京都市営バス
京都市営バス(きょうとしえいバス、英: Kyoto City Bus)は、京都市交通局が運営する路線バスである。地元では単に市バス(しバス)と呼ばれることが多い。
市内交通の主要な位置をしめる。京都市内を中心に走っているが、一部長岡京市と向日市にも停留所がある。
なお、京都府内には京都交通、京阪京都交通・京都バス・京都京阪バスという京都の冠がついた民間バス会社が存在するが、これらはいずれも京都市営バスとは別物である。うち前者は日本交通の、後者3社は京阪電気鉄道のグループ会社である。他にも、京都市内中心部から京都女子大学との間を結ぶ路線バス「プリンセスラインバス」を運行している京都急行バスがある。
2005年に京都市に編入された旧・京北町の京北町営バスは、編入後は市営バスとしてではなく、「きょうと京北ふるさと公社(京北ふるさとバス)」として引き続き運行されている。
目次
沿革
京都におけるバス事業の始まり
京都市によるバス事業は、1928年5月10日に出町柳 - 植物園間の2.5kmで運行を開始したのが始まりである。その後、「市内は市電、新市域は市バス」を基本方針として、京都市内外縁部を中心に路線を設定していった。また、1932年にはトロリーバス事業を開始した。
昭和初期から戦中
しかし、第二次世界大戦の勃発による影響で燃料の入手が次第に難しくなり、木炭自動車、電気自動車、コーライト自動車、メタンガス自動車の導入や、木炭自動車用の木炭の自家製化などを図ることとなった。また、燃料の消費を抑えるために、運転休止時間帯の設定や路線の縮小、急行運転の実施などもあわせて実施された。
同時に、京都市内でバス事業を行っていたバス事業者の買収を行い、基本的に市内は京都市電気局によりバス事業が行われることとなった。なお、京都市内におけるバス事業の戦時統合は京都市電気局に統合実施されることとなったが、上述のように京都市内のほぼすべてが京都市電気局により統合されていたため、実質的には実施されなかった。ただし、現在でも京都市内に民営バス会社やJRバスによる路線が残存しているのは、この統合時に大阪市域の統合に絡む京阪自動車(現在の京阪バス)、奈良電気鉄道(現在の近鉄バス)、宇治田原自動車(のちの京阪宇治交通、現京阪バス)と、丹後地方の統合に絡む丹波交通(現在の京阪京都交通)が統合対象でなかったこと、省営バスはそもそも戦時統合の対象外であったことによるものである。また、現在の京都バスの前身に当たる嵐山自動車と鞍馬自動車は当時の京都市域にほとんど路線を持っていなかったため、やはり統合の対象外であった。
戦災からの復興
戦後、他の日本の大都市と比較すると京都市内はあまり空襲等の被害を受けていなかったため、車両や施設への被害は最小限ですんでいた。しかし、戦中から続く燃料事情が厳しいなどの状況は継続しており、京都市電気局により運行が行われていたバスは、戦後の時点ではわずか8路線であり、それらも代燃車により運行される状況であった。
このような中で、復興が進められていった。1947年(昭和22年)には、京都市電気局は京都市交通局に名称変更を行い、同時期に進駐軍から車両の払い下げを受け車両の増強に努めた。その後、車両の大型化が進むとともに、戦争に伴い運休となっていた路線の再開が行われ、徐々に戦争前の姿を取り戻していくこととなった。 1949年(昭和24年)には、一般貸切旅客運送自動車事業を開始し、1951年(昭和26年)には、夜の観光バスの運行を開始した。 また、京都市内には前述のように戦時統合が行われず、多くの事業者が残されていたため、1948年には省営バスや京阪自動車や京都バスをはじめとした会社線のバスとの相互乗り入れを開始し、1951年(昭和26年)には、京阪自動車、京都バス、丹波交通、日本国有鉄道との運輸協定を締結するに至った。
また、1951年には大阪市に次いで国内では2番目となるワンマンバスの運行を開始した。なお、ワンマン化についてはこの後順次進められていき、1970年に多区間系統のワンマン化の実施、1972年に後乗り前降りの整理券方式による乗降方式の導入が行われていく。
1952年(昭和27年)には、地方公営企業法の施行に伴い、公営企業体としての京都市交通局が発足した。この発足と同時にバスの車体のカラーリングを変更し、現在の京都市営バスの車体にみられる、若草色と濃緑色の曲線からなるデザインへと変更されることとなった。 このような状況の中で、路線の拡充が進められていき、1955年に京阪自動車と共同で京都定期観光バス、1958年に京阪自動車と共同で比叡山線の運行をそれぞれ開始したのが一例である。
市電事業廃止、市営地下鉄事業の開始による影響
しかし、1960年代になると次第に日本全国共通の問題となる市内中心部の空洞化(ドーナツ化現象)や自動車の急激な普及(モータリゼーションの急速な進展)に伴い、利用客の減少や渋滞等により定時制の喪失が京都市内においても顕著にみられるようになってきた。これにあわせて、京都市交通局の財政も悪化を続け、京都市電やトロリーバスが廃止されることとなり、代替輸送を市バスにより行うこととなった。これにあわせて施設の増強が行われ、醍醐や梅津、三哲、西賀茂、錦林、九条、烏丸の営業所が適宜設置されることとなった。
路面電車が上記のように廃止され、京都市交通局はバス専業事業者となったが、1960年代から市営地下鉄事業の計画が進められており、1981年(昭和56年)に京都市営地下鉄烏丸線が開業した。これにあわせて、バスでも路線再編が行われた。この再編の基本方針は市バスと地下鉄の有機的な連絡を基本としており、地下鉄と市バスの乗り継ぎ運賃の導入や北大路バスターミナルにおけるフィーダ路線の導入がその具体例であった。
交通体系の変化と新たなバスサービスの拡充
90年代に入っても、道路渋滞の悪化に伴いバスの定時性の確保が難しさを増していった。また、京都市営地下鉄烏丸線、東西線の相次ぐ延伸や新規開業に伴い、鉄道と並行する路線の縮小や他事業者への移管を進めることとなった。これにより、山科区や伏見区東部の路線をすべて京阪バスに移管、左京区北部の路線の大半を京都バスに移管することとなった(なお、この際、敬老乗車証などを移管した路線でもそのまま使える措置を取っている)。
また、このような外部環境の変化に伴い、市バス事業の赤字が悪化したため、一部の路線の運行業務を民間事業者に委託することとなった。最初は横大路営業所を委託することから始まり、現在では、西賀茂、梅津、九条、洛西、横大路の各営業所が一部またはすべてを民間事業者に委託することとなった。これらの施策により、ここ数年は財務状況の改善がみられるようになってきた。
一方、バス事業の規制緩和に伴い、2002年にMKタクシーが東山地区を中心とした循環路線を設定し、市バスより安い運賃(構想では200円、当時の市バスの運賃は220円)で路線バス事業に参入することを発表した。このことに対して京都市は、市バスの経営に影響を与えるとして激しく反発することとなった。この問題を解決するために、2004年7月に京都商工会議所の村田純一会頭による協議の提案を受け、京都市とMKタクシーの当事者同士が協議をする場として、「京都のバス事業を考える会」が発足した。この中での様々な議論を通じて、従来と異なる新たな施策等が示された。これに伴い、MKタクシーは路線バス事業への参入を取りやめることとなった。代わりに、考える会の最終報告書に記載された一部路線のジャンボタクシー等を使用したサービスの改善を担当することになり、委託事業者として横大路営業所の運行委託業務に参入した。なお、MKタクシーが事前に準備していた中型バスは上記のように路線バス事業に参入しないこととなり不要となったため、一部を残して京都市交通局がリースという形で引き取った(当該車両は自局発注車にない側面が矢印式LED方向幕を使用している)。
東山地域の系統では、観光都市・京都という事で観光客重視のダイヤで設定されている系統が多い。観光面に特化した「洛バス」という急行バスも設定している。しかし21世紀に入ると河原町通(河原町今出川 - 京都駅)や桂駅 - 洛西ニュータウン(こちらは京阪京都交通と連携)で等間隔でバスを走らせたり、西大路通では立命館大学(衣笠キャンパス)へ向かう快速バスを増やして所要時間の短縮を図るなど、観光以外の面でもサービスの向上を図っている。
市内中心部においては、基本的には昼間は本数が多いが、交通事情が悪い場合は団子状態で来るないし長時間バスが来ない場合もある。近年は西大路通等で市バスを優先して信号を制御する公共車両優先システム(バスが接近すれば自動的に青になる)を導入するなど市バスの定時運行を進めている。バスの本数の多い区間では朝夕ラッシュ時にバス専用レーンを設けている。
大半の系統は22時台に最終便となるものが多いが、循環系統については旧市電代行という側面もあり、一部の主要系統と合わせて23時台まで運行している。それでも都心部に深夜帯に到着する列車からの乗り継ぎが出来ない事例も多く、深夜バスの設定を求める声が当時から挙がっており、それによって河原町通りから京都駅に向けて、夜間バス#よるバスの運行が始まった(のちに祇園地区からの便も設定)。また2011年の系統再編以降は深夜時間帯の主要ターミナルでの大阪方面からの高速鉄道(JR京都線・阪急京都本線・京阪本線)との接続の改善も行われている。
