OBCドラマティック競馬
OBCドラマティック競馬(オ-ビーシードラマティックけいば)はラジオ大阪(大阪放送)が毎週日曜日10:00~16:30に放送している中央競馬中継のタイトルである。提供・JRA日本中央競馬会。協力・競馬エイト。関連番組の地方競馬中継OBCドラマティック競馬金曜版そのだ金曜ナイター中継についても記載する。
目次
概要
ラジオ大阪では以前にも「OBCサンデー競馬(オービーシーサンデーけいば)」として1970 - 1980年代前半に放送されていたが、1982年に「TOYOTAサンデースペシャル・決定!!全日本歌謡選抜」→「TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50」(文化放送と同名だが、企画ネットで番組は全く独自のもの)が開始されたため一旦中断、その後企画ネット廃止で「決定!オールジャパン・ザ・ベストヒット」に移行・縮小したことに伴い、1994年4月から毎週日曜日12:30~16:30の枠で競馬中継の放送を再開。
現在、放送されているラジオ大阪の全番組の中で最長の放送時間である。
G1がある日のオープニングには前年の同競走のスタートと最終直線のシーンが録音されたコーナーから幕開けとなりフィナーレはそのレースをもう一度、最終直線から振り返って番組を終える。
1997年から11:00 - 13:00に「OBCスポーツワイド」という番組が加えられたが、その中で競馬中継が実施され実質延長された。更に1999年から10:00スタートとの完全放送となり、「日曜競馬完全中継」というサブタイトルが付いた。
2012年10月から祝日の月曜開催時は西日本主場のメインレースをワイド番組内で中継する。
なお、以下のいずれかに該当する(主に中断や放送枠の前後にレースが行われる)場合は、完全中継とはならないため、サブタイトルは「日曜競馬中継」となる。
- 毎年1月最終日曜日に開催される「大阪国際女子マラソン」大会当日は当局が親会社の産経新聞社、関西テレビとともに主催・後援団体となっている関係上その模様を実況中継するため完全中継とはならず、10:00~11:55と15:00~16:30の2部構成と共に競馬→マラソン→競馬のリレー中継となる。尚、中断された時間に行なわれたレースは結果のみで纏めて第2部の冒頭に一気に伝えられる。
- 2005年から2010年は薄暮・準薄暮競走が行われていた関係で[1]最終12競走の発走予定時刻は16:30以降となったが、しかし、放送時間帯は従来通り16:30までで、最終第12競走の実況は行われない。
- 2006年以降(ただし2011年は除く)東京優駿当日の東京競馬場最終第12競走に目黒記念(発走予定時刻17:00)が組まれたことに伴い、同日に開催がある京都競馬場(2009年までは中京競馬場)でも薄暮競走が行われることとなった。なお同日の京都競馬の第1競走発走予定時刻は9:50、最終第12競走発走予定時刻は16:40となるが、放送時間は通常通り16:30までで、当日の京都競馬については、第2競走(発走予定時刻10:20)から第11競走(発走予定時刻16:05)までの中継となるため、目黒記念の実況も行われない。
- 2011年は東日本大震災のため、ダービーデーを含め5月以後の薄暮・準薄暮は取りやめとなり、2012年以後も電力需要の観点から通常の春秋の準薄暮(ダービーデーは上述の通り除く)と夏季の薄暮開催は止めているが、この年以後の夏季開催では関東主場の東京→福島→新潟の開催についてのみ準薄暮と同じ扱いで16:30に最終競走を発走しているものの中継では放送しない。また2010年と2011年は中京競馬場の全面改修に伴い、年末の中京開催が小倉に代替され、阪神で行われた「ファイナルステークス」に続けて、小倉で「アンコールステークス(中京の本来の年末最終競走である「尾張ステークス」の代替)」が行われたが、この時も九州地方の日没時間への配慮から16:35発走の準薄暮であったため、放送されなかった。
- 2011年3月27日に中京競馬場改修工事のため、高松宮記念の同日に行われる第12競走毎日杯の発走がやはり準薄暮の16:35となる。しかし、放送時間は16:30までで毎日杯の実況は行われなかった。また震災により中山競馬場での開催が同年4月17日まで取りやめになったため、本来中山で行うべき重賞(日曜施行はダービー卿チャレンジトロフィー、マーチステークスが該当)を阪神の最終競走(第12競走)に割り当てたが、この時も同様に準薄暮の16:35発走であったため放送されなかった。
