片桐仁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:雑多な内容の箇条書き テンプレート:Infobox お笑い芸人 片桐 仁(かたぎり じん、1973年11月27日 - )は、日本コメディアン俳優彫刻家

埼玉県南埼玉郡宮代町出身。トゥインクル・コーポレーション所属。埼玉県立春日部高等学校多摩美術大学卒業。身長176cm。妻は元モデルでタレントの村山ゆき血液型B型。

概要

  • 多摩美術大学(補欠入学)時代に小林賢太郎と共にラーメンズを結成。エレキコミックとのコントユニット・エレ片での活動も行っている。
  • 天然パーマのもじゃもじゃ頭(作品によっては髪を後ろでまとめている)が特徴的で、演技とも素とも取れるエキセントリックな言動を持ち味とする。その存在感を買われて、単独でのCMや舞台・ドラマへの出演の機会も得ている。また、文章や造形にもその個性と才能を発揮し、雑誌やwebでの連載を持つ。文章については敬愛する大槻ケンヂから受けた影響が大きいと語っている。
  • 相方の小林賢太郎に対してはその才能を尊敬しており、小林の意図した通りの演技ができない自分へのもどかしさから「早く電脳の時代になって、脳にチップを埋め込みたい」と本気で主張することもしばしば。
  • ラーメンズとしての活動が不定期なこともあり、2000年代からは単独での俳優活動や「エレ片」としての活動の頻度が高い。
  • 2010年6月、出身地である宮代町の「外交官」に就任。任期は1年。名刺には「俳優 片桐仁」と書かれていた。

人物

  • ガンダムオタク(モデラー、ガンプラ所有数約300体)であり、模型誌「月刊ホビージャパン」でコラムの執筆も行っている。
  • 円周率を40桁程度暗記しており、ラーメンズ公演『STUDY』、KKP公演『Sweet7』、エレ片でのコント中などで披露した。
  • 緊張するとすぐにお腹を壊してしまう。自他共にアドリブが苦手と公言している。ラジオなどで顕著に現れている性格は極度のはにかみ屋で人見知りで、天然。度々赤面してしまう事があり、テンションを上げて逆境に対処しようとする所がある。繊細で心優しくもあるが、反面、妙な内弁慶さを見せたりもする。
  • ガンダムはもとより、ドラゴンボールをはじめとするマンガや、「DQシリーズ」・「FFシリーズ」などのゲームの話題に喰いつく。この際語られるのは自己の見解や拘りなどよりも「あらすじをはじめ、自分の知識をただただ喋ってしまう」というもので、好きな気持ちが嵩じてついつい止まらなくなってしまうという。この時ばかりはよどみなくスラスラと話せる。ラジオにゲストとして訪れた田中真弓にも ドラゴンボールの知識を夢中で語ってしまい、唖然とされた。
