米野駅
テンプレート:駅情報 米野駅(こめのえき)は、愛知県名古屋市中村区平池町4丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の駅。
目次
駅構造
下り単式・上り島式の複合型による2面3線(ただし上りホームの駅舎側の1線は車庫入換用)の地上駅で、ホーム長は3両分。駅舎(改札口)は、北西(上り線)側にあり、各ホームとは構内踏切で連絡している。駅上り方に車庫・検車施設(富吉検車区米野車庫)があり、特急車両等が留置されている。名古屋からの入庫列車は入換用線へ到着し進行方向を変えて入庫するが、出庫列車は車庫線から直接名古屋駅へ向かう。また入換用線は桑名方向からの発着もできる。
駅の南東側はJRの列車区があるので反対の北西側にしか出口が無く、通り抜けができない。したがって、JRを挟んで反対側にあるあおなみ線のささしまライブ駅へも、距離的には近いが道のりはかなり長い。しかし、2011年9月7日にささしまライブ駅と米野駅の近くを結ぶ「ささしま米野歩道橋」が開通したことにより、道のりについては大幅に改善された。
名古屋方面への地下トンネルのすぐ近くに駅がある。各列車はトンネルを抜けると車内アナウンスを始めるので、通過列車の場合はまだ終わらないうちに通過して行く。
自動改札機は日本信号製が設置されており、回数券カードに対応。赤い自動改札機は出場時2枚一括処理・PiTaPa・ICOCA対応。自動精算機も設置されており、こちらも回数券カードが利用できる。
スルッとKANSAI及びJスルーカードはエリア外のため使用できない。ただし、正式にアナウンスされてはいないが、券売機(高額紙幣対応タッチパネル式)に同カードを挿入することにより切符を購入することができる。
のりば
1 | テンプレート:Color名古屋線(下りのりば) | 桑名・大阪・賢島方面 | |
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2 | テンプレート:Color名古屋線(上りのりば) | 名古屋行き | |
3 | テンプレート:Color車庫入替用、回送列車、団体列車のりば(上り・下り) | (車庫入替用、回送列車、団体列車のみ発着) |
- 構内の方面表記では上記のように記載されているが、下り列車は大阪方面と賢島方面へは直通列車が停車しないため、優等列車の停車駅で必ず乗り換えを必要とする。
- 1番線が下り本線、2番線が上り本線、3番線が上下副本線となっているが、3番線は前述のように車庫入替用、回送列車、団体列車発着としてのみ使われており、旅客列車の通過待ち目的に使われることはない。また、3番線にはのりば番号標も設置されていない。構内のほとんどが曲線内にあり、通過列車も85km/h以下で走行する。
利用状況
テンプレート:要出典範囲、市街地にあるにも関わらず利用者は少ない。
利用状況の変遷
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2005年(平成17年)11月8日の調査結果によると、1日の利用客は637人である。
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、273位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、43位(桃園駅に次いで少ない)。
- 愛知県内の近鉄の駅(11駅)の中では最少。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1978年(昭和53年) | 347,400 | ←←←← | 132,661 | 480,061 | |||
1979年(昭和54年) | 317,940 | ←←←← | 130,834 | 448,774 | |||
1980年(昭和55年) | 283,020 | ←←←← | 122,693 | 405,713 | |||
1981年(昭和56年) | 261,510 | ←←←← | 112,315 | 373,825 | |||
1982年(昭和57年) | 240,600 | ←←←← | 104,302 | 344,902 | 11月16日 | 2,021 | |
1983年(昭和58年) | 223,830 | ←←←← | 102,009 | 325,839 | 11月8日 | 1,870 | |
1984年(昭和59年) | 200,010 | ←←←← | 98,744 | 298,754 | 11月6日 | 1,737 | |
1985年(昭和60年) | 186,630 | ←←←← | 98,388 | 285,018 | 11月12日 | 1,592 | |
1986年(昭和61年) | 178,620 | ←←←← | 100,261 | 278,881 | 11月11日 | 1,771 | |
1987年(昭和62年) | 177,780 | ←←←← | 96,323 | 274,103 | 11月10日 | 1,553 | |
1988年(昭和63年) | 158,190 | ←←←← | 97,683 | 255,873 | 11月8日 | 1,339 | |
