魔法の天使クリィミーマミ
テンプレート:Redirect テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Footer 『魔法の天使クリィミーマミ』(まほうのてんし クリィミーマミ)は、スタジオぴえろ作のテレビアニメ。1983年7月1日から1984年6月29日まで、全52話が日本テレビ系列ほかで放送された。テレビシリーズ終了後、OVAも製作されている。
概要
前年の『魔法のプリンセスミンキーモモ(第1作)』の製作を担当した読売広告社が、『モモ』に続く魔法少女物として『はずんでクリィミーマミ』というタイトルで企画。葦プロダクションに替わる製作会社として、当時『ニルスのふしぎな旅』、『うる星やつら』のヒットで名を知られ始めていたスタジオぴえろが選ばれ、ぴえろ魔法少女シリーズ第一作として放送されることになる。
魔法少女アニメに芸能界というこれまでにない要素を取り入れ、また主人公の声を当時15歳で本作の主題歌がデビュー曲となるアイドル歌手太田貴子が担当。当初は全26話の予定だったが、視聴者からの好評に応えて52話まで延長、さらにOVAで続編が製作された。
作風としては、架空性の高い世界を舞台としていた『ミンキーモモ』とは対照的に、日本の芸能界を舞台にする、当時の流行や風俗を反映するといった特徴があり、これによって現実味を帯びた世界観が描かれている。例を挙げると、当時爆発的な人気を誇っていたクレープ屋が主人公の実家として登場するほか、作中には当時の人気番組『ザ・トップテン』にマミが出演する場面も見られる。
その一方で芸能界がほとんど本筋に関与しない話も少なからず作られており、第1話と同じように非現実的な未知との遭遇を描いた話もしばしば展開された。上記のような現実味を帯びたリアルな世界のどこかで(しかしすぐ身近に)非現実的な未知の世界が繋がっているという世界観も内包しており、芸能界を描いた少女アニメであると同時にファンタジーアニメとしての一面を持ち合わせているという作風であった。延長後の27話以降は作風が一変し、非日常性を描く比率が下がって主人公の心情描写に重点をおいた作風に転換していく。
「『魔法=変身能力』という点を強調して魔法の万能性を重視せず、『本来の自分と魔法によって生み出された虚像の自分との間の葛藤』を通して主人公自身の心情と成長を描くというこのテーマは、魔法少女アニメ史においては本作で初めて打ち立てられ、「非日常性より日常性の描写に重きを置く」という特徴と共に後のシリーズ作品に受け継がれていった。
あらすじ
森沢優は10歳の少女。ある日、夢嵐にあい、迷っていたフェザースターの舟を助けたことからフェザースターの住人・妖精ピノピノと出会う。道案内をしてくれたお礼に、ピノピノは優に1年間だけ魔法のステッキを与え、お目付け役として猫の姿を借りた使い魔、ポジ(雌)とネガ(雄)を預ける。調子に乗った優はさっそく魔法の力で16歳の成長した少女の姿に変身し、何も知らない両親や片思いの相手であり、幼なじみの大伴俊夫をからかって他愛もないイタズラを楽しんでいた。ところが、街を歩いているところを芸能プロダクション「パルテノンプロ」の社長・立花慎悟の目に留まり、半ば強引にスカウトされて歌手デビューする羽目になってしまう。たちまち大人気アイドル・クリィミーマミとして活躍することになった優だが、あろうことか俊夫がマミの大ファンになってしまう。自分自身のもう1つの姿であるマミを交えた奇妙な三角関係に悩みながらも、優は、昼間は小学生、学校が終われば人気アイドルという二重生活に奔走することになる。
登場人物
※第1話から最終話まで作中で1年が経過しており、森沢優以外の年齢はおおよそのもの
くりみヶ丘の住人
- 森沢 優(もりさわ ゆう)
- 声 - 太田貴子
- 1973年(昭和48年)10月10日生まれで、年齢について公式サイトでは10歳とされている。私立セントレミー学園小等部(小学4〜5年生)。血液型はB型。両親は東京都国立市のくりみヶ丘でクレープ屋「クリィミー(Creamy)」を経営しており、自身も店を手伝っている。
- 魔法世界「フェザースター」の妖精・ピノピノが乗る箱舟を助けたことから1年間だけ魔法をもらい、後述の事情からアイドル歌手・クリィミーマミとして活躍することになる。
- 幼馴染の俊夫に恋心を抱いており、俊夫がマミのファンになってしまうことにより自分自身であるマミに嫉妬するという複雑な三角関係になる。
- 優しく柔和な性格だが、理不尽なことに対し憤るなど芯の強さも併せ持っている。夢を信じる心を持ち、ピノピノを助けたのも優が夢を失っていなかったからとされる。一方で責任感も強く、マミの仕事のために望まない嘘をつくこともある他、自分のせいで歌手活動を妨害されているも同然なめぐみに対し、申し訳なさを感じている。お転婆なイメージが強いが、俊夫の言動に一喜一憂し、悩むなどナイーブな面も多く描写されている。幼い頃から連れてくる友達は男の子がほとんどであり、特に俊夫とは小さい頃からの幼馴染で教会の屋根裏部屋に忍び込んだり、難破船の探検に行ったりと活発な女の子である。OVAにおいて、その性格を同年代の少女である早川愛から「裏表、'計算'というものがない性格」と評されている。勉強は苦手なようで、学校の成績もマミの仕事を始めた頃から下がってしまい母に叱咤される場面がある。
- ローラースケートが得意で、よく父親のローラースティックを使って遊んでいる。また、映画では怪獣物が好きらしく、怪獣の噂が出た村に遊びに行った際、「(怪獣を)見てみたい」と発言し、周囲からあきれられたことも。