  • 上記の通り「DQシリーズ」・「FFシリーズ」をはじめゲームが好き。しかし、プレイに関してはモンハンも現在でこそかなり巧くなったものの始めた当時はびっくりするほど弱く、沙羅曼蛇は、1年間毎日プレイするも、2面までしか行けなかったと語る。
  • 妻と長男の太朗(たろう・岡本太郎から命名)、次男の春太(はるた)の4人家族。
  • 妻が小学生時代から飼っているオカメインコ(サーちゃん)と、結婚後に飼い始めたヨウム(うろこ)の二匹の愛鳥がおり、鳥をモチーフとした造形作品にも影響を与えている。
  • ピタゴラスイッチの『おとうさんスイッチ』に息子と登場。その際に用いた片桐仁作の『お父さんスイッチ』は完成度の高いものだった。また、Mr.Childrenの「エソラ」PVにも親子で出演している。
  • 妻の実母が洋裁の達人で、粘土道の衣装等を仕立ててもらっている。
  • 実家は公文式の教室。それが嫌で、なるべく帰る時間を遅くしていたという。
  • 小学校では自転車クラブ、中学時代はソフトテニス部に所属。ペアのエイちゃんがサーブを前衛の片桐の後頭部にぶつけ、相手チームが爆笑。それが相手の調子を乱し、その試合は勝利したという逸話を持つ。
  • 学生時代は日常的にカツアゲをされ、意味もなく先輩に追いかけられたり、友達と行った映画をなぜか一人だけ一番後ろで観させられたり、バレンタインにはバキバキに踏まれたチョコレートを女子たちから下駄箱に入れられたりしていたエピソードを持つ。中学生になっても先生に怒られては泣いてばかりいたので(本人曰く「泣かないと怒られが終わらないと思っていた」)、他のクラスから見物人が来たりするほどだった。大学デビューを志し、成人式には坊主頭にし、父親の紋付き袴を借りて参加したが、再会した同級生たちからは「覚えていない」「別に嫌いとかじゃなくて、何とも思ってなかった」と言われてしまった。
  • 粘土や工作は得意だが、絵は苦手であると公言しており、「多摩美で一番へた」などとやついいちろうにいじられ、ラジオ内などで片桐が芸術について技術的な事に言及すると、やついに「絵、クソ下手なくせに」とつっこまれる。
  • エレキコミックに「ラーメンズのラーメンズじゃない方」「元ラーメンズ」「ラーメンズのカリスマが無い方」などといじられている。エレ片ライブのチケットと即完売するラーメンズのライブと比較し、嘆いていた。エレキコミックの二人については今立進を「ツッコミの天才」、やついを「誰とでも仲良くなる天才」と、ことあるごとに賞賛しており、本人曰く「エレ片はボケとツッコミと素人」。
  • 初体験は26歳。当時よく出ていた爆笑オンエアバトルの出演者の中で最も遅かったという。
  • iPadを国内販売開始日に買いに行き、TV取材を受けた。曰く、生まれて初めて「発売日に買いに行ったもの」「買ったはいいが、何に使うかは決めていない」とコメントしており、結局「太鼓の達人ソリティアにしか使っていない」と語っている。

