ピタゴラスイッチ
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『ピタゴラスイッチ』は、2002年4月9日からNHK教育テレビで放送している、子供たちの「考え方」を育てる幼児向けのテレビ番組である。
『第25回 みかたをかえてみる』が、第三十回日本賞 子ども番組の部で最優秀賞を受賞(総理大臣賞)。また、「プリ・ジュネス2004」(ミュンヘン)で「6歳までのノンフィクション部門」最優秀賞受賞。
目次
概要
世界の現象・ピタゴラスの定理・原理や特徴を楽しく紹介するというテーマのもと、「スイッチ」や「しくみ」を主として、興味と知識を得られるような題材が数多く登場する。毎回付けられる副題は前半の人形劇のテーマで、車だん吉や井上順等が声優として出演している。内容の大部分は後半に放送するいくつかの小さなコーナーで占められる。2007年度から土曜日夕方に15分バージョンの再放送が実施される。2006年には携帯サイトが開設され、着メロなどがダウンロードできるようになった。
番組の監修は佐藤雅彦と内野真澄。佐藤雅彦が過去に制作した作品や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室(以下、佐藤研。佐藤は2005年度まで在籍)の学生がワークショップで作った作品が採用されている。こうした作品は当番組のほかに、書籍『ねっとのおやつ』(文庫版タイトル『四国はどこまで入れ替え可能か』)や『任意の点P』などでも紹介されている。また、近年は佐藤研の卒業生からなるクリエイティブ・グループ「ユーフラテス」もコーナーの企画・制作に携わっている。
各コーナーの映像には、NHKで過去に放送された番組やそれを模したもの(『NHKニュース』や『NHK高校講座』、スポーツ中継など)が多く使用されている。オリンピックの映像も使用されている(アテネ夏季五輪やソルトレイクシティ冬季五輪の映像)。
NHKの学校放送は新作を放送した次の1年間は再放送となるが、人形劇は毎年新作を放送する。ただしミニコーナーは使い回しが多い。学校の長期休暇中、教育テレビは学校教育放送番組の放送時刻を大幅に変更して編成しているが、当番組については通常通りの時間枠で再放送を実施。なお、2008年度は7月中旬から8月中旬まで、12月中・下旬、3月中・下旬の火・水曜日の放送は休止となった。
尚この番組には、通常の番組の他にミニコーナーや歌のコーナーを5分に再編集した「ピタゴラスイッチ・ミニ」がある。
放送開始時は4:3標準画質で制作されていたが、後にハイビジョン制作へ移行した。
放送時間
(2013年4月時点、時間はいずれもJST)
- 本放送
- 土曜日 7:45 - 8:00
- 再放送
- 月曜日 15:45 - 16:00[1]
- 2週連続で同内容を放送する(祝日などの絡みで、再放送の無い回もある)。放送開始当初から(2009年度を除く)2011年3月までは火曜日 09:15 - 09:30に放送されたが「幼稚園・保育所の時間」枠解消に伴い、現在の時間帯に変更された。なお、2007年度に始まった土曜日夕方の15分版は、当初、2週、たまに3週続けて前年度以前の放映回を放送し、夏休みや冬休みも入る予定だったが、実際には夏休みシーズンからは毎週違う回の再放送となっており、さらに2008年度からは朝晩2回の放送となるなど、過去の回を見る機会が急増することとなった。
- 詳しくは、平成19年度幼稚園保育所番組と利用の手引き参照。
また、『ピタゴラスイッチ・ミニ』というダイジェスト版が以下の時間に放送されている。
- 放送時間の経歴
- 2002年4月1日 - 2004年4月2日 月曜日 - 金曜日 16:55 - 17:00【5分】
- 2004年4月5日 - 2005年4月1日 月曜日 - 金曜日 17:35 - 17:40【5分】
- 2005年4月4日 - 2006年3月31日 月曜日 - 金曜日 8:10 - 8:15 (再)17:35 - 17:40【5分】
- 2006年4月3日 - 2007年3月31日 月曜日 - 金曜日 8:10 - 8:15 (再)17:45 - 17:50 (土曜も)【5分】
- 2007年4月2日 - 2010年3月26日 月曜日 - 金曜日 8:10 - 8:15 (再)17:25 - 17:30【5分】
- 2010年3月29日 - 2011年3月25日 月曜日 - 金曜日 8:40 - 8:45 (再)17:25 - 17:30【5分】
- 2011年3月28日 - 2013年3月29日 月曜日 - 金曜日 7:25 - 7:30 (再)17:25 - 17:30【5分】
- 2013年4月1日 - 2014年3月28日 月曜日 - 金曜日 6:35 - 6:40 (再)17:25 - 17:30【5分】
- 2014年3月31日 - 月曜日 - 金曜日 7:30 - 7:35 (再)16:15 - 16:20(火曜・木曜のみ)【5分】
ピタゴラスイッチ・ミニは、台風や地震など大規模な天災が発生した際には、予告なしに「手話ニュース」に差し替えられ、休止となる場合がある。
主なコーナー
きょうのトピック(スタジオコーナー)
百科おじさんがピタとゴラ(『大人のピタゴラスイッチ』では片桐仁)に世の中の仕組みを解説する人形劇。人形操演は木ぐつの木。「ピタゴラスイッチミニ」では放送されない。作曲は栗原正己。
ピタとゴラ(『大人のピタゴラスイッチ』では片桐仁)の疑問に百科おじさんが「詳しいことはわしの○○ページに書いてあーる」と言うが、ピタとゴラは「じーっ、子供だから、読めませーん」と言い、更なる詳細の解説のためテレビのジョンが呼ばれる、というのがお決まりのストーリー。『大人のピタゴラスイッチ』では片桐仁が拝見し、「じーっ、大人だから、読めまーす」と言ったが、難しい上に、片桐は読んだだけでは分からなかったので更なる詳細の解説のためテレビのジョンが呼ばれた。
「ピタゴラ装置」や「きょうのスレスレ」等、ミニコーナーの総集編という形で放送されることもある。
なお、主要人物4人の名前(百科おじさんは昔のあだ名)をあわせると、番組名「ピタゴラスイッチ」になる。
- 登場人物
- ピタ(声:星河舞)
- 知りたがりの灰色のペンギンの男の子。いつも被っているニット帽は、前にいた動物園でお世話になった、飼育係のおじさんにもらった物。