各種の改善により経営健全化計画が2012年度の決算で完了し、35年ぶり24台の増車や他の大都市で見られる(運賃倍額の)本格的な深夜バスの設定、方向幕の新デザイン化に伴う方向幕の全面的な取替え(LED車も表示方法を一部変更)、更なる夜間ダイヤと駅接続の強化、ラインカラー導入などが発表された[1][2]。
路線
路線概要
路線は大きく分けると「均一系統路線」、「多区間系統路線」、「100円循環バス」に分けられる。いずれも、乗降方式は後乗り前降りの後払いである。
系統は数字で示されるのが基本である。基本系統と一部路線が異なる場合は枝番ではなく特・臨などの文字が数字の前に付加されるのが特徴である(特13・臨13など。臨は臨時の意味ではない)。なお郊外路線では西・南・北・Mの文字が数字の前に付加される。たとえば1号系統と北1号系統、M1号系統はそれぞれ全く別の系統である。
市バス対応各種カード(前述)で利用の場合は、乗車時(多区間系統路線のみ)と降車時にカードリーダーにカードを通して運賃を精算する。
2006年以降導入の車両は、従来のLED式停留所案内・運賃表示機の代わりに液晶モニタが設置され、系統案内や停留所案内、さらに運賃案内が表示される。
均一系統路線
京都市の中心部の「均一区間」を走る路線である。京都市内の有名な観光地の多くは、この区間内にある。運賃は一律で230円(大人)である。循環系統以外の均一系統の系統番号は、方向幕の青地に白文字で書かれている。通勤・通学向けに停車停留所を減らした快速9号系統があった(2011年3月26日廃止)。
循環系統路線
201 - 208号系統は市内を循環する路線であり、市内の幹線道路を一周する。概ね5時台から23時台まで運行されており、一日の運行本数も比較的多い。系統番号は、方向幕のオレンジ地に白文字で書かれている(一部例外あり)。200番台は、元々廃止された京都市電の代替路線に、それまで走っていた市電の系統番号+200として設けられた路線であるが、その後1981年5月29日の地下鉄烏丸線開業時の路線改編によって200番台は循環系統と改められた。このため、現在も忠実に旧市電時代の経路を辿っているのは、201(市電1系統), 207(市電7系統)号系統のみで、いずれも市電時代からの循環系統である。また、202・205・206・208号系統が、それぞれ市電2・5・6・8系統の一部を彷彿させる経路を走っている。一部の系統には、通勤・通学用に停車する停留所を減らした「快速」が存在する。ただし現在運行されている快速には循環する系統はない。
洛バス(均一区間系統の一つ)
100・101・102号系統は金閣寺や銀閣寺、清水寺といった有名な観光地と、主要駅を結ぶ系統で、主要停留所のみ停車する「急行」として運行されている(「急行」を名乗っているが急行料金は必要なく、一日券カード等も使用できる)。一部の便を除き「洛バス」のラッピングバスで運行されているが、2006年3月末までは京都市電を模したデザインの「チンチンバス」も一緒に運行されていた。朝から夕刻までの運行であり、早朝や夜間は運行されない。また、洛バス以外は外国人が使う可能性が高い観光地最寄りの停留所や鉄道との乗換停留所に限り英語のアナウンスを付加しているが、洛バスは全バス停で日本語・英語・韓国語・中国語の順にアナウンスが流れ、沿線主要観光地の解説も日本語と英語で行っている。
洛バスは白を基調に、100号系統は小豆色、101号系統は緑色、102号系統は黄色である。
- ルート(停車全バス停名)
- 100号系統:京都駅前 - 七条京阪前(京阪七条駅)- 博物館三十三間堂前 - 東山七条 - 五条坂(清水寺)- 清水道(清水寺最寄り)- 祇園(八坂神社)- 東山三条(地下鉄東山駅)- 岡崎公園美術館・平安神宮前(平安神宮・京都市美術館・京都国立近代美術館) - 岡崎公園動物園前(京都市動物園)- 岡崎道(金戒光明寺)- 東天王町 - 宮ノ前町(南禅寺・永観堂・哲学の道)- 銀閣寺前 - 銀閣寺道 - 錦林車庫前(真如堂)- 東天王町 - 岡崎道 - 岡崎公園動物園前 - 岡崎公園美術館・平安神宮前 - 神宮道(青蓮院・知恩院)- 東山三条以降往路ルートと同じ。
- 101号系統:京都駅 - 烏丸五条(地下鉄五条駅)- 四条烏丸(地下鉄四条駅・阪急烏丸駅)- 四条堀川 - 堀川御池(地下鉄二条城前)- 二条城前 - 堀川丸太町 - 堀川今出川(晴明神社・白峯神宮)- 今出川大宮 - 千本今出川 - 北野天満宮前 - 北野白梅町 - わら天神前 - 金閣寺道 - 千本北大路 - 大徳寺前 - 北大路堀川 - 北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)。
- 102号系統:北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)- 北大路堀川 - 大徳寺前 - 千本北大路 - 金閣寺道 - わら天神前 - 北野白梅町 - 北野天満宮前 - 千本今出川 - 今出川大宮 - 堀川今出川(晴明神社・白峯神宮)- 烏丸今出川(京都御所・地下鉄今出川駅)- 河原町今出川 - 出町柳駅前(下鴨神社・京阪出町柳駅・叡電出町柳駅)- 百万遍 - 銀閣寺道 - 錦林車庫前(真如堂)。
- 各洛バスは、京都駅前・銀閣寺道 - 錦林車庫間・北大路バスターミナル - 金閣寺道・北野天満宮・堀川今出川間で乗り換えることができる。
100号系統は朝夕を除き10分おきに運行されるが、多客時は大幅に増発され、団子状に到着することもあるが、常に混雑している路線で、営業係数も京都市営バスでトップを誇る。101号系統は朝夕を除き15分おきに運行される。102号系統は多客期の週末を除き30分おきの運行である。
多区間系統路線
均一区間の外側を走る路線である。中心部から郊外へ向かう路線と、郊外同士を結びつける路線がある。多区間を走るバスには前方に「整理券車」という表示がされている。多区間系統の系統番号は、方向幕の白地に黒文字で書かれている(ただし、一部系統で例外はある)。
乗車時に整理券を取る(乗車口にて「整理券をお取り下さい」とのアナウンスが流れる)か対応カードをカードリーダーに通し、降車時にバス前方に表示されている「整理券番号」に対応した運賃を支払って(対応カードの場合は運賃支払機のカードリーダーに通して運賃を精算)降車する。整理券を受け取らなかった場合(もしくは対応カードを乗車口のカードリーダーに通さなかった場合)「運賃表の表示の最高額を支払う」規則となっている。なお、多区間系統路線であっても、均一区間内のみの利用の場合は運賃は230円(大人)である。
車内運賃表の表示が変わる(運賃が上がる)ときには、次停留所名案内の放送の最後に必ず「これから先運賃が変わります」という案内が流れる。これは京都バスなどの路線でも行なわれている。ちなみに運賃表が巻き取り式の幕であったころにはこの案内が流れるときに運賃表の幕が回っていた。
また、均一区間から外れる境界となるバス停接近時には「これから先、均一運賃区間外となります」とのアナウンスが流れる。これは均一区間のみを走る路線が多く、また均一区間専用の車には運賃表や整理券発行器が取り付けられていないため、運賃が区間によって変わることが習慣付けられていない人が、運賃の不足に気付かないまま降車してしまうことを防ぐためと思われる。なお、均一区間外では市バス専用一日乗車券カードのみならず全線定期券も利用できないため、それとは別途に支払う差額が運賃表示器に表示される。
さらに多区間系統用の車両にはバンパーに縦書きで「整理券車」と書かれた円形の標識を付けていた。濃紺地に緑文字という暗い色を使用していたが、結構大きめの標識であったため、目立つものであった。その後、横書きのシールに変更された(シールは黄色地に黒文字)。
市バスエリア内の主要観光地のうち、高雄、桂離宮付近、修学院離宮・詩仙堂付近は均一区間外である。嵯峨野・嵐山地区は2014年3月22日から均一運賃区間に編入されている。
100円循環バス
100円循環バスは、運賃が大人・小児ともに100円で運行されている路線である。繁華街のある御池通、烏丸通、四条通、河原町通を、反時計回りに一周する。土曜と休日(元日を除く)の昼間時に10分間隔で運行される。その他の路線系統と比べると停留所が短い間隔で設置されている。
よるバス
よるバスは京都市内の繁華街と京都駅を結ぶ夜間バスである。河原町三条と京都駅を結ぶかわらまち・よるバスと、祇園・四条烏丸と京都駅を結ぶぎおん・よるバスの2路線が運行中。
夜間における京都市の中心部から京都駅経由JR・近鉄方面へのアクセス改善のため、地元の商店経営者らが共同で設立した事業組合「京都まちづくり交通研究所」が、京都市交通局に運営を委託する方式で運行されている。各バス停には、青地に白字の特徴的な看板が掲出されている。2009年度には、民・学・官の連携が評価されて日本都市計画学会の計画設計賞を受賞している[3]。
運賃は230円で他の市バス路線と同じであり、定期券・回数券・一日乗車券等もすべて使用可能である。
よるバス独自のマスコットキャラクターとしてフクロウを模した「じゅうじゅう」(兄、かわらまち・よるバス)、「ゆうゆう」(妹、ぎおん・よるバス)がある。
