リボンの騎士
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『リボンの騎士』(リボンのきし)は、手塚治虫による少女漫画作品、および、それを原作とする作品群のことを指す。 手塚の20代の代表作の一つであり、少女向けのストーリー漫画の先駆け的な作品である[1]。
目次
概要
天使・チンクの勘違いによって、男の心と女の心を持つサファイア王女(王子)をヒロイン(ヒーロー)にした作品。お姫様が「男装の麗人」となって悪人と戦うという当時の少女漫画としては斬新な内容であった。
手塚自身が幼少のころ親しんだ宝塚歌劇団の影響を強く受けており、サファイアのモデルは元宝塚歌劇団娘役の淡島千景である[2]。当時、淡島の大ファンだった手塚が、娘役である淡島がたまたま男役を演じた舞台を観劇して、それをヒントにサファイアを考え出したという。なお、テレビアニメでサファイアの声を担当した太田淑子も宝塚歌劇団出身の元タカラジェンヌである。本作を元にしたミュージカル公演が数回行われている。ただし、宝塚歌劇団に演目としてとりあげられたことはない。
少女漫画としては初の「戦う少女」であり、今で言うところの変身、コスプレ、ツンデレなどの萌え要素の先駆けでもあった[3]。
各漫画作品
手塚自身による漫画には、『少女クラブ版』(1953年1月号 - 1956年1月号)、『なかよし版』(1963年1月号 - 1966年10月号)、『少女フレンド版』(1967年24号 - 29号。作画:北野英明)、『双子の騎士』[4](『なかよし』1958年1月号 - 1959年6月号)がある。版元は全て講談社。少女フレンド版は単行本化や再収録はされていない。
『なかよし版』では登場人物が増え、後半の展開がいっそう複雑な内容となっている[5]。
『少女フレンド版』は25世紀に生きる発明家のフランツがご先祖のサファイアにタイムマシンで会いに行って恋が芽生えるというSF仕立ての内容であった[6]。手塚は原案のみで作画は手塚プロに所属していた北野英明が担当した。
『双子の騎士』は結婚したサファイアとフランツの間に生まれた男女の双子・デージィ王子とビオレッタ姫が主人公。陰謀によって兄のデージィが森に捨てられてしまう。妹のビオレッタは王子と姫の二役を務め、二代目・リボンの騎士として立ち向かう。
なお、本作をリメイクした『サファイア リボンの騎士』(『なかよし』2008年5月号 - 2009年7月号。シナリオ:高橋ナツコ / 作画:花森ぴんく)もある。詳細は同作品の項目を参照にすること。
主な登場人物
- サファイア
- 声:太田淑子、白石冬美(パイロット版)、冬馬由美(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- 主人公。版によってはサファイヤとも。男性しか王位につけない国の王女として生まれたため、男性として育てられ、公には王子とされている。亜麻色の髪の乙女として隣国の王子に想われ、途中からは「リボンの騎士」に変装して悪政と戦う。テンプレート:Main
- チンク
- 声:貴家堂子、熊谷ニーナ(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- 天使の子供。サファイアに男の心をうっかり入れた張本人。罰として地上へ下ろされ、サファイアを補佐する。
- フランツ・チャーミング
- 声:喜多道枝、井上真樹夫(代役)、宮田幸季(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- 隣国ゴールドランドの王子。サファイアが変装した亜麻色の髪の乙女に恋する。一人だけドイツ風のファーストネームの持ち主である。
- 王様
- 声:小林恭治、丸山詠二(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- サファイアの父。アニメでは40歳くらいだが、原作ではすでに老人と言って良い年齢。
- 王妃
