文部科学大臣
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テンプレート:政治の役職 文部科学大臣(もんぶかがくだいじん、テンプレート:Lang-en-short)は、日本においては、文部科学省を担当する国務大臣であり、文部科学省の長である。略称は文科相(もんかしょう)。
概要
2001年(平成13年)1月6日の中央省庁再編により、従前の文部省(明治4年7月18日〈1871年9月2日〉から2001年〈平成13年〉1月5日まで)と科学技術庁が統合され、それまでの文部大臣と科学技術庁長官の職務が引き継がれて文部科学大臣となった。
職務・権限の分掌
同じく中央省庁再編時に新設された内閣府に「重要政策に関する会議」の一つとして内閣総理大臣を議長とする「総合科学技術会議」が設置され、科学技術の「政策部分」は文部科学大臣でなく科学技術政策担当の内閣府特命担当大臣(担当大臣が指名されないときは内閣総理大臣自ら)が担当することとなっており、職務・権限の分掌がなされている。
歴代文部科学大臣
代数 | 氏名 | 内閣 | 就任年月日 | 出身母体等 |
---|---|---|---|---|
1 | 町村信孝 | 第2次森改造内閣(再編後) | 2001年(平成13年)1月6日 | 自由民主党 (森派) |
2 | 遠山敦子 | 第1次小泉内閣 第1次小泉第1次改造内閣 |
2001年(平成13年)4月26日 | 民間 |
3 | 河村建夫 | 第1次小泉第2次改造内閣 | 2003年(平成15年)9月22日 | 自由民主党 (江藤・亀井派) |
4 | 第2次小泉内閣 | 2003年(平成15年)11月19日 | 自由民主党 (亀井派) | |
5 | 中山成彬 | 第2次小泉改造内閣 | 2004年(平成16年)9月27日 | 自由民主党 (森派) |
6 | 第3次小泉内閣 | 2005年(平成17年)9月21日 | ||
7 | 小坂憲次 | 第3次小泉改造内閣 | 2005年(平成17年)10月31日 | 自由民主党 (旧橋本派) |
8 | 伊吹文明 | 第1次安倍内閣 第1次安倍改造内閣 |
2006年(平成18年)9月26日 | 自由民主党 (伊吹派) |
9 | 渡海紀三朗 | 福田康夫内閣 | 2007年(平成19年)9月26日 | 自由民主党 (山崎派) |
10 | 鈴木恒夫 | 福田康夫改造内閣 | 2008年(平成20年)8月2日 | 自由民主党 (麻生派) |
11 | 塩谷立 | 麻生内閣 | 2008年(平成20年)9月24日 | 自由民主党 (町村派) |
12 | 川端達夫 | 鳩山由紀夫内閣 | 2009年(平成21年)9月16日 | 民主党 (川端グループ・旧民社グループ) |
13 | 菅内閣 | 2010年(平成22年)6月8日 | ||
14 | 髙木義明 | 菅第1次改造内閣 菅第2次改造内閣 |
2010年(平成22年)9月17日 | 民主党 (旧民社グループ) |
15 | 中川正春 | 野田内閣 | 2011年(平成23年)9月2日 | 民主党 (羽田グループ) |
16 | 平野博文 | 野田第1次改造内閣 野田第2次改造内閣 |
2012年(平成24年)1月13日 | 民主党 (鳩山グループ) |
17 | 田中眞紀子 | 野田第3次改造内閣 | 2012年(平成24年)10月1日 | 民主党 (小沢グループ) |
18 | 下村博文 | 第2次安倍内閣 | 2012年(平成24年)12月26日 | 自由民主党 (町村派) |
文部科学大臣表彰(文部科学大臣賞、文部科学大臣感謝状を含む)
文部科学大臣表彰は、国の教育や文化、科学技術分野に貢献した団体・個人に授与・贈呈されるもので、文部省時代は文部大臣表彰といった。厳密には文部科学大臣表彰と文部科学大臣顕彰、文部科学大臣賞など様々な区別があるが、以下では文部科学省で定める賞の種類と概要について概説する。 主な文部科学大臣表彰として著名なのが芸術選奨文部大臣賞を前身とする芸術選奨文部科学大臣賞である。その他、科学技術賞、若手科学者賞、創意工夫功労者賞、創意工夫育成功労学校賞があり、毎年、各省庁、都道府県の推薦を経て授与・贈呈がなされている。