なお、2014年3月22日から運行を開始した運賃倍額の深夜バスとは関連性はない。
かわらまち・よるバスは、河原町通を走行し、起点から4つの停留所を経由した後、終点の京都駅まで直行する。午後10時から午後11時半まで10分毎に計10本が運行される(平日・土曜・休日ともダイヤは同じ)。
- 運行経路:河原町三条北 - 河原町三条南 - 四条河原町北 - 四条河原町南 - 京都駅前(南行きのみの運転)
- 歴史 2007年12月1日運行開始
- 担当 九条営業所(京阪バス委託)
ぎおん・よるバスは、京都駅から東山七条・五条坂経由にて祇園へ向かい、祇園から四条通を走行し5つの停留所を経由した後、四条烏丸から京都駅まで直行する一方向循環路線。午後8時から午後9時半まで10分毎に計10本が運行される(平日・土曜・休日ともダイヤは同じ)。
- 運行経路:京都駅前 - 祇園 - 四条京阪前 - 四条河原町 - 四条高倉 - 四条烏丸東 - 四条烏丸南 - 京都駅前(反時計回りのみの運転)
- 歴史 2009年12月1日運行開始
- 担当 九条営業所(直営)・烏丸営業所・梅津営業所(直営)
深夜バス
2014年3月22日に運転を開始した。平日・土曜日の運転で、日曜日・休日には運休する。系統番号にはMidnightを意味する「MN」がつく。京都駅と桂駅を深夜0時ちょうどに出発する3路線がある。京都駅からは205乙号系統と同様の経路を通る烏丸北大路行きのMN205号系統と、17号系統と同様の経路を通る錦林車庫前行きのMN17号系統が、桂駅からは特西3号系統と同様の経路を通る境谷大橋行きのMN特西3号系統がある。MN205号系統とMN特西3号系統はバスターミナルを目前にしながらバスターミナルに入らない。運賃は通常の運賃の倍額である。定期券や1日乗車券類を所持している場合は、通常運賃との差額を支払えば乗車できる。敬老乗車証や福祉乗車証を所持している場合は、普通のバスと同様に無料で乗車できる。回数券の2枚利用も可能である。
定期観光バス
晩年は京阪バスと共同で運行を行っていた。バス代、入場料などを含めた価格で、JR京都駅・京阪三条駅から毎日運行されていた。1970年代のピーク時に比べ利用客が減少傾向にあった。そのため、旅客がコースにおいて選択できる自由度を高めるなどの様々な工夫を凝らしてきたが、赤字傾向から脱出できないため、2012年3月をもって運行から撤退した。京都定期観光バスも参照。
バスロケーションシステム
京都市営バスは、主要バス停で、写真のようにバスの位置情報を提供している。これを、バスロケーションシステムと呼ぶ。また、表示器を搭載していないバス停も含めて、インターネットや携帯電話上でポケロケ(ポケット・バスロケ)により位置情報が提供されている。
ポケロケでは、市内に多数あるバス停から目的のバス停をみつけるために、各バス停にポケロケコードと呼ばれる数字を割り当てている。これを入力することで簡単にバス停を見つけることができる。また、2005年9月30日からは、全停留所の各時刻表にQRコードが記載された。これを、カメラ付き携帯電話で撮影し読み取ると、瞬時に目的の位置情報ページにたどり着くことが出来る。
現行営業所
- 西賀茂営業所
- 烏丸営業所
- 場所…京都市北区小山北上総町
- 開設年月…1978年10月
- 担当系統(直営)…特37、急行101、北1、北3、北8、204、206
- 烏丸営業所錦林出張所(元錦林営業所)
- 場所…京都市左京区浄土寺真如町
- 開設年月…1976年3月
- 担当系統(京都バス委託)…急行102、17、MN17、203、MN205
- 梅津営業所
- 場所…京都市右京区西院笠目町
- 開設年月…1967年12月
- 担当系統(直営)…3、27、特27、32、急行100、201、M1、岡崎・東山・梅小路Express
- 担当系統(西日本JRバス委託)…8、特8、10、11、26、59、75、80、93、特93、水族館・東山ライン
- 九条営業所
- 場所…京都市南区東九条下殿田町
- 開設年月…1977年10月
- 担当系統(直営)…202、快速202、205、快速205、207、208、祇園Express
- 担当系統(京阪バス委託)…5、6、31、50、65、71
- 洛西営業所
- 横大路営業所
廃止された営業所
1979年以降に廃止された営業所のみ扱う。営業所から出張所、派出所に降格したものは含まない。
- 五条営業所
- 醍醐営業所
- 高野営業所
- 場所…京都市左京区高野玉岡町
- 左京区の多区間系統を受け持っていた。1986年3月閉所。跡地は、京都市障害者スポーツセンターとなっている。
- 九条営業所三哲支所
- 烏丸営業所北野支所
- 八条営業所
運賃の支払い方法
支払方法には次の方法がある。
なお、京都市バスではPiTaPa・ICOCA等のICカード式乗車券は2013年現在使用できない。後述する「市バス・京都バス一日乗車券カード」が割安であるため、観光客・市民共に一日乗車券カードの使用比率が非常に高く、市民は回数券・定期券・トラフィカ京カードの利用者も多いため、普段から現金払いする乗客が少なく、ICカードタッチ部の多大な設備投資が割に合わないことが、導入が遅れている理由として考えられる。ただし、少しずつ準備は進められており早ければ2014年(平成26年)度中にはICカード式乗車券の使用が可能になる予定である(参考リンク)。
現金
最も簡単な方法である。小銭が足りないときには、運転席の横にある運賃箱付属の両替機で1,000円以下の紙幣と硬貨が両替できる(釣り銭方式ではない)。2,000円以上の紙幣の場合はお釣りが用意されていないので、乗車前に1,000円以下の紙幣か硬貨を用意する必要がある。なお、車内では地下鉄乗り継ぎ割引乗車券(バス・地下鉄連絡普通券)は購入できない。トラフィカ京カードを購入する必要がある。
普通乗車券
- 通常目にすることは少ないが(まず見かけない)、京都市営バスには普通乗車券も存在する。
- 以前は行楽時に降車時の混雑を減少させるために、バス乗り場にて係員が立ち、乗車券を発売していた。
- 近年は係員は案内のみとなり乗車券類の発売は見られなくなった。
- しかし現在でも案内所等では普通乗車券が発売されている。
- 以前は10円単位で各種用意されていた普通乗車券だが、現在では均一区間内に限り有効の券のみが存在している。
- 案内所においても発売実体がほとんどないため存在そのものを知らない係員もいる様で、
- 購入には「回数券じゃなくて普通券」と念を押さないと発売されないのが実情である。
回数券
- 京都市域バス共通回数券
- 市バスを始め、市内を運行する他のバス会社の路線でも利用できる回数券である[5]。各社局の各営業所(出張所など含む)や主要バスターミナル(カード類を含む自動券売機もあり)、市内の小売店の一部で販売されている。
- 70円券から260円券まで10円ごとにあり、11枚綴りで発売額は10枚相当額。220円券については発売額1,000円(1,100円分・220円券5枚)、3,000円(3,410円分・220円券15枚+110円券1枚)および5,000円(5,720円分・220円券26枚)も設定している。現金より割引されている。なお、100円循環バスでは使用できない。
- バス車内では、1,000円(1,100円分・220円券5枚)のみ販売されていたが、2005年3月31日をもって、同じ割引率で市バスでのみ利用できる「市バスとくとくカード」に移行された(それ以降に関しては#廃止されたカードの項を参照)。
- 昼間割引共通回数券
- 均一区間内で平日[6]の昼間(午前10時から午後4時までの間に降車)のみ使える回数券である。日曜・休日および均一区間外を含む乗車の場合は使用できない。2,000円(2,860円分・220円券13枚)と1,000円(1,430円分・110円券13枚)を発売。制限が多い分、割引率が高い。市内の他のバス会社の路線でも利用出来るが、100円循環バスでは使用できない。
カード式乗車券
- トラフィカ京カード
- 京都市交通局が運営する市バスと市営地下鉄専用のプリペイドカード(乗車カード)である。回数券と同様に、発売額より利用できる額が高くなる。市バス同士や市バスと市営地下鉄を乗り継ぐ場合には、乗継割引が適用される[7]現在は発売額3,000円のカード(利用可能額は3,300円)と1,000円のカード(利用可能額は1,100円)が販売されている。そのうち、1,000円のカードはバス車内でも販売している。
- スルッとKANSAI都カード
- 市バスと市営地下鉄はもちろん、京阪神地区の多くの交通機関で使えるプリペイドカードである。トラフィカ京カードとは異なり、実利用額の割増や乗継割引はない。通常のカードのほかに、季節によってスルッとKANSAIに加盟している他社局と共同で、京都観光に利便性の高いカードが販売されることもある。
- 市バス専用カード
- 市バス専用のプリペイドカードである。発売額は2,000円(利用可能額:2,250円)の1種類のみ。制度上は10円券225枚分の回数券の扱いである。乗継割引は適用されない。洛西営業所管轄系統(28号、29号、33号、特33号、69号、73号、91号、特南1号、西1号、西2号、臨西2号、西3号、特西3号、西4号、西5号、臨西5号、西6号、西8号系統)のみ、バス車内でも販売されている。
