東京消防庁
テンプレート:混同 テンプレート:行政官庁 東京消防庁(とうきょうしょうぼうちょう、テンプレート:Lang-en、略称:東消、TFD)は、東京都庁の内部機関で東京都区部(東京23区)を本来的な管轄区域とする消防本部である(消防組織法第26条ないし第28条)。同時に、東京都内の市町村のうちで消防業務を東京都に委託したものの区域を担当する消防本部でもある。
概要
「東京消防庁」という名称は、「東京消防庁の設置等に関する条例」の第2条第2項により定められている。混同されやすい組織名に総務省の外局である「消防庁」がある。しかし消防庁は警察庁などのように政府機関(国家行政組織)であるのに対して、東京消防庁は地方(東京都)の機関である。また、日本最大の消防組織である。ちなみに、東京消防庁に次ぐ消防組織は大阪市消防局や横浜市消防局であるが、東京消防庁とは、大きく規模に差がある。 約1万8千人の職員を抱えており、これは全米最大のニューヨーク市消防局の1万1千人を上回り世界第一位の規模である。
本部庁舎は東京都千代田区大手町一丁目3番5号にあり、丸の内消防署に隣接している(建物としては別棟である)。
- 消防組織法に基づく原則論からすると、特別区といえども現行の地方自治法の下においては市に準ずる基礎的地方公共団体であることから(地方自治法第218条の2第2項)、その消防責任は個々の特別区が負うべきはずである(市町村に消防責任を課する消防組織法第6条を参照)。しかし、地方自治法第218条の2第1項は「都は、特別区の存する区域において、(同法第2条)第3項本文において市町村が処理するものとされている事務のうち、人口が高度に集中する大都市地域における行政の一体性及び統一性の確保の観点から当該区域を通じて都が一体的に処理することが必要であると認められる事務を処理するものとする」と定めており、この地方自治法の規定と、消防責任を特別区に連合して負担させる消防組織法第26条および第28条・当該区域の消防事務の管理権を都知事に授権する同法第27条の規定が相まって、特別区の存する区域の消防責任は、特別区の連合体である『都』が負担することになっている。
- このような法体系から、東京都区部(東京23区)における消防の組織は、他の地方公共団体には例を見ない、やや複雑な構造となっている。
- つまり、東京都区部全域をもって一つの「市」(旧・東京市に相当する仮想の「市」)が存在するものとして扱い、その「市」の行政責任者としての(旧東京都制の施行に伴う旧東京府と旧東京市の合併により旧・東京市長に相当する地位を承継した東京都長官をその前身とする)「東京都知事」が消防に関する管轄権を行使する。そして、このエリアにおいて消防事務を実施する機関が、旧東京市としての地位を承継した「東京都」の内部機関である「東京消防庁」であるという構成となっているのである。
- 従って、東京消防庁は東京都の機関であるものの、消防組織法における同庁の性格は「東京都の消防本部」ではなく「東京特別区(東京23区)の消防本部」ということになり、同庁は「○○市消防本部」や「○○市消防局」といった市(町村)が単独で設置する消防組織と基本的には同じ位置づけといえ、「特別区が連合して」設置する機関ではあるが「一部事務組合」とは性格を異にする組織である。
東京消防庁の管轄のうち、多摩地域が「受託(委託)区域」と呼ばれるのは、多摩地区の市町村は消防組織法第6条の原則により独自の消防責任を負担するところ、消防力の強化などを目的として、同法第31条および地方自治法第252条の14ないし第252条の16により、特別区が連合して設けた消防組織である東京消防庁に対して消防事務を委託しているためであり、そのため東京消防庁は、東京都の多摩地域に属する市町村のうち、東京都に消防事務を委託した市町村の区域を管轄する消防本部の役割も兼ねている[1]。
沿革
変遷
現在の「東京消防庁」に相当する組織は、1948年(昭和23年)3月7日に、それまで母体であった警視庁消防部から分離独立したが、その段階では「東京消防本部等の設置に関する条例」に基づき、「東京消防本部」と称していた。ところで、同じ時期に警察制度の抜本的改正があり、旧警視庁は内務省の地方官署としての地位も失い、これと同時に特別区を管轄するために東京都によって設置された自治体警察として生まれ変わったのであるが、東京都の行政組織に改編された後も、首都警察としての面を有することもあり、なお従来の通り、警視庁と称することを認められた。