- 43話にて、時間管理人・バリバリ(声 - 八奈見乗児)の力を借りて過去に行き、自分が生まれる前の両親に会い、2人に「優」と自らの名前を告げている。そのことで両親は生まれてきた子に優と名づけることとなる。また、この回で優は未来の自分の姿を見ることとなり、自分の結婚式の現場に遭遇することとなった。このときは結婚相手が誰かまでは確認できなかったが、最終回のエンディングにて俊夫と結婚し1男1女の母となっていることが判明している。
- 好きな食べ物はクレープとチーズグラタン。
- クリィミーマミ
- 優が魔法の力で16~17歳の少女に変身した姿。名前は優の実家の店名から咄嗟に思い付いて名乗ったものである。当初は変身後の姿で俊夫や両親をからかって面白がっていたが、その姿で新宿を歩いていたところ、芸能プロダクション「パルテノンプロ」の社長・立花慎悟にスカウトされて突然ステージデビューする羽目になる。その数日後、歌手として正式にデビューし、気乗りのしない優本人の思いとは裏腹に一躍スターとなる。実際はまだ10歳の少女であるが故に夜遅くまで一人で外出しているわけにもいかず、午後8時以降の仕事はしないと事務所にも明言している。そのため、「午後8時のシンデレラ」と呼ばれ、キャッチコピーにもなっている。
- 本名、住所、年齢などは非公表だが、年齢についてはぴえろの公式サイトにおけるDVD-BOXの発売告知のストーリー紹介で17歳とされている[1]。劇中でも第38話でマミとして経験した恋愛を想いながら「優の私が16歳になったら」と優自身がマミと対比したセリフを呟いている。また、誕生日は『マミと俊夫のおしゃべりDJ』でマミ自身が「1983年7月15日」と、自らが初めてTVに出た日を誕生日として誤魔化している。
- 優が遊園地にあるミラーハウスで変身した際には魔法の影響により、容姿はマミと同一ながらも利き腕、性格などが正反対という鏡のマミ(声:松井菜桜子)が出現、騒動となった(13話)。
- 大伴 俊夫(おおとも としお)
- 声 - 水島裕
- 優の幼なじみで、私立セントレミー学園中等部に通う14歳の少年。血液型はO型。マミの大ファン。明朗快活で好奇心旺盛だが、女の子の気持ちには鈍感。以前から年下の優を子供扱いすることが多く、さらにはマミに夢中になっていることもあって優をたびたび嫉妬させているが、(本人には自覚がないものの)実際には誰よりも優のことを大切に思っている。優とマミの関係については全く気づいていなかったが、マミの熱心な追っかけを行う中、NPB歌謡祭の会場で優がマミに変身する決定的瞬間を目撃してしまう(26話)。それにより、優は変身能力を含めてすべての魔法を失うが、マミが突然姿を消すことは出来ないというピノピノの説得により、自身の記憶を封印することに同意。ひきかえに優の変身能力を復活させ、その後も1ファンとしてマミを見守ることになる(27話)。ただ、歌謡祭の夜にマミの正体を見てしまった時の心境をテープに録音しており、これがきっかけで後に記憶を取り戻しかけ、マミのファイナルステージを目前に控えた優を苦悩させる。また、この時同時に「半年もマミの秘密を隠してきた優がいじらしい」旨の発言も録音していたことから、この頃から自分の優への思いに気付き始めていたようだ。その後は優と結婚し一男一女の父親となっていることが判明している。
- 森沢 哲夫(もりさわ てつお)
- 声 - 村山明
- 優の父親。クレープハウス「クリィミー」を経営している。「クリィミー」は中型バスの移動販売車であり、イベント会場等で出店することもある。基本的に大らかな性格で、優のお転婆ぶりにも目を細めてしまうところがある。
- かつては暴走族・カミナリ族に所属しており、妻のなつめとはその頃からの付き合い。また、なつめの弁によれば彼女がカミナリ族のリーダーで、哲夫はその中で落ちこぼれだった(11話)。妻を「なっちゃん」と呼ぶ。
- 40話ではマミの正体を暴こうと企むスネークジョーにより、「クリィミー」とお好み焼き屋「火の車」との間で、売り上げ競争をすることとなった。
- 森沢 なつめ
- 声 - 土井美加
- 優の母親で28歳。旧姓は藤野で、現在は夫とともにクレープハウスを切り盛りしている。少女期に歌手を目指して、レッスンをしていたことがある。優のお転婆や負けん気の強さ、歌手としての才能は彼女の血によるところが大きい。元暴走族でもあり、「クリィミー」のクレープカーでパルテノンプロのステージカーと公道レースをしたことがある(8話)。夫を「てっちゃん」と呼ぶ。
- 如月 みどり(きさらぎ みどり)
- 声 - 安西正弘
- 俊夫の同級生で親友。大柄太目ののんびり屋の少年であり、いつもスナック菓子を手にしている。自転車に乗れないほど運動神経が鈍いものの、走っている車に当たっても平気なほどに頑丈な体をしている。気弱でよく俊夫に振り回されるが、優に恋心を抱いており、優のことになると途端に積極的になる。見かけとは裏腹に、案外鋭く物事の本質を捉えている。
- 21話では、迷子の天使・パイパー(声 - 向殿あさみ)との交流が描かれた。パイパーの吹く「プップクプー」という笛の音のおかげで優の夢を見ることができたと思い込んだみどりは、笛を吹いてもらおうと躍起だった。
- 48話で優と念願の初デートとなったが優の大切な人は自分ではなく、俊夫だと気づいていた彼は、後をつけて来ていた俊夫にそのことを告げて二人の仲を取り持つ立場に回った。
- 優への思いは実らず片思いに終わったが、最終回のエンディングではちゃっかりと新しいガールフレンドを作っている。
- 日高 守(ひだか まもる)
- 声 - 神保なおみ(49、51話の代役 - 鈴木れい子)