- ゴラ(声:西村朋紘)
- あわてものの青いペンギンの男の子。ピタが言った言葉の要点を2回繰り返すことが多い。ピタの帽子の真似をしてバケツの帽子をかぶっている。
- スー(声:うえだゆうじ)
- 気のきくねずみ。ねずみだが生まれ干支は丑年。リヤカー付きの赤い車に乗って、いろんな物を運んできてくれる。卵焼きは、醤油味が好き。SMAPの草彅剛のファン。初期はテレビのジョンのリモコンを忘れた百科おじさんにリモコンを届けるのが定番だった。
- 毎回登場するわけではない。たまに愛車のメンテナンス(カーレースに出たりするらしい)や、編み物など、車から降りて出演することもある。
- おじさんの顔をした百科事典。ピタとゴラに、世の中のことについて教えてくれる。趣味は読書。夢は大英図書館に所蔵されること。
- 各回の百科おじさんのページ数は放送内容に関連した語呂合わせになっている(例えば、712ページなら「ナイフ」、529ページなら「呉服」など)。数字の読み方もいろいろなパターンで五十音順ではなく読みはすべて中国が織り交ぜられ難解。全988ページ。
- 本名・百科一之進(ひゃっかいちのしん)。甥のディックが幼いころには、彼から「イッチ」と呼ばれていた。
- テレビのジョン(声:井上順)
- テレビの形をした、何でも映し出すテレビ犬。散歩は週に2回ぐらい。雨の日は外に出ない。パンよりもケーキが好物。
- 映像を流しているときは徳田章(NHKアナウンサー)がナレーションを行っている。
- 地デジ完全移行後も外見が4:3画面のままである。
- ディック・ショナリー(声:デーブ・スペクター)
- イギリス在住の、百科おじさんの甥。日本語の勉強をするために来日している。中身は英語で書かれているため、百科おじさんとは開き方が逆。
- 『大人のピタゴラスイッチ』に登場。普段は登場しない。
2003年度第5回「くらべてみると」の巻の解説VTRに、松本慶彦など放送当時のNECブルーロケッツのメンバー数人が出ている。その中にはNECのロゴがついたTシャツを着た選手がいた。アルゴリズムたいそう・こうしんのような企業名を隠す編集をしていない。なおこの回は2005年末に再放送されたが、そのまま放送されていた。
ピタゴラ装置
番組のオープニング・エンディング・番組途中に放送される、番組を象徴するコーナーの一つ。ただし、ミニ(5分版)ではピタゴラ装置の登場するオープニング映像とエンディング映像が省かれることもある。一度15分版でも省略された(「フレーミー」の項参照)。
「ピタゴラ装置」と呼ばれるからくり装置(所謂ルーブ・ゴールドバーグ・マシンだが、佐藤雅彦は「ピタゴラ装置=ゴールドバーグ・マシン」という表現を嫌っており、かつ、両者は全く違うものだと主張している[2])を利用して番組タイトルを完成させる。この装置は、紙コップや定規やクリップなど身の回りのもので組み立てられているが、非常に複雑な仕掛けがなされており、最初のきっかけを人力で与えたあとはすべての動きが連鎖的に引き起こされる(ドミノ倒しに似ており、その発展といえる)。
15分版ではどの装置を放送するかが毎回固定されている。対照的に「ミニ」ではオープニング・エンディング共に毎回異なる。
ピタゴラ装置の部分のみをまとめたDVD付き書籍が発売された。詳細は関連映像作品・書籍を参照。
アルゴリズムたいそう・こうしん
- アルゴリズムたいそうテンプレート:Anchors
2人1組で行う体操。アルゴリズムがテーマとなっており、1人では意味の無い動きが、2人並ぶと関連性のあるものとなる(『しゃがむ動作』が『腕を横に振る』動作と組み合わさることで『腕を避ける動作』になる、等)。いつもここからの2人がいろんな所の人たちと体操するのが恒例となっている。以下のような例がある(人名の所属団体は撮影当時のもの)。
- NHKのアナウンサーのみなさんといっしょ(徳田章・松本和也・中川緑・小野文惠)
- 田柄幼稚園のみなさんといっしょ(途中から10人→12人に変更された)
- 日本体育大学柔道部のみなさんといっしょ - 練習は5人で行った。
- 千葉県こども病院のみなさんといっしょ
- 陸奥部屋のお相撲さんのみなさんといっしょ
- 帆船日本丸の乗組員のみなさんといっしょ
- おかあさんといっしょのお兄さん・お姉さんのみなさんといっしょ(2002年当時のもの)
- 2009年に50周年バージョンにリニューアルされた。このバージョンは、レギュラーの4人+歴代の過去の歌のお兄さんお姉さん(歴代の過去の歌のお兄さんお姉さんは10代目今井ゆうぞう、19代目はいだしょうこを除く)も登場しており、おかあさんといっしょ内でも放送され、2010年1月20日にピタゴラスイッチで放送された(番組宣伝はおかあさんといっしょの歴代お兄さんお姉さんの「おかあさんといっしょ」も見てね!)。練習は6人で行った。
- ジャイアンツのピッチャーのみなさんといっしょ(内海哲也・木佐貫洋・久保裕也・林昌範)
- QRIOのみなさんといっしょ
- QRIOにアルゴリズムたいそうの動きをプログラムさせて体操させている。
- 埼玉県立浦和北高校のみなさんといっしょ
- 在校生の生徒を中心に、最大規模となる928人で体操。練習は半数の461人で行った。
- 南極地域観測隊のみなさんといっしょ
- 南極で収録された映像と、スタジオ内のいつもここからの2名による、衛星中継風な演出で行われた。22人で行っている。
- バスガイドのみなさんといっしょ
- 地下トンネル日比谷共同溝の工事現場のみなさんといっしょ
- 「共同溝」というものが一般にわかりにくかったこともあり、後日徳田章アナウンサーのナレーションによる「共同溝」の解説を追加して、再度放送された。18人で体操を行ったが、練習は9人ではなく3人で行われた。
- テレビ体操の女性アシスタントのみなさんといっしょ - 伴奏は本物のテレビ体操風にピアノで行われた。本番組としては主役を食った形となった。
- 京都の舞妓さんのみなさんといっしょ
- 舞妓さんの最後の言葉が「アルゴリズムたいそう終わりどす」になっている。
- サーカス団のみなさんといっしょ(木下大サーカスの団員と)
- なでしこジャパンのみなさんといっしょ(宮間あや・阪口夢穂・大野忍・澤穂希・安藤梢・近賀ゆかり・鮫島彩・岩清水梓)
- 新幹線にかかわるみなさんといっしょ
