国道388号
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国道388号(こくどう388ごう)は、大分県佐伯市から宮崎県延岡市・門川町・美郷町・椎葉村・熊本県球磨郡水上村を経由して湯前町に至る一般国道。大分県・宮崎県・熊本県が管理する(国道10号重複区間は国土交通省)。
指定当初は延岡市以外のほとんどが未改良区間であったが、日豊海岸沿い(県境を除く)は道路の改良が進み、通行の難度は少々低くなった。これに対し、美郷町南郷区鬼神野 - 熊本県水上村湯山の大河内越(椎葉村内)・湯山峠(椎葉村・水上村)は未改良で離合困難箇所もあり、路面状態も悪いことから「酷道」と呼ばれていることも多い。
山間部は冬季は積雪、路面凍結等による交通規制が多く、夏季は台風や大雨による土砂災害、地すべり、落石、路肩決壊による全面通行止めや重量規制になることがある。
目次
概要
歴史
- 1975年4月1日 一般国道388号(大分県佐伯市 - 宮崎県延岡市)として指定。大半が元大分県道6号・宮崎県道6号延岡佐伯線だった区間である。
- 1993年4月1日 一般国道388号(大分県佐伯市 - 熊本県球磨郡湯前町)。元宮崎県道22号延岡西都線だった区間と、国道446号重複の区間を新規指定。
路線状況
愛称
- 日豊リアスライン[1]
バイパス・拡幅
延岡市以北の日豊海岸沿いはバイパス道路の建設が進んでおり、一部を除いて全線開通している。また美郷町北郷区・西郷区などでは道路拡幅が進行中であるが、美郷町南郷区以降は未改良状態となっている。
また佐伯市~延岡市の県境区間については、並行して東九州自動車道が開通しており、新直轄方式での整備のため無料で通行が可能である。そのため、狭隘路が残る県境区間の実質的なバイパスとして機能している[2]。
- 浦城バイパス
- 追内バイパス
- 無鹿バイパス
- 東谷バイパス
- 和田越バイパス(美郷町西郷区-美郷町北郷区、L=4.9km)
- 蒲江バイパス
- 古江バイパス
- 三川内拡幅
- 舟方道路拡幅
- 鬼神野拡幅
- 畑の浦バイパス
- 小蒲江バイパス
- 小蒲江森崎浦バイパス(佐伯市蒲江大字蒲江浦-佐伯市大字森崎浦、L=2.8km)
重複区間
- 国道10号(延岡市大門町 - 門川町中須交差点)
- 国道326号(延岡市大門町 - 延岡市昭和町交差点)
- 国道327号(美郷町西郷区田代)
- 国道503号(美郷町西郷区田代)
- 国道446号(美郷町南郷区水清谷 - 湯前町中里)
- 国道265号(椎葉村大河内)
特殊車両通行規制区間
- 大分県佐伯市蒲江丸市尾浦 - 宮崎県延岡市北浦町三川内
- 宮崎県美郷町南郷区鬼神野 - 熊本県水上村湯山
道路施設
トンネル
- 浦城トンネル
- 川島トンネル
- 田代隧道
- 小原隧道(高さ制限3.6m)
- 新浦城トンネル
- 熊野江トンネル
- 新須美江トンネル
- 古江トンネル
- ハイトンネル
- 鶴山トンネル
- 越田尾トンネル
- 蒲江トンネル
- 高山トンネル
- 小向隧道(高さ制限3.5m)
- 畑の浦トンネル
- 東谷トンネル
- 和田越トンネル
- 山口トンネル
- 小蒲江トンネル(仮称、建設中)
道の駅
地理
通過する市町村
本路線は宮崎県と熊本県の境界未確定地帯を通っている。
主な峠
- 小原峠
- 大河内越
- 湯山峠
主な接続道路
ギャラリー
- Route388 Misato Obaru.jpg
美郷町役場方面
(宮崎県美郷町西郷区小原(おばる)) - Route388 Okawachi Pass West 2010.JPG
大河内越
(宮崎県椎葉村) - Route265 388 Crossing WestSide 2008.jpg
国道265号との分岐
(宮崎県椎葉村大河内) - Route388 Mizukami Iwano 01.jpg
人吉方面
(熊本県水上村岩野)
参考文献
- 松波成行など 『酷道をゆく2』 イカロス出版、2008年、27-31頁。 ISBN 978-4-86320-072-2
- テンプレート:PDF - 国土交通省道路局国道・防災課
- テンプレート:PDF - 国土交通省道路局国道・防災課
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 東九州自動車道(蒲江~北浦)の工事が本格化 - 社団法人 九州地方計画協会