- 優のクラスメイトの少年。北海道からの転校生で28話より登場。風の又三郎をモチーフとし、不思議な言動をする。自然や動物のことに詳しく、一目でネガとポジが普通のネコでないことを看破したり、ネガが風邪をひいた時には薬草を煎じて作った薬で助けた。モデルは押井守と言われる。
- 36話では、銀河サーカス団の少年・ペーター・ラインナーが彼の姿を借りて登場。彼は20年に1歳しか年を取らずに時空を旅する銀河サーカスの団員で、守と併せて神保が声を担当した。
- 担当声優の神保は体調不良により49話を以って降板し、鈴木に交代している。最終回ではセリフが全くなかった。神保はOVA第1作で復帰している。
フェザースターの妖精たち
- ネガ・ポジ
- 声 - 肝付兼太・三田ゆう子
- ピノピノよりお目付け役として、優に預けられた二人の妖精。フェザースターにいた頃に比べて力は弱まっているが、念力でカメラ程度の小物を動かすくらいのことはできる。優とは会話を交わすが、他人の目には子猫にしか見えず、言葉も通じない。
- ネガは雄型で毛並みが青い。怠け者でよく不貞寝をする皮肉屋ではあるが、ポジよりも物事をしっかり捉えている。10話はネガにスポットを当てた話となっており、ネガはアメリカから来た少女・キャサリン(声 - 木藤玲子)に夢を自分で育てていくことが大切だと説いた。
- 風邪をひき、くしゃみをするたびに身体が大きくなる症状に苦しんだことがある。
- ポジは雌型で毛並みが赤い。楽天的でしっかり者だが、どこか抜けている。
- ピノピノ
- 声 - 間嶋里美→中野聖子
- フェザースターの箱舟の主。小人の妖精の姿をしている。箱舟が「夢嵐」という異変に遭遇し、航行不能に陥っていたところを、現実空間から箱舟が見える優に助けてもらったことから優に魔法の力を与える。主人公に魔法の力を与えるという、魔法少女アニメにおける重要な役回りを持つキャラクターであるが、ポジやネガに比べると登場回数が少なくOVA第3作『ロング・グッドバイ』においては登場機会さえ存在しない。
芸能関係者
- 立花 慎悟(たちばな しんご)
- 声 - 井上和彦
- 立花財閥の御曹司で、芸能プロダクション・パルテノンプロの若き2代目社長。彼の父(声 - 稲葉実)はパルテノンプロ会長でニューヨークに在住、母は他界している。成績優秀・スポーツ万能・プレイボーイを自負する、笑顔と白い歯が爽やかな二枚目だが、我を忘れると途端に三枚目的言動を見せる。押しが強く、調子のいい性格。突如出現したクリィミーマミをスカウトし、強引に自社専属のタレント契約を結ぶ。私生活がまったく不明なマミを当初は調査しようとしていたが、結局あきらめたようである。意外に小心者で、怪談話が大の苦手。
- 35話で女装した際には、慎悟の父はそれに気づかずかつての妻の面影を重ね合わせてベタ惚れしてしまっていた。
- 御曹司というだけに立派な屋敷で暮らしており、21話では自宅の庭で政財界の大物が居並ぶ中で、バースデーパーティーも開いている。寝室には両親の写真が入った写真立てが置かれているほか、立花家代々の肖像が飾られている部屋もあり、これらの描写から慎悟が母親似であることがわかる。
- 49話では、母の代から親子2代で立花家に仕えているというばあや(声 - 鈴木れい子)が登場。彼の自宅地下に先祖が残したという財宝の発掘作業が行われ、テレビ中継が行われることとなった。
- 綾瀬 めぐみ(あやせ めぐみ)
- 声 - 島津冴子
- 立花慎悟が社長を努める芸能プロダクション・パルテノンプロ所属のトップスター。「ミルキーウェイ・プリンセス」の異名を持つ18歳のアイドル歌手で、NPB歌謡祭でゴールデンアイドル賞を受賞するなど芸能界ではそこそこ評価は高い様子だが、マミファンの俊夫からは「退屈」、「落ち目」と厳しい評価を下されている(8話)。突然デビューしたマミのためにパルテノンプロ内でぞんざいな扱いを受けるようになる。そのため、立花のライバルである片岡社長(声 - 村松康雄)が率いる芸能プロ・LPプロダクションへの移籍を考えたこともあった(23話)。
- 慎悟が目をかけているマミに嫉妬し、午後8時には姿を消すマミの秘密を暴こうと画策したり、様々な妨害を行っていたが、ことごとく失敗。以降、あまり詮索しなくなった。
- 口より先に手が出るタイプで、マミばかりに夢中になる慎悟に毎度のごとく平手打ちを喰らわせていた。マミに嫉妬とライバル心を抱きながらも心根は優しく、肝心なところでは先輩として暖かく見守り助けてくれる。慎悟にはずっと片思いをしていたが、最終回エンディングで婚約している場面がある。高所恐怖症で、動物が苦手。
- 木所 隼人(きどころ はやと)
- 声 - 亀山助清
- パルテノンプロのマネージャー。元はめぐみの担当だったが、マミの兼任マネージャーとなる。気弱なところがある上に気苦労の多い立場であり、しばしば胃薬を服用している。痩せていて頭髪はやや寂しい。蝶ネクタイがトレードマーク。実家はかなり裕福なようである。OVAでは映画の脚本を担当し、意外な才能を発揮する。ネーミングと容姿のモデルはウディ・アレン。
- 30話で祖母の木所タケ(声 - 北川智繪)が登場。手紙で書かれていたことがウソだったことを知り上京してきたため、木所は実家に連れ戻されそうになった。方言から九州の出身のようである。
- 自動車免許は持っておらず、スクーターしか運転したことが無いと語っていた(2話)。しかし、その後の話で車を運転している描写がある(19話 21話)。
- 星井 守(ほしい まもる)
- 声 - 郷里大輔
- 番組ディレクターで、OVAでは映画監督を務める。作中では主に「マモちゃん」と呼ばれ、早撮りのマモちゃんの異名を取る。ネーミングと容姿のモデルは押井守。
- スネークジョー
- 声 - 仲木隆司
- パパラッチのフリーカメラマン。チンピラ風の男で白いジャケットの上下と赤いシャツを着用し、頭にはソフト帽をかぶっている。
