小林賢太郎
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テンプレート:Infobox お笑い芸人 小林 賢太郎(こばやし けんたろう、1973年4月17日 - )は、日本の芸人、コメディアン、俳優、劇作家、パフォーミングアーティスト、演出家、漫画家。
神奈川県横浜市出身。血液型A型。既婚。祖父は俳人の村松ひろし。
概要
また、小島淳二との映像製作ユニット「NAMIKIBASHI」、升野英知(バカリズム)との大喜利ユニット「大喜利猿」としての活動、田中知之(Fantastic Plastic Machine)との音楽ユニット「SymmetryS」、ソロコント公演「POTSUNEN」も行っている。
2002年には自ら脚本・演出をつとめる演劇プロジェクトである小林賢太郎プロデュース公演(KKP)を立ち上げた。
漫画家としては「ヤングマガジンアッパーズ」に『鼻兎』を連載していた。
2012年、初のPotsunen海外公演(パリ・モナコ)を果たす。
舞台を中心に活動しており、テレビ番組にはほとんど出演していなかったが、2013年4月28日放送の『ボクらの時代』に出演し、バカリズム、いとうせいこうと共に対談を行った。これは、民放のテレビ番組では約10年ぶりの出演となった。
人物
- 中学3年生の頃、文化祭でやった演劇で脚本、演出に立候補し担当した所、それが優勝したことから、この世界に入るきっかけの一つとなったと語っている。
- 色白で182cmの長身が特徴的。
- 自らを「コントの虫」と称するほどのコント好き。「コントには無限の可能性があると信じている」と発言、自由な発想でその領域を追究している。また、観客を気持ちよく騙すことに快感を覚えるそうで、その性格は脚本に色濃く現れている。
- 小林の作るコントの特色に、マジックを使った演出がある。これは小林にプロマジシャンの経験があり、マジックを特技とすることによる。ソロ公演はマジックショー的な雰囲気も強い。また、作品中にパントマイムや物真似などもよく見られる。
- 独特な言語感覚を持ち、言葉遊びが得意。雑誌のインタビューによると、祖父が俳人であり、幼い頃から俳句に親しんでいたという。歌を作ったり韻を踏むのも得意。
- 舞台演劇情報誌の「演劇ぶっく」にて、2007年度では演劇ランキングと俳優ランキング、2010年、2012年度には俳優ランキングで第1位を獲得した。
- 喫煙者であったが、現在は禁煙している。
ライブ
プロデュース公演
- 小林賢太郎プロデュース公演#001「good day house」(2002)
- 小林賢太郎プロデュース公演#002「Sweet7」(2003)
- 小林賢太郎プロデュース公演#003「Paper Runner」(2004)
- 小林賢太郎プロデュース公演#004「LENS」(2004)
- 小林賢太郎プロデュース公演#005「TAKEOFF 〜ライト三兄弟〜」(2006、2007)
- 小林賢太郎プロデュース公演#006「TRIUMPH」(2008)
- 小林賢太郎プロデュース公演#007「ロールシャッハ」(2010、2012)
- 小林賢太郎プロデュース公演#008「うるう」(2011、2012)
- 小林賢太郎演劇作品「振り子とチーズケーキ」(2013)
- 小林賢太郎演劇作品「ノケモノノケモノ」(2014)
ソロ公演
テンプレート:Main 脚本、演出、美術、出演:小林賢太郎
- KENTARO KOBAYASHI SOLO CONTE LIVE 「ポツネン」(2005)
- KENTARO KOBAYASHI SOLO CONTE LIVE 「○ -maru-」(2006)
- Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2008 『Drop』(2008)
- ポツネン氏の庭 ~The spot garden of Mr.Potsunen~(2009)
- Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2010 『SPOT』(2010)
- ポツネン氏の庭 ~The spot garden of Mr.Potsunen~(2011)
- Kentaro Kobayashi Solo Performance LIVE POTSUNEN 2011 『THE SPOT』(2011)
- Kentaro Kobayashi Solo Performance LIVE POTSUNEN 2012 『P』(2012)
- Kentaro Kobayashi Solo Performance LIVE POTSUNEN 2013『P+』(2013)
出演
※コンビでの出演作はラーメンズの項を参照のこと。
- TV
- テレビ朝日 金髪先生
- NHK 「ピタゴラスイッチ」(何してるのおじさん)
- NHK BShi 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ」(2009) 2009年に番組化。同年度ATP賞「情報バラエティ部門」年間最優秀賞を受賞。