1989年(平成元年) | 146,070 | ←←←← | 100,789 | 246,859 | 11月14日 | 1,404 | |
1990年(平成2年) | 155,190 | ←←←← | 96,167 | 251,357 | 11月6日 | 1,490 | |
1991年(平成3年) | 150,810 | ←←←← | 92,694 | 243,504 | |||
1992年(平成4年) | 149,310 | ←←←← | 89,911 | 239,221 | 11月10日 | 1,431 | |
1993年(平成5年) | 139,680 | ←←←← | 93,193 | 232,873 | |||
1994年(平成6年) | 133,440 | ←←←← | 85,791 | 219,231 | |||
1995年(平成7年) | 133,590 | ←←←← | 79,459 | 213,049 | 12月5日 | 1,229 | |
1996年(平成8年) | 125,850 | ←←←← | 74,037 | 199,887 | |||
1997年(平成9年) | 113,910 | ←←←← | 71,394 | 185,304 | |||
1998年(平成10年) | 104,460 | ←←←← | 66,900 | 171,360 | |||
1999年(平成11年) | 95,370 | ←←←← | 64,757 | 160,127 | |||
2000年(平成12年) | 94,020 | ←←←← | 62,226 | 156,246 | |||
2001年(平成13年) | 94,470 | ←←←← | 60,689 | 155,159 | |||
2002年(平成14年) | 86,640 | ←←←← | 59,512 | 146,152 | |||
2003年(平成15年) | 86,370 | ←←←← | 58,665 | 145,035 | |||
2004年(平成16年) | 77,670 | ←←←← | 57,991 | 135,661 | |||
2005年(平成17年) | 61,290 | ←←←← | 54,144 | 115,434 | 11月8日 | 637 | |
2006年(平成18年) | 60,090 | ←←←← | 55,349 | 115,439 | |||
2007年(平成19年) | 55,440 | ←←←← | 56,527 | 111,967 | |||
2008年(平成20年) | 55,710 | ←←←← | 54,662 | 110,372 | 11月18日 | 669 | |
2009年(平成21年) | ←←←← |
駅周辺
名古屋市が進めている再開発事業エリア「ささしまライブ24」が近鉄線、JR関西本線、あおなみ線の東側に位置する。直線距離はおよそ100mと至近でありながら、米野駅からささしまライブ24エリアへの徒歩アクセス手段が存在しない状況が続いたが、2011年9月にささしま米野歩道橋が完成した事により大幅に改善された。同地区では超高層ビルや大規模商業施設、大学キャンパスなどが完成または建設が進められているほか、地元民放テレビ局・中京テレビの新社屋が同地区に移転することも決定しており、今後の発展が見込まれるが、近畿日本鉄道は現在の所、ささしまライブ24地区最寄駅、アクセス手段としての同駅の活用や目立った宣伝は特に行っていない。
名勝・旧跡
公共施設
- 牧野コミュニティセンター
- 米野コミュニティセンター
商業・宿泊施設
- ささしまライブ21(同地区に所在する施設については、ささしまライブ駅#駅周辺の主な施設を参照)
- イオンタウン太閤ショッピングセンター
- ホテルパレス名古屋
文教施設
- 名古屋市立米野小学校
- 名古屋朝鮮初級学校
- 学校法人筧学園わかくさ幼稚園
- 平池保育園
医療機関
交通
歴史
- 1938年(昭和13年)6月26日 : 関西急行電鉄の関急名古屋(現 近鉄名古屋)から桑名間開通に伴い開業する。
- 1940年(昭和15年)1月1日 : 参宮急行電鉄が関西急行電鉄を合併し、同社名古屋線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 : 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併するとともに名称を関西急行鉄道に変更し、同社の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 : 関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)を合併するとともに名称を近畿日本鉄道に変更し、同社の駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 : PiTaPaの供用を開始する。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 名古屋線
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急
関連項目
外部リンク
- 米野駅(駅の情報) - 近畿日本鉄道