マンドリル

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マンドリルの頭蓋骨、男性

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マンドリルMandrillus sphinx)は、動物界脊索動物門哺乳綱霊長目オナガザル科マンドリル属に分類されるサル。特定動物

分布

ガボンカメルーンコンゴ共和国赤道ギニア

形態

体長オス約81cm、メス56cm。尾長9cm程度。体重約27kg、メス約12kg。メスはオスの半分程度の大きさである。体毛は褐色や灰色で、腹面の体毛は白い。

成獣の顔は赤い鼻、青い頬、黄色い髭という特徴的な配色で、このような派手な色彩は、昼間でも暗い熱帯雨林のなかで仲間を見分けるのに役立つと考えられている。

メスよりもオスの方が顔の色が鮮やかで、オスの尻は青紫色をしており、陰茎は赤色、陰嚢は紫色をしている。

生態

熱帯雨林の林床に生息する。樹上に登ることもあるが、あまり高いところへは登らない。250頭程度の群れを形成し、そのなかで1頭のオスは20頭程度のメスを従えたハーレムを形成している。野生での生態はよく知られていない。一般的に行動に攻撃性がないとされる。

食性は雑食で、果実種子昆虫類、小動物等を食べる。天敵はヒョウワシ

繁殖形態は胎生で、1回に1匹の幼獣を産む。妊娠期間は約150-180日。

人間との関係

人に近いサルとして現地では敬われることもある。名前のマンは英語で「ヒト」の意。種小名sphinxは「スフィンクス」の意。開発による生息地の減少により生息数は減少している。

関連項目

参考文献

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、32頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、139頁。

外部リンク