四つ橋筋
四つ橋筋(よつばしすじ)は、大阪市中心部を南北に走る主要地方道の愛称である。正式名称は大阪市道南北線(おおさかしどうなんぼくせん)。
概要
四つの橋が「口」の字状に架かる西横堀川と長堀川の交点が「四ツ橋」と呼ばれ、そのすぐ西側を走ることに由来する。
区間は元町2交叉点(大阪市浪速区) - 中央郵便局前交叉点(市道南北線の終点は阪急前交叉点、ともに同市北区)の約4.3キロメートルで、地下には大阪市営地下鉄四つ橋線が通っている。国道25号・国道26号本線の御堂筋が南行きの一方通行のため、同線から国道2号方面への迂回路となっている。
平均的に5車線であるが、両側1車線は有料駐車スペースとなっているため、おおむね走行に使用できるのは中央3車線である。
同じ北行きの一方通行である堺筋と並び渋滞の多い道路である。主に桜橋交差点(国道2号との交点)や肥後橋交差点(土佐堀通との交点)を先頭にした渋滞がよく発生する。
歴史
1908年(明治41年)に大阪市電南北線の敷設に伴い誕生。道頓堀川以南は現在とルートが異なる。西流する幾筋もの堀川を縦断する必要があり、敷設に際して深里橋(道頓堀川)、浪速江橋(堀江川)、西長堀橋(長堀川)、阿古島橋(立売堀川)、靱橋(阿波堀川)、伏見橋(京町堀川)[1]、江戸橋(江戸堀川)が架橋された。
梅田と難波を結んだ最初の南北幹線である。しかし、当初の道幅は渡辺橋以北が12間、以南が8間と現在よりも狭かった。1921年(大正10年)に発表された大阪市第1次都市計画事業によって肥後橋以北が16間、以南が13間に拡幅されたが、同時進行にあった24間幅の御堂筋が誕生すると、梅田 - 難波間の最重要幹線としての地位は御堂筋に移行した。市電は1963年(昭和38年)に廃止され、1970年(昭和45年)に全線北行きの一方通行となった。
沿線情報
- 大阪府立体育会館
- 大阪シティエアターミナル(OCAT)
- 湊町リバープレイス(なんばHatch)
- 難波・ミナミ
- Motomachi2 on Yotsubashi-suji Osaka Japan.jpg
始点の元町二交差点付近
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千日前通との交点・湊町南交差点
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本町通との交点・信濃橋交差点
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立売堀1付近(南方向を撮影)
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江戸堀1付近(北方向を撮影)
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大同生命保険本社ビル(肥後橋交差点南東角)
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土佐堀通との交点・肥後橋交差点
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中之島フェスティバルタワー(肥後橋北詰交差点)
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堂島アバンザ(堂島1付近)
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桜橋交差点を南東から望む
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終点の中央郵便局前交差点
接続する主な道路
接続する道路 (北)西← <市道南北線> →東(南) |
交差点・ランプ | 愛称 | ||
---|---|---|---|---|
<扇町通> 市道扇町公園南通線 (扇町方面) | ||||
<都島通> 市道大阪環状線 |
<御堂筋> 都計大阪駅前線 |
阪急前 | 北区 | 扇町通 |
国道176号 | <御堂筋> 国道176号 |
阪神前 | ||
市道西梅田線 | 市道南北線 | 中央郵便局前 | 四つ橋筋 | |
<曽根崎通> 国道2号 |
桜橋 | |||
阪神高速1号環状線 | 堂島入口 | |||
<中之島通> | 渡辺橋南詰 | |||
<土佐堀通> 市道江戸堀線 |
肥後橋 | 西区 | ||
<本町通> 国道172号 |
信濃橋 | |||
<中央大通> 市道築港深江線 |
<中央大通> 市道築港深江線 |
西本町 | ||
阪神高速16号大阪港線 阿波座出入口 | ||||
<長堀通> 府道173号大阪八尾線 |
四ツ橋 | |||
阪神高速1号環状線 | - | 湊町出入口 | 浪速区 | |
<千日前通> 市道難波境川線 |
湊町東 | |||
市道浪速鶴町線 (<大浪通>方面) |
都計立葉元町線 (日本橋3方面) |
元町2 | ||
国道25号(重複=国道26号・国道165号、大国方面) |
脚注
関連項目
テンプレート:Asbox- ↑ ただし、伏見橋とほぼ同じ位置には以前から新中橋が架橋されていた。