金額カードに共通なこととして、均一系統路線では降車時に運転手の横の読み取り機にカードを通すだけでいいが、多区間系統路線の場合は、乗車時にも入り口で読み取り機にカードを通す必要がある。この場合、整理券は不要となる。
- 市バス・京都バス一日乗車券カード
- 市バスと京都バスの均一区間内に限り乗り放題となるカード。発売額が500円と割安で、均一区間内で3回以上乗車する場合は非常にお得なカードである。西ブロック系統(西1号、西2号、臨西2号、西3号、特西3号、西4号、西5号、臨西5号、西6号、西8号系統)以外のバス車内や、均一区間に運行される京都バスの車内でも販売されている。
- このカードは2014年3月21日までは他社の路線バスでは利用できない「市バス専用一日乗車券カード」という名称であった。現在でも市バス・京都バス以外の他社の路線バス車内ではその注意書きやアナウンスがされている。2014年に3月22日に嵐山地区が均一区間に編入されるのに合わせて、京都バスの均一運賃区間でも使用が可能になり、名称が変更された参考。
- このカードについては、均一区間系統バスに乗車の場合は1回目の利用で日付が印字されるので、2回目以降の利用時は定期券のように日付を運転手に見せればよいが、多区間系統の市バスに乗車する場合は乗車時・降車時ともに読み取り機に通す必要がある(実際には整理券を取っても良い)。京都バスの場合は乗車時に整理券を取る。また、均一区間外まで乗り越した場合は、追加運賃(境界の停留所からの運賃)が必要である。当日の日付の入ったカードを提示することにより京都水族館など4つの施設の優待割引がある。
- 京都観光一日・二日乗車券
- 市バスと市営地下鉄の全路線と京都バス(大原より北や京都産業大学よりも北(鞍馬・貴船地区)、比叡山線などでは使用できない)が乗り放題のカードで、1日乗車券と2日乗車券がある。市内の多くの観光施設ではこの乗車券を見せることで利用料が割引になる。「市バス・京都バス一日乗車券カード」・「市営地下鉄1Dayフリーチケット」では全く存在しない社寺の優待も充実している。
- さらに京阪バスも利用できる山科・醍醐拡大版も発売されている。
- このカードは、1回目の利用で日付が印字されるので、2回目以降の利用時は日付を運転手に見せればよい。なお、500円の「市バス専用一日乗車券カード」が2014年3月22日から京都バスも使えるようになったため、バスを均一区間内しか使わない場合は「京都観光一日乗車券」よりも「市バス・京都バス一日乗車券カード」と、600円の「市営地下鉄1Dayフリーチケット」を併用したほうが安くなる。逆に大原まで往復する時は地下鉄の利用がなくても一般的に「京都観光一日乗車券」が有利になる。また、社寺等の優待割引が充実しているので、これらの活用を行った場合はバスを均一区間内しか使わない場合も「京都観光一日乗車券」が有利になる。
- 修学旅行の場合はフリーエリアは同じだが、2日乗車券の1日分より安い京都修学旅行1dayチケットもあるが、入手希望日の14日前までに学校単位での予約が必要。
- 今では市バスは全域で利用できるがスルッとKANSAI導入する前は桂・洛西地区、伏見地区、高雄(8号系統)では利用ができなかった。
廃止されたカード
- 市バスとくとくカード
- 2005年4月1日に発売開始。市バスでのみ利用できるプリペイドカードであった。
- 発売額は1,000円で1,100円分利用できるが、2006年1月7日から地下鉄にも乗れるトラフィカ京カードの1,000円券に代替される形で廃止された(廃止前に購入したカードも同様の扱いで引き続き利用出来る)。
現行路線一覧
均一系統
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 西賀茂車庫前 - 紫野泉堂町 - 千本北大路 - 洛北高校前 - 出町柳駅前 | 西賀茂 | 115 | |
3 | 松尾橋 - 京都外大前 - 四条河原町 - 河原町今出川 - 百万遍 - 北白川仕伏町
|
梅津 | 78 | |
松尾橋 - 京都外大前 - 四条河原町 - 河原町今出川 - 百万遍 - 上終町京都造形芸大前
|
||||
4 | 上賀茂神社前 - 下岸町 - 上賀茂松本町 - 深泥池 - 神殿町 - 出町柳駅前 - 四条河原町 - 京都駅前 | 西賀茂 | 84 | |
上賀茂神社前 - 下岸町 - 上賀茂小学校前 - 深泥池 - 左京区総合庁舎前 - 出町柳駅前 - 四条河原町 - 京都駅前 | ||||
6 | 四条大宮 - 千本北大路 - 佛教大学前 - 玄琢
|
九条(京阪バス) | 110 | |
9 | 西賀茂車庫前 - 上賀茂御薗橋 - 七条堀川 - 京都駅前 | 西賀茂 | 78 | |
10 | 山越中町 - 北野白梅町 - 千本丸太町 - 河原町丸太町 - 河原町三条 - 三条京阪前
|
梅津(西日本JRバス) | 112 | |
11 | 山越中町 - 嵯峨小学校前 - 嵐山 - 帷子ノ辻 - 太秦天神川駅前 - 西大路三条 - 四条河原町 - 三条京阪前 | 梅津(西日本JRバス) | 108 | |
12 | 立命館大学前 - 金閣寺前 - 北大路堀川 - 四条堀川 - 四条京阪前 - 三条京阪前 | 西賀茂 | 81 | |
13 | 四条烏丸 - 西大路四条 - 西大路駅前 - 久世橋西詰 - 久世工業団地前
|
横大路(阪急バス) | 144 | |
特13 | 四条烏丸 - 西大路四条 - 西大路駅前 - 久世橋西詰 - 久我石原町 | 横大路(阪急バス) | 133 | |
臨13 | 四条烏丸 - 西大路四条 - 西大路駅前 - 吉祥院長田町 - 吉祥院嶋高町
|
横大路(阪急バス) | ||
15 | 立命館大学前 - 西ノ京円町 - 二条駅前 - 京都市役所前 - 河原町三条 - 三条京阪前
|
西賀茂 | 106 | |
16 | 京都駅八条口アバンティ前 - 地下鉄十条駅前 - 南区総合庁舎前 - 洛陽工業高校前 - 八条油小路 - 京都駅前 | 横大路(MK) | 199 | |
17 | 錦林車庫前 - 銀閣寺道 - 河原町今出川 - 四条河原町 - 京都駅前 | 錦林(京都バス)
|
68 | |
18 | 二条駅西口 - みぶ操車場前 - 四条大宮 - 羅城門 - 小枝橋( - 竹田駅西口 )- 久我石原町 | 横大路(阪急バス) | 192 | |
特18 | 二条駅西口 - みぶ操車場前 - 四条大宮 - 羅城門 - 上鳥羽村山町 - 久世橋東詰
|
横大路(阪急バス) | ||
26 | 山越中町 - 御室仁和寺 - 西ノ京円町 - 西大路四条 - 四条烏丸 - 京都駅前 | 梅津(西日本JRバス) | 103 | |
27 | 京都外大前 - 馬塚町 - 太子道 - 西大路四条 - 四条烏丸 | 梅津 | ||
特27 | 京都外大前 - 馬塚町 - 太子道 - 西大路四条 - 西大路五条 - 光華女子学園前 - 京都外大前 | 梅津 | ||
28 | 京都駅前 - 四条堀川 - 松尾大社前 - 嵐山公園 - 嵯峨小学校前 - 大覚寺
|
洛西(近鉄バス) | 103 | |
32 | 京都外大前 - 西京極 - 四条大宮 - 四条河原町 - 東天王町 - 銀閣寺前 | 梅津 | 109 | |
37 | 西賀茂車庫前 - 上賀茂御薗橋 - 北大路堀川 - 北大路バスターミナル - 出雲路橋 - 河原町三条 - 三条京阪前
|
西賀茂 | 102 | |
43 | 四条烏丸 - 烏丸五条 - 西大路五条 - 吉祥院天満宮前 - 久世橋東詰
|
横大路(阪急バス) | 158 | |
46 | 上賀茂神社前 - 今宮神社前 - 千本北大路 - 四条大宮 - 祇園 - 岡崎公園美術館・平安神宮前
|
西賀茂 | 86 | |
50 | 京都駅前 - 四条堀川 - 堀川中立売 - 北野天満宮前 - 立命館大学前 | 九条(京阪バス) | 88 | |
51 | 立命館大学前 - 北野白梅町 - 烏丸今出川 - 烏丸御池(→京都市役所前→/←四条烏丸←)四条河原町
|
西賀茂 | 114 | |
55 | 立命館大学前 - 北野白梅町 - 千本今出川 - 四条大宮 - 四条烏丸 | 西賀茂
|
114 | |
59 | 山越中町( - 広沢池・佛大広沢校前 )- 金閣寺前 - 千本北大路 - 千本今出川 - 河原町今出川 - 河原町三条 - 三条京阪前
|
梅津(西日本JRバス) | 88 | |
67 | 上賀茂神社前 - 北大路堀川 - 四条大宮 - 京都外大前 - 松尾橋 | 西賀茂 | 142 | |
71 | 京都駅八条口アバンティ前 - 九条車庫前 - 九条大宮 - 四条大宮( - 太秦天神川駅 )- 松尾橋
|
九条(京阪バス)
|
128 | |
75 | 山越中町 - 双ヶ丘 - 太秦天神川駅前 - 西大路五条 - 堀川五条 - 京都駅前 | 梅津(西日本JRバス) | 133 | |
78 | 京都駅前 - 京都駅八条口 - 西大路九条 - 久世橋西詰 - 久世工業団地前 | 洛西(近鉄バス) | 201 | |
80 | 太秦天神川駅前 - 西京極 - 烏丸五条 - 河原町五条( → 祇園 → )四条河原町 | 梅津(西日本JRバス) | 127 | |
