電影少女
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『電影少女』(でんえいしょうじょ、ビデオガール)は、桂正和によるSF恋愛漫画作品。桂作品中で最大の巻数を誇り[1]、様々なメディアミックス展開も行われている桂の代表作の一つ。元となった読切「ビデオガール」と共に、桂にとっては漫画家としてのターニングポイントとなった作品でもある[2]。
目次
概要
読み切りとして書かれた「ビデオガール」(後述)を元に『週刊少年ジャンプ (WJ) 』(集英社)誌上で1989年51号から1992年31号まで連載し、最終回のみ増刊号である『週刊少年ジャンプ1992年ウインタースペシャル』に掲載された。「プレゼント・フロム LEMON」終了後、2年振りの連載となった桂正和4作目の連載作品であり、また桂が手掛けた初の本格恋愛漫画[3]。単行本はジャンプ・コミックス (JC) より全15巻が刊行されており、これは『I"s』と並び桂の1作の単行本巻数としては最大である[1]。後には愛蔵版(1997年 - 1998年)・文庫版(2003年)としてそれぞれ全9巻で再出版されており、ラジオドラマ、実写映画、OVA、小説、ゲームと様々な形でのメディアミックス展開も行われている。
ピュア(純粋)な心の持ち主にしか見えない[4]レンタルビデオ店において貸し出される特殊なビデオテープから実体として現れる[5]少女・ビデオガールと、その少女達の助けを必要としている恋に悩む少年を中心として、その少年の恋愛模様を描く。物語の中心となるビデオガールは2人登場し、本作はそのビデオガールの名前から「あい編」と「恋(れん)編」との2編構成となっている。なお、英題を兼ねる副題は編に合わせて2種存在する。
あい編
『電影少女』の第1部に当たり、『WJ』1989年51号から1992年18号まで連載。副題及び英題は「VIDEO GIRL AI」。JCの1 - 13巻に収録されている。
再生時の失敗から性格が豹変してしまったビデオガール天野あいとの関係を中心に、心優しい高校生弄内洋太の恋愛事情を描く。
「恋編」は連載期間が短く知名度も低いため、一般的に『電影少女』として広く知られているのはほぼ「あい編」のみであり、様々なメディアミックス作品も「あい編」のみを原作としている。
恋編
『電影少女』の第2部に当たり、『WJ』1992年19号から31号まで及び、1992年ウインタースペシャルに掲載された。副題及び英題は「VIDEO GIRL LEN」。JCの14巻と15巻に収録されている。
最初から心をもつビデオガール桃乃恋が、過去のトラウマから恋愛に臆病になっている高校生田口広夢と彼の親友刈川俊騎の恋を応援する様を描く。
「恋編」は「あい編」に比べると極端に連載期間が短いが、短期間で終了したことについて桂は「いろいろな事情」と語り[6]、トシキについてもっと描きたかったことを述べる[7]など、打ち切りであったことを示唆している。
タイトルの読み
『電影少女』の読みは単行本の中で「でんえいしょうじょ」とルビが振られており[8]、これが正式な読みとなっている。ただし『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』や『I"s』など後の作品の単行本では、作者のコメント内の『電影少女』に「ビデオガール」とルビが振られている物もあり[9]、「ビデオガール」という読みも、正式、もしくはそれに準ずる読み方として扱われている。
なお『電影少女』と言う表記はタイトルのみの使用となっており、作中に登場する少女達の呼称や英題を兼ねる副題では「ビデオガール (VIDEO GIRL) 」となっている。
特徴
桂は本作のキーワードとして「リアル」を挙げており[10][11]、このキーワードは内容・絵柄共にこの作品を特徴付けている。そしてさらには桂の作風に大きな転換期を与えている[2]。
内容のリアリティ
本作の連載開始前、桂は『WJ』において好評であった短編「SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ」(『ZETMAN 桂正和短編集』に収録)を元に次の連載を開始するつもりであったが、当時『WJ』副編集長の職にあり、恩師として慕っていた鳥嶋和彦の鶴の一声により本作の連載が決定される[11]。
しかし、元来ヒーロー物やSFを好む桂は恋愛漫画の執筆に当初はあまり乗り気ではなく[10]、せめてもの抵抗としてありがちな恋愛漫画を避けることを画策する[10][11]。そして少年誌の恋愛漫画で常識的に多用されていた「主人公の表情と間で考え気持ちを読み取ってもらう」方法を避け、その逆として「細かくリアルに心理描写を描き出す」方法を取ることとする[10][11]。こうした心理描写は女性読者にも共感を与え、「男なのになぜ女の子の気持ちがわかるのか」と尋ねる少女からのファンレターが届いている[12]。また教育評論家の斎藤次郎はこうした心理描写を「少女漫画顔負け」と評し、ラブコメディとしてちゃかさずに恋愛を描いた本作を「少年誌初の『恋愛漫画』」と表現している。[13]
