東京ケーブルネットワーク
テンプレート:Infobox 東京ケーブルネットワーク株式会社(とうきょうケーブルネットワーク)とは、東京都文京区に本社のあるケーブルテレビ局で、株式会社東京ドームの持分法適用関連会社である。
開局当初は文京区のみでサービスを提供していたため、社名が文京ケーブルネットワークだった。荒川・千代田区へ提供エリアを拡大する際に、現在の社名に変更した。
1988年の開局当初から、東京ドームで行われるプロ野球、都市対抗野球大会(社会人)、ならびにアメリカンフットボールの試合の番組制作を行い、コミュニティチャンネルで放送。それらの番組は地上波局や専門チャンネルと提携し、日本全国にも配信し、番組制作会社としての面も持つ(制作部門はTCPが担当だが、クレジットでは『東京ケーブルネットワーク』となる場合が多い)。
また、TCNケーブルNETというサービス名で、インターネット接続サービス、KDDIと提携しケーブルプラス電話というサービスで電話事業をも行っている。
目次
所在地
- 東京都文京区後楽一丁目1番7号 グラスシティ後楽
かつては東京ドーム内にあった。
歴史
- 1985年(昭和60年)3月20日 文京ケーブルネットワーク(BCN)として設立。
- 1988年(昭和63年)4月1日 文京区で開局(都心23特別区で初めて設けられた都市ケーブルテレビ)。
- 1989年(平成1年)11月18日 事業拡大のため、現在の東京ケーブルネットワーク(TCN)に社名を改める。
- 1991年(平成3年)9月1日 荒川区でのサービス開始。
- 1995年(平成7年)4月1日 ケーブルテレビ電話と高速データ通信サービスを同時開始。
- 1997年(平成9年)12月 千代田区でのサービス開始。
- 1998年(平成10年) ケーブルインターネット事業を文京区で開始。
- 1999年(平成11年) ケーブルインターネット事業を荒川区で開始。
- 2000年(平成12年) ケーブルインターネット事業を千代田区で開始。
- 2009年(平成21年) 新ロゴ(CI)を制定。
- 2010年(平成22年) KDDIと提携してケーブルプラス電話を導入。
サービスエリア
おもな放送チャンネル
テレビ局
- デジタルTVはJC-HITSを使用している。
- 地上デジタル放送はパススルー方式のため、地上デジタル対応テレビまたはチューナであれば視聴可能。
- ※tvk、チバテレ、テレ玉のデジタルは試験配信。
FMラジオ局
MHz | 放送局 |
---|---|
76.5 | InterFM |
77.7 | TOKYO FM |
78.3 | FM Yokohama |
78.9 | NHKFM |
81.9 | 放送大学FM |
83.1 | J-WAVE |
83.7 | NACK5 |
84.2 | FM FUJI |
85.7 | Bay FM |
インターネット接続サービス
- 超速コース 120Mbps 5,880円
- 快速コース 30Mbps 4,830円
- お手軽コース 1Mbps 2,830円
コミュニティチャンネル
- 行政区別に愛称を付け、内容を分けている。
- 文京区『文京区民チャンネル』
- 荒川区『マイチャンネルあらかわ』(荒川ケーブルテレビでも同じ内容を放送)
- 千代田区『ちよだ11チャンネル』
- 2012年より地上デジタル10チャンネルを開始
- 『あらぶんちょ10チャンネル』
- 2010年よりデータ放送対応、2013年よりハイビジョン化。
- 自社制作番組のメインは、2002年より続くあらぶんちょ!である。
番組制作実績
スポーツ
- プロ野球中継(読売ジャイアンツ(=日テレ、日テレG+〈「直生」の試合前放送は完全提供〉)・北海道日本ハムファイターズ(=GAORA、テレ玉、チバテレ、TOKYO MXなど)・アジアシリーズ〈海外用とCS用と東京ドーム内用〉。過去に千葉ロッテマリーンズ主催試合=チバテレビ製作の技術協力と東京ヤクルトスワローズ(=TOKYO MX)主催試合の技術協力をしたこともあった)
- プロ野球ドラフト会議(スカイ・A。司会者などは朝日放送側が用意する)
- 都市対抗野球大会(J SPORTS。製作クレジット上は放送局の表記がなく、TCN単独)
- 都市対抗野球ハイライト(2014年 テレ玉配給・5いっしょ3ちゃんねる。TCNも協力)
- アメリカンフットボール・Xリーグ、ライスボウル、関東大学リーグ(おもに東京ドーム開催分。スカイ・A)
- nakata.net TV(パーフェクト・チョイス)
- プロレス(後楽園ホールなどで開催される試合。サムライTV・GAORAなど)
- モータースポーツ(インディー500など。GAORA)
- テニスATP・WTA公式戦(GAORAなど)
- SPEEDチャンネルの運営管理
TCNと同じ文京区にあり、出資元でもある東京ドームに自社用の放送席などの設備を持っているため、東京ドームでのスポーツ中継に携わることが多い。
CSの専門チャンネルが多数できる以前には、プロ野球や後楽園ホールのプロレスを自主製作チャンネルで放映していたこともあった(なかには日本テレビ放送網のアナウンサーが実況した試合も存在する)。
現在でも、都市対抗野球大会はGAORA→J SPORTS、東京ドームでのXリーグの中継についてはスカイ・Aでの全国配信を行っている。 都市対抗の場合は、同じ内容の中継を、2つのチャンネルで同日重複放送〔大半はサイマル〕していることになる(またGAORA時代、都市対抗の一部の試合はプロ野球の絡みで録画放送だった。)。
なお2011年の都市対抗は、初の関東以外での開催となる京セラドーム大阪での試合で、GAORA/毎日放送が主導で製作しているが、TCN/TCPが協力団体として参加している関係で、実況担当者は主に東京開催のときとほぼ同じメンバーである。
Xリーグの場合、TCN自主製作チャンネルで全試合を生放送しているが、これとは別に、スカイ・Aで一部の試合を除き、後日の時差放送を行っている。
プロ野球巨人戦については1軍の試合(年60試合前後 日本テレビ放送網・BS日本・日テレG+に配給)については基本的に日本テレビ側が主導して制作を行い、スコアカウンターの字幕は日テレ仕様であるが、2軍戦(年数回開催)と、宮崎・沖縄キャンプについてはTCN・TCPが協力しており、字幕スーパーもTCN仕様の表示がなされている。
その他
関連会社
関連項目
- ケーブルテレビ局の一覧
- 東京デジタルネットワーク
- あぶメン刑事
- もっとあぶメン刑事
- ジャパン女子プロレス
- 田畑めぐみ
- あらぶんちょ!
- 城北ニューメディア – かつての主要株主。