門川町
門川町(かどがわちょう)は、宮崎県の北部に位置し日向灘(太平洋)に面した町で、東臼杵郡に属する。延岡市と日向市の間に位置しており、両市が新産業都市に指定されてからはベッドタウンとして発展している。
日向灘に面し、漁業・水産加工業がさかんであり、釣りのメッカでもある。
目次
地理
宮崎県の北部に位置する。県北部の中心都市である延岡市に隣接し、延岡市中心部の南約15km、県庁所在地の宮崎市の北東約70kmの場所にある。町域の東側は日向灘に面している。東側の海岸は日豊海岸国定公園に指定されている。
2005年の年平均気温は16.7度、総雨量は1622mm。
隣接する自治体
地名
- 庵川
- 加草
- 門川尾末
- 川内
- 西栄町1丁目~3丁目(1969年、門川尾末より独立)
- 東栄町1丁目~4丁目(1969年、門川尾末より独立)
- 平城西(1973年、門川尾末より独立)
- 平城東(1973年、門川尾末より独立)
- 上町1丁目~6丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 中須1丁目~5丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 本町1丁目~2丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 栄ケ丘1丁目~3丁目(1981年、門川尾末より独立)
- 加草1丁目~5丁目(加草より独立、年不詳)
- 城ヶ丘(門川尾末より独立、年不詳)
- 須賀崎1丁目~5丁目(庵川より独立、年不詳)
- 宮ケ原1丁目~5丁目(門川尾末より独立、年不詳)
- 南ヶ丘1丁目~2丁目(2003年、門川尾末より独立)
- 南町1丁目~5丁目(2003年、門川尾末より独立)
- 庵川西1丁目~6丁目(2005年、庵川より独立)
歴史
江戸時代は延岡藩に属していた。廃藩置県後は延岡県→美々津県→宮崎県→鹿児島県と所属県が幾度と変更されたが、1883年5月の宮崎県再設置により宮崎県所属に落ち着く。1884年に臼杵郡が分割され、現在の門川町域は東臼杵郡に属した。1889年の町村制施行に伴い門川村として発足。1935年2月11日に町制施行し現在に至る。
町政
- 現町長:安田修(2010年4月22日-、1期目)
歴代町長
氏名 | 就任年月日 | 備考 | |
---|---|---|---|
初代村長 | 新操平 | 1889年6月13日 | |
2代 | 佐伯演貞 | 1890年4月15日 | |
3代 | 染矢与一 | 1898年3月28日 | |
4代 | 直井孝友 | 1904年3月12日 | |
5代 | 岩井五一郎 | 1904年8月16日 | |
6代 | 多田源次郎 | 1921年7月27日 | |
7代 | 小野龍吉 | 1929年3月11日 | |
初代町長 | 小野龍吉 | 1935年2月11日 | |
2代 | 米良重美 | 1944年9月21日 | |
3代 | 岩井哲夫 | 1945年10月1日 | |
4代 | 佐藤初知 | 1947年4月5日 | |
5代 | 園田勘一 | 1951年4月23日 | |
6代 | 白木次蔵 | 1952年6月20日 | |
7代 | 姫野倉治 | 1954年6月7日 | |
8代 | 金丸次蔵 | 1962年4月26日 | |
9代 | 金丸親治 | 1982年4月22日 | |
10代 | 米良成志 | 2002年4月22日 | |
11代 | 曽川泉 | 2006年4月22日 | |
12代 | 安田修 | 2010年4月22日 |
国政・県政
国政
衆議院小選挙区選挙では宮崎2区(延岡・日向・西都・児湯郡・西臼杵郡・東臼杵郡)に属する。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2009年8月(第45回衆議院議員総選挙)
- 2012年12月 (第46回衆議院議員総選挙)
宮崎県議会
テンプレート:Main 本町と美郷町、諸塚村、椎葉村、で選挙区をなす。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2007年4月
- 黒木正一 (無所属)
- 米良政美 (自民)
公共機関
警察
消防
特殊法人
- 特殊会社
- 西日本高速道路株式会社九州支社延岡高速道路事務所 (加草)
- 日本郵便株式会社
- 門川郵便局(集配局)
- 草川郵便局
- 栄町郵便局
- 西門川郵便局
- 門川南町簡易郵便局
- 門川栄町簡易郵便局
福祉
医療機関
- 済生会日向病院
- 田中病院
- 白石病院
・木村歯科
環境・衛生に関する施設
地域
人口
教育
高等学校
中学校
- 町立
小学校
- 町立
幼稚園
- 私立
学校教育以外の施設
保育所
- 町立
- 私立
交通
南北に東九州の大動脈となる日豊本線・国道10号が通り、特に国道10号は町内のほぼ全域で4車線道路となっている。最寄り空港は宮崎空港。
鉄道
バス
- 宮崎交通 - 町内一般路線を運行。
- ハッコートラベル - 福岡市方面と宮崎空港方面へ高速バス「ハッコーライナー」を運行。
- ひむか号 - 宮崎市と延岡市を結ぶ高速バス。町内の東九州自動車道門川バスストップを発着する。
道路
高速道路
※門川ICは延岡方面出入口のみのハーフインターである。また、日向・宮崎方面へ通行可能な門川南スマートIC(仮称)の追加設置が予定されている[2]。2016年度供用予定[3]。
有料道路
一般国道
県道
主要地方道
町内には存在しない(1993年まで宮崎県道38号門川北郷線が存在した。→今の国道388号の一部)
一般県道
経済
町内にある工業団地
町内に本社のある主な企業
町内に工場・事業所を置く主な企業
文化
文化施設
図書館
博物館
ホール
スポーツ施設
その他の施設
祭事・催事
芸能
名所・旧跡
- 日豊海岸国定公園
- 門川神社
- 尾末神社
- 中山神社
- 加草神社
- 門川城
- 永願寺、永願寺奥院
- 勝蓮寺
- 宝篋印塔
- 庵川窯跡
- 庵川観音堂
- 小松石塔群
- 岬権現
- 津々良の滝
- 小園井堰
- 遠見山森林公園
- 桃源郷岬
- 岬権現
- 保井ヶ浜
- 枇榔島
- 乙島
文化財
日本国指定文化財
天然記念物
宮崎県指定文化財
天然記念物
- 門川のウスギモクセイ(小松地区)
史跡
名勝
門川町指定文化財
天然記念物
史跡
有形文化財
無形民俗文化財
門川町出身の有名人
- 江藤拓(衆議院議員)
- 梶原康司(元プロ野球選手、現パナソニック野球部主将)
- 松岡真央(アマチュア野球選手・ソフトボール男子日本代表)
- 鹿島勇(神奈川歯科大学副学長)
- 奈須敬二(海洋学者)
- 帯谷朋子(アジア研究者)
- 松本政夫(歌人)
- 米良祐次(戦国武将)
門川町にゆかりのある人物
名産品・工芸品
脚注
- ↑ 地籍調査状況マップ・門川町 - 地籍調査Webサイト 国土交通省 土地・水資源局
- ↑ 高速自動車国道へのインターチェンジの追加設置について 〜由布岳PA、門川南、国富、山之口SA、桜島SAにスマートインターチェンジの追加設置が決定〜 - 2013年6月11日閲覧
- ↑ 門川南スマートインターチェンジ(仮称)の概要 - 宮崎県ホームページ
参考文献
- 『宮崎日日新聞』 2008年7月18日。