心理描写のリアリティ追求は行動のリアリティにも繋がり、男女交際の当然の帰結としてベッドシーンなどの過激な性描写へと繋がっていく[10][11]。しかし「キスまで」という少年誌的な制約は厳しく[10]、桂はこの制約の中で「裸を出さずにエッチに描く」ことにより、際どくリアリティのある描写を目指していく[11]。それでもこうした描写はたびたび問題とされ、単行本に収録される際の修正[14]・単行本発行後の修正[15](3・5・6巻では初版と重版で異なる部分がある)・山口県での第3巻の有害図書指定[16][17]と、当時強まっていた漫画に対する表現規制のあおりを直接受けることとなる。なお、こうした過激な表現は洋太と伸子との交際がきっかけとなっており、伸子の登場の前後で作品の質が違うと桂は述べている[11]。
こうした「裸体を押さえながらも過激度を上げる」というギリギリの表現方法は、以降も桂の作品の特徴となっており、後の「エム」や『I"s』などにも受け継がれていった[18]。
絵柄のリアリティ
読切「ビデオガール」の頃より桂は、それまでの絵柄を壊しリアリティのある絵柄を模索し始める[19]。
これは『電影少女』の連載前に入院によって漫画の描けない生活を送っており、手が自分の絵を忘れてしまったことも転機とはなっているが[20]、その他にも自分のキャラクターのルックスに飽きたこと[19]、アイドル好きが加熱していたこともあり[21]自分の絵よりも現実の女の子の方がかわいいと思っていること[19]などが理由として挙げられている。
あらすじ
あい編
舞台は武蔵野に位置する東京都三鷹市。冴えないが気持ちの優しい高校生弄内洋太は同級生の美少女早川もえみに密かな恋心を抱いていた。しかし彼女は洋太の親友新舞貴志に憧れ、洋太の恋の行方は雨模様。そんな彼の前にあらわれた不思議なビデオショップ GOKURAKU は、ビデオガール天野あいとの出会いをもたらした。あいと洋太は同居するも、2人の仲は一度引き裂かれる。その後、洋太は後輩の仁崎伸子と付き合うが、あいやもえみへの想いに悩まされる。
恋編
あい編から7年後の下北沢(東京都世田谷区北沢)などが舞台。過去のトラウマから「自分は女性を好きになってはいけない」と思い込む高校2年生田口広夢は、同じ絵画教室に通う白川あゆみに一目惚れをする。しかし彼女にはある悪い噂があった。親友刈川俊騎の後押しもあり白川をデートに誘い出したヒロムだったが、白川が噂通りの行動をとるのを目の当たりにしショックを受け逃げ出してしまう。激しく傷ついたヒロムと彼を心から心配するトシキの前に突然 NEO GOKURAKU が現れる。まだ試作品だというテープを無理矢理借り出し、ヒロムの自宅で再生すると、彼らの前にビデオガール桃乃恋が現れる。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。
登場人物
あい編
※は恋編にも登場する人物
主要人物
- 弄内 洋太(もてうち ようた)※
- 私立貫大高等学校1年。思春期真っ盛りの冴えない高校生。幼い時に母親を亡くし、デザイナーである父親もほとんど家にいないため、一人暮らし同然。当初は男性向けファッション誌をバイブルに、モテたい一心で雑誌をそのまま参考にした生活を送っていた。当初、仲間達からは姓をひねって“モテナイヨータ”と揶揄されていた。過去の失恋経験から恋愛にトラウマがある。自分よりも他人を思いやる過剰なぐらいの「優しさ」を持つが、それゆえ、他人への配慮から発したその場限りの「不誠実な優しさ」で、逆に相手を深く傷つけてしまうこともあった。洋太の優しさは、相手への配慮だけでなく、過去のトラウマもあって「自分が傷付きたくない」という自己防衛的側面も強く、必ずしも自分より他人への配慮を優先した結果ではない。自分の本心を隠した、いわゆる八方美人やお為ごかしとも、弱さを優しさにすり替えたものともいえる。また他の女性とのデート中にあいの事を気にしたり、特に女性への気遣いという点においては思慮に欠ける言動も少なくなく、周囲の人間が評価するほど完璧な「優しさ」を発揮している訳ではない。嫌なことがあるとすぐ学校を休むなど、つらい事から逃避する傾向も強く、状況に流されやすい優柔不断な性格である。しかし、あいとの出会いや出来事を重ねていく内に、あいに頼り切っていた自分自身に気付き、人間的に成長していく。
- 父親の影響を受けて絵を描くことを特技とし、後に絵本作家として才能を開花させ、「恋編」においての肩書きは絵本作家であり、副業として絵画教室を開いている。
- 天野 あい(あまの あい)※
- 洋太が GOKURAKU から借りてきたビデオテープ『なぐさめてあげる♥』(のちに『応援するぜ』に改題)より現れたビデオガール。洋太のビデオデッキが壊れていたため、がさつで男っぽい性格になり、胸が縮み、得意なはずの料理も下手となる。また、ビデオガールが持ち得ないはずの『人を愛する心』を持ってしまう。一度は洋太の前から消されるが、クラスメイトとして再び洋太の前に姿を現す。以前の記憶は消えていながらも、洋太に惹かれ、「洋太と結ばれれば、人間にしてやる(ただし洋太に知られれば無効)」というローレックとの約束から、再び洋太を振り向かせようとするが、いずれ消える運命である自分に、洋太が振り向きそうにも無いと分かると、自ら身を引き運命を受け入れようとする。最終的には、ビデオパッケージ通りの設定の本来のあいに戻されることを不幸と感じた洋太に、デッキを壊され消えていくが、洋太の愛の奇跡によって人間になる。自分が消える運命にあっても、自分が選択したからと洋太なり他の誰なりに精神的に頼らず、人のいいところを見つけるのが得意。洋太への必殺技は「コバンザメ」、「フライングプレッシャー」、「あいちゃんダイナミック」など多彩。