- 慎吾の弁にあるようにスネークの名前どおり、ヘビのようにしつこく芸能人を付け回してはスキャンダルを仕立て上げることを生業とする悪徳カメラマンでもある。12話での綾瀬めぐみの弁によれば彼女もかつてはそのターゲットにされていた。
- 7話より登場。日本マフィアのドン・銭亀為五郎(声 - 八奈見乗児)の孫・ケンからのウソの手紙で為五郎と面会することとなったマミの決定的瞬間を撮ることに成功するも、カメラを壊されスクープはパーになってしまう。
- この一件がマミとの因縁の始まりであり、カメラを壊された恨みもあって、その後もスクープを狙ってマミを付け回すこととなる。また、LPプロダクションの社長・片岡にめぐみの引き抜き工作を提案したりもした。
- 後にマミの正体を暴こうとして、たまたま変身を解かなかったマミが「クリィミー」を営む森沢家に帰ったと思しき状況を目撃するに至る。その一件がきっかけとなりマミと森沢家との関係をも怪しむようになるが、結局証拠を掴むまでには至らなかった。
- 40話で大阪からやってきた昔馴染み・境久美子(声 - 小林優子)のお好み焼き屋「火の車」を手伝ったことがきっかけで彼女の店を手伝うこととなり、カメラマンとしての活動をしなくなった。やがて久美子の父(声 - 佐藤正治)に気に入られていたこともあって久美子と結婚、カメラマンを廃業する。後に一児をもうけ、「火の車」の主人となった。
ファイナルコンサートの協力者
- トンガリ王国王子
- 声 - 深見理佳
- 2000年以上の歴史を持つ、古代トンガリ文明の末裔。父のトンガリ王国国王(声 - 西川幾雄)や呪術師の老婆とともに来日(20話)。クリィミーマミのファンで、ファンレターにトンガリ王国の生贄の儀式に使用していた指輪を入れてマミにプレゼントしようとする。その指輪を木所がはめてしまって一騒動起きてしまう。その後第50話にて再来日、兵藤らと共にマミのファイナルコンサートに協力する。
- 呪術師の老婆
- 声 - 鈴木れい子
- トンガリ王国の呪術師。代々続く生贄の儀式に必要な生贄としてマミをターゲットにしようとするも、木所がはめていた指輪をマミが魔法を使って消滅させると、それに伴い老婆も消滅した。その後予言者として復活し、王子とともに再来日。マミのファイナルコンサートに協力する。
- 兵藤 進ノ介
- 声 - 鈴置洋孝
- 一流会員制社交クラブであるハイソサエティークラブの代表。マミのファンクラブを作りたいと申し出る。立花はマミのステータスがあがる上に援助も期待できるのではないかと歓喜し、ふたつ返事でOKした。また、マミもハンサムな兵藤に惹かれていくが、仲間との賭のためにマミや立花を利用していたことが明るみに出て、マミや俊夫達に懲らしめられる。その一件以来、本当にマミのファンになり、マミのファイナルコンサート開催時にはトンガリ国の人々と協力し、セントラル競馬場を会場として手配する。
アイテム・乗り物
アイテム
- 魔法のコンパクト
- ピノピノからもらった魔法のアイテム。「キャノ」と呼ぶことで魔法のステッキを呼び出すことができる。使い方も入力されているが、力が弱まっていたネガやポジは上手く読めず、限られた魔法しか使用できなかった。
- クリィミーステッキ
- 魔法を使用するときに使う魔法のステッキ。通常時は爪楊枝程度のサイズでコンパクトの中に収納されている。「パンプルピンプルパムポップン、ピンプルパンプルパムポップン!」の言葉に反応し、優をクリィミーマミに変身させる。またマイク形態にも形状を変えることが可能。当初はこの魔法しか使えなかったが、後にはいくつかの魔法を駆使できるようになる。なお、言葉を唱える際の動きに関しては、優が咄嗟に思いついた動きをしたものである。
- 十分な強度を持つため、武器としても使用可能である。第15話では、マミはこのステッキを使って人間と見分けのつかない妖精・ウーフニックを殺しにきた悪の妖精ビーノ(声 - 井上瑤)の槍と剣戟を展開している。
- しかし、俊夫にクリィミーマミの正体を知られた25話で、俊夫が優の持っていた魔法を吸い取ったため石化して使用不可能となり、その後マミが優に戻る際に消滅してしまう。正体がばれると使用不能になることは17話で明かされており、優はこのとき出会った天才少女画家・中原美也(声 - 中島千里)に変身を見られたために正体がばれてしまったが、このときは壊れていない。
- ルミナスター
- 俊夫の記憶を消すことで魔法が復活した際、ステッキの代わりに新たに与えられた星状のタンバリン型魔法アイテム。能力はステッキと同様だが、ピノピノやネガ、ポジと通信が出来る腕時計型通信機にも形状を変えられる。
- 後期OP映像の優の変身シーンでこのルミナスターが登場する。
- ルミナウォーク
- 30話より付けるカチューシャ。センターにハートの飾りがついている。そこから触角のようなものが伸びており、先端には星型の飾りがついていて、動きに合わせて星が揺れる。マミのファンがこのカチューシャの絵(アイデア)をファンレターに描いて送ってきたものが事務所のスタッフの目に留まり、制作が決まった。木所の手違いにより大量に発注してしまったものを販促物として配った。本編での使用頻度はあまり多くなかったが後期エンディングではこれを着用し、ピンクの新しい衣装を着て歌を歌うマミの姿をメインにしている。
- DJブース
- 19話より使われる搬送可能な一体型ステージ。主に野外で使われ、最終回ではめぐみが使用している。
乗り物
- フェザースターの箱舟
