東岸和田駅
テンプレート:駅情報 東岸和田駅(ひがしきしわだえき)は、大阪府岸和田市土生(はぶ)町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。
駅構造
島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を有する地上駅である。かつての1番線(下り待避線)の和歌山寄りに安全側線が設置されていたが、後述の仮線移行に伴い廃止された。駅舎は東側にあり、ホームとは和歌山側の跨線橋で結ばれている。快速列車と普通列車の緩急接続が行われるほか、一部の快速列車は当駅で特急列車の通過待ちを行なう。
かつての下りホームの幅は、他の島式ホームをもつ快速停車駅より狭かったが、これは1986年10月31日まで快速通過駅だった名残でもある。設備面においても高架化された南海本線の岸和田駅と比べると大きく劣っている。2013年以前は、阪和線の快速停車駅の中で唯一発車標が設置されていなかった。
便所は改札内にあり、男女別の水洗式。2006年現在のところ、身体障害者向けの便所は設置されていないが、岸和田市では、人に優しい街づくりの一環として、将来的には、バリアフリーの面で駅設備を充実させたいという。2016年ごろまでに高架化される予定で、現在その工事と同時に防災街区整備事業が実施されている。2011年12月11日に上り線が、翌2012年10月14日に下り線が[1]、それぞれ仮線へ移行された。
和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2(旧3・4) | テンプレート:Color阪和線 | 下り | 熊取・関西空港・和歌山方面 |
3・4 | テンプレート:Color阪和線 | 上り | 鳳・天王寺・大阪方面 |
- 仮線移行までは2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線であったが、移設に伴い現在は1・3番のりばが本線、2・4番のりばが待避線となっている。なお現在の下りホームは仮線移行前の上りホームである。
現在は、JR阪和線東岸和田駅付近高架化事業が行われている。(平成25年1月より高架本体工事着手)
ダイヤ
当駅にはすべての快速が停車する。日中は当駅で区間快速と関空快速・紀州路快速の緩急接続が行われる。この時間帯は、当駅発車後の区間快速は両方向とも終着駅まで先着する。
1986年10月31日までは天王寺駅基準で日中1時間あたり6本の普通のうち、2本が当駅で折り返していた。残り4本は手前の鳳駅発着(そのうちの2本は同駅で区間快速と接続していた)であり、1986年10月31日まで当駅は快速通過駅だった(当駅折り返しの普通が鳳駅で快速と緩急接続していた)。そのため当駅から和歌山方面へは区間快速のみの1時間あたり2本のダイヤで不便だった[2]。今でも天王寺方の片渡り線が敷設されており、23時台に当駅止まりの普通が設定されている。2011年3月12日のダイヤ改正前までは、平日ダイヤの21時台に当駅折り返しの快速が、22時台(土曜・休日は23時台)には当駅止まりの普通があった。2004年10月15日までは夕方にも折り返しの設定があった。
利用状況
大阪府統計年鑑[3]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 10,354 |
1998年 | 10,278 |
1999年 | 10,107 |
2000年 | 10,253 |
2001年 | 10,341 |
2002年 | 10,320 |
2003年 | 10,413 |
2004年 | 10,502 |
2005年 | 10,410 |
2006年 | 10,493 |
2007年 | 10,522 |
2008年 | 10,543 |
2009年 | 10,390 |
2010年 | 10,551 |
2011年 | 10,609 |
2012年 | 10,705 |
駅周辺
- 南海ウイングバス南部のりば
- タクシーのりば
- リハーブ(再開発ビル)
- アクロスプラザ東岸和田
- スーパーサンエー東岸和田店
- イオン東岸和田店(トークタウン)
- 過去にはイオンの南裏にワーナー・マイカル・シネマズ2号劇場(ワーナー・マイカル・シネマズ東岸和田)があった。
- 葛城病院(ワーナー・マイカル・シネマズ東岸和田跡)
- コナミスポーツ東岸和田
- 開設当時はトークタウンの一テナントだったが現在は別場所に移設している。
- 国税庁大阪国税局 岸和田税務署 - 大阪府内の税務署のひとつで、岸和田市と貝塚市を管轄している。
- 泉光寺 - 岸和田藩主岡部家菩提所
- 矢代寸神社 - 和泉国岸和田藩一の宮
- 意賀美神社
- 神於寺
- 大阪府立和泉高等学校
- 学校法人神須学園・大阪技能専門学校
- 大阪府立岸和田支援学校
- 国道26号線(第二阪和国道)
- 大阪府道30号大阪和泉泉南線
- 大阪府道39号岸和田港塔原線
- Nankai-Bus013.JPG
駅前の
南海ウイングバス南部乗り場 - Higashi Kishiwada-Sta003.JPG
駅前のタクシー乗り場
- Higashi Kishiwada-Sta002.JPG
東岸和田駅前商店街
(再開発により消滅) - Osaka-Fudou39-Kishiwada002.JPG
歴史
- 1930年(昭和5年)6月16日 - 阪和電気鉄道の和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅(現在の和歌山駅)間延伸により土生郷駅として開業。
- 1932年(昭和7年)4月1日 - 阪和岸和田駅に改称。
- 1940年(昭和15年)12月1日 - 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる。同時に東岸和田駅に改称。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 山手線が国有化され、国有鉄道阪和線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)3月 - 跨線橋新設。[4]
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 快速停車駅となる。同時に当駅折り返しの普通を日根野・和歌山方面に延長。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[5]。
- 2011年(平成23年)12月11日 - 高架化工事のため上り線が仮線に移行。
- 2012年(平成24年)10月14日 - 下り線が仮線に移行。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color阪和線
- テンプレート:Color関空快速・テンプレート:Color紀州路快速・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color直通快速・テンプレート:ColorB快速
- テンプレート:Color区間快速・テンプレート:Color普通
脚注
外部リンク
- テンプレート:外部リンク/JR西日本駅
- 東岸和田駅付近高架対策室 - 岸和田市
- ↑ 阪和線 東岸和田駅線路切換工事に伴う代行輸送の実施について:JR西日本 - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2012年9月19日 本ページの他にテンプレート:PDFlinkでもその具体的な内容を取りまとめてある。
- ↑ 当時の日中ダイヤでは、区間快速は熊取駅でのみ快速と緩急接続し、接続後は両方向とも終着駅まで先着していた。
- ↑ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
- ↑ 「天王寺鉄道管理局三十年写真史」P97
- ↑ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日