81 | 横大路車庫前 - 中書島 - 棒鼻 - 竹田駅東口 - 勧進橋 - 塩小路高倉 - 京都駅前
|
横大路(阪急バス) | ||
横大路車庫前 - 中書島 - 棒鼻 - 竹田駅東口 | 横大路(阪急バス) | |||
84 | 京都駅八条口アバンティ前 - 九条河原町 - 久世橋通新町 - 上鳥羽 - 吉祥院長田町 - 太秦天神川駅前 | 横大路(MK) | 200 | |
91 | 四条烏丸 - 西大路四条 - 西ノ京円町 - 常盤・嵯峨野高校前 - 大覚寺
|
洛西(近鉄バス) | 110 | |
93 | 嵐山 - 常盤・嵯峨野高校前 - 西ノ京円町 - 東天王町 - 錦林車庫前
|
梅津(西日本JRバス)
|
105 | |
特93 | 太秦天神川駅前 - 双ヶ丘 - 常盤・嵯峨野高校前 - 嵐山
|
梅津(西日本JRバス) | ||
M1 | 立命館大学前 - わら天神前 - 衣笠氷室町 - 原谷 | 梅津 | 100 | |
北大路バスターミナル - 金閣寺道 - 衣笠氷室町 - 原谷 | ||||
立命館大学前 - わら天神前 - 金閣寺道 - 北大路バスターミナル | ||||
北1 | 北大路バスターミナル - 北大路堀川 - 上堀川 - 紫野泉堂町 - 玄琢
|
烏丸
|
82 | |
南5 | 竹田駅東口 - 深草西浦町 - 稲荷大社前 - 塩小路橋 - 京都駅前 | 横大路(阪急バス) | 106 | |
臨南5 | 竹田駅東口 → JR藤森駅前 → 竹田駅東口 | 横大路(MK) | ||
祇園Express | 京都駅前 → 東山七条 → 祇園 → 四条河原町 → 京都駅前
|
九条 | ||
水族館シャトル | 京都駅前 - 七条大宮・京都水族館前 - 梅小路公園
|
梅津(西日本JRバス) | ||
岡崎・東山・梅小路Express | 梅小路公園 - 七条大宮・京都水族館前 - 京都駅前 - 東山七条 - 祇園 - 東山三条 - 岡崎公園動物園前 - 岡崎公園美術館・平安神宮前 - 東山三条
|
梅津 | ||
水族館東山ライン | 梅小路公園 - 七条大宮・京都水族館前 - 烏丸七条 - 東山七条 - 祇園 - 三条京阪前 - 四条京阪前 - 祇園 | 梅津(京阪バス) | ||
四条河原町ショッピングライナー | 京都駅前 - 四条河原町 - 河原町三条( → 京都市役所前 → / ← )三条京阪前
|
洛西(近鉄バス) |
洛バス
洛バスには代走設定がない。
系統 | おもな経由地 | 担当営業所 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
急行100 | 京都駅前 - 博物館三十三間堂前 - 五条坂 - 祇園 - 岡崎公園美術館・平安神宮前 - 岡崎道 - 東天王町 - 銀閣寺前 | 梅津 | 54 | |
急行101 | 北大路バスターミナル - 大徳寺前 - 金閣寺道 - 北野天満宮前 - 二条城前 - 四条烏丸 - 京都駅前 | 烏丸 | 63 | |
急行102 | 錦林車庫前 - 銀閣寺道 - 出町柳駅前 - 北野白梅町 - 金閣寺道 - 千本北大路 - 北大路バスターミナル | 錦林(京都バス) | 81 |
循環系統(均一区間)
系統 | おもな経由地 | 担当営業所 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
201 | みぶ操車場前 - 四条大宮 - 祇園 - 百万遍 - 千本今出川 - みぶ操車場前
|
梅津 | 76 | |
202 | 九条車庫前( ← 京都駅八条口アバンティ前 )- 東福寺 - 熊野神社前 - 西ノ京円町 - 西大路九条 - 九条車庫前
|
九条 | 82 | |
快速202 | 九条車庫前 - 西大路駅前 - 西大路四条 - 北野白梅町( ← 小松原児童公園前 ← )立命館大学前 | 九条 | ||
203 | 錦林車庫前 - 熊野神社前 - 祇園 - 西大路四条 - 北野白梅町 - 銀閣寺道 - 錦林車庫前
|
錦林(京都バス)
|
72 | |
204 | 北大路バスターミナル - 金閣寺道 - 西ノ京円町 - 東天王町 - 銀閣寺道 - 田中大久保町 - 高野 - 北大路バスターミナル
|
烏丸 | 81 | |
205 | 九条車庫前 - 京都駅前 - 四条河原町 - 洛北高校前 - 北大路バスターミナル - 金閣寺道 - 西大路七条 - 京都駅前 - 九条車庫前
|
九条
|
77 | |
快速205 | 九条車庫前 - 京都駅前 - 西大路七条 - 北野白梅町( ← 小松原児童公園前 ← )立命館大学前
|
九条
|
||
206 | 北大路バスターミナル - 千本北大路 - 七条大宮 - 京都駅前 - 東山七条 - 高野 - 北大路バスターミナル
|
烏丸
|
59 | |
207 | 九条車庫前( ← 京都駅八条口アバンティ前 ) - 東福寺 - 祇園 - 四条大宮 - 九条大宮 - 九条車庫前
|
九条 | 64 | |
208 | 九条車庫前 - 東福寺 - 東山七条 - 西大路七条 - 西大路九条 - 九条車庫前
|
九条 | 99 |
多区間系統
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
5 | 岩倉操車場前 - 修学院道 - 上終町京都造形芸大前 - 銀閣寺道 - 南禅寺・永観堂道 - 三条京阪前 - 四条河原町 - 四条烏丸 - 京都駅前
|
九条(京阪バス) | 81 | |
8 | 四条烏丸 - 京都外大前 - 太秦天神川駅前 - 福王子 - 高雄
|
梅津(西日本JRバス) | 186 | |
特8 | 太秦天神川駅前 - 福王子 - 高鼻町 - やまごえ温水プール前 - 山越中町 | 梅津(西日本JRバス) | ||
19 | 横大路車庫前 - 中書島 - 国道大手筋 - 城南宮 - 九条車庫前 - 京都駅八条口 - 京都駅前 | 横大路(阪急バス) | 200 | |
20 | 横大路車庫前 - 中書島 - 国道大手筋 - 免許試験場前 - 京阪淀駅 - 納所町 - 国道大手筋 - 中書島 - 横大路車庫前
|
横大路(阪急バス) | 208 | |
22 | 横大路車庫前 - 中書島 - 国道下鳥羽 - 横大路 - 久我 - 南工業団地前
|
横大路(阪急バス) | 215 | |
29 | 洛西バスターミナル - 東新林町 - 千代原口 - 松尾大社前 - 四条烏丸 | 洛西(近鉄バス) | 124 | |
31 | 岩倉操車場前 - 修学院道 - 一乗寺清水町 - 高野 - 祇園 - 四条烏丸
|
九条(京阪バス) | 113 | |
33 | 洛西バスターミナル - 三ノ宮 - 桂駅東口 - 西京極小学校前 - 西大路七条 - 京都駅前 | 洛西(近鉄バス) | 135 | |
特33 | 洛西バスターミナル - 三ノ宮 - 桂駅東口 - 川勝寺 - 西大路七条 - 京都駅前 | 洛西(近鉄バス) | ||
特37 | 北大路バスターミナル - 北大路堀川 - 下岸町 - 大宮交通公園前 - 西賀茂車庫前 - 志久呂橋 - 柊野 | 烏丸 | ||
42 | 洛西口駅前 - JR桂川駅前 - 久世橋西詰 - 南区総合庁舎前 - 東寺東門前 - 京都駅前 | 洛西(近鉄バス) | 223 | |
65 | 岩倉操車場前 - 修学院駅前 - 松ヶ崎海尻町 - 高木町 - 高野 - 熊野神社前 - 烏丸丸太町 - 四条烏丸
|
九条(京阪バス) | 179 | |
69 | 二条駅西口 - 四条大宮 - 梅津段町 - 上野橋 - 千代原口 - 物集女 - 桂駅東口
|
横大路(阪急バス) | 187 | |
70 | 小畑川公園北口 - 洛西口駅前 - JR桂川駅前 - 桂駅東口 - 上野橋 - 梅津段町 - 太秦天神川駅前
|
洛西(近鉄バス) | 122 | |
73 | 洛西バスターミナル - 新林公団住宅前 - 千代原口 - 西京極 - 烏丸五条 - 京都駅前 | 洛西(近鉄バス) | 99 | |
北3 | 北大路バスターミナル - 東元町 - 上賀茂御薗橋 - 柊野別れ - 京都産大前 | 烏丸 | 146 | |
北8 | 北大路バスターミナル - 千本北大路 - 佛教大学前 - 松ヶ崎駅前 - 修学院道 - 一乗寺木ノ本町 - 高野 - 北大路バスターミナル
|
烏丸 | 128 | |
南1 | 竹田駅西口 - パルスプラザ前 - 久我石原町 - 中久世 - JR桂川駅前 - 桂駅東口 | 横大路(阪急バス) | 300 | |
特南1 | (桂高校前 - )桂駅東口 - JR桂川駅前 - 中久世 - 久世工業団地前
|
洛西(近鉄バス) | ||
南2 | 竹田駅西口 - パルスプラザ前 - 久我 - 樋爪口 - 免許試験場前 - JR長岡京東口
|
横大路(阪急バス) | 163 | |
特南2 | 竹田駅西口 - パルスプラザ前 - 久我 - 樋爪口 - JR長岡京東口 | 横大路(阪急バス) | ||
南3 | 横大路車庫前 - 中書島 - 西大手筋 - 伏見警察署前 - パルスプラザ前 - 竹田駅西口
|
横大路(阪急バス) | 170 | |