- 普段は撮影してはいけない場所なので「特別に許可を得て撮影しています」のテロップが表示される。
- NHK交響楽団メンバーのみなさんといっしょ
- 2013年1月に放送された『ピタゴラスイッチちょいむず』で先行放送。団員が体操をした他、その時の演奏もNHK交響楽団が担当した。
- 東北楽天ゴールデンイーグルスのみなさんといっしょ(松井稼頭央・嶋基宏・聖澤諒・枡田慎太郎・小山伸一郎・青山浩二・田中将大・草野大輔(当時アンバサダー)・マスコットキャラクター「クラッチ」・「クラッチーナ」)
- 東日本大震災の後で撮影されたので、最後に「がんばろう!東北」と掛け声で締めている。
体操の後で「ひとりで練習」をする場合がある。「山田バージョン」と「菊地バージョン」があるが、「○○のみなさんと一緒」の後は、体操をした人数の半分の人数で練習する(半分以下の場合もある)。
- アルゴリズムこうしん
アルゴリズムたいそうを発展させた体操(行進)。2人以上で縦一列になって1人ずつ動きをずらして行う。前の人の動きと後ろ人の動きが関連性を持ったものになっており、動きがかみ合うとぶつかりそうでぶつからない。2人で行進する場合は「歩幅は小さく」と号令をかけるのがきまり。
先頭から順に以下のような動きと一歩前進を繰り返す(最初のステップで先頭が1.を、次のステップで先頭が2.、次の人が1.を、その次のステップで先頭が3.、次の人が2.、その次の人が1.を、…の順)。これにより、同じ場所に誰がやってきても、その場所では全員が必ず同じ動きをすることになる。
- 膝を曲げながら、前方に腕を伸ばす(いわゆる「前にならえ」)
- 腕を胴に当てて上体を後ろに反る
- 後方に向いて上体を前にかがめる(いわゆる「お辞儀」)
- 進行方向右を向いて手を額にかざし、前後を見回す
- 膝を曲げながら大きく腕をかく(いわゆる「平泳ぎ」のポーズ)
- 大きくしゃがんで、地面のものをとる所作をする
- 空気入れ(フロアポンプ)を動作させるまねをする
- 腕を横に開く(これにより「体内に空気が入った」所作になる)
一人ずつ動きをずらし、前後で関連性を持たせるという技法は、音楽におけるカノンの奏法を映像化した「ヴィジュアル・カノン」(Visual Canon) と呼ばれるものである[6]。視覚芸術にカノンの概念を取り入れたのはノーマン・マクラレンが1965年に発表した「canon」が初めてとされる[6]。
アルゴリズムたいそう同様、いろんな所の人たちと行進するのが恒例となっている。以下のような例がある(人名の所属団体は撮影当時のもの)。2010年以降の新作では、通常の1.5倍-2倍速で行進する「アルゴリズムこうしんMAX」のパターンが追加されている。
- レーシングチームのみなさんといっしょ(DyDoMIUレーシングチームの選手と整備士)
- 横浜中華街の調理員のみなさんとといっしょ
- 忍者のみなさんといっしょ(甲賀伊賀忍者隊による)
- 千葉市緑消防署のみなさんといっしょ
- 川崎フロンターレのみなさんといっしょ(我那覇和樹・鬼木達・寺田周平・今野章・アウグスト・マスコットキャラクター「ふろん太」)
- 練習や本番ではNGが続発したが、ふろん太だけはノーミスだった[7]。
- プロレスラーのみなさんといっしょ(KAIENTAI-DOJOの選手達 = 大石真翔・旭志織・PSYCHO・房総ボーイ雷斗・小幡優作・YOSHIYA)
- 海上保安庁 巡視艇まつなみのみなさんといっしょ
- 航空会社のみなさんといっしょ(全日空の操縦者・キャビンアテンダント・整備士)
- 鉄道会社のみなさんといっしょ(京王電鉄の乗務員と整備士)
- 水族館のみなさんといっしょ(伊豆・三津シーパラダイスのスタッフ)
- 安来節保存会のみなさんといっしょ
- 田んぼ横のあぜ道を歩くバージョン(山田)と、ステージ上の舞台を歩くバージョン(菊地)がある。
- ウィーン少年合唱団のみなさんといっしょ
- 8人が代表で行進して残りの人たちがコーラスを担当(いつここは歌わず)、伴奏はピアノで行われた。練習はいつもここからのバージョンが用いられた。
- ブルーマンのみなさんといっしょ
- ブルーマンの3人とあわせて5人での行進となった。
- バレエ団のみなさんといっしょ(東京シティ・バレエ団のバレエダンサー)
- 菊地先頭バージョンでは最後に取り囲まれるフィナーレがある。
- 東京消防庁ハイパーレスキューのみなさんといっしょ
- JAXA宇宙科学研究所のみなさんといっしょ
- 2010年12月28日に、ISAS相模原キャンパス内のM-Vロケット実物大模型の前で撮影された。放映時には、本編の前にJAXA・ISASや小惑星探査機「はやぶさ」の解説が挿入された[8]。
- ラグビー選手のみなさんといっしょ(パナソニック ワイルドナイツの選手達[9] = 霜村誠一、相馬朋和、三宅敬、北川智規、木川隼吾、若松大志、ダニエル・ヒーナン)
- アイスホッケー選手のみなさんといっしょ(東北フリーブレイズの選手達[10] = 田中豪、菊池恭平、橋本三千雄、大久保智仁、篠原亨太、若林クリスヘッドコーチ)
- テクノルアイスパーク新井田のリンク内(すなわち氷の上)で行進を行った。
- アシモのみなさんといっしょ
- ASIMOはいつもここからの2人に続いて歌いながら行進した。
時々行進の前に「一人で行進」をする。「山田バージョン」と「菊地バージョン」がある(最初の動き始めが異なるのみで、全体的な動きは同一)が、「○○のみなさんといっしょ」の前でも必ず一人で行進する。他に山田先頭の4人バージョン、菊池先頭の8人バージョンがある。
アルゴリズムたいそうもアルゴリズムこうしんも基本的にチーム等の名称や職種名で紹介され、企業名のみが紹介されない。また、映像も企業のロゴや企業名は編集で除去されている(ただし、「飛行機の会社のみなさんといっしょ」が放送された回の中には、ANAのロゴがモザイク無しで写った回があり、現在もその回が放送されることがある)。また、インターネットでこの体操を見たフィリピンの刑務官が囚人の矯正プログラムの一環で導入し実績を上げていることがフジテレビ系列の特番の中で紹介された。中国では、マクドナルドの北京オリンピック応援のCMでアルゴリズムこうしんと酷似しているシーンが放映された。
おとうさんスイッチ
- 2002年 = 「おとうさんスイッチ 1」(スイッチのピッという音がする)
- 2003年 = 「おとうさんスイッチ 2」
