Zepp
テンプレート:Infobox テンプレート:座標一覧 テンプレート:Ambox-mini Zepp(ゼップ)は、日本国内で展開されているライブハウス。ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)の子会社、Zeppライブエンタテインメントが運営を行う。
概要
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5都市に所在し、主に音楽ライブ・イベントを開催している。全国に点在することから、アーティストが複数のZeppを巡ってライブを行うことを「Zeppツアー」と称することもある[1]。
Zeppの名称は飛行船の「ツェッペリン」(Zeppelin)に由来し、そのうちZepp Sendaiについては「ツェッペリン」から連想された“都市に降り立つ宇宙船”をコンセプトに設計されている[2]。
Zeppで開催される大抵のライブでは入場の際に500円をドリンクコインと交換し、入場後Zepp内のドリンクショップでドリンクコインをペットボトルの「ソフトドリンク」と「Zeppオリジナルドリンクストラップ」に引き換える仕組みとなっている[3][4]。なお、この「Zeppオリジナルドリンクストラップ」はZeppで回収されたペットボトルをリサイクルして作られたものである[5]。さらにプラカップのリサイクルや、2003年1月以降に各会場で開催されているライブ・イベントにおける電力を風力発電で賄うなど、エコへの取り組みも行っている[5][6]。
各地のZeppには、アサヒ飲料がスポンサーとして特別協賛しており[5]、会場内でのドリンクも同社やアサヒビールのものが提供される。設立当初はエイベックス・グループ・ホールディングス(当時はエイベックス・ディー・ディー)も同社に出資していたが、現在は撤退。
各地のZeppではコンサートの他にプロレス・ボクシング・その他格闘技の興行も打たれていたが、2012年を以ってすべてのZeppにおいて契約済みの大会を終えた時点で以降の貸し出しを中止することが決まっている。
2012年4月1日、Zepp設立時からの運営会社「株式会社ホールネットワーク」に企画制作部門が新設され、商号が「株式会社Zeppライブエンタテインメント」に変更された[7]。また、同時期に本社がエムオン・エンタテインメント本社のある六本木のビルに移転している[8]。 テンプレート:-
一覧
表中の収容数は全てオールスタンディングの場合による。内訳については、スタンディング・固定座席・椅子をそれぞれ「(ス)」「(座)」「(椅)」と略記。
現在
名称 | 収容数 | 開業日 | 位置 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Zepp Sapporo | 2,009人 | 1998年4月12日 | [[[:テンプレート:座標URL]]43_2_57.5_N_141_21_11.5_E_region:JP&title=Zepp+Sapporo 地図] | 住所:北海道札幌市中央区南9条西4-4 中島公園北隣 最寄駅:中島公園駅(地下鉄南北線) 規模:1階・1,800人(ス)/613人(椅)、2階・110人(座)+99人(ス) |
Zepp Tokyo | 2,709人 | 1999年3月20日 | [[[:テンプレート:座標URL]]35_37_33.3_N_139_46_56_E_region:JP&title=Zepp+Tokyo 地図] | 住所:東京都江東区青海1-3-11 パレットタウン内 最寄駅:青海駅(ゆりかもめ)、東京テレポート駅(りんかい線) 規模:1階・2,416人(ス)/1,000人(椅)、2階・200人(座)+93人(ス) |
Zepp DiverCity (TOKYO) | 2,473人 | 2012年4月29日 | [[[:テンプレート:座標URL]]35_37_30.5_N_139_46_30.4_E_region:JP&title=Zepp+DiverCity+%28TOKYO%29 地図] | 住所:東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ ダイバーシティ東京内 最寄駅:台場駅(ゆりかもめ)、東京テレポート駅(りんかい線) 規模:1階・2,107人(ス)/888人(座)、2階・214人(座)+152人(座) |
Zepp Nagoya | 1,792人 | 2005年3月11日 | [[[:テンプレート:座標URL]]35_9_48.1_N_136_53_5_E_region:JP&title=Zepp+Nagoya 地図] | 住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7 ささしまライブ24地区・マーケットスクエアささしま北隣 最寄駅:ささしまライブ駅(あおなみ線)、米野駅(近鉄名古屋線)、名古屋駅(名鉄線、地下鉄東山線・桜通線、東海旅客鉄道(JR東海)) 規模:1階・1,600人(ス)/549人(椅)、2階・192人(座) |
Zepp Namba (OSAKA) | 2,530人 | 2012年4月27日 | [[[:テンプレート:座標URL]]34_39_26.5_N_135_30_4.7_E_region:JP&title=Zepp+Namba+%28OSAKA%29 地図] | 住所:大阪府大阪市浪速区敷津東 2-1-39 木津卸売市場東隣 最寄駅:恵美須町駅(地下鉄堺筋線、阪堺線)、今宮戎駅(南海高野線)、大国町駅(地下鉄御堂筋線・四つ橋線)、難波駅(南海本線・南海高野線) 規模:1階・2,090人(ス)/796人(座)、2階・440人(座) |