- 「恋編」では直接の登場はないものの、洋太の会話の中で元気であることが語られており、またあいが発したと思われるセリフも描かれている。
- 早川 もえみ(はやかわ もえみ)
- 洋太の同級生で、顔もスタイルも良い、かわいらしい美少女。洋太は彼女に恋心を寄せているが、もえみは新舞貴志に恋をしており、その相談を、もえみの中では友人の範疇内と位置づけている洋太にしてしまう(洋太は傷つくが、もえみは考えも及ばない)。物語中盤のある事件をきっかけに貴志と別れ、自分に好意を持ってくれている洋太と付き合うことにするが、それも初めは傷ついた心を寂しさや孤独感から回避させ、洋太の優しさで傷口を覆い包ませ癒し守るためだった。しかし、徐々に真摯な洋太に惹かれていき、のめり込んで行く。あいに心を奪われている洋太の愛を得るために必死の努力をするも、洋太はあいを選び、もえみは振られてしまう。父親の海外赴任に伴いスイスのジュネーブに行く予定(もえみのスイスでの進路の予定は作中では明らかにされていない)で高校も退学するが、外国へ行くことは逃げることになるのではとの思いから、日本で一人暮らしをすることになった。いつも他人に頼らず生きてきたあいに比べて、他人に頼って生きようとしていた、弱かった自分を回想する場面がある。
- 新舞 貴志(にいまい たかし)
- 洋太の親友。友人と組んでいるバンドではウッドベース担当のベーシスト。洋太とは対照的にモテることにはあまり関心がない、禁欲的かつクールな美少年。その甘いマスクもあって、もえみをはじめ多数の女子生徒を惹きつけている。ただし過去にトラウマがあるために女性に対しての関心は薄い。気が無いながらももえみと付き合いはじめるが、後に彼女のことを意識し始める。しかしとある事件をきっかけとして、もえみと洋太のことを思い、自らを悪役とすることによってもえみと破局し、さらには洋太とも絶縁状態となる。その後、洋太の元を去ったあいの危機を救い、一緒に暮らし始めるが、あいの事は異性と意識していない。あいによれば、自分が持たない洋太の優しさに憧れている様子である。夏美と清水の関係をあいから知らされ、夏美が危篤に陥ったとの連絡を受けたあいと共に、夏美と清水を再会させるのに手を尽くす。後に、清水と共に岡山でバンド活動をするようになる。
- 仁崎 伸子(にざき のぶこ)※
- 洋太の後輩。中学生の時に在籍していた美術部で洋太に憧れ、洋太を追って同じ高校に入学し、留年した洋太と同じクラスとなる。他の女子生徒とは好みの男のタイプが少し違う。ポジティブ思考の持ち主で、時々洋太をビックリさせる大胆発言をする。洋太に想いを告白し付き合い出すものの、洋太があいのことを想っているためにぎくしゃくし、夏休みになってから致命的なすれ違いが生じた末に、やり直しを提案した洋太を伸子が拒否する形で終幕を迎える。ただし、伸子は洋太を嫌いになった訳でなく、あいと洋太の邪魔にならないように身を引いたのである。
- 「恋編」には最終回直前に登場している。
- 山口 夏美(やまぐち なつみ)
- 幼い頃、洋太の家の近くに住んでいたが、引っ越して以来音信不通となっていた少女。伸子と別れた洋太が失意のままに乗った電車(中央線)の車内で、座っていた座席を強奪した謎の女として登場。その後、彼氏に振られた腹いせに、新宿の路上で洋太を殴っていたヤンキー達を一気に倒し、洋太を助ける。家出中(実際には両親と死別し、親類から絶縁された)で洋太の家に転がり込むも追い出され、公園でテント暮らしをしていたが、持病の心臓病が悪化し、入院。そして危篤状態になり、あい、洋太、清水が駆けつけるも、全員に見守られて短い生涯を終える。格闘に長け、あいを消すため送り込まれた刺客のビデオガール・神尾まいと互角に渡り合うほどの力があるが、前述の持病が原因で長時間の無理が利かない。強気な言動とは裏腹にピュアな心を持ち、あいがビデオガールであることを知りながらも口外しなかった。疎遠状態であった洋太とあいを再会させ、息を引き取る。
GOKURAKU
ピュアな心の持ち主にだけ見える不思議なレンタルビデオショップを営む組織。おじいさんが「わしらの時代は……」という発言をしていることから、未来の組織であるものと推測出来る。
- おじいさん※
- 名前は不明。レンタルビデオショップ GOKURAKU の店主として洋太にあいのビデオを貸し出した人間。高い技術力を買われ、ローレックの元で働いており、GOKURAKU の組織の中では下層に位置する。組織の中で唯一の洋太とあいの味方であり、あいの身元引受人となり、あいを人間にするために試行錯誤したりと、自分の身を省みずに2人の力になる。
- 「あい編」最終話で次元の狭間に飛ばされかけたが、「恋編」では心のあるビデオガールを貸し出し、GOKURAKU に敵対する NEO GOKURAKU の店主として、洋太と数年ぶりの再会を果たした。
- ローレック
- ビデオガールを作った男で、季節に関係なくいつもコートを着ていることから通称は「コートの男」。完全な人工人間。GOKURAKU 店主は「あのお方」と呼んでいる。冷酷な性格で、特定の男に恋をしたあいを失敗作とみなし、洋太のもとから回収、処分しようとする。
- バルテック
- おじいさんが「上の方」と呼び、GOKURAKU においてローレックの上に位置する人物。
- 神尾 まい(かみお まい)