- 2004年〜 = 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可)」
- 2007年〜(突発的に) = 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可) 方言も(可)」
- 2008年〜(突発的に) = 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可) ひいおじいちゃんも(可)」
- 空き箱に五十音のいずれかの行の文字5つが書かれた手作りの「おとうさんスイッチ」を子供が押し、おとうさん(2004年以降は祖父・ひいおじいちゃんの場合もあり)がその文字からはじまる動きをするというコーナー。冒頭に出場者の自己紹介をした後、オープニングは、知久が「おとうさんスイッチ(おじいちゃんも可)いきますよ〜」と歌って始まる。なお、おとうさんが三味線の演奏をして始まった時もある。
- 年度初回の放送はあ行、2回目の放送はか行、という放送順になっている。わ行まで行くと次回からは濁音となり(わ行は実際には放送されない)、濁音が終わるとその後は拗音となる(濁音のた行(だぢづでど)は放送されない)。年度が変わるとまたあ行に戻る。スイッチを押す回数は最低で一周の5回だが、6回以上押されることがあり、6回目以降は子供が任意に選んだスイッチを押し、そのスイッチで指定された同じ動作を繰り返す。2010年度・2011年度は放送されなかったが、2012年度から復活した。
- 出演する親子は基本的に一般人・視聴者(ただし公募は行っていない模様)だが、以下の著名人が本名を名乗り親子でゲスト出演したことがある。
- 横山剣(クレイジーケンバンド ヴォーカル) - 「おとうさんスイッチ 2」ら行
- 敷島勝盛(大相撲浦風親方・当時は錦島親方) - 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可)」が行
- 浦野正樹(勝手にしやがれ ダブルベース) - 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可)」ぎゃ行、バンドメンバーの福島忍と斉藤淳一郎もゲスト出演
- 片桐仁(ラーメンズ)-「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可)」さ行[11]
- 徳田章 - 「おとうさんスイッチ おじいちゃんも(可)ひいおじいちゃんも(可)」は行、ひいおじいちゃんスイッチ・おじいちゃんスイッチとして、自身の父親と一緒に動作をこなした(「へ」のみ自身の父親のみやり、自身はナレーターで言う部分をこの場で言った)
- おとうさんスイッチの作り方
- 前述の「おとうさんスイッチ」の作り方を歌で紹介。映像はスイッチのみが登場し、人は登場しない。が、スイッチの作り方とはボタンの向きが逆になる。
- おてつだいロボ
- 前述の「おとうさんスイッチ」の逆バージョン。おかあさん(場合によってはおとうさん。この場合は完全なる「おとうさんスイッチ」の逆バージョン)がスイッチを押し、子供が扮する「おてつだいロボ」がその文字からはじまる動き(お手伝い)をするというコーナー。スイッチの作り方はおとうさんスイッチと同じ。コーナーの最後におてつだいロボのアニメーションが流れる。
その他のコーナー
- フレーミー
- 声の出演:井上順
- 四角いフレームで構成された白い犬「フレーミー」のアニメ。モチーフはテリア。他のキャラクターも単純図形で構成されているが透明ではない。So-net「ねっとのおやつ」作品から。
- フレーミーにはブチ模様のスポッティーと真っ黒のペインティーという2匹の兄弟が居ることが判明した。
- フレーミーは骨が好物。掃除機が苦手。
- ブチ模様のスポッティーは、赤ちゃんの世話を任されており、チーズが好物。ネコが苦手。
- 真っ黒のペインティーには、昔は隣の家におじいちゃんがいた。ドーナツが好物。ネズミが苦手。
- 驚いて飛び上がった後落ちたり、何かにぶつかったり、工事現場に入った時にブルドーザーで外に押し出された時等胴体、足、頭、耳、尻尾がバラバラに分かれてまう。しかし、簡単に元に戻せる。バラバラになった時に鳥等に鼻や目、尻尾を何処かへ持って行かれる事もある。
- オンエアでは、「ミニ」を中心に、「フレーミーのうた」といういわばテーマソングの歌唱とその歌詞に合わせた映像で終わることもある。
- 一度、ストーリーが算数の問題出題になって終わったことがある。このときのみ番組エンディングがピタゴラ装置ではなく解答・解説のアニメーションになった。なおこの話を放送した「ミニ」のエンディングでは通常通りピタゴラ装置が放送され、そこにテロップで解答を載せたのみであり、解答・解説アニメーションは放映されなかった。
- 10本アニメ
- 10本の棒が合体していろいろなものに変身する。佐藤研ワークショップからの派生。角砂糖アニメが元となっている。
- 角砂糖アニメ
- 角砂糖12個が並べ方を変えるだけでさまざまな形に変身する。佐藤研のワークショップ作品。「飛行機」「クレーン」などがあるが、「豆腐」というものもある。
- 今日のスイッチ
- ナレーション:徳田章
- とある場所・施設にある機械の起動スイッチを押し、何かが起こる様子を紹介(例:噴水、観覧車)。
- 今日のロボット
- ナレーション:徳田章
- いろいろなロボット(主に作業用ロボット)を紹介する。
- 今日の手順
- ナレーション:徳田章
- とある事柄の一連の動作および手順をまず文字のみで提示し、そのあとその一連の動作を行っている映像を流す。
- ○と△のしゅうだん
- ナレーション:徳田章
- ある映像で、一定の動きをする集団とそうでない集団とに分け、その動きを説明する(駅のホームで電車を待っている人の頭上に○と△の記号テロップが挿入されている。○は電車がホームを通ってもカメラに収まり(電車の手前側のホームにいる)、△は電車に隠れて映らない(電車の奥側のホームにいる)、など)。主に今日の△が紹介される。
- 何してるの?おじさん
- ドラマ風のコーナー。公園で小林扮するおじさんが妙な動きをしている。それを見た少年達の内の一人が、「おじさん何してるの?」と尋ねると、実はあるものの形態模写であることがわかる。
- なんのあと?