当時の敗戦下の日本を間接統治していたGHQは、消防と警察の職責はともに重要であり、双方ともに同等の関係でなければならないという理念に基づき、東京都・警視庁・東京消防本部の三者に対し、東京の消防本部の名称とその長の職名も警視庁・警視総監という名称・職名のように、その職責にふさわしいものにすべきであるという内容の指導をした。さらにこの意見はGHQとしての発言である旨を補足し、消防の組織およびその長の名称は、警察と同一にすることが民主的であると強調した。
これに対して旧来の見地から一部反対意見はあったものの(日本の民主化はポツダム宣言第10項及び第12項に基づく最重要案件であることから)GHQは反対意見を説得力を欠くと判断、東京都は再度自主的にGHQの意向をくんだ方向で検討し、「東京消防本部等の設置に関する条例」を「東京消防庁の設置等に関する条例」と名称変更するとともに所要の改正をなし、1948年(昭和23年)5月1日にこれを施行した。この条例の施行に伴い、「東京消防本部」は「東京消防庁」となり、同時に消防本部長の職名も警視庁の警視総監にならって「消防総監」となったとされている[2]。
年表
- 1880年(明治13年)6月1日:内務省警視局に初の公設消防たる内務省警視局消防本部を設立(東京消防庁の前身)[3]。
- 1881年(明治14年)1月14日:内務省警視庁の設置に伴い、所属が変わると共に改称され内務省警視庁消防本署となる。
- 1891年(明治24年)4月1日:内務省警視庁消防署と改称。
- 1906年(明治39年)4月17日:内務省警視庁消防本部と改称。
- 1913年(大正2年)6月13日:内務省警視庁消防部と改称。
- 1923年(大正12年)9月1日:関東大震災発生
- 1933年(昭和8年):前年に起きた白木屋火災を教訓に、特別救助隊の先祖である「専任救助隊」を編成。
- 1936年(昭和11年)1月20日:救急業務開始
- 1948年(昭和23年)
- 1960年(昭和35年)4月1日:立川市、昭島市、北多摩郡国立町、北多摩郡小平町、北多摩郡国分寺町、小金井市、三鷹市、北多摩郡田無町(現:西東京市)、武蔵野市、北多摩郡保谷町(現:西東京市)、調布市、府中市、南多摩郡日野町、町田市、八王子市及び青梅市の常備消防事務を受託する。
- 1961年(昭和36年)4月1日:東京消防庁第八消防方面本部を設置
- 1964年(昭和39年)7月14日:品川勝島倉庫爆発火災で消防職員18名・消防団員1名殉職
- 1966年(昭和41年)4月1日:東京消防庁航空隊設置
- 1969年(昭和44年)8月1日:麹町消防署永田町出張所に特別救助隊(通称レスキュー隊)を設置し運用開始。
- 1970年(昭和45年)4月1日:東村山市の常備消防事務を受託する。
- 1973年(昭和48年)4月1日:福生市、西多摩郡羽村町(現:羽村市)、西多摩郡瑞穂町の常備消防事務を受託する。
- 1974年(昭和49年)
- 1975年(昭和50年)8月1日:多摩市の常備消防事務を受託する。
- 1982年(昭和57年)2月8日:ホテルニュージャパン火災に麾下全部隊が出場。翌日には日航羽田沖墜落事故に出場。
- 1990年(平成2年)8月1日:東京消防庁第九消防方面本部を設置
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1999年(平成11年)8月:トルコ共和国地震に東京消防庁国際消防救助隊が派遣され生存者1名救出
- 2000年(平成12年)
- 3月8日:営団日比谷線中目黒駅構内列車脱線衝突事故に出場
- 6月:東京都三宅島火山活動に消防救助機動部隊等を派遣
- 2001年(平成13年)
- 9月1日:歌舞伎町ビル火災に出場
- 12月1日:東京消防庁第十消防方面本部を設置
- 2002年(平成14年)4月1日:第3消防方面本部に消防救助機動部隊を設置
- 2003年(平成15年)5月:アルジェリア民主人民共和国地震に国際消防救助隊派遣(生存者1名救出)
- 2004年(平成16年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)10月:スマトラ島沖地震災害に国際消防救助隊派遣
- 2010年(平成22年)4月1日:消防広域化推進計画に基づき、東久留米市の常備消防事務を受託開始。
- 2011年(平成23年)
- 2月24日:カンタベリー地震 (2011年)(クライストチャーチ)に国際消防救助隊派遣
- 3月11日:東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災を受け、東京消防庁消防救助機動部隊を始めとする緊急消防援助隊東京都隊を気仙沼等に派遣。
