スカイチーム
スカイチーム(テンプレート:Lang-en-short)は、メンバー20社による航空連合である。スローガンは英語で、「Caring more about you」である。貨物部門としてはスカイチーム・カーゴがある。会長はKLMオランダ航空出身のレオ・ファン・ヴァイク、本部はオランダのアムステルダムにある。
目次
概要
- 2000年6月22日 : アエロメヒコ航空、エールフランス、大韓航空、デルタ航空により設立される。
- 2001年3月25日 : チェコ航空が加盟。
- 2001年7月27日 : アリタリア航空が加盟。
- 2004年9月13日 : KLMオランダ航空、コンチネンタル航空、ノースウエスト航空が加盟。
- 2006年4月14日 : アエロフロート・ロシア航空が加盟。
- 2007年9月4日 : エア・ヨーロッパ、ケニア航空、コパ航空がアソシエートメンバーとして加盟。
- 2007年11月15日 : 中国南方航空が加盟。
- 2009年1月13日 : アリタリア航空が経営危機により事業分割され、新会社がアリタリア-イタリア航空として運航を開始。
- 2009年10月24日 : コンチネンタル航空、コパ航空が脱退。
- 2010年1月31日 : ノースウエスト航空が脱退(デルタ航空と合併)。
- 2010年6月10日 : ベトナム航空が加盟。
- 2010年6月22日 : アソシエートメンバー(エア・ヨーロッパ、ケニア航空)が正式メンバーとなる。
- 2010年6月25日 : タロム航空が加盟。
- 2011年6月21日 : 中国東方航空が加盟。
- 2011年9月28日 : チャイナエアラインが加盟。
- 2012年5月29日 : サウディアが加盟。
- 2012年6月28日 : ミドル・イースト航空が加盟。
- 2012年8月29日 : アルゼンチン航空が加盟。
- 2012年11月21日 : 厦門航空が加盟。
- 2014年3月5日 : ガルーダ・インドネシア航空が加盟[1]。
加盟航空会社
テンプレート:Note label中国南方航空の子会社であるが、単独メンバーとして加盟している テンプレート:Note label旧アソシエートメンバー
アソシエートメンバーには議決権がないが、スカイチームのネットワークと相互的なマイレージ・サービスが利用できた。2010年6月22日、アソシエートメンバーは正式メンバーとなった。
加盟予定航空会社
加盟予定航空会社 | 国籍 | 加盟予定年 | 加盟予定子会社 | 非加盟予定子会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
予定なし | <center> |
元加盟航空会社
航空会社 | 国籍 | 加盟年 | 脱退年 | 脱退理由 |
---|---|---|---|---|
アリタリア航空 | テンプレート:Flagicon イタリア | <center> 2001 | <center> 2009 | 経営危機による会社分割 |
コンチネンタル航空 | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | <center> 2004 | <center> 2009 | スターアライアンスへ移籍 |
コパ航空 | テンプレート:Flagicon パナマ | <center> 2007 | <center> 2009 | 提携会社であるコンチネンタル航空の脱退に伴う |
ノースウエスト航空 | 25px アメリカ合衆国 | <center> 2004 | <center> 2010 | デルタ航空と合併 |
共同ロケーション
一貫したチェックインサービスの提供や乗り継ぎの利便性の向上のため、加盟航空会社間で設備の共有化を進めている。
一例では、シェレメーチエヴォ国際空港ターミナルD[2]、バルセロナ・エル・プラット国際空港ターミナル1[3]、 ロンドン・ヒースロー空港ターミナル4[4]、北京首都国際空港ターミナル2[5]にチェックインカウンター、自動チェックイン機、乗り継ぎデスク、ラウンジといった共同の設備が設置されている。
スカイチームのハブ空港
スカイチームの特徴
- 北米では、世界最大規模の航空会社であるデルタ航空が加盟している。
- 中南米では、アルゼンチンを拠点とするアルゼンチン航空、メキシコを拠点とするアエロメヒコ航空が加盟している。