京阪中書島・伏見港公園 - 中書島 - 西大手筋 - 国道大手筋 - 下鳥羽城ノ越町 - パルスプラザ前 - 竹田駅西口 | 横大路(阪急バス) | 170 | ||
南8 | 横大路車庫前 - 国道大手筋 - 西大手筋 - 中書島 - 桃陵団地前 - 藤ノ森 - 竹田駅東口 | 横大路(MK) | 215 | |
西1 | 洛西バスターミナル - 東新林町 - 境谷大橋 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | 180 | |
西2 | 洛西バスターミナル - 西竹の里町 - 境谷大橋 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | 139 | |
洛西バスターミナル - 右京の里 - 西竹の里町 - 境谷大橋 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | |||
臨西2 | 洛西バスターミナル - 南春日町 - 大原野小学校前 - 境谷大橋 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | ||
西3 | 洛西バスターミナル - 洛西大橋 - 南福西町 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | 180 | |
特西3 | 桂駅西口 → 南福西町 → 西竹の里町 → 東新林町 → 洛西バスターミナル(境谷大橋)
|
洛西(近鉄バス) | ||
西4 | 洛西バスターミナル - 西竹の里町 - 洛西高校前 - 北福西町一丁目 - 洛西口駅前 - JR桂川駅前 | 洛西(近鉄バス) | 184 | |
西5 | 桂坂中央 - 峰ヶ堂町一丁目 - 桂坂小学校前 - 桂坂口 - 境谷大橋 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口
|
洛西(近鉄バス) | 187 | |
西6 | 桂坂中央 - 西桂坂 - 峰ヶ堂町三丁目 - 桂御陵坂 - 京大桂キャンパス前 - 野田町 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | 173 | |
西8 | 洛西バスターミナル - 東新林町 - 境谷大橋 - 洛西大橋 - 南福西町 - 三ノ宮街道 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) | 180 |
シャトルバス
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
立命館ダイレクト | 西大路四条 → 西大路御池 → 西ノ京円町 → 立命館大学前
|
梅津 | 途中停留所では乗車扱いのみ |
深夜バス
運賃は通常運賃の2倍
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 営業係数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
MN17 | 京都駅前 → 四条河原町→ 河原町今出川 → 銀閣寺道 → 錦林車庫前 | 錦林(京都バス) | ||
MN205 | 京都駅前 → 西大路四条 → 西ノ京円町 → 烏丸北大路 | 錦林(京都バス) | ||
MN特西3 | 桂駅西口 → 南福西町 → 西竹の里町 → 東新林町 → 境谷大橋 | 洛西(近鉄バス) |
臨時系統
定期的に運行されるもの
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 備考 |
---|---|---|---|
臨1 | 出町柳駅前 → 北大路バスターミナル → 佛教大学前
|
西賀茂 | |
臨(3特出入) | 松尾橋 - 西大路四条 - 四条烏丸 | 洛西(近鉄バス) | |
臨6 | 四条大宮 → 二条駅前 → 佛教大学前
|
九条(京阪バス) | |
臨15 | 三条京阪前 → 二条駅前 → 西ノ京円町 → 北野白梅町 → 立命館大学前
|
錦林(京都バス) | |
臨(28入) | 京都駅前 → 四条堀川 → 松尾橋 | 洛西(近鉄バス) | |
東山開睛館号(臨202) | 神宮道 → (祇園・知恩院前の何れかに停車) → 五条坂
|
梅津(西日本JRバス) | |
東山三条 → 五条坂
|
|||
五条大和大路・東山開睛館前 → 五条坂 → 東山三条 → 神宮道 | |||
臨(特205) | 西大路四条 - 等持院東町 - 立命館大学前 | 梅津 | |
楽洛東山ライン(臨206) | 京都駅前 - 東山七条 - 祇園 - 三条京阪前 | 九条(京阪バス) | |
洛西(近鉄バス) | |||
臨(特208) | 九条車庫前 → 東福寺 → 東山七条 → 烏丸七条 → 京都駅前 → 七条堀川 → 梅小路公園前 → 梅小路公園 | 九条 | |
臨西5 | 桂坂中央 - 国道中山 - 桂駅西口 | 洛西(近鉄バス) |
観光シーズンのピーク期に運行されるもの
系統 | おもな経由地 | 担当営業所・委託先 | 備考 |
---|---|---|---|
東山シャトル | 京都駅前( → / ← 烏丸七条 ← 烏丸五条 ← 五条京阪前 ← )五条坂
|
||
二条城・金閣寺Express | 京都駅前 - 西本願寺前 - 二条城前( → / ← 北野天満宮前 ← )金閣寺道
|
||
永観堂・銀閣寺Express | 京都駅前 - 四条河原町 - 丸太町京阪前( → 宮ノ前町 → / ← )銀閣寺道
|
車両
いすゞ自動車、三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、日産ディーゼル(現在のUDトラックス)の4メーカーの車両を保有している。競争入札制度の導入以前は、日産ディーゼル車の割合が他の3メーカーに比べると圧倒的に低かった。4メーカーともに西日本車体工業製の車体(以下、西工)を積極的に採用しており、1990年代までは約半数の車両が西工製の車体を架装していた。さらに、同社が日産ディーゼルの指定メーカーになるまでは、西工製の車体を継続的に購入する最東端の事業者でもあった。現在、新車の導入は競争入札制を採用している。かつては、営業所ごとに導入される車両のメーカーが指定されていたが、競争入札制の採用によりその原則は崩れている。車両はすべて配置が決まっており、同じ営業所内でも直轄路線用・委託路線用などと分けられている。
車両番号は登録番号をそのまま採用している。前輪フェンダーの直上に車番が表記される。
また、京都市バスの車両は、廃車時に15条抹消となるため、原則として国内で再登録をすることができない。このため中古車両は国内では見られず、ミャンマーなど東南アジアの一部地域で見られる程度である。
- いすゞ
純正車体と西工製車体を半分ずつ有する。西工製のツーステップ車には前扉に車いすリフトが付いたものもある。ノンステップ車は2000年に西工車体で初導入された。この時の車両は大阪市と京都市にしか納入されなかった希少車である。ハイデッカー車も在籍し、定期観光運行がなくなった現在は京都水族館へのシャトルバスとして使われている。
- KyotoCityBus KC-LV280L.JPG
ツーステップ車
(純正車体)
1996年式 - KyotoCityBus KC-LV280L+NSK.JPG
ツーステップ車
(西工車体)
1995年式 - Kyoto-city-bus-1172.jpg
ノンステップ車
(純正車体)
2005年式 - KyotoCityBus PDG-LV234L2+NSK.JPG
ワンステップ車
(西工車体)
2008年式
- 日野
純正車体が多く、一部西工製。日野の方針から2000年を最後に西工製車体は途絶えていたが、いすゞと日野の提携によりいすゞから供給されるようになった車両に限り、2007年から再度架装されるようになった。最初のノンステップ車は1999年に純正車体で導入されている。
- KyotoCityBus KC-HU2MLCA.JPG
ツーステップ車
(純正車体)
1995年式 - KyotoCityBus KC-HU2MLCA+NSK.JPG
ツーステップ車
(西工車体)
1995年式 - NSK KC-HU2MLCA.jpg
ワンステップ車
(西工車体)
2000年式 - KyotoCityBus LJG-HU8JMGP.JPG
電気式ハイブリッドノンステップ車
(純正車体)
2012年式
- 三菱
純正車体と西工製車体が半数ずつ。ツーステップ・ワンステップの西工製車体にはリフト装備車も在籍(ツーステップは廃車済)。最初のノンステップ車は1997年に純正車体で導入されている。
- KyotoCityBus KC-MP617K.JPG
ツーステップ車
(純正車体)
1995年式 - KyotoCityBus KC-MP617K+NSK.JPG
ツーステップ車
(西工車体)
1995年式 - KyotoCityBus KL-MP37JK改+NSK.JPG
ノンステップ車
(西工車体)
2003年式 - Kyoto-city-bus-1265.jpg
CNGノンステップ車