- 声:新道乃里子、山田美穂(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- サファイアの母。
- 魔王メフィスト
- 声:塩見竜介、納谷悟朗(パイロット版)
- 原作では魔法博士として少女クラブ版にのみ登場。原作ではサファイアの女の心を狙い、アニメではヘル夫人と夫婦でサファイアの男の心を狙うが、最期はX連合からヘケートを守り、大魔王によって山に姿を変えられてしまう。
- ヘル夫人
- 声:志摩燎子→来宮良子
- 原作ではなかよし版にのみ登場。アニメではメフィストと夫婦という設定で後半部から登場。原作ではサファイアの女の心を狙い、アニメでは男の心を狙うが、最期はX連合からヘケートを守り、大魔王によって湖に姿を変えられてしまう。
- ヘケート
- 声:荘司美代子→白石冬美→武藤礼子→栗葉子
- メフィスト・ヘルの娘。少女クラブ版・なかよし版・アニメで設定がまったく異なる。
- 少女クラブ版ではメフィストの実の娘だが、乱暴な性格で父親の頭痛の種。困り果てたメフィストが、もっと女らしい性格にするために、サファイアの女の心を狙うことになる。
- なかよし版では、ヘルが「大国の王子と結婚させるために、魔法で造った娘」で、性格も乱暴というより蓮っ葉。ヘルが「本来の目的のため」に、サファイアの女の心を狙うことになる。
- アニメではメフィスト・ヘル夫婦の一人娘で、原作とは逆に、魔女としてはあまりに優しく、おとなしすぎる性格。それが災いしてか、魔法もあまり使えない。「このままでは魔女として一人前になれない」と心配した両親が、もっと強気な性格にするために、サファイアの男の心を狙うことになるが、いつの間にか友達になってしまう。そして、悪魔の山を攻略しに来たX連合の小隊長ガーナーと恋に落ち、その罰として大魔王によって人間に変えられてしまう(それによって、ガーナーとの恋の障害はなくなった)。
- 原作では、いつの間にかフランツを本気で愛してしまい、それゆえに命を落とすことになる。特になかよし版では、フランツのために、そうすれば自分も死ぬことを知りながら母親を殺すという、最も悲劇的な立場を演じている。
- ジュラルミン大公
- 声:雨森雅司、熊倉一雄(パイロット版)、茶風林(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- 王様のいとこ。息子のプラスチックを王にするため(ジュラルミン本人には王位継承権はない)、サファイアの正体が女であることを暴こうと画策する。なかよし版では己の罪を悔いて自害する。少女クラブ版とアニメではナイロンの裏切りによって暗殺されてしまう。
- プラスチック
- 声:北川智恵子
- ジュラルミンの息子。年齢よりも幼い言動で側近の手を焼かせる。なかよし版ではサファイアの男の心を飲み込んでしまい、一転して名君になる。
- ナイロン卿
- 声:納谷悟朗、掛川裕彦(KYOTO手塚治虫ワールド上映版)
- ジュラルミンの腹心。悪知恵に長けている。ジュラルミンには出世欲から従っているだけで、少女クラブ版・アニメ版ではジュラルミンを裏切って殺害するが、なかよし版では悪事が露見して国を追われた揚句フランツに「あんなやつもうどうでもいいさ」で片付けられ、アニメ版ではジュラルミンの死に顔を思い出すたびには錯乱状態となって退場という、やはり「どうでもいい」扱いで終わった。
- ガリゴリ
- 声:近石真介
- 王室の従事。
なかよし・少女版キャラ
- ブラッド
- 声 - 1代目:戸田皓久、2代目:広川太一郎
- 海賊の頭領。幼い頃にイタリアの貴族に養子に出されたがフランツの実兄。アニメではフランツとの血縁関係は無し。
- ビーナス
- 声 - 武藤礼子
- 天国の女神。絶世の美貌の持ち主だが気まぐれかつ嫉妬深い性格で、フランツに惚れ、彼が愛するサファイアの美しさを妬む。
- 女剣士フェリーベ
- サファイアが女だとは知らずに結婚を迫る。
- ガマー
- 声 - 森山周一郎
- 牢番。背中にこぶのある小男。『ノートルダムのせむし男』の主人公鐘つき男カジモドがモデル。
- エロース
- 声 - 池田昌子