(以下全シリーズの脚本/演出も担当)
- NHK BShi 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ2 ~ポツネン旅に出る~」(2010)
- BSプレミアム 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ3 ~ポツネンと日本語~」(2011)
- NHK BSプレミアム 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ4」(2012)
- NHK BSプレミアム 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ~ライブinヨーロッパ~」(2012)
- NHK BSプレミアム 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ5」(2013)
- NHK BSプレミアム 「POTSUNEN#小林賢太郎テレビ6」(2014)
- フジテレビ 「ボクらの時代」(2013) (いとうせいこう、バカリズムと対談)
- BS-i BSフジ共同製作番組 68FILMS 侍ショート 「ROOM SERVICE」(NAMIKIBASHI制作)
- TV CM
- セイコーエプソン カラリオ(2003)
- ケンタッキーフライドチキン(2004)
- トヨタホーム(2005-)
- 明治製菓 UP
- 三菱電機 V301D 「Bar」篇
- キリンビール チューハイ 氷結 「新レモン」篇(ナレーション)
- 三井住友海上 安心を売る仕事 子猫篇、帽子篇
- PV
- KREVA 「国民的行事」
- Fantastic Plastic Machine 「Tell Me」
- 椎名林檎 「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」
- 映像作品
- 椎名林檎 「賣笑エクスタシー」
- Jam Films 「机上の空論」
- THE JAPANESE TRADITION 〜日本の形〜
- 短編映画
- 椎名林檎 「短篇キネマ 百色眼鏡」
- 田辺誠一 「ライフ・イズ・ジャーニー」
出版物
- 「小林賢太郎戯曲集―home FLAT news」 幻冬舎 2002年1月 ISBN 978-4344001527
- 「文庫版 小林賢太郎戯曲集―home FLAT news」 幻冬舎 2007年4月 ISBN 978-4344409385
- 「小林賢太郎戯曲集―椿・鯨・雀」 幻冬舎 2004年4月 ISBN 978-4344006010
- 「文庫版 小林賢太郎戯曲集―椿・鯨・雀」 幻冬舎 2007年8月 ISBN 978-4344409910
- 「小林賢太郎戯曲集―CHERRY BLOSSOM FRONT345・ATOM・CLASSIC」 幻冬舎 2007年9月 ISBN 978-4344013834
- 「文庫版 小林賢太郎戯曲集―CHERRY BLOSSOM FRONT345・ATOM・CLASSIC」 幻冬舎 2011年8月 ISBN 978-4344417151
- 「小林賢太郎戯曲集―STUDY ALICE TEXT」 幻冬舎 2009年3月 ISBN 978-4-344-01659-0
- 「文庫版 小林賢太郎戯曲集―STUDY ALICE TEXT」 幻冬舎 2012年8月2日 ISBN 978-4344419025
- 共著
- 「大喜利猿」 (升野英知 共著) 河出書房新社 2006年2月 ISBN 978-4309268743
- 「大喜利猿 墨」 (升野英知 共著) 河出書房新社 2007年1月 ISBN 978-4309269344
- 「大喜利猿 優勝」 (升野英知 共著) 河出書房新社 2008年3月 ISBN 978-4309270067
- 「new(KAWADE夢ムック)」 河出書房新社 2003年9月 ISBN 978-4309976600
- 「猫本」 講談社 2006年4月 ISBN 978-4061795938
その他
- 舞台 安田ユーシ・犬飼若浩「二人舞台」(2006・01)作・演出
- 舞台 親族代表「忄(りっしんべん)」(2006・08)脚本提供
- 舞台 安田ユーシ・犬飼若浩 LIVE双六「参」(2006・10)脚本提供
- 映画 「モルタデロとフィレモン」(2006)字幕監修
- 漫画 「GOLDEN LUCKY 完全版・上」 あとがき・帯推薦文
- 文庫版「ダメ人間〜溜め息ばかりの青春記」(鈴井貴之)巻末にて著者との対談
- 舞台 久ヶ沢徹他 久ヶ沢牛乳「A HALF CENTURY BOY」(2012・9)脚本提供
外部リンク
- KENTARO KOBAYASHI WORKS:小林賢太郎のしごと
- K.K.P.(小林賢太郎プロデュース公演)
- ISIS本座「芸を読む人を読む」第6回「二種類の笑い 〜小林賢太郎をめぐって〜」