- あいに代わり完璧なビデオガールとして「再生」された少女。ビデオのタイトルは『元気を出して♡』。仁崎伸子に振られたことをローレックにつけ込まれた松井直人によって再生された。当初は直人の言うことに盲目的に従う人形のような美少女として振る舞っていたが、理性をなくした直人に1週間も視聴覚室に監禁され、壊されかけた。その後、修理されローレックにより様々な特殊装備を施してパワーアップし、あいの消去を命じられてからは非常にサディスティックな性格に豹変した。GOKURAKU の設立目的である「愛という感情の否定および消滅」という設定を体現したキャラクターの一人で、愛を信じ、人を愛する「不完全な」ビデオガールであるあいを敵視する。自らの体に流れるあいとは違う型の磁力を武器にし、あいを葬り去ろうとするが、2度の襲撃のいずれも失敗。最後はあいの磁力によって逆に自分が消滅してしまった。外見のモデルは『ビートルジュース』のリディア[22]。
その他
- 空山 高夫(そらやま たかお)
- 洋太と同学年で同じ高校に通う高校生。美術部に所属している。電車の中では痴漢行為を働くなどと非常にスケベで女好きな性格をしており、女性の前では猫をかぶりかわいこ振るなど、裏表のある性格である。かわいいと思ったあいと洋太が仲がいいことが気に食わず、洋太からあいを奪おうとする。父の作三は PTA の会長を務めている。父親が PTA の会長であることや、洋太が留年していることを頭に入れて、洋太を挑発して自分を殴らせ陥れて退学に持ちこませようとする(これはPTA役員の母親が関与した)など、非常に計算高い謀略家と言える。
- 美加(みか)
- 洋太が小学校の頃に好きだった女の子で、告白し振られた初恋の相手。回想でのみの登場。
- ひろこ
- 洋太が中学校の頃に好きだった女の子。洋太が絵を描くことをやめ、恋愛マニュアル通りの行動を取るようになったきっかけを与えた人物。
- 友子(ともこ)
- 伸子のことを「ノーチン」と呼ぶ伸子の友達。
- 松井 直人(まつい なおと)
- 伸子と同学年の高校生で、以前から伸子のことが好きであった。通学中の電車内で伸子が洋太のことでもめていることを聞きつけ、隙に付け入り告白するも振られ、GOKURAKU を利用出来る人格ではないながらも特例として神尾まいのビデオを与えられる。学校の視聴覚室で再生し、そのまま1週間飲まず食わずで視聴覚室に籠りきって衰弱し、ローレックにまいに関する記憶を消す劇薬を飲まされ倒れている所を発見される。自分が振ったせいでこのような事態になったと思った伸子が看病に付き、洋太とすれ違う原因を作る。しかし伸子が洋太と別れた後は登場していない。
- 清水 浩司(しみず こうじ)
- 夏美の彼氏で、ディスコ K2R でダンサーをしている。登場時21歳。岡山出身。夏美に「金が貯まったら必ず呼ぶ」と約束をして東京へ行くが、1カ月後には連絡が途絶えていた。夏美を助ける為の大金を手に入れるため、ディスコのオーナーの娘に近づき、契約金で大金を掴む直前まで行くも、夏美の体がもたなかった。もえみを襲った人間が K2R の店員であったことをきっかけとして貴志と知り合い、後には共にバンドとして活動している。
恋編
- 田口 広夢(たぐち ひろむ)
- マンガ家を目指す、私立楽歓高等学校の2年生。洋太の開く絵画教室に通っている。仕事上の理由で北海道へ行った兄の部屋で、留守中の管理のために一人暮らしをしている。性格は生真面目。女性に対して恐怖を伴う幻想を抱いており、トシキからは「対女性潔癖性」と言われている。過去、恋した少女に手酷く振られた上に、周囲に笑い者にされたことで自殺までしようとした(これはトシキが止めた)トラウマから恋をすることを拒み続けていたが、白川との出会い、恋と出会ったことによって徐々に変わって行く。四字熟語や慣用句など少し難しい言葉を使いたがるが間違えることも多い。
- 桃乃 恋(ももの れん)
- ビデオショップ「NEO GOKURAKU」のビデオテープ『恋をしようよ♡』から現れたビデオガール。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。あいとは異なり最初から心を持っている。ヒロム達が NEO GOKURAKU を訪れた時はまだ出来たばかりのプロトタイプで、テストをなされていない状態であった。素直で朗らかな性格であり、役目を果たそうとかなり一生懸命ではあるが、ドジでおっちょこちょい。料理は苦手。初対面時にヒロムが「ボク」と言ったのを気に入り、自身でも一人称として「ボク」を用いる。
- 白川 あゆみ(しらかわ あゆみ)
- ヒロムと同じ絵画教室に通う、神瀬高校の2年生。兄がいたが他界している。ヒロムのトラウマの原因となった島田礼子に非常によく似ている。まじめで一途な性格で誰が見てもかわいらしい美少女だが、「男と2人きりになるといきなりパンツを脱ぎ『このままでもできるでしょ』『あとは好きにして』と言う」という根も葉もない噂が流れている。克也と交際していたが実は遊ばれていた。後にはヒロムと付き合う。心は「ピュア」そのもので、ヒロムと付き合い始めてからも、彼に何よりも「自分自身」を見てほしいと願っている。
- 刈川 俊騎(かるかわ としき)