- ビーナスに仕える馬で、人語を話す。人間の姿に変身することもできる。ビーナスの気まぐれに手を焼いている。ビーナスに逆らいサファイアを助ける。
その他の出演
肝付兼太、青野武、富山敬、加藤清三、田村錦人、野沢那智、山田康雄、永井一郎、丸山裕子、松島みのり-他
単行本
少女クラブ版
- 『リボンの騎士』 全3巻(講談社)
- 手塚治虫漫画全集『リボンの騎士 少女クラブ版』 全2巻(講談社)
- グランドコレクション『リボンの騎士 少女クラブ版』 全2巻(講談社)
- 講談社漫画文庫『リボンの騎士 少女クラブ版』 全1巻(講談社)
- 「リボンの騎士[少女クラブ カラー完全版]」ジェネオンエンタテインメント、2003年
同書は復刊ドットコムより2012年11月下旬刊行
- 「完全復刻版 リボンの騎士(少女クラブ版) スペシャルBOX」講談社、ISBN: 978-4063647464 (2009年1月15日)
- 手塚治虫文庫全集『リボンの騎士 -少女クラブ版-』 全1巻(講談社)
なかよし版
- なかよしコミックス『リボンの騎士』 全5巻(講談社)
- 手塚治虫全集『リボンの騎士』 全3巻(小学館)
- 手塚治虫作品集『リボンの騎士』 全1巻(講談社)
- 手塚治虫漫画全集『リボンの騎士』 全3巻(講談社)
- ほるぷ版手塚治虫選集『リボンの騎士』 全2巻(ほるぷ出版)
- 手塚治虫作品集『リボンの騎士』 全1巻(記念刊行会)
- KCスペシャル『リボンの騎士』 全2巻(講談社)
- グランドコレクション『リボンの騎士』 全2巻(講談社)
- 講談社漫画文庫『リボンの騎士』 全2巻(講談社)
- 完全復刻版 リボンの騎士(なかよし版) スペシャルBOX, 講談社,ISBN: 978-4063647723(2009年5月28日)
- 手塚治虫文庫全集『リボンの騎士』 全2巻(講談社)
ラジオドラマ
ラジオ東京で連続ドラマ「リボンの騎士」が1955年の4月4日から9月26日まで放送された。
テレビアニメ
TVアニメーションは虫プロダクションの製作で、1967年4月2日から1968年4月7日にフジテレビ系で放送された。全52回。 放送の前半では、王位が継げるのは男に限るというシルバーランド王国の掟が存在するために、主人公・サファイア王子は実は女であるが世間の目を欺くために男の姿をしているという設定になっている。 またTVアニメ化にあたって大幅にオリジナルのエピソードが書き加えられ、後半は雪の女王の率いるノースランド軍や侵略者Xの率いるX連合軍との戦いになる(そして死傷者が大幅に増える鬱展開になる)など、原作とは異なる部分が多い。
テレビアニメーションの放送に先駆けたパイロット版が1966年11月に虫プロダクションで作成されたが、これはテレビ版よりも原作漫画に近いストーリー展開となっており、声優もテレビ版とは異なっていた(これはもともと毎月1回1時間枠で手塚治虫の名作漫画をテレビアニメ化する「虫プロランド」の企画として準備がなされていたものである.虫プロ版のジャングル大帝の第1話も元は同様であった。結局、「虫プロランド」の構想は経営的に無理があるとして計画は放棄されて「新宝島」(但し同題の手塚のデビュー漫画とは異なりスティーブンソンの宝島の翻案である)1本だけの放送で終わった)。
また虫プロによるTVアニメの放送から30年以上が過ぎた1999年に約8分のショートムービーが製作されて、KYOTO手塚治虫ワールド(現在は閉館)で上映された。 カラー全52話音声モノラル。
本作品は日本のテレビアニメ史上「魔法使いサリー(東映動画、横山光輝)」に続く少女を主人公とする第二番目の放送作品である。
2013年に『Peeping Life』と手塚プロ&タツノコプロとのコラボレーションアニメ『Peeping Life -手塚プロ・タツノコプロワンダーランド- 』を放送。
2013年9月現在、カートゥーン ネットワーク(デジタルリマスターHD)にて再放送中。また、地上波放送では、岐阜県の岐阜放送でも2011年10月28日から2012年12月21日まで、金曜18:30 - 19:00に放送された。
放送時間