- ヨーロッパ(CIS諸国含む)では、KLMオランダ航空、アエロフロート・ロシア航空、アリタリア-イタリア航空、エア・ヨーロッパ、エールフランス、タロム航空、チェコ航空の計7社が加盟しており、有償旅客キロでは最大のシェアを獲得している。
- アジアでは、厦門航空、大韓航空、チャイナエアライン、中国南方航空、中国東方航空、ベトナム航空、ガルーダ・インドネシア航空の7社が加盟しており、特に東アジアで大きなシェアを獲得している。その他にもデルタ航空が成田国際空港をハブ空港としてアジア各地に定期便を運航している。
- 西アジア(中東)では、サウディアとミドル・イースト航空が加盟している。
- オセアニアでは、アライアンス設立以来加盟会社がない。
- アフリカでは、ケニア航空が加盟している。また、エールフランスが旧植民地諸国を中心に幅広い路線網を持っている。
スカイチーム・エリートステータス
各スカイチーム加盟会社の航空便に乗る事でフリークエントフライヤープログラムのマイルを貯め、一定以上の条件(各社によって異なる)を満たすと上級会員になると同時に、スカイチーム・エリート会員 (SKYTEAM ELITE) 又はスカイチーム・エリート・プラス会員 (SKYTEAM ELITE PLUS) としてランクアップされる。(どのメンバーがエリート又はエリート・プラスかは会員証に記載されている)
スカイチーム・エリート・プラス特典
- ラウンジの利用
- 満席時における座席の確保
- 優先的な荷物の取扱い
スカイチーム・エリート特典
- 優先チェックイン
- 座席の優先指定
- 優先搭乗
- 空席待ち優先予約
- 空港での優先空席待ち
- エリート資格獲得対象マイルの加算
スカイチーム・エリート及びエリート・プラスは次の会員が該当する。
FFP名 | 運営航空会社 | スカイチーム・エリート | スカイチーム・エリート・プラス |
---|---|---|---|
クラブ・プレミア | アエロメヒコ航空 | ゴールド | プラチナ |
フライング・ブルー | エールフランス KLMオランダ航空 エア・ヨーロッパ ケニア航空 タロム航空 |
ゴールド1 シルバー |
プラチナ ゴールド2 |
スカイマイル | デルタ航空 | シルバー | ダイヤモンド プラチナ ゴールド |
スカイパス | 大韓航空 | モーニング・カーム | ミリオンマイラークラブ モーニング・カーム・プレミアム |
OKプラス | チェコ航空 | シルバー | プラチナ ゴールド |
ミッレミリア | アリタリア-イタリア航空 | クラブ・ウリッセ | クラブ・フレッチャ・アラータ・プラス クラブ・フレッチャ・アラータ |
アエロフロート・ボーナス | アエロフロート・ロシア航空 | シルバー | ゴールド |
スカイパールクラブ | 中国南方航空 | シルバー | ゴールド |
ゴールデン・ロータス・プラス | ベトナム航空 | ゴールド チタニウム |
プラチナ |
イースタンマイルズ | 中国東方航空 | シルバー | ゴールド |
ダイナスティ・フライヤー | チャイナエアライン | ゴールド | パラゴン エメラルド |
アル・フルサン | サウディア | シルバー | ゴールド |
シーダー・マイルズ | ミドル・イースト航空 | シルバー・シーダー | ゴールド・シーダー プレジデント・クラブ |
アエロリネアス・プラス | アルゼンチン航空 | オロ(ゴールド) | プラティノ(プラチナ) |
ガルーダマイルズ | ガルーダ・インドネシア航空 | ゴールド | プラチナ |
1 アメリカもしくはメキシコのフライング・ブルー会員のみ
2 アメリカもしくはメキシコを除くフライング・ブルー会員が対象
関連項目
脚注
外部リンク
- スカイチーム(skyteam.com) ※日本語を初め、英・独・仏・中・韓・露などの各言語にも対応
- スカイチーム・カーゴ ※日本語を初め、英・独・仏・中・韓・露などの各言語にも対応テンプレート:Navbox
- ↑ スカイチーム、ガルーダの正式加盟日は2014年3月5日 - FlyTeam ニュース
- ↑ SkyTeam at Moscow Sheremetyevo - skyteam.com
- ↑ スカイチーム、アライアンスの新設備をバルセロナ空港で披露
- ↑ スカイチーム、ロンドン・ヒースロー国際空港の新規アライアンス施設を公開 - skyteam.com
- ↑ スカイチーム加盟航空会社、北京首都国際空港に共同利用施設を設置 - skyteam.com
- ↑ スカイチームのハブ空港 - skyteam.com