形電車
- 事業用電車
- 荷物車など