- 1967年4月2日 - 同年6月25日(1 - 13話):日曜18:30 - 19:00(JST)
- 1967年7月2日 - 1968年4月7日(14 - 52話):日曜18:00 - 18:30(JST)
当初、「視聴率低迷」を理由にスポンサーのサンスター(一社提供)が降板したのを受けて、1967年6月25日放送の第13話を以て一旦放送を中止し(打ち切りでは無い)、内容を再検討して同年10月から再スタートする予定になっていた。だが虫プロが、本作の登場人物の広告使用権を「『リボンの騎士』は1年放送」という条件で、文房具業者に売っていたため、放送中止を知った業者が「契約に違反する」と虫プロに損害賠償を請求、このため虫プロはフジテレビに放送存続を申し込み、結局時間枠を繰り上げて放送継続に急遽変更した[7]。
主題歌
- オープニングテーマ1:「リボンの騎士」(インストゥルメンタル)
- 作曲・編曲:冨田勲 / 演奏:フール・サンズ
- 第1話から第26話まで使用。
- オープニングテーマ2・3:「リボンの騎士」
- 作詩:能加平 / 作曲・編曲:冨田勲 / 歌:前川陽子、ルナ・アルモニコ
- 第27話から第52話まで使用。
- いわゆる「王子編」と「王女編」では歌詞が異なるだけではなくてリズムと音律も異なる.前者の冒頭にはサファイヤ(太田淑子)のセリフが入っている[8]。
- レコード用のステレオ音源では「王子編」の歌詞が使われた(セリフなし)[9]。
- エンディングテーマ:「リボンのマーチ」
- 作詞:能加平 / 作曲・編曲:冨田勲 / 歌:前川陽子、ヤング・フレッシュ
スタッフ
- 総監督:手塚治虫
- チーフディレクター:赤堀幹治、勝井千賀雄
- デザイナーディレクター:大貫信夫
- アニメーションディレクター:上口照人
- レイアウト:藤本四郎
- 作画監督:宮本貞雄、穴見和子(中村和子)(穴見和子と中村和子は同一人物である。本作のクレジットタイトルでは全て名前は穴見和子となっている。パイロット版では月岡貞夫が中心となっており、放送版で用いたフィルムの一部には、原画、セル等にはパイロット版のものが転用されている)
- 作画制作:若尾博司、上口照人
- 美術監督:西田稔、あべこうじ
- 美術:西田稔、槻間八郎、竹内俊英
- 色彩設定:沢井裕之
- 撮影監督:熊谷幌史
- 編集:古川雅土
- 資料:飯塚正夫、岡野憲一
- 音楽:冨田勲
- 指揮:横山菁児
- 演奏:フールサンズ
- 音響監督:田代敦巳、明田川進
- 効果:虫プロ効果団(浦上靖夫・月岡弘)
- 録音:東京スタジオセンター(熊谷良兵衛)
- 現像:東洋現像所
- 設定監督:瀬山よしふみ
- 制作担当:小柳朔郎
- 制作事務:浅見民子、林小夜子
- 担当制作:斉藤一郎、渋江靖夫他
- プロデューサー:渡辺忠美
- 制作:虫プロダクション、フジテレビ(別所孝治)
各話リスト
注:放送日は地方局では異なる場合がある。また外国ではエピソードの順を変えて放送した場合がある。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 放送日 |
---|---|---|---|---|
1 | 王子と天使 | 能加平 | 手塚治虫 月岡貞夫 |
1967年 4月2日 |
2 | 魔王登場の巻 | 大貫信夫 | 4月9日 | |
3 | 武術大会の巻 | 富野喜幸 | 4月16日 | |
4 | 踊れフランツ | 4月23日 | ||
5 | 怪物の谷 | 坂口尚三 | 4月30日 | |
6 | チンクの大冒険 (コビトと巨人) |
赤堀幹治 | 5月7日 | |
7 | のろいの白鳥 | 上梨満雄 | 5月14日 | |
8 | 幻の馬 | 内山順一郎 | 瀬山義文 | 5月21日 |
9 | 「こわされた人形 | 能加平 | 富野喜幸 | 5月28日 |
10 | サファイヤのカーニバル | 辻真先 | 上口照人 | 6月4日 |
11 | ねむりの精 | 能加平 | 大貫信夫 | 6月11日 |
12 | おんぼろ王子 | 辻真先 | 内田有紀彦 | 6月18日 |