- ヒロムの幼なじみであり親友であり同級生。恋が登場してからはヒロムの家に泊まり込み3人で生活していた。料理が得意で喧嘩が強い。非常にモテる上に「来る者は拒まず」なために、とっかえひっかえで女の子と付き合うが、誰と付き合っても本気になれないという悩みを持つ。ヒロムの過去を知っており、実際に自殺を止めた一件もあってヒロムを心から心配しており、どうにか彼のトラウマを消そうと一生懸命尽くしている。ヒロムと恋との生活の中で今までの自分の問題点と自分が梢子のことが好きなことに気付き、クリスマスに告白して付き合うこととなる。
- 小沢 梢子(おざわ しょうこ)
- ヒロムとトシキの幼なじみであり同級生。トシキと同じくヒロムの過去を知っており、心配している。ヒロムが彼女のことを女として見ていないことを知りつつも密かに思い続けていたが、ヒロムが白川と付き合い始めたことによってその思いにけりを着けた。クリスマスにトシキからの告白を受け、付き合いはじめる。
- 克也(かつや)
- 白川と同じ高校に通う白川の元彼氏。白川の噂を流した張本人。
- 里子(さとこ)
- 白川と同じ高校に通う白川の友達で、噂に苦しむ白川のことを心配している。
- 島田 礼子(しまだ れいこ)
- 4年前にヒロムに告白された際にあらん限りの怒声で「あたしが恥ずかしいんだよ!このバカ!死んじまえ!家に帰ってクソして寝ろ!」とその可愛らしい顔からは想像がつかない程の罵詈雑言であからさまな嫌悪を示すという酷い振り方をして、ヒロムに決定的なトラウマを与えた張本人で、白川あゆみと瓜二つなほど似ている。前述の通りヒロムの事を元々嫌っていた。回想のヒロムを振った場面のみの登場でトシキと梢子が会話で名前を出したこと以外、どこで何をしているのかなど、去就は一切語られなかった。
その他
- テンプレート:要出典範囲。これは後々の作品にも引き継がれている。
- テンプレート:要出典範囲。差し替えられているのは確認できるだけで以下の通り。
- 2版以降は目次の次の2ページが黒で塗り潰されている。これは初版の19・20ページが全てカットされたことでのページ数不足を補うためである。まいがスカートをたくし上げ、露わになった下着に松井が手を伸ばし、下腹部を愛撫、さらに頬擦りをして崩れ落ちる、という2ページが削除されている。下着を見せることへの恥じらいを確認した後、すぐに見つめ合うシーンへ移る。
- CHAPTER38・39にかけて、まいは全裸であったが、下着が加筆されている。しかし、修正の精度が悪く、コピーした原稿に手書きで書き足した画質に劣化している。トイレに行こうとする際に下着を履きなおすのだが、既に履いているため、話の流れが不自然になってしまっている。
- CHAPTER41の2ページ目1コマ目は当初「あいの尻のアップ」であったが、次コマの洋太の顔部分のみを拡大したコマに差し替えられている。
- 裸エプロンという姿であったあいに、下着が加筆されている。
- CHAPTER45の中で、あいともえみが温泉に入っているシーンで、お湯の量が増やされ、下腹部が隠されている。
- 『WJ』上での次作『D・N・A²』にはエロ本の表紙モデルとして天野あいと神尾まいが出演している[23]
ラジオドラマ
『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで1991年に集英社カセット及び集英社CDブックより、カセットブック・CDブックが発売。脚色は後にノベライズも担当した富田祐弘。
収録曲
- 電影少女 VIDEO GIRL AI
- VIDEO GIRL
担当声優
映画
『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで1991年に実写映画化されている。監督は以前より桂の知人であった[24]金田龍が務めた。同時上映は『ふしぎの海のナディア』。
スタッフ
- 監督:金田龍
- 製作:河野宏、渡辺正憲
- 製作総指揮:朝野勇次郎
- プロデューサー:日高武司、市山隆治、米沢昭宣
- 脚本:桂正和、吉本昌弘
- 企画:渡辺正憲、永田英二
- 撮影:丸池納
- 音楽:小六禮次郎
- 美術:清水剛
主題曲
キャスト
- 天野あい:坂上香織
- 弄内洋太:大沢健
- 新舞貴志:保阪尚輝
- 早川もえみ:浜口ひろみ
- 加奈子:矢蒔浬子
- 瑞枝:野村詩織
- 絵里:橋野恵美
- 美紀:加上由実
- 洋太(子供時代):澤田英俊
- 貴志(子供時代):古謝潤一
- 女の子:白山愛
- 郵便配達:ふじわら哲平
- 謎の?:桂正和
- オヤジ:ポール牧
- 謎の男:岸部一徳
OVA
『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで1992年に制作。VHS で全6巻。2001年には全2巻の DVD として、単品、BOX で販売されている。
スタッフ
- 監督 - 西久保瑞穂
- シリーズ構成 - 関島眞頼、あかほりさとる
- キャラクターデザイン - 後藤隆幸
- 美術 - 串田達也
- 色彩設計 - 遊佐久美子
- 撮影 - 高橋明彦
- 編集 - ジェイ・フィルム、掛須秀一、山森重之
- 音楽 - 岡田徹
- 音響 - 田中英行
- プロデューサー - 石川光久、大徳哲雄
- 企画 - 中野和雄、後藤広喜
- 制作 - I.G.TATSUNOKO
- 製作・著作 - 集英社
主題歌
- オープニングテーマ「うれし涙」
- 作詞 - 遠藤京子 / 作曲 - 遠藤京子 / 歌 - 酒井法子
- エンディングテーマ「あの日に…」
- 作詞 - 桂正和 / 作曲 - 松浦有希 / 歌 - 木村真紀