出演作品

※ラーメンズでの出演作はラーメンズの項目を参照

※エレ片での出演作はエレ片の項目を参照

テレビドラマ

バラエティ

声優

映画

舞台

  • good day house (2002年8月27日 - 9月11日、小林賢太郎プロデュース公演
  • Sweet7(2003年6月27日 - 7月13日、小林賢太郎プロデュース公演
  • Paper Runner(2004年4月13日 - 5月2日、小林賢太郎プロデュース公演
  • MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人(2004年7月4日 - 8月14日、G2プロデュース/PARCO)滝田 役
  • パリアッチ(2005年7月2日 - 7月18日、クリオネプロデュース)掘込 役
  • ダブリンの鐘つきカビ人間(2005年10月28日 - 11月27日、G2プロデュース/PARCO)主演・カビ人間 役
  • はなび(6月13日 - 6月18日、下町ダニーローズ)神様 役
  • 泥棒役者(2006年9月9日 - 9月24日、劇団たいしゅう小説家)主演・泥棒 役
  • Love30〜女と男と物語〜 (2006年11月3日 - 11月30日、PARCO)
  • あ・うん(2006年12月20日 - 12月28日、下町ダニーローズ)石川義彦 役
  • ツグノフの森(2007年5月3日 - 6月3日、G2プロデュース)画家タニガワ 役
  • ひーはー(2007年7月26日 - 9月2日、PIPER結成10周年公演)茶沢 役
  • からっぽの湖(2008年2月8日 - 3月3日、AGAPE store)編集長、島根 役
  • GOD DOCTOR(2008年5月4日 - 5月23日、演劇大宮エリー)調和のまーくん 役
  • 審判員は来なかった(2008年7月10日 - 8月3日、ペンギンプルペイルパイルズ)大使、ジック審判長、ジドルフ 役
  • 悪夢のエレベーター(2008年9月12日 - 9月28日)小川順、管理人望月 役
  • 冬の絵空(2008年12月6日 - 2009年2月1日)シロ、犬男 役
  • 雨の日の森の中(2009年11月4日 - 11月30日、西田征史)後藤治郎 役
  • 残念なお知らせ(2010年2月12日 - 3月5日、AGAPE store)歌のおにいさん・三浦 役
  • -初恋(2010年6月4日 - 7月3日、土田英生セレクション vol.1)吉村邦男 役
  • 鎌塚氏、放り投げる(2011年5月12日 - 5月28日、M&O plays プロデュース)堂田テルミツ 役
  • totsugi式(2011年6月10日 - 6月30日、戸次重幸
  • わらいのまち(2011年9月4日 - 24日、東宝セレソンDX)
  • 豆之坂書店(2011年12月27日 - 29日)安達万里(古本マニア) 役
  • F・W ~親愛なるクジラ様~(2012年2月9日、アルカイックスマイル)声のみ出演
  • BOB(2012年4月27日 - 5月21日、西田征史)大塚健太、神田 役
  • スピリチュアルな1日(2012年6月13日 - 7月8日、小峯裕之)徳大寺 役
  • グッバイ・エイリアン(2012年8月8日 - 8月26日、ニコルソンズ 木下半太)主演
  • 地球の王様(2012年10月26日 - 12月24日)芦田 役
  • デキルカギリ(2013年2月21日 - 3月10日、G2プロデュース)倉橋銀二 役
  • レミング―世界の涯まで連れてって(2013年4月21日 - 6月2日)コック2・ジロ 役
  • 小野寺の弟・小野寺の姉(2013年7月12日 - 8月28日、西田征史)山縣はじめ 役
  • ライクドロシー(2013年11月8日 - 12月7日、森崎事務所)バイス 役
  • 海峡の光(2014年4月11日 - 29日)斎藤 役

ラジオ

  • 金曜JUNK2 エレ片のコント太郎 (2006年4月7日 - 2007年3月30日)
  • JUNK 交流戦スペシャル (2006年8月18日、TBSラジオ) メインパーソナリティ
  • 水曜JUNK2 エレ片のコント太郎 (2007年4月4日 - 2008年9月24日)
  • 水曜JUNK ZERO エレ片のコント太郎 (2008年10月1日 - 2010年3月31日)
  • JUNKサタデー エレ片のコント太郎 (2010年4月~)
  • 大竹まこと ゴールデンラジオ (2012年1月10日 文化放送)ゲスト
  • 劇ラヂ!ライブ (みちのく☆パンクロック) (2012年5月14日 NHKラジオ第1放送)ゲスト

CM

その他

  • 2004年 ノーナ・リーヴスのアルバム「NEW SOUL/RHYTHM NIGHT」収録「ニュー・ソウル」にて、片桐仁&Paper Runnersバック・コーラス隊として参加
  • 2005年 佐藤竹善のシングルCD「風光る」ジャケット及びPV
  • 2006年 銀座ぐらん堂、午後3時。「噂しあう男たち」 (ネット配信ドラマgoo
  • 2007年 キキコミ 第9話 (ネット配信ドラマニフティ) - イトウマサミ 役
  • 2007年 プロペラ犬ひみつ集会 (8月23日、プロペラ犬)
  • 2008年 Mr.Childrenエソラ」PV
  • 2010年 オマスガ メジャーデビューミニアルバム「オマスガイダンス」ジャケット
  • 2013年 自殺島 プロモーションムービー「9人の『生きる』言葉」に出演