Zepp Fukuoka | 2,001人 | 1999年6月5日 | [[[:テンプレート:座標URL]]33_35_36.7_N_130_21_47.9_E_region:JP&title=Zepp+Fukuoka 地図] | 住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-1 シーサイドももち・ホークスタウン内 最寄駅:九州医療センター(西鉄バス)、唐人町駅(地下鉄空港線) 規模:1階・1,835人(ス)/606人(椅)、2階・166人(座) |
- Zepp Tokyo.jpg
Zepp Tokyo
- Zepp DiverCity.JPG
Zepp DiverCity (TOKYO)
- Expo 2005 A Satellite Studio De・La・Fantasia In Zepp Nagoya.jpg
Zepp Nagoya
- Zepp Namba.JPG
Zepp Namba (OSAKA)
- Zeppfukuoka.jpg
Zepp Fukuoka
過去
名称 | 収容数 | 開業日 | 閉館日 | 位置 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Zepp Osaka | 2,180人 | 1998年11月24日 | 2012年4月8日 | [[[:テンプレート:座標URL]]34_38_27.8_N_135_25_1.4_E_region:JP&title=Zepp+Osaka 地図] | 住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-18-31 咲洲コスモスクエア地区 最寄駅:コスモスクエア駅(地下鉄中央線、ニュートラム) 規模:1階・2,000人(ス)/763人(椅)、2階・180人(座) |
Zepp Sendai | 1,567人 | 2000年8月1日 | 2012年7月1日 | [[[:テンプレート:座標URL]]38_15_38.2_N_140_53_0.2_E_region:JP&title=Zepp+Sendai 地図] | 住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡1-1-1 東日本旅客鉄道(JR東日本)仙台駅東口構内 最寄駅:仙台駅(東日本旅客鉄道(JR東日本)、地下鉄南北線) 規模:1階・1,213人(ス)/437人(椅)、2階・354人(ス)/180人(座) |
- Zepp Osaka.JPG
Zepp Osaka
- Zepp Sendai.jpg
Zepp Sendai
存廃問題
Zepp Nagoya以前に設置された施設は、2002年(平成14年)2月から始まるいざなみ景気の前の「失われた10年」と呼ばれる不景気の時期に開業した。この時期は地価が低かった代わりに企業の投資意欲が低く、土地を購入することなく事業用定期借地契約を結んで土地使用する方法が流行した。いくつかのZeppも同様の方法で設置されたが、複数の施設は期限を10年程度で結んだことから起因する存廃問題に直面している。
- Zepp Osaka (閉館)
- 当初、土地を所有する大阪市および大阪港振興協会との間で1998年(平成10年)6月から2009年(平成21年)1月までの賃貸借契約があったほか、同協会とホールネットワークとの間で同期間の事業用定期借地契約を結んでいた[9]。このため、期限までに土地所有者の大阪市へ更地にした上で返却する必要があることから、2008年(平成20年)11月末には閉鎖される見通しだった[9]。
- 2012年(平成24年)4月27日には代替施設として「Zepp Namba (OSAKA)」[10]をオープン[11][12]。Zepp Namba (OSAKA)の開業に伴ってZepp Osakaの正式な閉館が決定され、2012年4月8日に閉館した。
- Zepp Tokyo (営業継続)
- Zepp Tokyoが入居するパレットタウンが当初東京都との間で結んでいた定期借地契約は12年間[13]であり、パレットタウンは2010年(平成22年)5月に閉鎖・解体された後に東京都へ返還され、跡地は森ビル・トヨタ自動車が再度購入して新たな複合商業施設を建設する予定が立てられていた[14]。しかし、2008年(平成20年)9月15日のリーマン・ショック以降に起こった世界金融危機によって急激に経済状況が悪化し、2009年(平成21年)11月5日には再開発計画が先送りとなる見通しとなった[15]。その後、Zepp Tokyoなどの既存施設は「2012年(平成24年)頃まで存続する見込み」と報道され[16]、2011年(平成23年)6月1日には施設の存続が発表された[17]。
- 2012年(平成24年)4月19日、三井不動産とフジテレビジョンが共同で開業したダイバーシティ東京内に「Zepp DiverCity (TOKYO)」[10]を開業[18][19]。なお、ダイバーシティ東京はパレットタウンと同じく東京臨海副都心に所在するため、これによって江東区内に2ヶ所のZeppが所在することとなったが、Zepp Tokyoも並列して営業を継続する[17][10]。
- Zepp Sendai (閉館)
- 当初の定期借地契約期限は、2010年(平成22年)7月末までだった[20]。