- 挿入歌
- 「メッセージ」(1)
- 作詞・作曲 - 飯村直子 / 編曲 - 山口美和子、岡田徹、杉山勇司&Nav Katze / 歌 - Nav Katze
- 「君の虹」(3)
- 作詞 - 泉水敏郎 / 作曲・編曲 - 岡田徹 / 歌 - 須藤まゆみ
- 「硝子MOON」(3)
- 作詞 - 覚和歌子 / 作曲・編曲 - 岡田徹 / 歌 - 須藤まゆみ
- 「明日は明日」(4)
- 作詞 - 田口俊 / 作曲・編曲 - 岡田徹 / 歌 - 桂正和
- 「心の水たまり」(5)
- 作詞 - 泉水敏郎 / 作曲 - 岡田徹、鶴来正基 / 編曲 - 鶴来正基、岡田徹 / 歌 - 桂正和
- 「Frozen Flower」(6)
- 作詞・作曲 - 飯村直子 / 編曲 - 山口美和子、岡田徹、杉山勇司&Nav Katze / 歌 - Nav Katze
- 「好きなんです」(6)
- 作詞・作曲・歌 - 木村真紀 / 編曲 - 岡田徹、棚谷祐一
担当声優
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | なぐさめてあげる | あかほりさとる | - | 西久保瑞穂 | 後藤隆幸 |
第2話 | プレゼント | 関島眞頼 | 望月智充 | 黄瀬和哉 | |
第3話 | 洋太がくれた服を着て初めてデートした記念日 | 山下久仁明 | 西久保瑞穂 | 川崎逸朗 | 後藤隆幸 |
第4話 | 告白 | - | 神谷純 | 黄瀬和哉 | |
第5話 | あいが消える! | あかほりさとる | 坂田純一 | 川崎逸朗 | 後藤隆幸 |
第6話 | 哀・あい・愛 | 関島眞頼 | - | 神谷純 | 岸田隆宏、後藤隆幸 黄瀬和哉 |
関連CD
- 天野あいメッセージCDシングル「なぐさめてあげる」 (VICTOR/CDES-66)
- OVA全巻購入特典の非売品CDシングル。ミニCDドラマ1話とBGM5曲が収録されている。CDドラマは天野あいが壊れていないビデオデッキで再生された「完全版・天野あい」を演じるという内容で、天野あい役の林原めぐみによる一人芝居となっている。
- 収録曲
- CDドラマ「なぐさめてあげる」
- あの日に… (インストゥルメンタル)
- 明日は明日 (インストゥルメンタル)
- 洋太 v.s. ローレック (インストゥルメンタル)
- 君の虹 (インストゥルメンタル)
- 電影少女 オリジナル・サウンドトラック (VICTOR/VICL-281)
- 1992年3月27日に『ビクターエンタテインメントから発売された OVA のサウンドトラック。桂が長年ファンであることを公言していた、酒井法子が参加している。また桂本人も参加。
- 収録曲
- 「電影少女 2nd」イメージ・サウンドトラック -Memories- (VICTOR/VICL-316)
- 1992年3月27日に『ビクターエンタテインメントから発売されたイメージサウンドトラック。前作に引き続き桂が自ら参加。
- 収録曲
- Prologue:Answering Phone I
- AI LOVE YOU (TECHIE POO)
- Scene1:長電話1
- 晩夏の降る庭(新居昭乃)
- Scene2:長電話2
- 心の水たまり(桂正和)
- Scene3:長電話3
- Takashi's Theme II
- Scene4:長電話4
- まだ見ぬ夢(桂正和)
- Scene5:長電話5
- Frozen Flower (Nav Katze)
- Scene6:Answering Phone II
- u・re・shi・na・mi・da
- Scene7:ナ・グ・サ・メ・テ・ア・ゲ・ル
- 君の虹(須藤まゆみ)
- あいともえみの留守電メッセージ
小説
『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで富田祐弘によってノベライズがなされている。第一話「天野あい」が『jump novel』vol.1(1991年8月21日号)に掲載。1993年6月9日にジャンプ ジェイ ブックスより単行本が発売された。
単行本には小説オリジナルとなるビデオガールの名前を題名とした、第二話「影取ゆう」・第三話「香山ゆめ」の2話が書き下ろされ、全3話が収録されている。この他桂による描き下ろしとして、カラーイラストとスペシャル・エキストラコミック「BONUS CHAPTER ビデオガールたちの休日」(3頁)が冒頭に収録されている。なお、スペシャル・エキストラコミックには小説に登場する3人のビデオガールの他、読切「ビデオガール」のはるの、漫画本編の桃乃恋も登場している。
ゲーム
『電影少女 -Virtual Girl Lun-』のタイトルで1999年に販売された恋愛シミュレーションゲーム。主人公が手にした CD-ROM から飛び出した「バーチャルガールるん」に助けられながら本当の恋人を見つけることが目的。あい編に出てきたもえみなどの他、ゲームオリジナルの女の子が登場。
ビデオガール
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「ビデオガール」 (VIDEO GIRL) は連載作品『電影少女』の元となった読切作品。『週刊少年ジャンプ』1989年特別編集ウインタースペシャルに掲載。短編集『桂正和コレクション』の2巻(扉含め6ページまでカラー)及び、『電影少女』15巻に収録されている。