作品

雑誌で連載を抱え、数多くの造形作品を発表している。作風は顔をモチーフとしたものが多く、彫刻家として片桐斎仁吾郎名義で粘土の作品集も出版している。

  • 2001年 - 個展「俺の粘土道展」(パステル・ミュージアム)
  • 2003年 - 個展「粘土道展」(ロゴスギャラリー)
  • 2003年 - 粘土作品集「粘土道」を講談社より出版
  • 2005年 - 「gg+kohkoku special 文房具展」に作品を出品(FLEG代官山)
  • 2006年 - ワンダーフェスティバルとガンプラEXPOにて、プラモデルのジャンクパーツを使った巨大な顔オブジェを出品
  • 2007年 - BE@RBRICK「モバイルオリジナル 100%BE@RBRICK」のペイントデザイン
  • 2008年 - 「ネスカフェ これでもかコレクション」にてエコバッグとマグカップをデザイン
  • 2008年 - 舞台「冬の絵空」の衣装(犬兜)造形
  • 2010年 - VV×片桐仁 オリジナルペナント「地球」をデザイン
  • 2012年 - 個展「ジンディー・ジョーンズ 感涙の秘宝展 ~ギリジン文明と青森縄文創作オーパーツの世界~」(ポスターハリスギャラリー)
  • 2013年 - 個展「片桐仁 感涙の大秘宝展 ~粘土と締切と14年~」(パルコミュージアム・札幌RARCO・UHA味覚糖)
  • 2013年 - 片桐仁の粘土道(iOS/android対象アプリ)
連載雑誌

造形作品を発表しているもののみ。コラムやエッセイは除く。

  • 俺の粘土道 『ヤングマガジンアッパーズ』(1999年12月 - 2004年12月)
  • ギリ・エッグ 『B.L.T.』(2002年10月 - 連載終了)
  • ジンティー・ジョーンズの超考古学研究室 『KING』(2006年11月号 - 2007年9月号)
  • ジンディー・ジョーンズ 感涙の秘宝 『フライデー』(2008年2月15日号 - 連載中)

書籍

  • 粘土道(講談社、2003年8月、ISBN 978-4063645217)
  • 粘土道 完全版(講談社、2009年3月、ISBN 978-4063528114)
  • ラーメンズ・片桐仁のガンプラ戦士ジンダム(光文社、2009年4月、ISBN 978-4334975661)
  • ラーメンズ片桐仁のおしえて何故ならしりたがりだから (東京ニュース通信社、2009年4月、ISBN 978-4863360518)
雑誌連載

主にコラムやエッセイなど。造形作品の連載は除く。

  • スポーツの温度 『J-Sky Sports』(2002年7月 - 連載終了)
  • 片桐仁の教えて!何故なら知りたがりだから 『TV Bros.』(2003年4月 - 連載中)
  • ラーメンズ片桐仁の機動戦士ジンダム 『FLASH EXCITING』(2006年6月1日増刊号 - 2008年10月25日増刊号)
  • 邦題いいホーダイ(仮) 『Men's JOKER』(2004年4月 - 2006年8月)
  • HOBBY JIN 『月刊ホビージャパン』(2004年10月号 - 2012年4月号)
  • 現代片桐体質改善計画 『Sportiva』(2005年9月 - 2006年4月号)
  • ラーメンズ片桐と行くフェチ書店 『LOVE書店』(2006年第1号 - 2010年)
  • 片桐仁と行くアート探訪『東京ウォーカー』(2013年6月4日発売号 - 連載中)
  • 片桐仁の親子でねんど道『kodomoe』(創刊号(2013年12月号) - 連載中)
その他
  • 2006年 - 山本幸久「笑う招き猫」の解説
  • 2008年 - 佐藤沙恵「テルミン学習帳」の帯推薦文とコラム
  • 2008年 - ルノアール兄弟「おれは魔物とくらしてる ルノアール兄弟作品集」の帯推薦文
  • 2008年 - 榎本俊二えの素 中 完全版」のコラボ原作
  • 2010年 - 大宮エリー「生きるコント」文庫版の解説
  • 2013年 - 乙幡啓子「乙幡脳大博覧会」の帯推薦文
  • 2013年 - 「宮代巨峰ワイン」のラベルデザイン

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

  • テンプレート:Cite web