13 | ばらの館 | 能加平 | 正延宏三 | 6月25日 |
14 | 七匹の仔やぎ | 上梨満雄 | 7月2日 | |
15 | 黄金のキツネ狩り | 辻真先 | 三輪孝輝 | 7月9日 |
16 | チンクとコレットちゃん | 能加平 | 波多正美 | 7月16日 |
17 | さよならユーレイさん | 辻真先 | 進藤満尾 | 7月23日 |
18 | ふしぎなカガミ | 能加平 | 坂口尚三 | 7月30日 |
19 | 魔法のペン | 上梨満雄 | 8月6日 | |
20 | 怪獣カゲラ | 北野英明 | 8月13日 | |
21 | 世界一のおやつ | 辻真先 | 富野喜幸 | 8月20日 |
22 | たいかん式の巻 | 能加平 | 手塚治虫 | 8月27日 |
23 | リボンの騎士現わる | 内田有紀彦 | 9月3日 | |
24 | 嵐のかんおけ塔 | 正延宏三 | 9月10日 | |
25 | 王様バンザイ | 坂口尚三 | 9月17日 | |
26 | 雪の女王 | 辻真先 | 上梨満雄 | 9月24日 |
27 | 急げ!黒雲島の巻 | 北野英明 | 10月1日 | |
28 | 鉄獅子 (恐怖の鉄獅子) |
内田有紀彦 | 10月8日 | |
29 | 雪の女王の最後 | 坂口尚三 | 10月15日 | |
30 | 空とぶ怪盗 | 北野英明 | 10月22日 | |
31 | チンクと海のお姫さま | 能加平 | 上梨満雄 | 10月29日 |
32 | サファイヤの宝 | 高橋良輔 | 11月5日 | |
33 | ピラミッドの怪人 | 坂口尚三 | 11月12日 | |
34 | 巨鹿ムース | 辻真先 | 内田有紀彦 | 11月19日 |
35 | 飛行船を追え! | 能加平 | 西牧秀雄 | 11月26日 |
36 | 帰ってきた大魔女 | 高橋良輔 | 12月3日 | |
37 | サファイヤを救え! | 上梨満雄 | 12月10日 | |
38 | 騎士の掟 | 内田有紀彦 | 12月17日 | |
39 | ビーナスのねたみ | 北野英明 | 12月24日 | |
40 | 恐怖のX帝国 | 熊井宏之 | 坂口尚三 | 1968年 1月7日 |
41 | おちゃめなテッピー | 瀬山義文 | 1月14日 | |
42 | ねずみ取り大作戦 | 坂本雄作 | 西牧秀雄 | 1月21日 |
43 | ワナにかかったサファイヤ | 保富康午 | 奥田誠治 | 1月28日 |
44 | さけぶ白ワシ | 辻真先 | 高橋良輔 | 2月4日 |
45 | チンクとゆうれい船 | 赤堀幹治 | 2月11日 | |
46 | ふしぎの森のサファイヤ | 丸山正雄 | 西牧秀雄 | 2月18日 |
47 | さまようフランツ | 坂本雄作 | 彦根範夫 | 2月25日 |
48 | 海にきえたサファイヤ | 能加平 | 内田有紀彦 | 3月3日 |
49 | ヘケートのほほえみ | 辻真先 | 南川博 | 3月10日 |
50 | バベル城の黒騎士 | 内田有紀彦 | 3月24日 | |
51 | 燃えるシルバーランド | 能加平 | 坂口尚三 | 3月31日 |
52 | シルバーランド幸せに | 4月7日 |
舞台公演
- リボンの騎士
- 1983年7月5日~7月17日渋谷パルコスペース・パート3。出演:伊藤蘭、劇団電撃
- リボンの騎士〜鷲尾高校演劇部奮闘記
- 1998年11月6日 - 12月18日。銀座セゾン劇場。出演:一色紗英、井ノ原快彦、鈴木蘭々、黒田勇樹他。脚本:横内謙介、演出:河毛俊作。
- 2011年2月26日 - 2月27日。神奈川県立青少年センター。出演:朝倉みかん、橋本昭博、今泉舞、伊藤大征、渕上彩夏他。脚本、演出:横内謙介。
本作品は、劇中にリボンの騎士のキャラクターが登場する形式が取られている。
- リボンの騎士〜少女薔薇の英雄伝記〜
- 2001年8月8日 - 12日。スターキャスト製作。東京芸術劇場中ホール。出演:野村恵里(サファイア)、大坂俊介(フランツ)、ROLLY(ヘル夫人)、齋藤彩夏(チンク)他。脚本・演出:星要市。