- 2013年秋季から、1日全体の最終競走は春季・秋季については16:25に設定されており(関西主場である場合はレース生中継をするが、関東主場・第3場は実況しないで状況の説明程度にとどめる場合が多い)、その競走の進行状況によっては全体の最終競走の結果・払戻金発表ができないで「主催者発表のものでご確認ください」とアナウンスする場合も頻発する。
- 関東主場(東京・中山)GI開催日[2]及び高松宮記念のGIレース開催当日やまれにGI開催日以外でも2場開催時などで、関西主場における第1競走の発走予定時刻が9:50か9:55となる場合、第1競走の実況は行われない。なお現在は第1競走が10:00以前に発走する場合は番組冒頭に実況録音とレース結果を流している。
- 2011年3月20日の放送は東日本大震災の影響で音楽は全く流さずに厳粛に放送した。
ネットワーク
- 東日本地区(主場)メイン競走の実況は文化放送、高松宮記念は東海ラジオからネットワークを受けている[3]。それ以外の東日本地区(主場)の特別・最終競走[4]、第3場開催の第9競走から第12競走は放送席からモニターを通して(番組内では、「画面実況」と表現している)実況する[5]。
- 重賞競走は、東海ラジオでも放送される場合があった。
- 2011年から西日本地区(主場)メイン競走をRFラジオ日本へネットするようになった。それまではKBS京都ラジオが担当していた。[6]
- 2012年9月30日は台風の接近に伴い阪神競馬場のレースが行われなかったため、中山競馬場のメインを除く全レースをモニターを通して実況した。
出演者
総合司会
実況
パドックリポーター
解説
(ここに名前が挙がっている解説者は、全員テレビの『DREAM競馬』→『競馬beat』→『競馬BEAT』→『KEIBA BEAT』(関西テレビほか)に出演している。)
過去の出演
- 寺西裕一(実況 KBS京都テレビ競馬中継出演のために(KBSの実況アナウンサーであった久保房郎アナがKBSを定年退職、岩崎心平アナがKHBへの移籍に伴い)降板)
- 井上裕義(実況、2006年7月まで)
- 藤田良宏(実況、2005年10月から2011年12月25日まで)
- 山口新之輔(実況)[中京競馬開催 表開催のみ]
- 入江玲子、熊谷奈美(パドック)
- 前川美奈(パドックリポーター、2014年3月23日まで)
- 田渕岩夫(OBCサンデー競馬司会)
- 領家華子、森ちえみ
- 播磨政勝(元競馬エイト、解説者。2009年までは冬季開催の『DREAM競馬KOKURA』(テレビ西日本制作)に出演)
ボーナス作戦
これは番組中に競馬に関連するクイズを3問(午前中1問、午後2問=うち1問はメインレース終了後)出題し、そのクイズの2問以上正解者に馬券プレゼントの権利が与えられる。プレゼントする馬券は解説者各人がそれぞれにつき5000円の軍資金を持ち、それぞれに勝負レースを決定する。その的中金額の合計をメインレースの優勝した枠番号に応じてプレゼント人数を決めていく仕組みとなっている。その他競馬関連グッズの贈呈もある。
賞金贈呈人数
- 1・2枠優勝 2人
- 3・4枠優勝 3人
- 5・6枠優勝 4人
- 7・8枠優勝 5人
関連番組
2014年5月16日から園田競馬場ナイター開催期間中の毎週金曜日19:00 - 20:26に、「OBCドラマチック競馬 金曜版 そのだ金曜ナイター中継」を開始した。但し日曜日と異なり場内の実況音声を使う。
出演者
- 西村寿一(総合司会)
- SKNフラッシュ8のメンバー1~2人
- スポーツ紙・専門紙記者(予想解説、場内のパドック解説と違う人)
- 週替わりゲスト
脚注
- ↑ 2005年からの夏の小倉開催(例年7月下旬~9月初旬)を皮切りに、2008年からは阪神競馬場でも準薄暮開催が始まり、6月に行われる第3回開催、及び9月(年によっては10月初旬まで)行われる第4回開催において、2009年からは、3月下旬(高松宮記念前日)から6月前半(エプソムカップ当日)についても関西主場で準薄暮開催が行われた
- ↑ ただし11月に開催されるジャパンカップ(2011年まで)と12月に開催される朝日杯フューチュリティステークス(2013年まで)と有馬記念開催日は除く
- ↑ 他に、2010年1-3月の中京競馬場開催時はメインレースの実況を東海ラジオからネット受けしていた。
- ↑ GI開催日で特別競走が1日5競走施行日及びジャパンカップ・有馬記念開催日の競走施行数が11レース制の場合、最終競走から数えて4レース目から。
- ↑ 文化放送が都合により競馬場にアナウンサーを派遣出来ない時は、メイン競走も行う場合がある。
- ↑ 但しRFラジオ日本が自社制作を行う場合は文化放送にネットされる。基本的にはGIレースのみだが、2011年3月20日から2011年4月17日の間はGI以外の重賞レースも同様にネットした。