- 撮影:ホンマタカシ
- 何らかの動きが終わった「跡」の様子を最初に見てから、物体の動きが逆戻りして始めに戻り、「何の跡」だったのかが分かる。ラーメンズ小林扮する「おじさん」がゲスト出演した時もあった(水風船の回)(例・火のついたろうそく、水に入った角砂糖など)。最後はそれをみた子供が驚愕するのが定番。
- なにしてるてん? / なにしてるひと?
- うた:知久寿焼
- モーションキャプチャのマーカーの部分の動きだけが表示され、何をしている所かを考える。「アルゴリズムたいそう」もここにでたことがある。
- ポキポキアニメ
- 1本の長い線をポキポキ折り曲げていろいろなものを作っていく。なお、どんな形になっても必ず最後は元の直線に戻り、「失礼しま〜す」というセリフとともに退場する。希に短い線とセットで出てくることもあり、このときは短い線も退場時に同様に高い音で挨拶する。2009年の草彅の不祥事の際に一度打ち切りになったが、草彅の復帰後に再開している。
- 勝手なルール
- ナレーション:岸部一徳、撮影:ホンマタカシ
- 子供たちが一風変わった行動をとるが、実は勝手に決めたあるルールにのっとって行動をしているというもの。
- 走って文字
- ナレーション:山本晃士ロバート、撮影:ホンマタカシ
- グラウンドを複数人が走る様子を上空から見る。すべての動きが終わったあともう一度同じ映像が流れるのだが、今度は走った姿がそのまま残像となり、軌跡を繋ぎ合わせると文字になっている。
- かぞえてみよう
- 作詞 佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲・歌 桜井秀俊
- 不確定な動きをする群集を対象にして数える(例・バレーボールの弾む回数を数えるなど)。他の学校放送で放送されたものやオリンピックの映像をそのまま切り取ってきたような映像が特徴。
- ぼてじん
- 声の出演:フットボールアワー
- サイコロの形をしたじゃがいものキャラクター・ぼてじん(声:岩尾望)が、地面に描かれたマス目の中を前後左右に動いて、カメラに向かってぼてじんのサイコロの面に書かれたメッセージを披露するが、実はマス目から外れても移動可能である。毛虫が苦手。たまに2006年10月初登場した小さいサイズのいぬてん(声:後藤輝基)が登場する。こちらには顔と「ワン」しか書いていない。いぬてんはマス目上で回転することもできる。いぬてんの家としていえてん(声:後藤輝基)も存在する。
- なんだこれ?
- 作詞 佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲 桜井秀俊
- 歌 栗原正己
- 割り箸で構成された、ぱっと見ただけではよく分からない立体が、回転して違う方向から見てみると、平面的につじつまが合う物体として認識できる
- 5秒でわかる
- ナレーション:内藤勝人
- 鉛筆はなぜ6角形か、醤油差しの空気穴の役目など、身近なまめ知識を短い映像で解き明かす。題名に反して5秒よりも少し長いこともある。
- がんばれ!製品テスト
- ナレーション:内藤勝人
- 工業製品の出荷前の製品テストの様子を紹介する。
- きょうのスレスレ
- 作詞 佐藤雅彦
- 作曲 栗原正己
- うた:スレスレ合唱団
- ナレーション:内藤勝人
- ベルトコンベア上に、物の移動をさえぎるように立てた厚紙の型を抜いたようなものが置いてあり、そこをスレスレで物が通り過ぎる。型を見て何が通り過ぎるのか、その物の形を連想する(例:コーヒーカップ、本)。
- めかぬか
- 作詞 内野真澄・佐藤雅彦
- 作曲 栗原正己
- うた:めかぬか合唱団
- ゆっくりと描き出される、ある一文字の平仮名が、最終的にどちらの平仮名になるかという歌。対照される二文字は、途中の筆跡まで形が似ているものが選ばれているので、答えはギリギリ最後まで分からない(「は」と「け」、「る」と「ろ」など)。ミニ版のみでしか放送されていないものもある。
- 何の数字?
- ナレーション:内藤勝人
- まず数字だけが表示される。一見、ランダムな配置のように見えるが、その後、その数字と位置が何を意味する説明がある。
- ピタゴラ拳法だんだんだん!