- リボンの騎士
- 2002年8月30日 - 9月1日。ハードランドミュージック製作。新宿文化センター大ホール。出演:茨木あゆみ(サファイア)、田中幸太朗(フランツ)、萩原加緒理(王妃)、速水けんたろう(ヘル夫人)、池内奈々美(チンク)、酒井一圭(ナイロン)、古谷暢一(ブラッド)、三谷六九(ジュラルミン)他。演出・振付:浦辺日佐夫、脚本・作詞:村田さち子、音楽:青木政憲。
- 2003年11月3日 - 24日(再演)。ハーモニーホール座間・ティアラこうとう。出演:冨岡真理央(サファイア)、松風雅也(フランツ)、萩原かおり(王妃)、速水けんたろう(ヘル夫人)、高橋愛子(チンク)、酒井一圭(ナイロン)、野沢聡(ブラッド)、池田紳一(ジュラルミン)、浅倉一男(プラスチック)他。
- リボン
- 2003年12月5日-12月7日。一心寺シアター倶楽。出演:堀朱里、滝口ミラ
本作品は宝塚音楽学校に通う生徒の劇中劇として演じられている。
リボンの騎士 ザ・ミュージカル
2006年8月1日 - 27日。新宿コマ劇場。出演:モーニング娘。、美勇伝他。以下に記述。
キャスト 第1幕
- サファイア:高橋愛 - 実際は1役だが、亜麻色の髪の乙女やリボンの騎士、村娘など何変化も装いを変え登場した。
- フランツ王子:石川梨華、安倍なつみ、松浦亜弥 - トリプルキャスト。公演日によって配役が異なった。
- 大臣:吉澤ひとみ - 原作のジュラルミンに相当。
- 大臣の息子:久住小春 - 原作のプラスチックに相当。
- 家臣ナイロン:小川麻琴
- 魔女へケート:藤本美貴
- 王・神さま:箙かおる(宝塚歌劇団専科)
- 王妃:マルシア
- 近衛兵:三好絵梨香・岡田唯
- 淑女:新垣里沙・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・三好絵梨香・岡田唯・石川梨華 - 石川梨華の淑女役はフランツ王子役以外の時のみ務めた。また辻希美も淑女役を務める予定であったが、2006年7月のハロー!プロジェクトコンサートで右足を負傷したため、降板した。
キャスト 第2幕
- 牢番ピエール:石川梨華、三好絵梨香、辻希美 - トリプルキャスト。公演日によって配役が異なった。また、辻希美は公演直前の右足の負傷のため松葉杖を使用して出演していた。「ピエール」はフランス語で「石」。よって元々は石川にあてられた役であることが推測される。
- 牢番トロワ:三好絵梨香 - この配役は辻希美と石川梨華がピエール役の時のみだった。「トロワ」はフランス語で「三」。
- 牢番コリン:岡田唯 - 「コリン」はフランス語で「岡」。
- 騎士ヌーヴォー:新垣里沙 - 「ヌーヴォー」はフランス語で「新」。
- 騎士トルテュ:亀井絵里 - 「トルテュ」はフランス語で「亀」。
- タレント・スカウト リュー:道重さゆみ - 「リュー」はフランス語で「道」。
- タレント・スカウト リジィエ:田中れいな - 「リジィエ」はフランス語で「田」。
当初は紺野あさ美も騎士アジュール(「アジュール」はフランス語で「紺」)役で出演する予定だったが、2006年7月23日にモーニング娘。を卒業したため、出演は中止となった。また、小川麻琴はこのミュージカル出演を以てモーニング娘。を卒業した。
スタッフ
- 監修:植田紳爾
- 脚本・演出:木村信司
- 音楽:甲斐正人
- スーパーバイザー:手塚眞
- 制作:コマ・プロダクション
CD・DVD
- EPレコード「リボンの騎士」CK-504
- 「リボンの騎士」,(1967年5月1日,朝日ソノラマ,品番:M-87)※ OP,EP,収録ドラマ「王子と天使」
- 「リボンの騎士」,(1967年9月2日、朝日ソノラマ,品番:N-3) ※ OP,EP,収録ドラマ「悪魔の白鳥」
- 「リボンの騎士」,(1967年6月あるいは7月,日本コロムビア,品番SCS-30)※ OP,EP
- LPレコード,日本コロムビア(CS-7083)アニメ愛蔵版シリーズ「リボンの騎士」1978年、音楽:冨田勲 ※ ドラマ仕立ての豪華アルバム.