- 2008年(平成20年)秋には土地の所有者である東日本旅客鉄道仙台支社(JR東日本仙台支社)との間で契約延長の協議を行っていたが、東日本旅客鉄道(JR東日本)が全国の主要駅で推し進めている「ステーションルネッサンス」事業との兼ね合いから、2015年度(平成27年度)の仙台市地下鉄東西線開業に合わせてJR仙台駅東口一帯の再開発を計画していたため[20]、2009年(平成21年)春の時点で交渉の難航が報道された[21]。しかし、地元の女子大学生を中心とした存続に関する署名運動もあり、2009年(平成21年)10月27日に定期借地契約の2年延長が発表された[22]。また、これによって2012年(平成24年)5月上旬まで営業を継続した後に施設を撤去・更地化し、同年7月末までにJR側へ返還することが決まったが、その後の移転計画は「白紙」とされた[22]。
- 2011年(平成23年)には、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で営業休止に追い込まれたが、震災発生1ヶ月を前にした4月10日、沖縄県宜野湾市での被災地支援ライヴ「がんばれ東北! がんばれ日本! 東北関東大震災支援チャリティーコンサート what a wonderful world in OKINAWA[23]」のライブビューイングに使用されたことで、一時的に営業を再開[24]。4月23日に開催されたチャリティライブ「MUSIC DISTRIBUTION for SENDAI[25]」を皮切りに本格再開した[26]。
- なお、その後は代替施設への移転および施設の新設が行われないまま、2012年(平成24年)7月1日に開催されたイベント「LAST ZEPP SENDAI」をもって閉館した[27][28]。
Zepp Namba (OSAKA)における振動問題
Zepp Namba (OSAKA)のオープン日である2012年4月27日以降、ライブ中に多数の観客がジャンプすることに起因しての振動が発生し、隣接するクボタ本社においてビル6棟が大きく揺れるといった影響が見られるようになった。クボタ側はZepp側に何度も苦情を申し入れ、Zepp側も観客側にジャンプの自粛を呼びかけているが、振動問題は止んでいない状況である[29]。
脚注
関連項目
外部リンク
- ZEPP - 公式サイト
テンプレート:日本のソニーミュージックグループ テンプレート:Odaiba area sights テンプレート:Asbox
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite web
設計者についてはテンプレート:Twitter statusから。 - ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 「アルコール類」を選んだ場合はプラカップでの受け渡しになり、「Zeppオリジナルドリンクストラップ」は渡されない。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ SMEJメディアビジネスグループ代表の佐藤康広がM-ON!・Zepp両社の社長を兼務している。
- ↑ 9.0 9.1 「Zepp Osaka」:来年限り? 借地契約切れ間近(asahi.com 2007年11月21日)
- ↑ 10.0 10.1 10.2 新Zepp Tokyo/Osakaの名称および開業日決定(Musicman-NET 2011年10月24日)
- ↑ テンプレート:PDF(南海電気鉄道 平成22年11月9日)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 不動産鑑定ブレインズ
- ↑ 臨海副都心青海ST区画の進出事業予定者の決定について(東京都 2008年10月8日)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 日本経済新聞 2009年11月6日 朝刊15面
- ↑ 17.0 17.1 テンプレート:PDFlink(ホールネットワーク 2011年6月1日)
- ↑ 平成24年春、東京臨海副都心地区に開業 「(仮称)青海Q街区計画」の施設名称案を公募 「新Zepp Tokyo(仮称)」の出店が決定(三井不動産 フジテレビジョン 2011年6月1日)
- ↑ 東京臨海副都心地区の複合施設「ダイバーシティ東京」 平成24年4月19日(木)グランドオープン 世界を代表するファッションブランド、大型エンターテインメント施設が多数出店(三井不動産 2011年12月19日)
- ↑ 20.0 20.1 仙台駅東口に高層ビル 35階規模、JR東日本が構想(河北新報 2009年6月28日)
- ↑ 東北屈指のライブホール ゼップ仙台存続は未定(河北新報 2009年5月16日)
- ↑ 22.0 22.1 テンプレート:Cite web
- ↑ がんばれ東北! がんばれ日本! 東北関東大震災支援チャリティーコンサート what a wonderful world in OKINAWA
- ↑ 震災チャリティ沖縄ライブにモンパチ、サンボ、細美武士ら(ナタリー 2011年4月4日)
- ↑ MUSIC DISTRIBUTION for SENDAI
- ↑ 仙台でGOING、秦基博、ポリら出演の無料イベント敢行(ナタリー 2011年4月11日)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ “揺れる”クボタのビル 原因は隣接ライブハウスのジャンプ 産経新聞 2013年9月25日