本作の時点で、
- ビデオを再生することによって女の子が飛び出してくる。
- 再生時のトラブルで女の子の性格が変わる。
- 主人公とビデオガールが恋に落ちる。
- ビデオガールが人間になって主人公と結ばれる。
といった「あい編」の大枠は既に出来上がっている。
当時担当であった鳥嶋和彦の「描きたい女の子を描いてこい」との要望から、男の子っぽいキャラクターの「はるの」がまず誕生する。その後「SF が入らないと自分が面白くない」桂に対し、「『アメージング・ストーリー』のビデオの『薬品がかかった雑誌から男が出てくる話』[25]の女版で行こう」との提案が出された。そこで「裏本(注:リンク先18禁記事)に薬品がかかり、液が裏まで染みて裏のページの男の性格になる」話にしようとするも、さすがに少年誌で裏本は問題があると判断され、当時人気の高かったレンタルビデオ屋から着想を得て、ビデオを再生したら少女が飛び出してくると言う「ビデオガール」の概念が誕生した(同時に録画ボタンによって男の性格になる設定も誕生)。[2]
あらすじ
昨日まで空き地だったはずのところに突如現れたレンタルビデオショップ。「特殊ビデオ」の文字にスケベ心を刺激された山川宗洋はふらりと立ち寄り好みの女の子のビデオを借りていく。家に帰り着き、早速そのビデオを再生してみると、突然女の子がテレビ画面から飛び出してきて……。
登場人物
- 山川 宗洋(やまかわ むねひろ)
- 同級生の浩子に恋する高校2年生。連載版の洋太にあたる。
- はるの
- ビデオガール。本来は「清純」「可憐」「淑やか」な性格のはずが、宗洋が再生時に間違えて録画ボタンを押してしまったため、その時にテレビに映っていた男性が上書きされてしまい、ボーイッシュな性格になってしまった。
- 浩子(ひろこ)
- クラスで一番かわいい、宗洋の同級生で憧れの女の子。ウエイトレスのアルバイトをしている。
書誌情報
- 『電影少女』〈ジャンプ・コミックス〉
- 1990年7月15日発行 ISBN 4088718011
- 1990年9月15日発行 ISBN 408871802X
- 1990年11月15日発行 ISBN 4088718038
- 1991年1月15日発行 ISBN 4088718046
- 1991年3月15日発行 ISBN 4088718054
- 1991年6月15日発行 ISBN 4088718062
- 1991年8月12日発行 ISBN 4088718070
- 1991年10月15日発行 ISBN 4088718089
- 1991年12月8日発行 ISBN 4088718097
- 1992年2月15日発行 ISBN 4088718100
- 1992年5月13日発行 ISBN 4088717015
- 1992年7月8日発行 ISBN 4088717023
- 1992年9月9日発行 ISBN 4088717031
- 1992年11月8日発行 ISBN 408871704X
- 1993年3月8日発行 ISBN 4088717058
- 愛蔵版『電影少女』
- 1997年4月発行 ISBN 4087827364
- 1997年5月発行 ISBN 4087827372
- 1997年6月発行 ISBN 4087827380
- 1997年7月発行 ISBN 4087827399
- 1997年9月発行 ISBN 4087827402
- 1997年10月発行 ISBN 4087827410
- 1997年11月発行 ISBN 4087827429
- 1997年12月発行 ISBN 4087827437
- 1998年1月発行 ISBN 4087827445
- 文庫版『電影少女』〈集英社文庫〉
- 2003年1月発行 ISBN 408618012X
- 2003年1月発行 ISBN 4086180138
- 2003年3月発行 ISBN 4086180146
- 2003年3月発行 ISBN 4086180154
- 2003年4月発行 ISBN 4086180162
- 2003年4月発行 ISBN 4086180170
- 2003年5月発行 ISBN 4086180189
- 2003年5月発行 ISBN 4086180197
- 2003年5月発行 ISBN 4086180200
- CDブック『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』〈集英社CDブック〉 1991年7月 ISBN 978-4089010440
- 小説『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』(著者:富田祐弘)〈ジャンプ ジェイ ブックス〉1993年6月発行 ISBN 4087030083
- 短編集『桂正和コレクション VOL.2』(発行:創美社・発売:集英社)〈ジャンプ スーパー エース〉1989年4月15日発行 ISBN 4420137185
参考文献
- 桂正和「GOKURAKU CLUB 6」『電影少女 13巻』191頁
- 野上タカヒロ「コミックをもっと²おもしろく!!〈コミッカーズ・インタビュー〉桂正和」『コミッカーズ 14号』美術出版社〈別冊美術手帖〉1995年6月15日発行、8 - 15頁