- 3月19日:福島第一原子力発電所事故を受け、東京消防庁消防救助機動部隊が放水作業を開始。
- 2013年(平成25年)
名称
東京消防庁は、自治体の設置する消防本部の中で唯一「消防庁」の文字を含む名称を有している。消防組織法第9条において、市町村における消防の本拠機関として「消防本部」を置く旨を定めている。
「庁」の呼称は、法令用語としては、「内閣府および省の外局」、および「各都道府県庁」またはその「支庁」などという形で現れている[4][5]。一方、当時の国家行政組織法などには「府・省・庁」の名称独占規定の存在は窺えないものの、昭和20年代の日本国政府や都道府県のレベルでは、行政機関の種別を表す「庁」の使用を極力定型化しようという動きもあったようである[6]。なお現在では、地方公共団体の組織で「庁」の名称を用いているものとして、道府県の「企業庁」、教育委員会事務局としての「教育庁」なども存在しており、「庁」の使用を極力定型化しようという従来の流れは、既に過去のものとなった模様である(この「企業庁」は経済産業省の外局である中小企業庁と類似した名称を有するものの、その内実は地方公営企業体であり、中小企業庁との直接の関係は有しない)。
もうひとつの「消防庁」
「東京消防庁」のほかに「消防庁」を称する機関として、国家行政組織である「消防庁」がある[7]。消防庁は総務省の外局として設置されており、「総務省消防庁」と呼ばれたり「国消」とも略称されることがある。これは消防組織法の施行(1948年3月7日)により「国家消防庁」が国家公安委員会の外局として誕生したことに由来する。「国家消防庁」は1952年8月に「国家消防本部」に改組され、1960年に国家公安委員会から旧自治省に移管、2001年1月の中央省庁再編により総務省の外局となり今日に至っている。これに対して「東京消防庁」は「東消」(とうしょう)と略称されている。
また、かつては東京都以外の一部自治体の消防本部も「消防庁」の文字を含む名称を使用していた時期があり、大阪府に「大阪消防庁」が存在していたともいわれている。しかしながら、大阪市および大阪市消防局のホームページ上には、その存在を裏付けられる記述は見当たらない。その一方、「大阪消防庁」の名称が記録されている公の記録として第104回国会 予算委員会第2分科会第1号議事録(国立国会図書館・国会会議録検索システム)が存在していることもあり、大阪消防庁の存在について積極的に肯定できる根拠もないが、その反面、単純に否定することもできない。
組織
東京消防庁の組織は、人員は消防総監以下約1万8千人の職員を抱えており(これは消防機関として世界一の規模である)、地域住民を中心に構成された消防団員(非常勤)26,000人(23区16,000人)を指揮する立場にある。東京消防庁職員の身分は東京都の公安職地方公務員である。また下部機関としては警視庁同様に第1~10各方面に方面本部を設置し、その管轄下にある特別区および受託市町村に設置されている消防署(80署、平成18年1月現在)に対して指揮・統括を行う。
なお、特別区の存する区域においては、特別区の連合体としての東京都が第一次的な消防責任を負い(消防組織法第26条)、消防団についても同様に東京都が所掌の権限を有することとなっている(消防組織法第28条)。そのため、東京消防庁の消防署のうち、この区域内に存するものについては、東京都規則(特別区の消防団の組織等に関する規則)に基づき、地域の消防団本部を兼ねており、従って消防団に関する事務も同時に所掌している。
東京都の特別区の存する区域以外の区域では、消防組織法第6条の原則に基き各市町村が消防責任を負うが、消防力の強化などを目的として、同法第31条の規定により、多くの市町村は東京都に消防事務を委託しており、そのため東京消防庁の管轄は特別区の存する範囲を大きく超えるものとなっている(第8・第9消防方面本部の管轄区域が、消防事務の受託区域に該当する)。そして現状では、多摩地区の稲城市、及び伊豆諸島、小笠原諸島の島嶼(島しょ)地域に存する町村のみが、東京都に消防事務を委託せず、各自治体が消防業務を独自に執行している。
119番通報は、東京23区特別区からのものは千代田区大手町にある本部庁舎内の総合指令室「災害救急情報センター」が、多摩地区からのものは立川市にある多摩指令室が受ける。(特別区と多摩地区の境界付近では上記のようにならない場合もあるが、受信後の対応はどちらでも同じである)
消防総監
