千葉市動物公園
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千葉市動物公園(ちばしどうぶつこうえん)は、千葉県千葉市若葉区源町280番地にある動物公園である。遊園地の「ドリームワールド」を併設する。千葉市都市局公園緑地部が運営する。開園当初から、世界の霊長類の飼育、特に絶滅が危惧される希少種の繁殖に力を入れ、また、猛獣を避け、小動物・草食動物・鳥類などの動物を飼育する傾向にある。
レッサーパンダの風太(後述)を飼育する。テレビドラマ『僕の歩く道』(2006年放送、関西テレビ)や『家政婦のミタ』(2011年放送、日本テレビ)、映画『東京オアシス』などでロケに使われた。
歴史
- 1985年4月 - 開園(動物科学館・モンキーゾーン・子ども動物園・家畜の原種ゾーン)。
- 1987年 - モウコノウマ、セスジクスクス、オウギアイサ、アンデスイワドリの繁殖に国内初成功。
- 1988年4月 - 草原ゾーン・鳥類水系ゾーン完成。
- 1989年 - アメリカアカリス、ハシビロガモ、セイロンヤケイの繁殖に国内初成功。
- 1990年 - ボンテボック、キバシハイイロガンの繁殖に国内初成功。
- 1991年6月 - 遊園地「ドリームワールド」開園。
- 1992年4月 - 入園者500万人、クロツメバガン・ヒメマガンの繁殖に国内初成功。
- 1993年 - ヒオドシジュケイの繁殖に国内初成功。
- 1998年4月 - 入園者1,000万人。
- 1999年 - カオムラサキラングールの繁殖に国内初成功。
- 2001年 - 子ども動物園をリニューアル。
- 2002年 - ゴリラ「モモコ」と上野で生まれた「モモタロウ」が里帰り。
- 2003年4月 - オランウータン舎を新築。
- 2005年 - レッサーパンダ「風太」ブーム。
- 2006年 - 「風太」の子が初めて誕生。
- 2008年 - ナマケモノの人工保育開始。
- 2009年4月 - アフリカハゲコウが脱走。
- 2013年6月 - 観覧車の運営休止。
- 2014年5月31日 - 遊園地「ドリームワールド」廃止予定[1]。
園内
園内は、モンキーゾーン、動物科学館、子ども動物園、小動物ゾーン、家畜の原種ゾーン、草原ゾーン、鳥類・水系ゾーン、大池の各エリアからなる。中央の噴水広場を中心とし、各エリアが放射状に隣接する構造とし、移動に配慮する。
- モンキーゾーン
- ワオキツネザルやオランウータンなどが見られる。ゴリラのモモタロウは日本生まれ。
- 動物科学館
- 夜行性小獣や小型猿の展示施設がある、温室のバードホールなどもある。ナマケモノが見られるときもある。
- 子ども動物園
- ヤギやヒツジなどの動物に直接触れることができる。大きな馬やロバ、牛、カピバラ、プレーリードッグ、オウム、フンボルトペンギンなどの動物を近くから見ることができる。
- 家畜の原種ゾーン
- モウコノウマやアメリカバイソン、ラクダ、ラマ、ヤク、スイギュウなどがいる。国内最大級のムフロンの施設もある。
- 小動物ゾーン
- 2005年、オスのレッサーパンダの「風太」が30秒以上二足で直立する姿がテレビなどで取り上げられる。2006年には風太に双子の子供が生まれる。ほかに、コツメカワウソやビーバーなどがいる。
- 鳥類・水系ゾーン
- カリフォルニアアシカとペンギンの大型水槽がある。ハシビロコウ、エジプトハゲワシ、フラミンゴやタンチョウなどの鳥がいる。
- 草原ゾーン
- ゾウやキリンなどの大きな動物がいる。ダチョウ、ミーアキャット、マレーバクもいる。
主な飼育動物
- モンキーゾーン
- 動物科学館
- 子ども動物園
- 家畜の原種ゾーン
- 小動物ゾーン
- 鳥類・水系ゾーン
- 草原ゾーン
施設情報
- 所在地 - 千葉市若葉区源町280
- 開園時間 - 午前9:30 - 午後4:30、入園は午後4時まで
- 休園日 - 毎週月曜日(月曜日が休日の時は翌日)と、12月29日 - 1月1日
- 最寄駅 - 千葉都市モノレール「動物公園駅」徒歩1分
- 公園面積 339,722平方メートル
- 年間入園者数 702,816人(2003年度)
- 駐車場収容可能台数 普通車1,483台 大型車49台
- 飼育動物数 - 149 種 701 点(2004年12月末現在)
- 哺乳類 67 種 389 点、鳥類 76 種 287 点、爬虫類 5 種 24 点、両生類 1 種 1 点
脚注・出典