- リボンの騎士(秋田CD文庫)秋田書店、1995年
- 音楽CD、懐かしのミュージッククリップ29「リボンの騎士」 東芝EMI、1997年9月26日、音楽:冨田勲
- 「手塚治虫生誕70周年記念特別企画 リボンの騎士 TVオリジナル・サウンドトラック」(1999年8月21日に発売予定であったがキャンセルされた、CD4枚組、バンダイ・ミュージックエンタテインメント)※ テレビ放送製作用BGM演奏の残存した音源テープを元に加工し収録したもので、販売差し止めにより商品の実物は存在しないとされる。
- [CDアルバム・ミニアルバム] 懐かしのミュージッククリップ44「リボンの騎士」東芝EMI、品番:TOCT-10404(1998年8月26日)音楽:冨田勲(テレビアニメのサントラからのハイライト集)
- リボンの騎士 Complete BOX[XT-2096/105][DVD10枚組]、コロンビアミュージックエンタテインメント、:2005年 9月21日(テレビアニメの全エピソード+パイロットフィルム)
- CD『「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」ソング・セレクション』 zetima EPCE-5415(初回生産限定版)/EPCE-5416(通常版)(2006年7月26日)
- DVD『リボンの騎士 ザ・ミュージカル DVD』 zetima EPBE-5216~8(3枚組)(2006年11月29日)
- リボンの騎士 Complete BOX[XT-2689/98][DVD10枚組]、コロンビアミュージックエンタテインメント、2008年7月23日(テレビアニメの全エピソード+パイロットフィルム)
- サウンドシアタードラマCD リボンの騎士、(発売元:モモグレ、販売元:アルドゥール) 品番:MOMO-8008、 2011年1月27日
- TV用王子編のOP旋律を王女編の歌詞で初音ミク(ボーカロイド)が歌う曲「リボンの騎士」がCD「イーハトーヴ交響曲」(2013年1月23日、日本コロムビア、COGQ-62)に収録。これは2012年11月23日に東京オペラシティで行われた冨田勲の「イーハトーヴ」交響曲初演コンサートのアンコール演奏の録音。
これら以外にも、フジテレビのテレビアニメ版には、(少なくとも)第一話の上映用貸出16mm映写機フィルム,家庭用8mm映写機用の「あばれ王子(?)」の他に,LDによる収録、VHSテープによる収録もあった。 そのほか,輸出フィルムから再編集して作られた単発長編で輸出時の契約条項を無視して日本国内に持ち込まれたものが、あろうことか日本のテレビで外国映画作品として紹介され放送されるという珍事件も起きたことがある.
脚注
- ↑ pen No.337 24項 2013年
- ↑ 『テレビ探偵団』第47回、TBS、1988年1月10日放送
- ↑ pen No.337 28項 2013年
- ↑ 掲載時には『リボンの騎士』であったが、単行本化の際に『双子の騎士』に改題。
- ↑ pen No.337 27項 2013年
- ↑ pen No.337 27項 2013年
- ↑ 「ダイナミックTVコミックス リボンの騎士・第2巻」(立風書房刊)139 - 141頁 1981年
- ↑ 王子編版は「アニメ60's」(TOCT-11002)などに、王女編版は「懐かしのアニメソング大全 1」(TOCT-8513)などに収録。 また、「21世紀に遺したいアニメソング大全ミレニアムボックス」には、インスト版、王子編版、王女編版の3種類が収録されている。
- ↑ 「テレビまんが主題歌のあゆみ」(COCX-33498~9)、「手塚治虫 アニメーションワールド・ベスト・ソング・コレクション」(COCC-13209~10)、「前川陽子スーパー・ベスト ~キューティーハニー/ひょっこりひょうたん島~」(COCX-33277)などに収録。