(純正車体)
2006年式
- 日産ディーゼル(現・UDトラックス)
西工製が大半で、1997年から導入されたノンステップ・CNGノンステップ初期の車両のみ富士重工業製が架装された。1999年の西工製ワンステップ車3台のみリフトを装備する。
- KyotoCityBus KC-UA460HAN+NSK 58MC.JPG
ツーステップ車
(西工車体)
1996年式 - KyotoCityBus KC-UA460HAN+NSK.JPG
リフト付ワンステップ車
(西工車体)
1999年式 - Kyoto-city-bus-211.jpg
CNGノンステップ車
(富士車体)
2002年式 - KyotoCityBus KL-UA272KAM改+NSK.JPG
ノンステップ車
(西工車体)
2003年式
洛バス専属車
観光客向けの100、101、102号系統は、2005年から外国人観光客の利用を意識し、特徴的なラッピングが車体全面に施されている。3系統とも共通のデザインに、100号系統は春の桜をイメージした桃色、101号系統は夏の木々をイメージした緑色、102号系統は秋の紅葉をイメージした黄色を基調としている。デザインは2014年3月に変更されている。
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洛バス100号旧系統色
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洛バス101号旧系統色
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洛バス102号旧系統色
交通局100周年記念デコレーションバス
京都市交通局100周年記念事業のひとつとして、交通局直轄5営業所にバスの濃緑帯を赤、青、黄、緑、桃色の5色に置き換えたデコレーションバスが登場した。これらのバスは2012年6月9日の京都市役所前のイベントにてお披露目式が行われ、翌10日から同年12月31日まで運転されたが延長されて4月1日から京ちゃんバスとなった。車両は以下のとおりである。
- (赤色)西賀茂1391号車(いすゞ+西工車体)
- (青色)烏丸1788号車(いすゞ+西工車体)
- (黄色)錦林1513号車(日野+純正車体)
- (緑色)九条1550号車(日野+西工車体)
- (桃色)梅津1441号車(日野+西工車体)
- KyotoCityBus 100blue.JPG
烏丸ブルーライナー
- KyotoCityBus 100green.JPG
九条グリーンライナー
- KyotoCityBus 100pink.JPG
梅津ピンクライナー
停留所名
道路が碁盤の目状に作られている市内中心部では、地名の通り名表示同様、停留所名は主に交差する道路名を組み合わせたものが圧倒的に多い。例えば、四条通と河原町通の交差する点のバス停名は「四条河原町」である。他都市のように、バス停の置かれている町名が停留所名になるのは中心部においては少数派で、「△丁目」といった例は皆無である。これは、市民生活においても町名より通り名のほうが馴染みが深い京都ならではの事例である。ただし、洛西地域には「△丁目」という停留所がいくつか存在する。
施設に近いバス停については、その施設にごく近い場合は「施設名+前」となり(例えば「北野天満宮前」など)、比較的距離のある場合は「施設名+道」(例えば「壬生寺道」など)になる。ただし、例えば銀閣寺前バス停から銀閣寺までの距離よりも金閣寺道バス停(59系統の山越中町行き用バス停を除く)から金閣寺までの距離の方が近い例がある。これは金閣寺にさらに近い位置に金閣寺前バス停があるための相対的距離からの名称である。なお、他地区におけるバス停から比較的その施設まで距離のある場合によく用いられる「施設名+口」は、京都市営バスにおいては「東山二条・岡崎公園口」などがあるが、極めて数が少ない。
各鉄道との乗り換え停留所についても、前述の通り名表示を使用し、車内アナウンスで「〇〇線はお乗換え願います」と追加される例が多いが、2014年3月22日から一部の乗り換えバス停名に鉄道駅名がカッコつきで付加された。
- 通り名表示を使用するものの例:四条河原町(阪急京都線河原町駅)、四条京阪前(京阪本線祇園四条駅)、四条烏丸(阪急京都線烏丸駅・地下鉄烏丸線四条駅)など
- 駅名がバス停名になるものの例:京都駅前(JR各線、東海道新幹線、地下鉄烏丸線、近鉄京都線) 二条駅前(JR嵯峨野線、地下鉄東西線)、出町柳駅前(「叡電・京阪出町柳駅)など
これは郊外部にも当てはまることである(例:JR桂川駅前 など)
行先表示
前述のとおり京都市バスの方向幕はそれぞれの系統にあわせ、均一区間内なら青、均一区間内循環なら橙色、均一区間外なら白地と定められているが、 市バスには様々な系統のほかに、臨時バスに対応したものもある。
- 「まで」と書いてあるバスは、通常の運行と異なり、掲示された停留所で終点となる。一部区間が一方に回る系統などの最終便など車庫に戻る(入庫)の関係で途中の停留所で運行を打ち切るためである。
- 出入庫系統(操車場と車庫間の営業)も「臨」扱いなので、臨時系統でも毎日のように運行される系統がある。松尾橋〜四条烏丸・京都駅前間、桂坂中央〜桂駅東口間、西大路四条〜立命館大学前間など。
- 臨時系統のうち、系統表示部に「臨」と表示されるものは均一区間内なら青、区間外なら白地に黒(一般系統と同様)で書かれる。
- 100円循環バスは緑地の方向幕で、側面の表示は100円循環バスの運行区間の4道路状に矢印が記された形となっている。烏丸御池入庫の場合は前面は「(キャラクター)100円 烏丸御池まで」、側面は4道路状の→の「烏丸御池」部に大きく「烏丸御池まで」とある。
2014年3月22日以降
- 循環系統など、途中入庫便の系統表示は、系統番号上部に白地に黒字で「北大路BT」や「みぶ」など、入庫する停留所名が(九条車庫までの特202乙入・特207乙入号は「九条車庫」ではなく「八条口」)と付記される。
- 循環系統や一部の系統、ラインカラーが展開されている系統では、途中で表示幕を変える。
- その他の特殊な表示
- 急行100・急行101・急行102号系統 - 系統番号上部に、白地に赤字で「急行 Exp.」。通常行先部の日本語表記と英語表記の間のラインは1本であるが、2本ある。
- 快速202・快速205号系統 - 系統番号上部に、白地に橙字で「快速 Rapid」。
- 立命館ダイレクト - 系統部に「立命館ダイレクト」。行先部の左端に白枠で囲まれた「直行」とある。
- 祗園Express - 系統部に「祗園」、その下部に白地に黒字で「Express」。行先部の左端に白枠で囲まれた「急行」とある。
- 岡崎・東山・梅小路Express - 系統部に「岡崎・東山・梅小路」、その下部に白地に黒字で「Express」。行先部の左端に白枠で囲まれた「急行」とある。
- 水族館シャトル - 系統部に「水族館シャトル」、その上部に白地に黒字で「直行」。行先部は「京都駅←→水族館・梅小路公園」と記される。
- 東山シャトル - 系統部に「東山シャトル」、その上部に往路は白地に黒字で「直行」、復路は白地に黒字で「急行」。
- 二条城・金閣寺Express - 系統部に「二条城・金閣寺」、その下部に白地に黒字で「Express」。行先部は「京都駅←→二条城←→金閣寺」と記される。
- 永観堂・銀閣寺Express - 系統部に「永観堂・銀閣寺」、その下部に白地に黒字で「Express」。行先部は「京都駅←→四条河原町←→銀閣寺」と記される。
2014年3月21日まで
- 烏丸営業所が担当する206号系統の東山通側の区間便(北大路バスターミナル〜祇園〜京都駅前)の系統表示は、白地に橙色(通常と反転)で「206」と書かれその上部に「京都駅」や「北大路BT」、「東山通」と付記される。
- 上終町行3号系統、松ヶ崎駅前経由4号系統、竹田駅経由18号系統、二条駅行18号系統、広沢池経由59号系統、伏見港行20・22・81・南3号系統、太秦天神川駅前経由71号系統、竹田駅行特81号系統でも、系統番号の地色は通常と同じだが同様の表記がある。
- 循環系統や一部の系統では途中で表示幕を変えることがある。
- 5号系統の岩倉行きは平安神宮付近、10・26号系統の山越中町行きは北野白梅町付近、32号系統の京都外大前行きは河原町三条、59号系統の山越中町行きは千本北大路付近、急行100号系統は銀閣寺行きは五条坂付近、京都駅行きは祇園付近、急行101号系統は京都駅行きはわら天神前付近、北大路バスターミナル行きは北野白梅町付近、急行102号系統は錦林車庫行きはわら天神前付近、北大路バスターミナル行きは北野天満宮前付近で方向幕を変更する。
- これらは全て、終着点ではなく経由地に観光地や主要地点が含まれ、その地点の通過後には不要な情報となるためである。また全便がLED表示器搭載車で運行する70号系統も、経路の途中で表示を変更する。
- 市バスが交通社会実験を行う際には、専用の幕が加刷される。2011年の「四条通におけるバス交通に関する交通実証実験」、2011年および2012年の「電動バス運行に関する実証実験」で設定された運用に入るバスでは専用幕が用意された。
- その他の特殊な表示あああああ