- フェザースターの妖精・ピノピノの舟。その姿を見ることができる者には、ガラスや水晶のように透き通る巨大な舟として映る。夢を信じる心を持つ優は見ることができたが、彼女のあとを追っていった俊夫は見ることができなかった(第1話)。内部には超空間が広がっており、ポジとネガに誘導されて中に入った優は妖精や巨大なドラゴンに遭遇している。幻のように見えるが、ポジとネガの弁によればこれらは「フェザースターの記憶」なのだという。
- さらに内部へと入っていくと巨大な水晶の結晶のようなものが屹立する場所があり、そこで優はピノピノと出会い魔法を授かった。
- この船が遭遇した「夢嵐」の正体については具体的に語られることはなかったが、マミ自身がこの異変に遭遇して「消えゆく都会の自然の夢」の世界に迷い込み、辛くも脱出したことがある(第44話)。なお、この異変の中では魔法が使用できず、マミは優の姿に戻ってしまった。
- ステージカー
- 8話より登場するワゴン車。サイズは下記「クリィミー」よりも大きく、車体カラーは赤。左ハンドルで運転する。側面にはウインクするマミの顔が大きく写っている。移動などに使われるほか、リモコン操作で天井部分が開き、上部を簡易ステージとしても使用できる。簡易ながらも、スモークなどのステージ演出やビデオ映像の投影もできる本格仕様である。優はこれを活かし、ポジ・ネガの協力とステッキの魔法の力により変身後の姿であるマミとのデュエットを披露した。19話でトラックとの衝突で半壊し、最後は谷底に落ち大破。
- OP映像の前期版で第1話から登場していたが、本編中で登場したのは8話と19話のみ。
- クリィミー
- 中型バスの移動販売車。普段は優の自宅前に置かれたクレープハウスとして使用しており、優の両親の仕事場である。車なのでその機動性を活かし、イベント会場などに移動して出店することも可能。
- 車として使用されるシーンが登場するのは8話からで、運転は優の母・なつめが担当。夫の哲夫曰く「ハンドルを握ると人が変わる」という彼女の性格から、慎吾の運転する上記ステージカーと公道レースを展開することとなった。
- モデルは当時実際に移動販売車として輸入され使われていたシトロエン・Hトラックと思われる。
スタッフ
- 製作:布川ゆうじ
- 原案・構成:伊藤和典
- キャラクターデザイン:高田明美
- 音楽:馬飼野康二(OPクレジット表記では馬鵜野康二)
- 美術監督:小林七郎
- 作画監督(総作画監督):河内日出夫
- 動画:洞沢由美子 ほか
- 音響監督:藤山房延
- 撮影監督:若菜章夫
- チーフディレクター:小林治
- オープニング・エンディングアニメーション:もとやまゆうじ、阿部司(後期エンディング)
- プロデューサー:大野実、伏川政明 → 鈴木義瀧
- 制作:スタジオぴえろ
主題歌
「優のクリィミーマミ」を除き、本作の主題歌/挿入歌は、作中ではクリィミーマミ及び綾瀬めぐみのリリース曲として扱われている。
- オープニングテーマ
- デリケートに好きして
- 作詞・作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 大村雅朗 / 歌 - 太田貴子
- OP楽曲は前期・後期共通だが、後期では一部の映像に変更が加えられている。
- この曲は以下の歌手によってカバーされている。
- 河井英里 (2001年)- アルバム「アニマージュ1」に収録
- MUH~ (2003年)- アルバム「まぁまぁまぁ」に収録
- 浜田翔子 (2006年)- シングル「コスプレ☆トランス 歌いましょーこ」に収録
- こやまきみこ(仙童紫) (2008年)- アニメ「ロザリオとバンパイア」キャラクターソングシングルに収録
- AYUSE KOZUE (2009年) - 限定盤「Apple Pie」に収録
- misono (2009年) - アルバム「カバALBUM」に他のアニメソングとのメドレー形式で収録
- たかはし智秋・今井麻美(2009年) - アルバム『THE IDOLM@STER RADIO 歌道場』収録
- 篠原ともえ×CHRISTOPHER JUST(2010年) - コンピレーションアルバム「キラキラ♡魔女っ娘♡cluv」に篠原ともえ自身のアレンジによるバージョンと共に収録
- 後藤邑子 (2010年) - カバーアルバム「ごとそん」に収録
- 丹下桜(小早川凛子) (2011年) - カバーアルバム『歌う♪ラブプラス』に収録
- 井上麻里奈(2011年) - 公式トリビュートアルバムに収録
- 野水伊織(2012年) - テレビアニメ『えびてん 公立海老栖川高校天悶部』第2話ED
- また、オリジナル版を歌った太田貴子も、2008年12月24日にセルフカバー版として「デリケートに好きして(21st century ver.)」をリリースした。
- エンディングテーマ
- パジャマのままで(前期・最終回)
- 作詞・作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 大村雅朗 / 歌 - 太田貴子
- この曲は以下の歌手によってカバーされている。
- 中川翔子 (2007年)- ミニアルバム「しょこたん☆かばー 〜アニソンに恋をして。〜」に収録
- 岩男潤子 (2008年)- アルバム「ANIME ON BOSSA」に収録
- 鈴木凛×CHERRYBOY FUNCTION(2010年)- コンピレーションアルバム「キラキラ♡魔女っ娘♡cluv」に収録
- 福井裕佳梨(2011年) - 公式トリビュートアルバムに収録
- この曲は以下の歌手によってカバーされている。
- 以上2曲は、最終回のファイナルステージでマミが歌った曲でOVA『永遠のワンスモア』のエンド・テーマ曲としても使用された。
- ラストキッスでGOOD LUCK!