消防本部の長である消防長は、東京消防庁では消防吏員として最高位の階級である消防総監(階級名であると同時に職名でもある)がその任にあたる。なお、消防総監は東京消防庁にのみ存在する階級であり、全国の消防吏員の中でも国内最高位であることから全国消防長会の会長をも兼任している [8] [9]。
ただし、消防組織の階級はあくまで「当該自治体が設置する同一の消防組織の内部」においてのみ指揮・監督・命令などの関係の根拠となるに留まる。例えば東京都の特別区の消防長(消防総監)と東京都稲城市の消防長は各々対等の立場にあり、かつ相互に独立しているため、稲城市の消防長(稲城市の消防長は「稲城市消防本部の組織等に関する規則」により消防監をもって充てる役職であるが、東京消防庁における消防監は本庁課長ないし消防署本署の署長クラスである)が東京都の特別区の消防長たる消防総監の指揮を受けることはない。
なお、消防相互応援の行われている災害現場にあっては、消防吏員は、相互応援協定の内容に従い、かつこの限度で他の消防組織の吏員の指揮に服することになる。この協定には「応援出場隊は、すべて現場の被応援側最高指揮者の指揮に従うものとする」旨の規定が定められるのが通例であり、災害現場における応援出場隊の最上級指揮者が被応援側の最上級指揮者より階級が上位であったとしても、被応援側の最上級指揮者の指揮に服することとなる[10]。
- 警視総監との違い
消防総監は、現行の警察法における警視総監とは異なって、地方公務員であり、国家公務員である警視総監とは身分や扱いが異なっている。警察は国家および都道府県がその主体となっているのに対して、消防は市町村主体であるため、警視総監以下警察官の階級及び官職が原則として警察法により定められているのに対して、消防総監以下、消防吏員の階級及びその役職は、前述の通り総務省消防庁の定める階級の基準(および、これを基準とした個別の条例・規則など)にその定めを置くなどの相違点がある。
なお、東京消防庁・消防総監が誕生した当時に施行されていた旧警察法の下では、警視庁も東京消防庁と同じく特別区の連合体として組織され(第51条)、警視総監といえども東京都知事の所轄の下「特別区公安委員会」の任免・管理権に服する東京都の公安職公務員にすぎず(第52条の2)、かつ、その警察法による職名も他の自治体警察の「市(町村)の警察長」と同様に「特別区の警察長」とされ(第52条の2第1項。当時の「警視総監」の職名・階級は現在とは異なり警察法に直接根拠を置くものではなかった)、現在の東京消防庁の構成にかなり近いものであった。ただし、当時の警視総監は東京都区部を管轄する自治体警察の長であると同時に首都警察の長でもあったため(後者においては現在も同様である)、その罷免には内閣総理大臣の意見を聞く必要があった(第52条の2第2項)が消防総監に関してはその必要がないなど、わずかな違いは存在した。
階級
東京消防庁の階級は10あり、次の通りとなっている。()内:事務上の役職 []内:活動上の主な役職
- 消防士長(副主任)[小隊長・小隊員・機関員]
- 消防副士長(係員)[小隊員・機関員]
- 消防士(係員)[小隊員・機関員]
現在消防庁では執務服や救急服、救助服などには刺繍ベースの階級章を使用しているが、このタイプは生産が終了しており、今後シリコン製の物に切り替えられる。 帽章もモール章など全てシリコン製に切り替わっている。
部隊
ポンプ隊
全ての消防署・消防出張所に配置されている、一般にいわれている消防車で消火活動に当たる隊である。通常、2台一組の中隊として活動し、車両1台に、隊長(消防司令補又は消防士長)以下4 - 5名の1個小隊が乗車する(車両1台のみ配置の署所もあり、この場合は別の署所から1個小隊が同時に出動してドッキング、中隊になる)。
普通ポンプ車と呼ばれるものの他、化学車・水槽付・はしご付などの車両がある。
活動内容は、消火活動の他にも、救助や危険排除、救急活動などと幅広い。
特別救助隊
テンプレート:Main 災害時の人命救助を専門とする部隊。専門研修を修了した体力・技術に突出した隊員で構成される。
制服の左肩と救助車にホースと筒先で囲まれたセントバーナード犬(スイスで災害救助犬として活躍した)が描かれた青色の紋章を付ているのが東京消防庁の特徴。
- 第一方面
- 麹町消防署
- 永田町特別救助隊(永田町出張所の建て替えの期間、一時的に麹町消防署に移転し麹町特別救助隊として活動していた)
- 芝消防署
- 芝特別救助隊
- 第二方面
- 蒲田消防署
- 空港特別救助隊
- 第三方面
- 目黒消防署
- 目黒特別救助隊
