第2次森内閣 (改造 中央省庁再編後)
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中央省庁再編前の第2次森改造内閣と閣員は変わらず、中央省庁再編により新体制となった各省大臣等の補職辞令が発出されたものである。
概要
新省庁となった銘板の揮毫は原則、各省大臣の手になるものである。ただ財務省については、宮澤喜一が最後まで拒んだため、パソコンの楷書体から宮澤自ら文字を選定し、銘板を作成した(大蔵省の項を参照)。
2001年3月5日に内閣不信任決議が否決されたが、52日後の4月26日に低支持率などを理由に内閣総辞職をした。これは長期政権の党首任期満了や国政選挙敗北以外では、内閣不信任否決から総辞職までの最短記録である[1][2]。
大臣
内閣府に置かれる特命担当大臣については官報同様「〜担当大臣」と表記、内閣府以外の他省庁(内閣官房含む)で行われる特命事項を担当する大臣の職務は【】内に記載。
- 内閣総理大臣 - 森喜朗
- 総務大臣 - 片山虎之助
- 法務大臣 - 高村正彦
- 外務大臣 - 河野洋平
- 財務大臣 - 宮澤喜一
- 文部科学大臣、国立国会図書館連絡調整委員会委員 - 町村信孝
- 厚生労働大臣 - 坂口力
- 農林水産大臣 - 谷津義男
- 経済産業大臣、【国際博覧会担当】 - 平沼赳夫
- 国土交通大臣、【首都機能移転担当】 - 林寛子(扇千景)
- 環境大臣、【地球環境問題担当】 - 川口順子
- 内閣官房長官、男女共同参画担当大臣 - 福田康夫
- 国家公安委員会委員長、防災担当大臣、【危機管理担当】 - 伊吹文明
- 防衛庁長官 - 斉藤斗志二
- 沖縄及び北方対策担当大臣、規制改革担当大臣、【行政改革担当】 - 橋本龍太郎
- 金融担当大臣 - 柳澤伯夫
- 経済財政政策担当大臣、【新千年紀記念行事、情報通信技術(IT)担当】 - 額賀福志郎(-2001年1月23日)/麻生太郎(2001年1月23日-)
- 科学技術政策担当大臣 - 笹川堯
※橋本国務大臣の補職のうち、規制改革担当大臣の発令は2001年4月1日。
副大臣
- 内閣府副大臣 - 坂井隆憲、仲村正治、村井仁
- 防衛庁副長官 - 石破茂
- 総務副大臣 - 遠藤和良、小坂憲次
- 法務副大臣 - 長勢甚遠
- 外務副大臣 - 衛藤征士郎、荒木清寛
- 財務副大臣 - 村上誠一郎、若林正俊
- 文部科学副大臣 - 大野功統、河村建夫
- 厚生労働副大臣 - 増田敏男、桝屋敬悟
- 農林水産副大臣 - 松岡利勝、田中直紀
- 経済産業副大臣 - 中山成彬、松田岩夫
- 国土交通副大臣 - 高橋一郎、泉信也
- 環境副大臣 - 沓掛哲男
政務官
- 内閣府大臣政務官 - 西川公也、渡辺具能、山崎力
- 防衛庁長官政務官 - 岩屋毅、米田建三
- 総務大臣政務官 - 滝実、山名靖英、景山俊太郎
- 法務大臣政務官 - 大野つや子
- 外務大臣政務官 - 桜田義孝、望月義夫、五十嵐佳織(丸谷佳織)
- 財務大臣政務官 - 大野松茂、砂田圭佑
- 文部科学大臣政務官 - 池坊保子、水島裕
- 厚生労働大臣政務官 - 奥山茂彦、田浦直
- 農林水産大臣政務官 - 金田英行、国井正幸
- 経済産業大臣政務官 - 竹本直一、西川太一郎
- 国土交通大臣政務官 - 今村雅弘、吉田六左エ門、岩井國臣
- 環境大臣政務官 - 熊谷市雄
脚注
- ↑ 第3次佐藤内閣は1972年6月15日に内閣不信任決議が否決されて、22日後の7月7日に長期政権の党首任期満了を理由に総辞職した例がある。
- ↑ 第2次橋本内閣は1998年6月12日に内閣不信任決議が否決されて、48日後の7月30日に参院選敗北を理由に総辞職した例がある