- 作詞・作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 島津冴子
- めぐみの曲で、第10話より使用。
- 優のクリィミーマミ
- 作詞・作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 太田貴子
- 第17話で使用された曲。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1983年7月1日 | フェザースターの舟 | 伊藤和典 | 小林治 | 河内日出夫 | |
2 | 1983年7月8日 | スター誕生! | 高橋資祐 | 立場良 | 高橋信也 | |
3 | 1983年7月15日 | デビュー! デビュー!! | 立場良 | 高橋信也 高田明美 | ||
4 | 1983年7月22日 | スクランブル トップテン | 島田満 | 望月智充 | 河内日出夫 | |
5 | 1983年7月29日 | あぶない!? マミの秘密! | 戸田博史 | 青木悠三 | 立場良 | 古瀬登 三原武憲 山内昇寿郎 |
6 | 1983年8月5日 | 伝説の雄鹿 | 柳川茂 | 橋本なおと | 河内日出夫 | |
7 | 1983年8月12日 | 大親分に花束を! | 土屋斗紀雄 | 石田晋一 | 安濃高志 | 高橋信也 |
8 | 1983年8月19日 | 渚のミラクルデュエット | 金子修介 | 水谷貴哉 | 望月智充 | 後藤真砂子 |
9 | 1983年8月26日 | ま夏の妖精 | 島田満 | 立場良 | 大坂竹志 | |
10 | 1983年9月2日 | ハローキャサリン | 小西川博 | 安濃高志 | 河内日出夫 | |
11 | 1983年9月9日 | パパは中年ライダー | 戸田博史 | 案納正美 | 市川五領 | 遠藤麻未 |
12 | 1983年9月16日 | スタジオは大停電! | 土屋斗紀雄 | 玉野陽美 | 河内日出夫 | |
13 | 1983年9月23日 | 鏡のむこうのマミ | 柳川茂 | 水谷貴哉 | 遠藤麻未 | |
14 | 1983年9月30日 | 私のMr.ドリーム | 島田満 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
15 | 1983年10月7日 | 虹色の天使 | 土屋斗紀雄 | 立場良 | 河内日出夫 | |
16 | 1983年10月14日 | 海に消えたメモリー | 島田満 | 玉野陽美 | 高橋信也 | |
17 | 1983年10月21日 | 時のねむる森 | 柳川茂 | 青木悠三 | 市川五領 | 遠藤麻未 |
18 | 1983年10月28日 | ざしきわらしの冒険 | 小西川博 | 安濃高志 | 河内日出夫 | |
19 | 1983年11月4日 | マミの一番長い日 | 伊藤和典 島田満 |
立場良 | 高橋信也 | |
20 | 1983年11月11日 | 危険なおくりもの! | 土屋斗紀雄 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
21 | 1983年11月18日 | かわいい恋のパーティ | 島田満 | 玉野陽美 | 遠藤麻未 | |
22 | 1983年11月25日 | みどりくんとプップクプー | 川崎知子 | 安濃高志 | 河内日出夫 | |
23 | 1983年12月2日 | 星のパラソル | 小西川博 | 大町繁 | 混進之介 | |
24 | 1983年12月9日 | クマ熊オーディション | 柳川茂 | 立場良 | 遠藤麻未 | |
25 | 1983年12月16日 | 波乱! 歌謡祭の夜 | 伊藤和典 | 青木悠三 | 安濃高志 | 河内日出夫 |
26 | 1983年12月23日 | バイバイ・ミラクル | 望月智充 | 後藤真砂子 | ||
27 | 1984年1月6日 | フェザースターへ! | 玉野陽美 | 遠藤麻未 | ||
28 | 1984年1月13日 | ふしぎな転校生 | 小西川博 | 大町繁 | 混進之介 | |
29 | 1984年1月20日 | ロープウェイ・パニック | 金子修介 | 立場良 | 河内日出夫 | |
30 | 1984年1月27日 | 前略おばあちゃん | 柳川茂 | 向後知一 | 本郷みつる | 遠藤麻未 |
31 | 1984年2月3日 | 優のフラッシュダンス | 伊藤和典 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
32 | 1984年2月10日 | 二人だけのバレンタイン | 島田満 | 大町繁 | 混進之介 | |
33 | 1984年2月17日 | 恐怖のハクション! | 小西川博 | 安濃高志 | 河内日出夫 | |
34 | 1984年2月24日 | スネークジョーの逆襲 | まるおけいこ | 立場良 | 遠藤麻未 | |
35 | 1984年3月2日 | 立花さん、女になる!? | 伊藤和典 | 玉野陽美 | 千葉順三 | |
36 | 1984年3月9日 | 銀河サーカス1984 | 島田満 | 大町繁 | 混進之介 | |
37 | 1984年3月16日 | マリアンの瞳 | 望月智充 | 後藤真砂子 | ||
38 | 1984年3月23日 | ときめきファンクラブ | 土屋斗紀雄 | 安濃高志 | 遠藤麻未 | |