- 世田谷消防署
- 世田谷特別救助隊
- 第四方面
- 新宿消防署
- 新宿特別救助隊
- 杉並消防署
- 杉並特別救助隊
- 第五方面
- 豊島消防署
- 豊島特別救助隊
- 第六方面
- 足立消防署
- 足立特別救助隊
- 上野消防署
- 上野特別救助隊
- 第七方面
- 城東消防署
- 城東特別救助隊
- 本田消防署
- 本田特別救助隊
- 江戸川消防署
- 江戸川特別救助隊
- 深川消防署
- 深川特別救助隊
- 第八方面
- 武蔵野消防署
- 武蔵野特別救助隊
- 東久留米消防署
- 東久留米特別救助隊
- 府中消防署
- 府中特別救助隊
- 第九方面
- 八王子消防署
- 八王子特別救助隊(山岳救助隊兼務)
- 町田消防署
- 町田特別救助隊
- 青梅消防署
- 青梅特別救助隊(山岳救助隊兼務)
- 多摩消防署
- 多摩特別救助隊
- 第十方面
- 板橋消防署
- 板橋特別救助隊
- 練馬消防署
- 練馬特別救助隊
- 石神井消防署
- 石神井特別救助隊
1隊はそれぞれ3個小隊。3部交代制の勤務に就いている。1個小隊の人数は、隊長(消防司令補)以下5~6名。
はしご隊
30m級、40m級のはしご車で高層建物などの消火・救助活動を行う。隊員には特別救助隊の予備隊員や経験者が多い。
救急隊
東京消防庁では2006年12月現在、227隊配置されており、1個隊は隊長・運転手・隊員(1〜2名)の3名もしくは4名編成である。全ての救急隊において、最低1名救急救命士が乗車する「高規格救急車」で運用されている。(一部の隊では、気管挿管や薬剤(アドレナリン)投与に関する講習を修了した救急救命士が乗車しており、今後全ての隊に配置する予定である)出動回数の増加により2000年4月から救急車が現場にすぐに急行できない場合や救急隊のみでは搬出などが困難な場合に対応するためにポンプ車が現場に先行したり同時に出動するPA連携(Pumper&Ambulance)を行っている。
特別消火中隊 (A-one Fire unit)
近年の多様化する消火活動に対応するため結成された消火活動に特化した中隊。初期は各方面本部単位2個中隊の計20個小隊で発足し、2006年8月4日の第三弾配備により全消防署管内ごとに1個中隊(80個中隊)が配備完了した。
隊員は特別救助隊資格者・経験者や危険物取扱者等の専門性のある資格を持った隊員などで構成される。救助隊がオレンジ色の活動服・防火服で識別されるのと同様に、金色の防火帽に黒色の防火服などで識別される(一般の消火隊は銀色の防火帽、ベージュに近い色の防火服)。資器材は新たに開発されたものも多く、従来より視界が広く呼吸器との干渉も軽減された防火帽や停電・煙などの中で自己発光する検索用ロープなどを初め手斧などの装備に至るまで最新のものが配備されている。最近では面体にHUDが付いた呼吸器が配置され、装備の近代化が著しい。最新の装備を実験的に現場で使い、評価する実験部隊的な役目も負っているようだ。また火災現場などでの安全管理任務を担うことも多い。
車両は普通ポンプ車・小型ポンプ車と水槽付きポンプ車・化学車・水槽付きポンプ車(梯体付)・水槽付きポンプ車(塔体付)のいずれかの2台で構成されるが、東久留米消防署新川特別消火中隊と、奥多摩消防署奥多摩特別消火中隊及び試験運用中の八王子消防署みなみ野特別消火中隊は普通ポンプ車1台のみの単隊運用である。
2011年5月、数か所の特消隊が指定解除され、新たに指定隊を従来より増やして運用している署がある(八王子署管内の北野→小宮、みなみ野など)。これは特消隊を試験的に増強し、消防力の強化を図っているものである。
指揮隊
災害が発生した状況や活動する消防部隊への危険など、あらゆる情報を収集して活動方針を決定し、各隊や本部へ伝える。災害活動の現場で指揮を執る大隊長さらに指揮担当・情報担当・通信担当・伝令の5名で編成され、現場で活動する部隊の指揮・統制にあたる重要な部隊である。消火救出活動には直接携わらず、多数の通信・無線機器を装備した「指揮車」で出場する。
水難救助隊・舟艇隊
水難救助隊は河川や海で発生する水難事故に出動し、潜水検索などの救助活動を行う。消防艇や消防車で火災などの災害にも出動する。 特別救助隊がホースと筒先で囲まれたセントバーナード犬が描かれた青色の紋章を付けているのに対して、水難救助隊はセントバーナードの回りが浮き輪やロープで囲まれた紋章を付けている。
また、日本橋(浜町出張所)・高輪港(南出張所)・臨港消防署には消防艇が配備され船長隊長、機関長、甲板長、操舵員、甲板員で構成される舟艇隊が船舶火災や水難事故、重油流出事故、水難救助隊と連携した水難救助活動等を行っている。