- 作詞:佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲:佐藤雅彦・菅俊一
- 出演:河相我聞
- 2009年度の放送より。緑もしくは赤のキューブが登場。かけ声とともに、キューブが凹んだり、分割したり、固まったりと変形する。河相我聞の示す手本を真似て視聴者がかけ声に合わせて身振りをすると、まるで視聴者がキューブを変形させているように見える仕組みになっている。
- とうめい人間X(エックス)
- 作曲:栗原正己
- 声:ほんこん
- 透明人間Xが登場、その後透明になって移動する。説明と効果音のみをヒントに移動先を想像する。
- 新しい生物
- 声:小野卓司
- ボルトとナットなど、家にある何の変哲もないモノが動きを持つ生物のようにふるまうようすを描いた実写アニメ。
- No.1 ケシゴムザウルス(消しゴム)
- No.2 ストロケラプス(ストロー)
- No.3 ワゴムヌス(輪ゴム)
- No.4 ボルトノドン(ボルト、ナット)
- No.5 カクザザトン(角砂糖)
- No.6 フセンヌス(付箋)
- No.7 ハシノドン(箸)
- No.8 ブラシノドン(ブラシ)
- No.9 マッチバコヌス(マッチ箱)
- No.10 アルミホイルプス(アルミホイル)
- また、No.1~No.6の生物をテーマにした歌、「新しい生物の歌」(歌:角田信朗)がある。
- プチリョンコってなんだ
- 音楽・歌:栗原正己
- 「プリン」と「チョコ」(プチリョンコ)、「歯磨き」と「虫歯」(はむみしがばき)、「キリン」と「ラクダ」(キラリくんだ)など、2つの単語を1字ずつ互い違いに組み合わせた、文字ブロックに書かれた単語が歌に合わせてベルトコンベアを流れていく。ベルトコンベアには1字ずつに分ける分岐器があり、音楽の間にもとの単語を考える。最初に必ず「プチリョンコ」が流れ、その後に他の単語が流れるようになっている。
- ひとつとびぶったい パタトクカシー
- ナレーション:徳田章、音楽・歌:栗原正己
- 「プチリョンコってなんだ」の発展版。登場するのは「パタトクカシーー」だが、タイトルは「パタトクカシー」。内容はプチリョンコと同じだが、ムービーが文字ブロックではなく、実物を使ったものになっている。例:パタトクカシーー→パトカー+タクシー→パトカーの模型とタクシーの模型を数個に切断したものを交互に並べ、合体させた状態で画面に登場→最後はそれぞれに分離し2つの言葉通りに合体しなおす。
- こんなことできません
- 人間にはできないとんでもない動きでも、写真をつないでみることで、できるように見えてしまうコーナー。「こんなことできません」という台詞とともに作品が流され、種明かしの模様を経て「こんなことできました」で終わる(タイトルも「こんなこと できま
せんした」に変わる)。なお、視聴者から投稿された作品を放映することもある。
- ブラックボックス人問題
- 作:うえ田みお
- 2013年1月3日放送の「大人のピタゴラスイッチ・かなりむず」で先行放送。顔の描かれた黒い箱とその左右にベルトコンベア風の板のついた「装置」に向かって、いろいろな形のものが右から左に動いて箱の右側から入る。すると、そのものの向きが変わったり整ったりして箱の左側から出てくるのをみて、箱の中のしくみがどうなっているかを想像することができる実写アニメ。「Eのかたち のまき」「◎のかたち のまき」「頭でっかちのかたち のまき」など。
- ○○ソート
- 作:山本晃士ロバート
- 2013年1月2日放送の「大人のピタゴラスイッチ・ちょいむず」で先行放送。ソート(きれいにならべかえること)のアルゴリズムを、長さ・重さの異なる10個程度のものをソートしながら説明する実写アニメ。「背のじゅんに ならべよう!の巻 しめじソート(マージソート)」「重いじゅんにならべ! じゃがいもソート(クイックソート)」など。
- 動物のアルゴリズム
- 機構のロトスコープ
- どっちが本物?
- 2013年1月3日放送の「大人のピタゴラスイッチ・かなりむず」で先行放送。白い紙の上に2つの物が置かれている。1つは本物でもう1つは偽者。偽者は写真であり、紙にくっついて、立体的に浮き出て見える。
- 〜ではない
- 折り紙マッピング
- ピタゴラ山脈
- デジタル片桐
- ピタゴラ暗号棒
- 作詞:佐藤雅彦、貝塚智子、作曲&うた:栗原正己
- 親子2人の出演者が、ラップフィルムの芯棒(暗号棒)に巻き付けた細長い紙に縦書きの文を書いて“暗号”メッセージを伝える。古代ギリシャ・スパルタで使われた「スキュタレー暗号」という暗号方式で、巻き付けた紙をほどくと、文字が飛び飛びになる。たとえば「にちようび_さっかー_やりたい」が「に__さちやっよりかうたーびい」となる。
「ピタゴラ暗号棒」の歌に合わせてコーナーが進む。
- ピタゴラスイッチおりたたみハンカチ劇場
- 作詞:貝塚智子、内野真澄、作曲:貝塚智子、栗原正己、うた:栗原正己、作:ユーフラテス
- ハンカチの表裏に折りたたむと向きが正しくなるイラストを描いておき、2つ折り→4→8→16と進めながらイラストを見るという漫画のコーナー。「おりたたみハンカチ劇場」の歌に合わせてコーナーが進む。
- ピタとゴラ けんかのまき
- みんなでやまのぼり のまき
ちなみにこれらのハンカチは実際に市販されている。
番組内のオリジナルソング
- ピタゴラスイッチオープニングテーマ
- 作曲 栗原正己
- 演奏 栗コーダーカルテット
- ピタゴラスイッチエンディングテーマ
- 作曲 栗原正己
- 演奏 栗コーダーカルテット
- そっくり↓ひっくり↑かえしましょ(2002年度)
- あるくのどのあし?(2002年度)
- 作詞・作曲 荒木尚美
- 歌 ピタ・ゴラ(星河舞・西村朋紘)
- 両足を交互に出して歩くと、手が互い違いに出るのは体が知っていることで、無理に逆にすると不自然でしょ?というような意味の歌。
- おんなじとこちがうとこ(2002年度)
- 作詞・作曲 加藤千晶
- 歌 ピタ・ゴラ(星河舞・西村朋紘)
- カレイとヒラメなど、よく似たものを見分ける歌。
- ぼくのおとうさん(2002年度)
- …の中をよく見たら(2002年度)
- 水はぐるぐる(2002年度)
- ピタゴラジョンマーチ(2003年度)
- んがなくちゃ、いか(2003年度)
- 歌 ピタ・ゴラ(星河舞・西村朋紘)
- 作詞 もりちよこ
- 作曲 小杉保夫
- 言葉からある文字(「ここでは「ん」)を抜くと全然別の意味になる対比のうた(例・「あんまん(餡まん)」<>「あま(尼、海女)」)。