39 | 1984年3月30日 | ジュラ紀怪獣オジラ! | 伊藤和典 | 立場良 | 河内日出夫 | |
40 | 1984年4月6日 | くりみヶ丘小麦粉戦争 | 小西川博 | 大町繁 | 混進之介 | |
41 | 1984年4月13日 | 勉強しすぎに御用心 | 柳川茂 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
42 | 1984年4月20日 | ママの思い出ステージ | まるおけいこ | 向後知一 | 遠藤麻未 | |
43 | 1984年4月27日 | 走れ優! カメよりも速く | 島田満 | 玉野陽美 | 河内日出夫 | |
44 | 1984年5月4日 | SOS! 夢嵐からの脱出 | 伊藤和典 | 安濃高志 | 遠藤麻未 | |
45 | 1984年5月11日 | 悲しみの超能力少年 | まるおけいこ | 大町繁 | 混進之介 | |
46 | 1984年5月18日 | 私のすてきなピアニスト | 土屋斗紀雄 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
47 | 1984年5月25日 | マミのファーストキス | 島田満 | 立場良 | 河内日出夫 | |
48 | 1984年6月1日 | 優とみどりの初デート! | 伊藤和典 | 玉野陽美 | 遠藤麻未 | |
49 | 1984年6月8日 | 潜入! 立花さんちの秘宝 | 小西川博 | 大町繁 | 混進之介 | |
50 | 1984年6月15日 | マミがいなくなる… | 伊藤和典 | 望月智充 | 後藤真砂子 | |
51 | 1984年6月22日 | 俊夫! 思い出さないで | 立場良 | 遠藤麻美 | ||
52 | 1984年6月29日 | ファイナル・ステージ | 小林治 | 向後和一 | 河内日出夫 |
ネット局
- 日本テレビ(制作局) 毎週金曜日18:00 - 18:30
- 以降、全て時差放送
- 札幌テレビ 毎週水曜日17:00 - 17:30
- 青森放送(当時はテレビ朝日系列とのクロスネット)毎週土曜日6:00 - 6:30
- テレビ岩手 毎週土曜日6:15 - 6:45
- ミヤギテレビ 毎週木曜日17:00-17:30
- 山形テレビ(当時はフジテレビ系列)毎週水曜日17:00 - 17:30
- 福島中央テレビ 毎週月曜日17:00 - 17:30
- テレビ新潟 毎週水曜日17:30 - 18:00
- テレビ信州(当時はテレビ朝日系列とのクロスネット)毎週水曜日17:00 - 17:30
- 北陸放送(TBS系列)毎週木曜日17:00 - 17:30
- 福井放送 (当時は日本テレビ系列単独加盟)毎週火曜日17:00 - 17:30
- 静岡第一テレビ 毎週日曜日6:15 - 6:45
- 中京テレビ 毎週日曜日7:00 - 7:30 1984年4月13日から同年7月13日までは毎週金曜日17:00 - 17:30
- よみうりテレビ 毎週土曜日7:30 - 8:00 1984年4月からは毎週金曜日17:00 - 17:30 (第47-49話未放映)
- 広島テレビ 毎週金曜日17:00 - 17:30
- 西日本放送 毎週土曜日17:00 - 17:30
- 南海放送 毎週土曜日17:30 - 18:00
- 高知放送(1984年4月以降に放送スタート、放送枠不詳)
- 福岡放送 毎週火曜日17:00 - 17:30 → 1984年4月からは毎週金曜日18:00 - 18:30
- くまもと県民テレビ 毎週火曜日17:00 - 17:30
- テレビ宮崎(フジテレビ・テレビ朝日系列とのクロスネット)(1984年4月以降に放送スタート、放送枠不詳)
- 鹿児島テレビ(当時はフジテレビ系列とのクロスネット)毎週土曜日18:00 - 18:30
OVA
以下の4作品については、『魔法の天使クリィミーマミ (OVA)』を参照。
- 魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア (1984年) - TVシリーズの総集編+続編
- 魔法の天使クリィミーマミ ラブリーセレナーデ (1985年) - ミュージッククリップ
- 魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ (1985年) - シリーズ完結編
- クリィミーマミ ソングスペシャル2 カーテンコール (1986年) - ミュージッククリップ
以下の2作品については、『ぴえろ魔法少女シリーズ』のOVAの節を参照。
- 艶姿 魔法の三人娘 (1986年)
- 魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX (1987年)
その他の作品
- 魔法の天使クリィミーマミVS魔法のプリンセスミンキーモモ 劇場の大決戦 (映画 1985年)
- 『ロング・グッドバイ』が劇場で『魔法のプリンセスミンキーモモ』のOVA「夢の中の輪舞」と併映された際に、予告編として上映された短編作品。