- 第一方面
- 日本橋消防署浜町出張所
- 浜町第1舟艇小隊 はまかぜ(第1小隊との乗り換え)
- 浜町第2舟艇小隊 きよす(専任)
- 臨港消防署
- 臨港第1舟艇小隊 みやこどり
- 臨港第2舟艇小隊 すみだ
- 臨港第3舟艇小隊 はるみ
- 臨港第4舟艇小隊 しぶき
- 臨港第5舟艇小隊 はやて
- 高輪消防署港南出張所
- 港南第1舟艇小隊 ありあけ
- 港南第2舟艇小隊 かちどき(第1小隊との乗り換え)
- 第二方面
- 大森消防署 本署
- 大森第1小隊が水難救助車を運用
- 第六方面
- 足立消防署 綾瀬出張所
- 綾瀬第1小隊が水難救助車を運用
- 第七方面
- 小岩消防署 本署
- 小岩第1小隊が水難救助車を運用
- 第八方面
- 調布消防署 本署
- 調布第1小隊が水難救助車を運用
山岳救助隊
山岳地域での災害時や山岳遭難・滑落事故の際に活動する部隊。消防隊や特別救助隊と兼務体制になっている。車両は秋川消防署及び奥多摩消防署が日産・サファリ、青梅消防署がエルグランドをベースにした山岳救助車を使用(2013年12月現在)。八王子消防署に関しては、寄贈されたダイハツ・ハイゼットが2台1組で運用に就いている。
さらに山岳救助隊内には「スイフトウォーターレスキュー隊(急流救助隊)」を設置している。この救助隊は山岳救助隊が兼任しておりレジャー客が中州に取り残された水難事故(玄倉川水難事故)を機転に創設され、急流救助に対応できる知識・技術を持ち、専門の資機材を装備している。
特別救助隊がホースと筒先で囲まれたセントバーナード犬が描かれた青色の紋章を付けているのに対してロープで囲まれたセントバーナードと山が描かれた紋章を付けている。
- 第九方面
化学機動中隊(HAZ-MAT)
毒劇物や有毒ガス流出など化学災害に特化した部隊。地下鉄サリン事件でも投入された。特殊災害小隊とポンプ小隊で編成され、特災小隊は質量分析装置(GCMAS)・赤外線ガス分光装置(FTIR)や陽圧式防護衣などを搭載した特殊災害対策車に搭乗して出動する。火災などの災害時には、通常の消防隊としての活動もする。
- 第一方面
- 赤坂消防署
- 赤坂化学機動中隊
- 第二方面
- 大井消防署
- 大井化学機動中隊
- 第三方面
- 第三消防方面本部
- 消防救助機動部隊(渋谷区幡ヶ谷)
- 第五方面
- 本郷消防署
- 本郷化学機動中隊
- 第六方面
- 千住消防署
- 千住化学機動中隊
- 第七方面
- 城東消防署
- 大島化学機動中隊
- 第八方面
- 三鷹消防署
- 三鷹化学機動中隊
- 東村山消防署
- 東村山化学機動中隊
- 第九方面
- 第九消防方面本部
- 消防救助機動部隊(八王子市小宮)
- 福生消防署
- 福生化学機動中隊
- 第十方面
- 志村消防署
- 志村坂上化学機動中隊
消防活動二輪車(クイックアタッカー)
1個小隊は消防活動二輪車(YAMAHAセロー225及び250ベース)2台、水槽付ポンプ車または普通化学車で構成され、2台ペアで運用。1台は高圧放水銃かポータブルCAFS「武蔵」を装備し、もう1台は簡易救助器具、応急救護資器材を装備している。震災・水災時は1台で情報収集にあたる。なお、配置の各消防署には予備用として、1線を退いた消防活動二輪車が、非常用消防活動二輪車として1台ずつ配置されている。
- 第一方面
- 日本橋消防署
- 本署第2小隊
- 第二方面
- 蒲田消防署
- 羽田出張所第2小隊「★」
- 第三方面
- 世田谷消防署
- 三宿出張所化学小隊
- 渋谷消防署
- 代々木出張所第2小隊「★」
- 第五方面
- 豊島消防署
- 本署第2小隊
- 第六方面
- 足立消防署
- 本署第2小隊
- 第七方面
- 深川消防署
- 本署化学小隊「☆」
- 向島消防署
- 本署化学小隊
- 第九方面
- 八王子消防署
- 浅川出張所第2小隊「☆」
- 青梅消防署
- 日向和田出張所第2小隊「★」
※「★」=セロー250配置署所(平成18年度更新)、「☆」=セロー250配置場所(平成22年度更新)
消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)
阪神・淡路大震災を教訓に編成された部隊。発足当初は第2方面本部(大田区)の第2方面本部消防救助機動部隊(2HR)と第8方面本部(立川市)の第8方面本部消防救助機動部隊(8HR)が震災災害対応部隊として創設された。
さらに2002年に第3方面本部(渋谷区)に創設された第3方面本部消防救助機動部隊(3HR)は毒劇物災害、生物兵器テロ・放射能災害などNBC災害対応部隊である。
