吉川英治文学新人賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉川英治文学新人賞(よしかわえいじぶんがくしんじんしょう)は、公益財団法人吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援する1980年から創設された文学賞。以降年1回発表されている。受賞は選考委員の合議によって決定される。受賞者には正賞として賞牌、副賞として100万円と置時計が授与される。新人賞という名ではあるが、実態としては中堅の作家が候補者・受賞者の多くを占め、デビュー30年近い受賞者も存在する。
受賞作一覧
第1回から第10回
- 第2回(1981年)
- 受賞作
- 栗本薫 『絃の聖域』
- 南原幹雄 『闇と影の百年戦争』
- 候補作
- 赤川次郎 『三毛猫ホームズの怪談』
- 泡坂妻夫 『花嫁のさけび』
- 『レベッカ』
- 山田正紀 『ツングース特命隊』
- 赤江瀑 『アンダルシア幻花祭』
- 受賞作
- 第5回(1984年)
- 受賞作
- 連城三紀彦 『宵待草夜情』
- 山口洋子 『プライベート・ライブ』
- 候補作
- 志水辰夫 『裂けて海峡』
- 『スーパースター』
- 岡嶋二人 『あした天気にしておくれ』
- 他2作
- 受賞作
第11回から第20回
- 第11回(1990年)
- 第15回(1994年)
- 第19回(1998年)
- 第20回(1999年)
第21回から第30回
- 第25回(2004年)
- 第27回(2006年)
- 第29回(2008年)
- 第30回(2009年)
第31回から第40回
選考委員
- 第1回 - 第17回 井上ひさし、尾崎秀樹、佐野洋、野坂昭如、半村良
- 第18回 - 第19回 阿刀田高、井上ひさし、尾崎秀樹、野坂昭如、半村良
- 第20回 阿刀田高、井上ひさし、北方謙三、野坂昭如、林真理子
- 第21回 - 第25回 阿刀田高、浅田次郎、伊集院静、大沢在昌、高橋克彦、林真理子
- 第26回 - 第33回 浅田次郎、伊集院静、大沢在昌、高橋克彦、宮部みゆき
- 第34回 - 浅田次郎、伊集院静、大沢在昌、恩田陸、京極夏彦、高橋克彦