- ぞうのあしおと係(2004年度)
- ピタゴラそうち41番の唄(2004年度)
- もりのおく(2005年度)
- 作詞 佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲・歌桜井秀俊
- しりとりのように歌詞がつながってゆく歌。
- フレーミーのうた(2005年度)
- 作詞 佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲 渋谷毅
- 歌 井上順
- 通常放送時のBGM(インストゥルメンタル)に歌詞を載せたもの。ともだち訪問〜いっしょにさんぽ。
- いたちのたぬき(2006年度)
- 作詞 佐藤雅彦・内野真澄
- 作曲・歌 栗原正己
- アニメーション 植田美緒
- 数字が答えとなる言葉遊びを歌詞にしている歌(例・「いたちのたぬき」は「いたち」から「た」を抜く(たぬき)と「1(いち)」)。
- オノマトペのうた(2007年度)
- 作詞・アニメーション 内野真澄・植田美緒
- 作曲・歌 栗原正己
- オノマトペ(擬音語・擬態語)ばかりを並べた歌。最初に、オノマトペの文字のみが画面に表れ、一通り終わった後、再び歌を繰り返しながら絵が加わり、どんな動きがオノマトペになっているかが明らかになるという内容。
- スーのうた(2008年度)
- 作詞 内野真澄・佐藤雅彦
- 作曲・歌 栗原正己
- コーラス 杉並児童合唱団
- 台詞 うえだゆうじ、星河舞、西村朋紘
- 車に乗って登場するねずみのスーを紹介する歌。気が利き、働き者で休まない、そしてたまに熱を出すが元気になればまた大活躍、そしてガンコ者、という歌(「ねずみですが丑年生まれでスー」等のセリフも入る)。
- なぞなぞうた いたちのたぬき2(2009年度)
- 作詞 内野真澄
- 作曲・歌 栗原正己
- アニメーション 植田美緒
- 「いたちのたぬき」に2年ぶりに新しい歌詞をつけたもの。歌詞は「3」が、「さんまのまつり」になっていた。
- パパ ママ ぼく、 いぬ ネコ ぞう(2009年度)
- 作詞 石川将也・内野真澄
- 作曲・歌 栗原正己
- 「パパ」「ママ」「ぼく」「いぬ」「ネコ」「ぞう」を5-6回繰り返す歌詞。映像では、「パパ」「ママ」「ぼく」「いぬ」「ネコ」「ぞう」の顔、食べ物、足跡、仕事、赤ちゃんの時の顔、寝ている時(「パパ」は寝る前)が登場した。
- こたつたこ(2009年度)
- 作詞・作曲 内野真澄
- 歌・編曲 栗原正己
- アニメーション 植田美緒
- 歌詞が5文字の回文になっている(例・こたつたこ、いかとかい(イカと貝)、くらげらく(クラゲ楽)など)。
- こたつたこ2(2010年度)
- 作詞・作曲 内野真澄
- 歌・編曲 栗原正己
- アニメーション 植田美緒
- 「こたつたこ」に、新しい歌詞を加えたバージョン。
- みんなでつくるこたつたこ(2010年度)
- 作詞・作曲 内野真澄
- 歌・編曲 栗原正己
- アニメーション 植田美緒
- ナレーション 宮岡和寛
- 「こたつたこ」に、公募による新しい歌詞を加えたバージョン。
- わしがイッチの唄
- 作詞 内野真澄
- 作曲 栗原正己
- 歌 百科おじさん
- 百科おじさんの名前がついに判明。立ち位置では左からピタ、ゴラ、スー、イッチの順に立っている。前述の理由上、オチの部分で番組のサウンドロゴを使用している。
- ぼてじんの唄
- 作詞 内野真澄
- 作曲 栗原正己
- アニメーション うえ田みお
- うた フットボールアワー
- ぼてじんの紹介の歌。ぼてじんの性質、ともだち(いぬてん・いえてん)、毛虫が苦手なことが紹介されている。
- ぴきひきびきの歌
- ぽんほんぼんの歌
- 歌 栗原正己
- 「ぴきひきびきの歌」の続編。助数詞の歌。
- 歌 栗原正己
- ねじねじの歌
- 新しい生物の歌
- 歌 角田信朗
- ビーバーのダム(2013年度)
- 歌 栗原正己
- 作詞 内野真澄、佐藤雅彦
- 作曲 内野真澄、栗原正己
- 対応の歌
- 歌・作曲 栗原正己
- 作詞 内野真澄、佐藤雅彦
- 「大人のピタゴラスイッチ デジむず」で先行放送。みかんはEテレ0655&2355の「みかんをむくのはどっちから?」、カラスは考えるカラス〜科学の考え方〜からの出典。
特別番組
- ピタゴラスイッチ デラックス1
- 放送日:2005年12月30日 0:35 - 1:05 NHK総合 (再放送)2006年2月5日 16:00 - 16:30 Eテレ
- ピタゴラスイッチ デラックス2
- 放送日:2006年1月1日 8:30 - 9:00 Eテレ (再放送)2006年2月5日 16:30 - 17:00 Eテレ
- ピタゴラスイッチ セレクション
- 放送日:2005年12月31日 0:35 - 1:05 NHK総合
- オトナの知らない教育テレビ玉手箱〜ピタゴラスイッチ
- 放送日:2006年10月30日 1:35 - 2:35
- ピタゴラスイッチ・セレクション
- 放送日:2007年1月3日 11:20 - 11:50
- 大人のピタゴラスイッチ「ちょいむず」
- 放送日:2013年1月2日 23:30 - 24:00 Eテレ (再放送)2013年1月6日 16:00 - 16:30 Eテレ、2013年3月16日 22:55 - 23:25 Eテレ、2013年12月30日 2:00 - 2:30 Eテレ
- 大人のピタゴラスイッチ「かなりむず」
- 放送日:2013年1月3日 23:30 - 24:00 Eテレ (再放送)2013年1月6日 16:30 - 17:00 Eテレ、2013年3月23日 22:55 - 23:25 Eテレ、2013年12月30日 2:30 - 3:00 Eテレ
- 大人のピタゴラスイッチ「デジむず」
- 放送日:2014年1月2日 23:40 - 24:10 Eテレ
- 上記で言う「大人」とは中学生以上を対象としている[12]。百科おじさんと片桐仁を進行役に(テレビのジョンが加わる時もある)、前編の『ちょいむず』では車掌の乗務業務や、マージソートやクイックソート、ダンゴムシやテントウムシの移動に関する習性といったアルゴリズムや、あみだくじなどのレイヤーを、後編の『かなりむず』については卓上ベルなどの機構や『こんなこと できません』などの認知科学についてを取り上げ、「子供にはちょっと難しい概念・考え方」を紹介した史上初の2日連続放送。NHK交響楽団によるアルゴリズムたいそうの演奏もあった。翌年の『デジむず』ではデジタルとアナログについての違いや、1対1対応、マッピングなどを映像にして紹介したり、片桐によるピンスクリーンを使ったクイズが行われた。オープニング曲はいずれも渋栗オーケストラによる演奏、エンディングテーマ曲は『ちょいむず』と『デジむず』ではNHK交響楽団、『かなりむず』では渋栗カルテットによる演奏の物を使用した。番組最後の「おわり」のテロップも、漢字の「終」になっていた。