2007年4月25日には第6方面本部(足立区)に震災災害及び大規模水害対応部隊に対応する第6方面本部消防救助機動部隊(6HR)が新設され、2013年3月30日には第九方面(八王子市)にNBC災害及び震災災害対応する第9方面本部消防救助機動部隊(9HR)が新設された。
同部隊は新潟県中越地震において緊急消防援助隊として派遣され土砂崩れ現状で埋没車両から92時間後に当時2歳の幼児を救出した事例や福島第一原子力発電所事故で冷却機能が失われた使用済み核燃料プールへの放水活動が一般の耳目を集めた。
なお特別救助隊がホースと筒先で囲まれたセントバーナード犬が描かれた青色の紋章を付けているのに対してフック付きワイヤーで囲まれたセントバーナード犬が描かれたゴールドの紋章を付けておりNBC災害に対応する第3方面消防救助機動部隊は化学防護衣にセントバーナードが描かれた紋章を付けている。
消防救助機動部隊は機動救助隊、機動特科隊、機動科学隊、機動救急救援隊で構成されている。
- 機動救助隊(全本部)
- 特別救助隊(レスキュー隊)から選抜された隊員で構成されている。機動救助隊は直接救助活動を行う部隊で四輪駆動の救助車III型(三本部を除く)や電磁波人命探査装置や画像探査装置、音響探査機など高度救助資機材を装備。
- 機動救急救援隊(全本部)
- 救急救命士や救急技術有資格者により編成される。各救助隊の救助活動の支援や負傷者の救命、後方支援にあたる部隊であり特殊救急車(スーパーアンビュランス)、大型水槽車、資材搬送車、遠距離大容量送水車(スーパーポンパー)を装備。
- 機動特科隊(2HR・6HR・8HR・9HR)
- 重機の資格を持つ隊員と25トン級の車両や重機の各種の特科車両で編成されている。クレーン車やドラグショベルの重機の他、屈折放水塔車、大型化学車、無人放水砲車、排煙高発泡車など特殊車両を装備。
- 機動科学隊(3HR及び9HR)
- 化学機動中隊経験者で化学災害技術の有資格者などから選抜されており、NBC災害発生時に使用するあらゆる分析装置や防護服、特殊災害対策車、除染車などを装備。
航空隊
装備部に所属する、ヘリコプターによる各種消防・救急活動を任務とする部隊。本部は立川市の立川防災施設(立川広域防災基地内)にある。日本の消防機関の中で最初に設置された航空隊であり、1967年(昭和42年)に活動を開始した。それ以前の首都圏での救難救助や急患輸送などは、陸・海・空の三自衛隊で編制された「特別救難隊」により行なわれた。諸外国と違い、固定翼機は保有しない。
概要:ヘリコプターにより、上空から消防情報活動、消防・救助活動、救急活動を行うことを任務とする。ヘリコプター7機を装備(AS365N3: 2機、AS365N2: 1機、AS365N1: 1機、AS332L2: 2機、EC225LP:1機)。機体は伝統的にフランス製のものを採用しており、塗装は赤を中心としたものである。運用拠点は、立川飛行場と東京ヘリポートの二ヶ所。
航空隊のパイロット養成は、消防学校を卒業して現場の消防署勤務経験のある消防吏員(消防官)の中から適性試験の合格者が操縦士候補生として航空隊に配属され、数年の操縦士教育を受けて事業用操縦士の免許を取得する。東京消防庁航空隊の操縦士、整備士、航空無線担当、航空救助員(特別救助隊員)、航空救急員(救急救命士)は全員、消防吏員である。
航空隊の組織
- 航空隊長(消防司令長)
- 隊本部(立川飛行場)
- 第1飛行隊 - 操縦士4名ずつが3部交代で勤務し、計12名の操縦士により常時2機が24時間即応できる体制になっている。
- 第2飛行隊 - 日中の飛行運用を担当。
- 総務係 - 航空隊内の庶務を担当。また航空救急員もここに在籍。
- 航空管理係 - 航空隊の航空機運用計画等を担当。操縦士、整備士、航空無線担当、航空救助員により構成されている。
- 航空検査係 - 整備士が在籍。
- 整備係 - 整備士が在籍。
- 整備教育係 - 整備士が在籍。
- 江東航空センター(東京ヘリポート)
- 第3飛行隊 - 操縦士、整備士が在籍、主に23区の災害を対応する。
- 隊本部(立川飛行場)
音楽隊
テンプレート:Main 指導広報部広報課には音楽隊が置かれている。 東京消防音楽隊は、消防学校を経て消防署のポンプ小隊や救急隊に所属している消防吏員(消防官)の中で音楽隊員の希望者から隊員を選抜しているが、選抜される隊員の多くが音楽大学を卒業している消防官で占められている。
マスコットキャラクター
