今村雅弘
今村 雅弘(いまむら まさひろ、1947年1月5日 ‐ )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(6期)、自民党副幹事長。
農林水産副大臣(第1次安倍改造内閣・福田康夫内閣)を歴任した。
来歴・人物
佐賀県鹿島市生まれ。東京大学法学部卒業。1970年、東大卒業後の4月に日本国有鉄道に入社した。国鉄では主に人事・労務関係の部署に所属し、民営化後の九州旅客鉄道では経営管理室長や関連事業本部企画部長を務める。
1996年、第41回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で佐賀2区から出馬し、初当選(当選同期に河野太郎・菅義偉・平沢勝栄・渡辺喜美・大村秀章・河本三郎・桜田義孝・下村博文・下地幹郎・新藤義孝・滝実・棚橋泰文・谷畑孝・田村憲久・戸井田徹などがいる)。
2005年7月、郵政民営化法案の衆議院本会議における採決で造反し、反対票を投じる。そのため、同年9月の第44回衆議院議員総選挙では自民党の公認を得られず無所属での出馬を余儀なくされたが、佐賀2区で4選。2006年12月に誓約書、復党届を自民党に提出。党紀委員会で復党が認められ、自民党に復党。2007年、自民党佐賀県連会長に就任した。同年8月、第1次安倍改造内閣に農林水産副大臣として入閣。続く福田康夫内閣でも再任された。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、佐賀2区で民主党の大串博志に約7,000票差で敗れたが、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、5選。2012年秋、前自民党総裁の谷垣禎一による勉強会「有隣会」に参加した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では、佐賀2区で前回敗れた大串を破り、6選。
政策
- 憲法改正に賛成[1]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成[1]。
- 日本の核武装について今後の国際情勢によっては検討すべきとしている[1]。
- 原子力規制委員会の新基準を満たした原発は再開すべきとしている[1]。
- 女性宮家の創設に反対[1]。
- 日本のTPP参加に反対[1]。
- 東京電力救済法案に賛成した(今村は東京電力の株式を6000株保有している[1])。
- 選択的夫婦別姓制度導入に反対[2]。
不祥事
- 政治家の年金未納問題が注目された際に年金の未納が発覚している[3]。
- 今村の資金管理団体である鉄輪21・政策研究会が、2007年4月に東京で開いた政治資金パーティーで販売したパーティー券約2460万円分のうち、50万円分が佐賀県発注の港湾整備工事(浚渫工事)の指名競争入札に絡む談合事件で元幹部2人の有罪判決が確定していた佐賀市の建設会社による購入分だったことが判明した[4]。今村の佐賀事務所は、談合事件は知っていたがパーティー券購入については気づかなかったとし、今村自身も「道義的に控えるべきだった」として同年11月10日、建設会社に代金を返還した[4]。
- 今村の資金管理団体である鉄輪21・政策研究会が、2006 - 2007年分の政治資金収支報告書に新宿歌舞伎町のキャバクラなどでの飲食代計3件約17万4000円を「組織活動費」として計上していた。政治資金収支報告書によると、2006年にものまねショーがあるライブハウスに約5万1000円、2007年にキャバクラなど2件に計約12万3000円を支払った。また2006 - 2008年分の政治資金収支報告書に、手品が披露されるバーでの飲食費計7件約63万7000円を組織活動費として計上している[5]。さらに2009年分の政治資金収支報告書でも、キャバクラでの遊興費約5万2千円を政治活動費に計上していた[6][7]。政策秘書によれば今村本人は同席しておらず、返金に応じる方針も表明した[8]。
- 2013年、今村自身が代表を務める政党支部を通して150万円を自身の資金管理団体などに寄付し、税の優遇を受けていたことがわかった[9]。
献金
所属団体・議員連盟
- 創生「日本」
- 日本の前途と歴史教育を考える議員の会
- 平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会
- 日本会議国会議員懇談会
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- 日本・カンボジア友好議員連盟(事務局長)
- 日本・ベネズエラ親善友好議員連盟(事務局長)
- 日本・ノルウェー友好議員連盟(事務局長)
脚注
関連項目
外部リンク
- 衆議院議員 いまむら雅弘(公式サイト)
- 自由民主党佐賀県連
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
川端達夫
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 衆議院決算行政監視委員長
2009年 - 2010年
|style="width:30%"|次代:
大村秀章
テンプレート:S-off
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
山本拓
国井正幸
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 農林水産副大臣
岩永浩美と共同
2007年 - 2008年
|style="width:30%"|次代:
近藤基彦
石田祝稔
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
小島敏男・山口泰明・丸谷佳織
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 外務大臣政務官
松浪健四郎・水野賢一と共同
2002年
|style="width:30%"|次代:
日出英輔・土屋品子・新藤義孝
- 転送 Template:End
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 テンプレート:Cite news
- ↑ 第154回国会 請願2308号
- ↑ 毎日新聞 2004年5月14日
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/213931
- ↑ 「国会議員17人、寄付還流 党支部介し税優遇受ける」、朝日新聞、2013年4月20日
- ↑ http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169030.htm