中筋駅
中筋駅(なかすじえき)は、広島県広島市安佐南区中筋一丁目にある広島高速交通広島新交通1号線(アストラムライン)の駅。
駅構造
島式ホーム1面2線の高架駅。ホームから1フロアー降りたところに券売機・改札がある。コインロッカー設置駅。
1 | ■下り | 広域公園前方面 |
---|---|---|
2 | ■上り | 本通方面 |
駅周辺
国道54号(国道191号と重複)祇園新道上空にある駅で最も北に位置する駅である。祇園新道を北進すると山陽自動車道広島ICがあり、交通の要衝の一つとなっている。
安佐南区役所にも至近な駅(駅から500m)でもあるが、区役所そのものは古市一丁目に位置し、JR可部線古市橋駅からの方が近い。
- 中筋バスターミナル
- 安佐南区民文化センター
- 安佐南区図書館
- 山陰合同銀行祇園新道支店
- 広島銀行中筋支店
- もみじ銀行古市支店中筋出張所
- 広島信用金庫川内支店中筋出張所
- 広島市農業協同組合(JA広島市)本店・中筋支店
- フタバ図書MEGA祇園中筋店
- 広島市立東原中学校
- 広島市立中筋小学校
バスターミナル
中筋駅前のバスターミナル(中筋バスターミナル)はアストラムライン開通時に大町駅・上安駅のバスターミナルと共に広島市が都市計画事業として整備したもので[1]、広島高速交通が2006年4月1日から指定管理者として運営管理を行っている(4年契約[2]、2010年に契約更新[3])。
アストラムラインから周辺団地向けのフィーダー機能を期待して整備された[1]が、広島ICが近接することもあって、実際にはここを経由する高速バス・空港リムジンバス専用となっており、一般路線バスの乗り入れはない。
ターミナル内にゆうちょ銀行ATM(ゆうちょ銀行広島支店広島市中筋バスターミナル内出張所)が設けられている[4]。かつてはもみじ銀行と広島信用金庫のATMも隣接していたが、現在は撤去されている。
また、かつて有人のバス案内所が設けられていた。現在は無人化され、広島空港のフライト情報が表示されている。
なお、高速ツアーバス時代のウィラーエクスプレスの東京 - 広島便にも「中筋駅」停留所が存在したが、バスターミナルには乗り入れず近隣の側道で受付を行っていた。
のりば・おりば
祇園新道東側にバス・タクシーの乗り入れるロータリーがあり、ロータリー沿いにバス乗り場が設けられている。1番のりばが広島空港行き「エアポートリムジン」(広島電鉄・広島バス・広島交通・中国JRバス・芸陽バス)の専用乗り場で、それ以外のバスは2番乗り場に停車する。いずれも広島市内方面への乗降不可(広島発の乗車・広島行きの降車のみ扱い)
2番のりばに停車する高速バスは以下の通り。
- 町田・横浜行き「メイプルハーバー」「ドリームスリーパー」(中国バス)
- 名古屋行き「広島ドリーム名古屋号」(中国JRバス・JR東海バス)
- 京都行き「広島昼特急京都号」「広島ドリーム京都号」(中国JRバス・西日本JRバス)
- 大阪行き「山陽道昼特急広島号」「山陽ドリーム広島号」(中国JRバス・西日本JRバス)
- 神戸・三ノ宮駅行き「神戸エクスプレス」「ハーバーライナー」(広交観光・神姫バス)
- 徳島行き「あわひろしま号」(広交観光・徳島バス)
- 高知行き「土佐エクスプレス」(広交観光・高知県交通・土佐電気鉄道)
- 今治行き「しまなみライナー」(広交観光・瀬戸内しまなみリーディング・瀬戸内運輸)
- 岡山行き「サンサンライナー」(広交観光・中国JRバス・両備バス)
- 福山行き「ローズライナー」(広島交通・中国バス・井笠鉄道・鞆鉄道)
- 府中行き「リードライナー」(広島交通・中国バス・井笠鉄道)
- 甲山・上下・甲奴行き「ピースライナー」(広島交通・中国バス)
- 尾道・因島行き「フラワーライナー」(広島交通・中国バス・本四バス開発・因の島運輸)
- 東広島行き「グリーンフェニックス」(中国JRバス)
- 三次行き(広島電鉄)
- 庄原(東城)行き(備北交通)
- 浜田行き「いさりび号」普通便(広島電鉄・中国JRバス・石見交通)
- 益田行き「新広益線」(広島電鉄・石見交通)
- 徳山行き(広交観光・防長交通)
- 福岡行き「広福ライナー」(中国バス・広交観光・中国JRバス・JR九州バス)
- 別府・大分行き「別府ゆけむり号」(広交観光・大分交通)
- 三井アウトレットパーク 倉敷行き(広島電鉄)※2015年3月29日までの土・日・祝日に運行
利用状況
以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。アストラムラインでは「1年毎乗車総数」と「1年毎降車総数」の情報を公開している。1日平均乗車人員データは、年度毎の乗車総数を365(閏年が関係する1995・1999・2003・2007年は366)で割った値を小数点2位を丸めて小数点1位の値にした物である。アストラムラインのデータは1000で丸めて提供されているので、1年毎ではプラスマイナス500の誤差があり、1日当たりでは1.4人程度の誤差が発生する。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1年毎 乗車総数 |
1年毎 降車総数 |
---|---|---|---|
1995年(平成7年) | 1,994.5 | 730,000 | 658,000 |
1996年(平成8年) | 2,331.5 | 851,000 | 766,000 |
1997年(平成9年) | 2,684.9 | 980,000 | 892,000 |
1998年(平成10年) | 2,912.3 | 1,063,000 | 965,000 |
1999年(平成11年) | 3,010.9 | 1,102,000 | 997,000 |
2000年(平成12年) | 3,071.2 | 1,121,000 | 1,013,000 |
2001年(平成13年) | 3,202.7 | 1,169,000 | 1,060,000 |
2002年(平成14年) | 3,158.9 | 1,153,000 | 1,048,000 |
2003年(平成15年) | 3,123.0 | 1,143,000 | 1,048,000 |
2004年(平成16年) | 3,183.6 | 1,162,000 | 1,056,000 |
2005年(平成17年) | 3,241.1 | 1,183,000 | 1,078,000 |
2006年(平成18年) | 3,271.2 | 1,194,000 | 1,091,000 |
2007年(平成19年) | 3,262.3 | 1,194,000 | 1,097,000 |
2008年(平成20年) | 3,276.7 | 1,196,000 | 1,111,000 |
2009年(平成21年) | 3,153.4 | 1,151,000 | 1,073,000 |
2010年(平成22年) | 3,249.3 | 1,186,000 | 1,111,000 |
歴史
- 1994年(平成6年)8月20日 - 開業。
- 1999年(平成11年)3月20日 - ダイヤ改正で急行列車が新設されたが、当駅は通過駅となる。
- 2004年(平成16年)3月20日 - ダイヤ改正で急行列車が廃止され、5年ぶりに全ての列車が停車するようになる。
- 2009年(平成21年)8月8日 - PASPY導入。
隣の駅
関連項目
参考文献
- 各 広島市統計書
外部リンク
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:PDFlink p.4
- ↑ 指定管理者による広島市バスターミナルの管理について - 広島市公式サイト内
- ↑ テンプレート:PDFlink p.6
- ↑ 広島支店 広島市中筋バスターミナル内出張所 - 日本郵政公式サイト内