「琴似駅 (JR北海道)」の版間の差分
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2014年8月13日 (水) 21:44時点における最新版
琴似駅(ことにえき)は、北海道札幌市西区琴似2条1丁目1にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はS03。電報略号はコト。
札幌市西区の中心駅の一つであり、ホームライナーを除く全ての定期旅客列車が停車する。なお、札幌市営地下鉄東西線にも同名の琴似駅があるが、当駅からは約700m離れた位置にあり直結しておらず、乗換駅とはなっていない[1]。
駅構造
- 高架駅。1面2線のホームは隣の桑園駅や札幌駅と同様、屋根と壁で覆われている。
- 社員配置駅。みどりの窓口(営業時間5時30分 - 22時45分)、琴似駅旅行センター、自動改札機、キヨスク設置。
- 駅の出口は南西側に開き、東口と西口がある。南の正面には駅前広場があり、右(西)に琴似タワー、正面(南西)にイトーヨーカ堂琴似店、5588(旧イトーヨーカ堂専門店館)がある。北方面には高架下をくぐって裏に回る。
- 運転士への注意を促すため、駅手前には「快速停車」と表記された目立つ標識が設置されている。これは2000年3月のダイヤ改正以前は当駅に快速列車は停車していなかったためである。
1 | ■函館本線(上り) | 手稲・小樽・倶知安方面 |
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2 | ■函館本線(下り) | 札幌・岩見沢・新千歳空港方面 |
駅周辺
当駅の南西側は札幌市西区の中心的な繁華街であり、大型店としてはイトーヨーカ堂琴似店がある。北海道道276号琴似停車場線(琴似栄町通・通称は琴似本通り)が、駅の南東で函館本線の高架下をくぐり、北東から南西に走る。この通り沿いに、商店街が約700m南側の地下鉄琴似駅まで続いている。周辺は住宅地で、高層マンションが林立し、中層の集合住宅も多い。
北東側(八軒側)には比較的商店が少ない。昭和初期に日本食品の缶詰工場と事務所、倉庫などの建築群が建てられた。21世紀初めまで、煉瓦造りの工場が喫茶店「レンガの館」(サッポロ珈琲館が改称)として、また元倉庫が劇場「コンカリーニョ」として利用されていた。2007年には当駅のすぐ北側に電器店のコジマ札幌琴似店がオープンし、徐々に再開発が進みつつある。近年は周辺再開発などで南口には「ヴェルビュータワー琴似」(地上30階建、2002年竣工)、北口には「ザ・サッポロタワー琴似」(40階建、2006年竣工)や「プレミスト琴似スカイクロスタワー」(40階建、2013年竣工)など超高層マンションや商業施設が相次いで建設され、景観が大きく変わった。
2002年に利用者増加に対応した改修が行われた。バリアフリーに対応し、エスカレーター・エレベーターが設置されたほか、2004年には、ヴェルビュタワー琴似、イトーヨーカ堂琴似店と駅とが屋根付きのペデストリアンデッキで結ばれ、冬期間も外に出る事なく行き来することができるようになった。後に、2006年に開業した複合商業施設「コルテナI」や、「ザ・サッポロタワー琴似」「プレミスト琴似スカイクロスタワー」にもペデストリアンデッキが接続されている。
公共施設・金融機関
- 札幌市営地下鉄東西線琴似駅
- JR札沼線(学園都市線)八軒駅
- 西警察署琴似駅前交番
- 琴似駅前郵便局
- 札幌信用金庫琴似支店
- 空知信用金庫琴似支店
- 旭川信用金庫琴似支店
- 北海道銀行八軒支店
- 北洋銀行琴似中央支店
- 札幌市農業協同組合(JAさっぽろ)琴似支店
商業施設
- イトーヨーカドー琴似店
- 5588KOTONI
- QBハウスJR琴似駅店
- ツルハ琴似駅東口店
- ゲオ札幌琴似店
- ゲオ文教堂札幌琴似店
- サイゼリヤ札幌琴似駅前店
- 大戸屋JR琴似店
- 松屋琴似店
- 琴似グリーンホテル
- 琴似栄町通商店街
- コルテナⅠ - 西方向近隣。琴似駅とは、イトーヨーカドー琴似店など数棟の商業施設・公共施設・ホテル施設を間に挟み(屋根および壁と窓付きの)ペディストリアンデッキ通路で直結されている。主なテナントはTSUTAYA、スターバックス、ローソン、各種飲食店、会員制スポーツクラブなど。
利用状況
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2003 | 9,320 |
2004 | 9,730 |
2005 | 10,240 |
2006 | 10,760 |
2007 | 10,900 |
2008 | 11,030 |
2009 | 11,050 |
2010 | 11,090 |
2011 | 11,340 |
2012 | 11,312 |
2013 | 11,501 |
北海道旅客鉄道によると、2013年度の1日平均の乗車人員は約11,501人でJR北海道の駅の中で5番目に利用者数が多い駅となっている。2000年に快速列車の停車駅となって以降は駅前の再開発が盛んであり、利用客数も増加傾向にある。
バス路線
路線は2010年4月1日時点
南口ロータリー内
駅北側路上停留所
駅南側路上(琴似栄町通沿)
- ジェイ・アール北海道バス
- 琴40・琴46 地下鉄琴似駅前・琴似営業所前行
- 琴40 地下鉄宮の沢駅前行(八軒5条1丁目経由)
- 琴46 麻生駅前行(新川通経由)
歴史
付近に兵村を作っていた屯田兵の嘆願書をうけて、開業した。当初は乗客があるときだけ旗の合図で停車する簡易停車場(フラグ・ステーション)で、駅舎は5月に6坪のものが建てられた。戦後に札幌郊外の住宅地として発展するにつれて乗客が増加した。その後も発展し、現在では郊外というイメージはまるでない。
- 1880年(明治13年)11月28日 - 官営幌内鉄道の駅(フラグ・ステーション)として開業。貨客とも取扱い?
- 1883年(明治16年)?月?日 - 休止。
- 1884年(明治17年)?月?日 - 営業再開。
- 1889年(明治22年)12月11日 - 北海道炭礦鉄道に譲渡。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。一般の駅に格上げ?
- 1965年3月 - 歩道橋設置。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 貨物取り扱い廃止。
- 1982年(昭和57年) - 高架工事に伴い木造駅舎が解体され、数百m発寒側の新駅舎へ移転。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 1988年(昭和63年)11月3日 - 高架開業。駅南側(琴似栄町通)の「開かずの踏切」問題が解消した。
- 1998年(平成10年)11月21日 - 自動改札機設置。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 快速列車(エアポート・いしかりライナー・ニセコライナー)が当駅に停車するようになる。
- 2002年(平成14年) - 改修して現在の駅舎となる。
- 2008年(平成20年)10月25日 - ICカードKitaca使用開始。
その他
「札幌市自転車等の放置の防止に関する条例」により、2007年7月1日から当駅周辺は自転車等放置禁止区域に指定された。当駅周辺で駐輪場以外に自転車を止めると撤去の対象となる。なおこれにともない、南口ロータリー内に駐輪場が新たに設置された。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- ■函館本線
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の同一駅名・同一市町村で所在地が異なる駅の一覧
- 琴似駅 (札幌市営地下鉄) - 代替輸送の指定駅。同じ駅名だが約700mも離れており直結していない。
- 琴似