- 快速202・快速205号系統 - 乗客の乗り間違いを防ぐため、他の系統と異なり白地の方向幕としている。また、側面の方向幕は白地に停留所が書かれているが、停車停留所が紫色のU字型の矢印に沿って書かれている。
- 東山シャトル - 方向幕は白地で、上部に青地に白字で「東山シャトル」、下部に赤字で「直行」黒字で「五条坂(清水寺)」とある。
- 祇園エクスプレス - 系統部に「祇園Express」、行先部に「急行 京都駅」とあるが、通常日本語行先の下にある英語行先が上部にある。
- よるバス - 「かわらまちよるバス」には専用の方向幕はなく、白地に黒字で「京都駅」と表示される(マグネット式のヘッドマークで対応)。「ぎおん・よるバス」では専用の方向幕が用意されている。
- 二条城・金閣寺Express、永観堂・銀閣寺Express - 多客時に運行される臨時系統。2012年5月までは専用の方向幕が用意されず、通常の方向幕の上から経路の印刷されたシートが貼られていた。
- その他臨時系統 - 白地の方向幕に行先が黒字で記される。系統番号などは記されない。
- その他の営業表示 - 「回送車」や「臨時」のほか、「京都市バス」表示などが用意される。
2013年2月に公表された「平成25年度京都市交通事業予算概要」では、2014年3月のダイヤ改正に向けた方向幕のリニューアルの取り組みを計画していることが示唆された[8]。また、同改正に向けた「市バス路線・ダイヤの基本的な考え方」の中では、京都駅発着系統で経由する通りにあわせた「ラインカラー案内」を導入することが発表され[9]、2014年3月のダイヤ改正で、系統ごとに経由する通り別のラインカラーを導入し、方向幕などに展開した[10]。同時に方向幕をリニューアルした。
LED行先表示器
他のバス事業者ではよく見られるLEDの行先表示は、系統を色分けしている影響かあまり導入が進んでいなかった。これまで横大路営業所の中型車か16系統・南8系統などの小型バス運行路線(日野ポンチョ使用系統)のみだったが、2010年より営業を開始した2009年度新規投入車両の2272・2273号車(梅津営業所)は、大型車では初のLED表示となった。それに続き2010年度以降は毎年LED表示を採用した車両となっている。
幕式の表示では系統番号が均一・循環・多区間系統で色別表示されバス停やガイドブック、地図でもこの色別表記にならっているが、LED行先表示器ではその区別は無くLED自体の2色表示である。
かつて最終バスは法律により赤灯を表示する義務があった名残で、各系統(または運行区間など)の最終バスは幕式の行先表示器のバックライトに赤ランプを、最終の一つ前は黄緑色を使用する。なお、LED車に関してはこの限りではなく設備を持たない車両もあるが、2013年より営業を開始した車両では、枠となる部分のLEDが緑色、もしくは赤色に点灯する。 前述のラインカラー導入により、大半のLED車は洛西営業所や横大路営業所に転属している。
終夜運転
沿線に多くの社寺を抱える京都市バスでは、初詣客の便宜を図るため、例年12月31日夜から1月1日早朝にかけて終夜運行が行われる。 2010年から2011年には、下記の3路線が運行された[11]。
系統 | 停車停留所 | 運行時間・間隔 |
---|---|---|
特50 | 京都駅前 → 四条大宮 → 西大路四条 → 西大路御池 → 北野天満宮前 → 千本今出川 → 二条駅前 → 四条大宮 → 京都駅前 | 京都駅前発21:05 - 5:20 約15 - 20分間隔 |
特201 | 四条大宮 - 西大路四条 - 西大路御池 - 西ノ京円町 - 北野天満宮前 - 烏丸今出川 - 出町柳駅前 - 熊野神社前 - 岡崎公園美術館・平安神宮前 | 四条大宮発21:34 - 5:07 約10 - 15分間隔
(ただし、出町柳駅前 - 岡崎公園美術館・平安神宮前は20 - 30分間隔) |
特206 | 京都駅前 → 七条京阪前 → 五条坂(清水寺) → 五条京阪前 → 烏丸五条 → 京都駅前 | 京都駅前発22:05 - 5:30 約15 - 20分間隔 |
また、例年吉田神社・壬生寺で行われる節分祭に伴い2月3日には、臨特206号系統(吉田神社⇔京都駅)、臨特201号系統(吉田神社⇔壬生寺)の臨時バスが運行される。
利用状況
京都市交通局の自動車運送事業(バス)は、資金不足比率の超過により経営健全化計画が進められていた。2012年度に市からの任意補助金が残るものの10年連続の経常黒字となり、経営健全化団体からは外れている。
2012年度は全74系統のうち23系統(3・4・5・9・12・17・46・50・59・73・100・101・102・201・202・203・204・205・206・207・208・北1・循環1系統)が黒字、残りの51系統が赤字となっている。赤字系統のうち、10系統(22・42・78・84・南1・南8号系統)は営業係数が200を超えている。営業係数が最も大きいのは南1系統 (240) 、小さいのは100系統 (54) である。2011年度からは全系統について、バス停時刻表に営業係数を掲示するようになった。
その他
- ワンマン運転を導入した当時、関西では珍しく前乗り前払い方式を採用していた。その後、多区間系統のワンマン化への対応のため、1970年代前半に後乗り後払い方式に切り替えられた。その間、後乗り後払い方式のバスは正面方向幕左横と車体側面に「後乗りワンマン」と表記されていた。なお、市バスよりも遅れてワンマン運転を導入した市電は全廃まで前乗り前払いであった。また、京都市内を走っていた他の民間バスは当初より後乗り後払い方式である。
- 京都市内では、道路交通を一時規制して行われる形での伝統行事が多く(おもに祇園祭や時代祭など)、また、毎年冬には駅伝大会も市内一帯で開かれることもあり、その度に他社含むバス路線は運行経路の変更または運休を迫られる。秋の紅葉のシーズンには休日を嵐山付近で道路規制が行われ、他社含むバス路線の経路変更を強いられる。
- 京都市バスとその他の民間バス会社とで一部停留所名が異なる所がある(例:市営バス「京都市役所前」・その他の会社「河原町二条」、市営バス「京大農学部前」・その他の会社「農学部前」、市営バス「上終町京都造形芸大前」・京都バス「上終町」、ただしこれらの三例では、市営バスのバス停名は以前は他社と同じだったが、市営バスがバス停名を変更したときに他社は変更しなかったためこのような相違が生じた)。逆に他社が市営バスに合わせた例がある。京阪バスが「京阪藤ノ森駅口」を京都市営バスに合わせて「藤ノ森」とした例などがそうである。
- 地下鉄では既に導入されているPiTaPaなどのIC乗車カードに関しては、2014年度中を予定し、使用期限の切れた料金箱を交換時に順次IC乗車カード対応準備がなされた運賃箱としている。
- 京都市バスの車両は乗車ドアが閉まる際にブザーが鳴った後、「扉が閉まります」という男声によるアナウンスが、2012年の新車からはドアチャイム+女声による「扉が閉まります」というアナウンスが、ドアが完全に閉まるまで繰り返し流れている。これは、かつて乗車しようとした乗客に気づかず、扉にはさんだまま引きずって走行するという事故が立て続けに起きたためである。
- ノンステップバスやワンステップバス、中型車等の中扉車のみ、中扉が開いている間はドアチャイムが鳴る。これは視覚障害者対策で従来の前後扉車と乗車位置が異なることとノンステップバスであることを知らせている目的がある[12]。
- バス車内の降車チャイムの音は3打点で、全国的にみてもかなり珍しいものである(JR東日本のE233系のドアチャイムの音に酷似している)。ただし、「洛バス」用の一部車両には鐘の音が2回なるものがある。
- かつて夏・冬・春の学休期間は、平日でも土曜ダイヤで運行されまったく違うダイヤパターンであることが多かった。2004年の改正でこのダイヤは廃止された。
関連項目
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脚注
参考文献
外部リンク
- ↑ 平成26年3月 市バス 新運転計画 - 京都市
- ↑ 京都市バス大幅増車 14年3月、35年ぶり規模、京都市バス、通り別に路線を色分け 3月に車両や案内一新 - 京都新聞
- ↑ テンプレート:Cite webテンプレート:リンク切れ
- ↑ 京都駅南口地区第一種市街地再開発事業 - 京都市情報館(京都市公式サイト、2012年2月18日閲覧)
- ↑ 京阪バス、京都バス、京阪京都交通、阪急バス、西日本ジェイアールバス、京阪シティバスおよびヤサカバスの計8社局。近鉄バスや京都急行バスなど利用できない会社もある。
- ↑ 平日ダイヤの日とは異なり、暦のうえでの月~土曜日(休日を除く)。
- ↑ 市バス同士は90円引き(降車→乗り継ぎ先のバス降車が90分以内)。市バスと市営地下鉄同士の乗り継ぎは60円引き(同一日の乗り継ぎ)。いずれも2乗車1組で第2乗車を割り引き。
- ↑ 平成25年度京都市交通事業予算概要 京都市交通局
- ↑ 市バス路線・ダイヤの基本的な考え方
- ↑ 市バス路線・ダイヤの基本的な考え方
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web