西田稔
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西田 稔(にしだ みのる、1941年 - )は、日本の男性アニメーション美術監督。
概要
1964年に虫プロダクション入社する。『W3』『リボンの騎士』『アンデルセン物語』などの美術を担当した後、フリーとなる。その後数々の作品で美術監督を担当、クエンティン・タランティーノ監督の作品『キル・ビル』のアニメーション美術監督も務めた(アニメーション制作はProduction I.Gが担当)。近年は2006年3月4日に公開した映画『ドラえもん のび太の恐竜2006』の美術監督として参加、これまでにないリアルな描写でドラえもんの世界を表現した。
参加作品
美術監督作品
- 1967年 『リボンの騎士』
- 1974年 『小さなバイキングビッケ』
- 1978年 『ホビットの冒険』
- 1997年 『エルマーのぼうけん』
- 2001年 『アリーテ姫』
- 2002年 『ウミガメと少年』
- 2003年 『凧になったお母さん』
- 2003年 『Kill Bill: Vol.1』 (アニメーションパート美術監督)
- 2004年 『Kill Bill: Vol.2』 (アニメーションパート美術監督)
- 2004年 『火の鳥』
- 2004年 『小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』
- 2006年 『聖剣伝説DS CHILDREN of MANA』 (アニメーションパート美術監督)
- 2006年 『ドラえもん のび太の恐竜2006』
- 2006年 『焼跡の、お菓子の木』
- 2006年 『白い恋人』
- 2008年 『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』
- 2008年 『アリソンとリリア』
- 2008年 『キクちゃんとオオカミ』
- 2008年 『Genius Party Beyond』 (『MOONDRIVE』美術監督)
- 2009年 『ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる-』
- 2012年 『新・光神話 パルテナの鏡』 (ニンテンドー3DSでの配信アニメの美術監督)
背景・美術参加作品
- 1965年 『W3』
- 1969年 『千夜一夜物語』
- 1971年 『南へ行ったミースケ』 (美術設定)
- 1971年 『アンデルセン物語』
- 1975年 『まんが日本昔ばなし』
- 1978年 『町一番のけちんぼう』 (美術設定)
- 1984年 『のどか森の動物大作戦』 (美術設定)
- 1984年 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』 (イメージボード)
- 1986年 『オズの魔法使い』 (美術設定)
- 1995年 『MEMORIES』 (『大砲の街』背景)
- 2003年 『テイルズ オブ シンフォニア』 (アニメーションパート背景)
- 2007年 『もっけ』 (美術デザイン)
- 2012年 『坂道のアポロン』 (OP美術)