- 優とモモ(声 - 小山茉美)が互いのOVAに言及した後、張り合った末に変身して巨大化、武器を振り回して暴れまわるという2、3分程度の内容。冒頭にモモ・マミ双方のOVA作品のタイトルが挿入されており実質的に両OVA作品の宣伝となっていた。劇中での2人の変身は、モモがTVシリーズ最終回で登場した夢の戦士、優がOVAでの劇中劇『二つの世界の物語』に登場する、マミ演じる女戦士ゆりである。この作品はその後リリースされた『マミ』や『モモ』のDVD-BOXなどの映像特典として収録されている。演出・脚本は望月智充が担当し、作画監督はモモ側をわたなべひろしが、マミ側を後藤真砂子が担当している。
- Zutto Kitto Motto(1998年)
- 作詞 - 佐藤ありす / 作・編曲 - TSUKASA / 歌 - 太田貴子
- 1998年発売のLD-BOX「魔法の天使クリィミーマミ フェザースターBOX PART-1」の特典として収録されたミュージッククリップ。その後に発売されたDVD-BOXにも特典映像として収録されている。大人になった優が、テレビで昔のマミの映像を見て懐かしむシーンや、花畑を歩くマミのカットなどが流れる。また、途中で白黒映像でテレビシリーズのカットが挿入されている。絵コンテ・演出は望月智充が、作画監督は後藤真砂子が担当している。
- 魔法シリーズ 思い出のベストテン (1986年)
- ぴえろ魔法少女シリーズの主演声優陣と水島裕が各作品の名場面を投票に基づいたベストテン形式で振り返るスペシャルビデオ。
- 魔法の天使クリィミーマミ 二つの世界の物語(1995年)
- ロング・グッドバイの劇中劇をゲーム化。
漫画版
- 講談社の漫画雑誌『キャロル』(1984年休刊)において、北川ゆうこ作画で1983年から1984年にかけて連載された。単行本は1984年に「KCキャロル」から全2巻。
- 『オリジナルビデオ版 魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』 計奈恵作画。1984年に書き下ろしで、「KCキャロル」から全1巻。
- 初版第1刷のみの発行が多い「KCキャロル」のレーベルの中にあって3冊とも何度も重版されており、1巻は第10刷を超えている。
- 『魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ』 田染かおる作画。1985年に徳間書店アニメージュコミックスワイドから全1巻。
海外展開
- 香港では、『我係小忌廉』というタイトルの広東語吹き替え版が放送された。
- イタリアでは、『L'incantevole Creamy』というタイトルのイタリア語吹き替え版が放送され、番組中の歌の部分は歌詞のみイタリア語で曲はオリジナルのメロディーが使用された。
- フランスでは、『Creamy, merveilleuse Creamy』というタイトルのフランス語吹き替え版が放送された。なおフランス語で「グレープフルーツ」のことを「パンプルムース(pamplemousse)」という。
- 台湾では、『魔法小天使』というタイトルの普通話吹き替え版が放送された、主題歌はオリジナルの歌が使用された。
- 韓国では、『천사소녀 새롬이(天使少女セロミ)』というタイトルの吹き替え版が放送された。
- 中国では『我是小甜甜』として放送され、台湾版の変更タイトル。
21世紀のマミ
2008年(放送25周年)より、リアルタイム世代や10代から20代女性向けのアパレル市場を中心に本作のリバイバル人気が高まっており、以下の関連商品が出ている。
- QUOLOMO製アパレル クリィミーマミのパーカーやTシャツ(スタジオぴえろ30周年)
- 太田貴子自身による『デリケートに好きして』のセルフカバーCD(2008年12月24日発売)
- アゾンインターナショナル製アクションドール(大人向けのファッションドール)
以後もプライズ景品などが展開されている。
2013年(放送30周年)には記念サイト(下述)を立ち上げた他、ニコニコ動画で3DCGソフトウェア『MikuMikuDance』で製作されたマミのデータ(高田明美監修)を使った動画コンテストを開催している。
備考
本作を見てアイドルになったという女性芸能人もいる。声優の田村ゆかりやタレントの福井裕佳梨もアニメのクリィミーマミを見て、アイドルを志し芸能人になったという。また、声優で歌手の水樹奈々も幼少時に視聴して大きな影響を受けた作品の一つとして挙げている。
グラビアアイドルほしのあきは、2011年2月24日に行われた携帯電話メーカーのauが主催するクイズ大会「アニメ王決定戦」の記者発表にマミのコスプレで登場し、「平凡な小学生の女の子がアイドルに変身することに憧れていた」と語っている。
タレントの中川翔子も憧れを持っており、『しょこたん☆かばー 〜アニソンに恋をして。〜』で挿入歌の「BIN・KANルージュ」をカバーしている。有名なオープニングテーマではなく挿入歌を選曲したことについて中川は、「マニアックすぎる」と言っている。
タレントの篠原ともえは強烈なファンだと公言しており、テーマソングをリミックスしたことがある。そのリミックスは『キラキラ♡魔女ッ娘♡cluv』に収録されている。
NHKアナウンサーの塩澤大輔やプロレスリングWAVE所属の桜花由美も大ファンでグッズを買っている。
女優の鈴木砂羽もファンであることを自身のブログで表明しており、ツイッターのアイコンもマミである。
タレントで元レースクイーンの森崎まみは、ファンであることを公言しグッズを買っているほか、この作品にちなみ自分の愛称を「クリーミーマミ」としている。
出典
外部リンク
テンプレート:ぴえろ魔法少女シリーズ- ↑ 2013年11月30日放送NHK-FM「アニソン・アカデミー」にて