パロディ
- おはスタ第1部ムッシータウン(テレビ東京)内のコーナーで当番組の仕掛けをまねして、朝ごはんを食べたい仕掛けに。開発・出演は、くまだまさし。
- FNS地球特捜隊ダイバスターで、ゴール地点でパチンコ玉が足の爪に落ちる「イタゴラスイッチ」(玉が当たると痛いので)、ゴール地点で蚊取り線香の灰が足の甲に落ちる「アツゴラスイッチ」(灰が落ちると熱いので)が放送された。
- ピラメキーノ 大人の喜ばせ方講座(テレビ東京):ピタゴラ装置は登場しないが、コーナーロゴや音楽、演出などが「ピタゴラスイッチ」と似ている。
- 「べるぜバブ」の主人公男鹿辰巳の必殺技に「お父さんスイッチ」というものがある。本家同様「お父さんスイッチ い」などと叫ぶ。ただし空き箱に文字5つが書かれた箱は登場しない。
- はねるのトびら(フジテレビ):塚っちゃんスイッチ
- 伊集院光 深夜の馬鹿力(TBSラジオ):不運の連続がまるでピタゴラ装置のような体験を投稿する「イタゴラスイッチ」というコーナーがある。
- 魔界戦記ディスガイア4の武器形態プリニーの攻撃の一つにピタゴラ装置をオマージュしたものがある。
関連映像作品・書籍
書籍
- NHKピタゴラスイッチアルゴリズムたいそう―おまけおとうさんスイッチ(2003年2月 日本放送出版協会 ISBN 9784144071263)
- おどりかた図解(モデルはいつもここから)。イラストでおとうさんスイッチの紹介も。
- ピタゴラブック(1)ぴったりはまるの本(2006年10月 ポプラ社 ISBN 9784591094709)
- 身近なもののシルエットとひとことヒント。そこから元の物体が何かを想像する。しっかりした厚手の紙の本なので、持ち歩いて実際に「はめて」みよう。
- ピタゴラブック(2)フレーミーとそうじき(2006年11月 ポプラ社 ISBN 9784591094945)
- フレーミーがそうじきを嫌いな理由。なるほど。
- ピタゴラブック(3)フレーミーともぐら(2007年4月 ポプラ社 ISBN 9784591097663)
- ほうこうおんちのもぐら親子のおはなし。
- ピタゴラブック(4)フレーミーとのみのノミー(2007年12月 ポプラ社 ISBN 9784591100325)
- 本放送のノミー登場分とほぼ同内容。世界一小さい(?)「のみBOOK」つき。
- ピタゴラブック(5)フレーミーのあかいえさいれ(2010年4月 ポプラ社 ISBN 9784591117873)
- フレーミーのお気に入りの赤いえさ入れがある日…。フレーミーのオリジナル絵本。
CD, DVD
- NHKピタゴラスイッチ アルゴリズムたいそう&こうしん(2003年6月ワーナーミュージック・ジャパン ASIN: B000095YLG)
- たいそう、こうしん共に練習バージョン(どちらかのカラオケ)やカラオケも含め全9曲収録。
- 33点のピタゴラ装置の映像とその解説本。書店・DVDショップの双方で取り扱う。
- ピタゴラ装置DVDブック2(2007年4月 ISBN 978-4-09-480312-9(=小学館扱)、DVD規格品番:PCBE-52422(=ポニーキャニオン扱))
- 「ピタゴラ装置史上最長(販売元Webサイトより)」として知られる「ピタゴラ装置41番のうた」ほか、全32作品+試作風景を所収。
- ピタゴラ装置DVDブック3(2011年11月 ISBN 978-4-09-480314-3(=小学館扱)、DVD規格品番:PCBE-53758(=ポニーキャニオン扱))
- 「どうぶつ装置」ほか、全42作品+試作風景を所収。
- ピタゴラスイッチ こたつたこDVDブック (2010年4月 ISBN 978-4-09-726414-9(=小学館扱))
- ピタゴラスイッチ うたのCD (2010年8月ワーナーミュージック・ジャパン ASIN: B003O6KBZ6)
- 「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」ほか、全22作品
脚注
関連項目
- 佐藤雅彦
- ユーフラテス
- ピタゴラ装置 - ルーブ・ゴールドバーグ・マシン
- Eテレ0655&2355 - 佐藤雅彦・ユーフラテスが制作するNHK教育テレビの別番組。「ピタゴラスイッチ」の要素を含むコーナーがある。
- 考えるカラス〜科学の考え方〜 佐藤が監修・ユーフラテスが制作に関与しているNHK教育テレビの理科・科学番組で、番組内に出てくるカラスが当番組にも登場している。
外部リンク
テンプレート:Asbox テンプレート:関根勤 テンプレート:フットボールアワー
テンプレート:おかあさんといっしょ- ↑ ピタゴラスイッチ ケータイサイトのピタゴラ○得ニュース2008/2/5リリースによる。
- ↑ ピタゴラ装置DVDブック[2]のあとがき「ビー玉は、ちっともうまく転がってくれない-想像の自由、現実の不自由-」による。
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Wayback
- ↑ テンプレート:Wayback
- ↑ テンプレート:YouTube
- ↑ 6.0 6.1 テンプレート:YouTube
- ↑ アルゴリズム行進 - フロンターレ日記 2005年9月18日
- ↑ ISASメールマガジン 第333号 - 宇宙科学研究所公式サイト2011年2月8日
- ↑ NHK Eテレ(教育) 『ピタゴラスイッチ』にワイルドナイツが登場します! - パナソニックワイルドナイツ公式サイト2011年10月28日テンプレート:リンク切れ
- ↑ NHK Eテレ「アルゴリズムこうしん」放映日のお知らせ - 東北フリーブレイズ公式サイト2013年1月17日
- ↑ この回で使われた「おとうさんスイッチ」は後の「大人のピタゴラスイッチ「デジむず」」で片桐が持ってきた(余談だが、この「おとうさんスイッチ」は片桐仁が作った物である)。
- ↑ 年末年始特集のおすすめ番組について - NHK放送総局長会見資料(2012/11/21)(PDFファイル・2ページ目)