- 斎藤次郎「第六章 漫画による恋愛論 - 「電影少女」」『『少年ジャンプ』の時代』岩波書店〈子どもと教育〉1996年10月25日、ISBN 4000039539、169 - 194頁
- 桂正和「桂正和インタビュー」『4C R-side ‹テンプレート:SmallRテンプレート:Small-side› Katsura Masakazu Illustrations 2』集英社、1998年8月9日発行、ISBN 4087827623、69 - 84頁
- 「金田龍×桂正和 対談」『Making of Game Graphics vol.2 鬼武者2』株式会社ワークスコーポレーション〈CGWORLD別冊〉、2002年8月10日、68 - 71頁
脚注
関連項目
- プレゼント・フロム LEMON - 前作となる連載作品。
- SHADOW LADY - 「Vジャンプ」で連載された次の連載作品。
- D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜 - 『WJ』での次の連載作品。
- 桂正和コレクション - 読切版「ビデオガール」を始め、近い時期の短編を収録。
- 本作と同じく恋愛を扱った桂作品
外部リンク
テンプレート:Asbox テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 1.0 1.1 2008年5月現在
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『4C R-side ‹HEROES-side› Katsura Masakazu Illustrations 2』71頁
- ↑ 『電影少女 1巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで
- ↑ 桂正和「CHAPTER 1 心の距離」『電影少女 1巻』〈ジャンプ・コミックス〉42頁
- ↑ 桂正和「CHAPTER 1 心の距離」『電影少女 1巻』〈ジャンプ・コミックス〉46 - 49頁
- ↑ 『電影少女 14巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで
- ↑ 『電影少女 15巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで
- ↑ 『電影少女 4巻』〈ジャンプ・コミックス〉201頁
- ↑ 『I"s 2巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1997年11月9日発行 ISBN 4088724127、表紙そで・巻頭コメント
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 桂正和「GOKURAKU CLUB 6」『電影少女 13巻』〈ジャンプ・コミックス〉191頁
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 11.5 11.6 桂正和「桂正和インタビュー」『4C R-side ‹HEROES-side› Katsura Masakazu Illustrations 2』72頁
- ↑ 「GOKURAKU CLUB 5」『電影少女 8巻』196 - 197頁
- ↑ 『『少年ジャンプ』の時代』174頁
- ↑ 「CHAPTER52 死の口づけ」(『週刊少年ジャンプ 1990年53号』集英社・『電影少女 6巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1991年6月15日発行 ISBN 4088718062)など
- ↑ 「CHAPTER37 VIDEO GIRL MAI」(『電影少女 5巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉)の初版と2版以降など
- ↑ 『「有害」コミック問題を考える』 創出版、1991年8月、15頁
- ↑ 「ランドセルSEX白書」『NONFIX』フジテレビ、1991年9月17日の深夜放送
- ↑ 桂正和「桂正和インタビュー」『4C R-side ‹HEROES-side› Katsura Masakazu Illustrations 2』74頁
- ↑ 19.0 19.1 19.2 『電影少女 2巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで
- ↑ 野上タカヒロ「コミックをもっと²おもしろく!!〈コミッカーズ・インタビュー〉桂正和」『コミッカーズ 14号』12頁
- ↑ 野上タカヒロ「コミックをもっと²おもしろく!!〈コミッカーズ・インタビュー〉桂正和」『コミッカーズ 14号』11-12頁
- ↑ 『電影少女 5巻』〈ジャンプ・コミックス〉表紙そで
- ↑ 桂正和「DATE2 つき合ってください」『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1993年12月2日、ISBN 4088717562、66頁
- ↑ 『Making of Game Graphics vol.2 鬼武者2』68・71頁
- ↑ 明言はされていないが『世にも不思議なアメージング・ストーリー3』第3話「キス・ミー (MISCALCULATION)」が同様の内容となっている。