消防署一覧
第一消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
東京消防庁第一消防方面本部[1] | 千代田区麹町1-12 麹町消防合同庁舎2階 |
なし | なし |
丸の内消防署[2] | 千代田区大手町1-3-5 東京消防庁構内 |
なし | 有楽町 千代田区有楽町1-9-2 |
麹町消防署[3] | 千代田区麹町1-12 麹町消防合同庁舎 |
なし | 永田町 千代田区永田町1-8-3 |
神田消防署[4] | 千代田区外神田4-14-3 | なし | 三崎町 千代田区三崎町3-3-9 鍛冶町 千代田区鍛冶町2-3-2 |
京橋消防署[5] | 中央区京橋3-14-1 | なし | 築地 中央区明石町1-27 銀座 中央区銀座7-11-17 |
日本橋消防署[6] | 中央区日本橋兜町14-12 | なし | 堀留 中央区日本橋堀留町1-2-6 人形町 中央区日本橋人形町2-27-8 浜町 中央区日本橋浜町3-45-12 |
臨港消防署[7] | 中央区晴海5-1-27(仮庁舎) | なし | 月島 中央区勝どき4-5-14 |
芝消防署[8] | 港区新橋6-18-15 | なし | 芝浦 港区海岸3-4-14 三田 港区三田2-15-53 |
麻布消防署[9] | 港区元麻布3-4-42 | なし | 飯倉 東麻布1-30-5 |
赤坂消防署[10] | 港区南青山2-16-9 | なし | 新町 港区赤坂6-17-6 |
高輪消防署[11] | 港区白金2-4-12 | なし | 三光 港区白金5-12-11 港南 港区港南5-8-34 二本榎 港区高輪2-6-17 |
第二消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第二消防方面本部[12] | (大森消防署内) | 第二方面消防救助機動部隊 大田区京浜島1-1-4 |
なし |
荏原消防署[13] | 品川区平塚3-16-20 | なし | 小山 品川区小山5-12-11 戸越 品川区戸越5-20-15 旗の台 品川区旗の台6-24-11 |
大井消防署[14] | 品川区東大井3-6-12 | なし | 滝王子 品川区大井5-17-9 八潮 品川区八潮5-8-3 |
大森消防署[15] | 大田区大森東1-32-8 | なし | 馬込 大田区南馬込1-53-4 市野倉 大田区中央8-1-14 山谷 大田区大森西5-17-25 森ヶ崎 大田区大森南3-33-8 |
蒲田消防署[16] | 大田区蒲田本町2-28-1 | 空港分署 大田区羽田空港1-1-2 |
羽田出張所 大田区本羽田3-1-2 六郷出張所 大田区南六郷2-33-5 ターミナル分駐所 大田区羽田空港3-3-2 |
品川消防署[17] | 品川区北品川3-7-31 | なし | 大崎 品川区西品川1-7-9 五反田 品川区西五反田7-25-14 東品川 品川区東品川3-32-12 |
田園調布消防署[18] | 大田区雪谷大塚町13-22 | なし | 雪谷 大田区東雪谷4-4-1 久が原 大田区久が原2-16-3 |
矢口消防署[19] | 大田区多摩川2-5-20 | なし | 下丸子 大田区下丸子3-22-8 西蒲田 西蒲田7-33-1 西六郷 大田区西六郷4-1-3 |
第三消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第三消防方面本部[20] | (世田谷消防署内) | 第三方面消防救助機動部隊 渋谷区幡ヶ谷1-13-20 |
なし |
渋谷消防署[21] | 渋谷区神南1-8-3 | なし | 恵比寿 渋谷区恵比寿4-19-24 富ヶ谷 渋谷区富ヶ谷1-29-17 松濤 渋谷区松濤1-25-14 原宿 渋谷区代々木1-2-15 代々木 渋谷区本町1-6-6 |
成城消防署[22] | 世田谷区成城1-21-14 | なし | 烏山 世田谷区南烏山6-14-12 千歳 世田谷区千歳台4-29-9 |
世田谷消防署[23] | 世田谷区三軒茶屋2-33-21 | なし | 上北沢 世田谷区上北沢1-14-2 北沢 世田谷区北沢2-3-11 松原 世田谷区松原6-26-21 三宿 世田谷区三宿1-14-5 宮の坂 世田谷区宮坂2-15-3 |
玉川消防署[24] | 世田谷区中町3-1-19 | なし | 奥沢 世田谷区奥沢3-29-3 新町 世田谷区新町1-22-11 用賀 世田谷区玉川台1-13-10 |
目黒消防署[25] | 目黒区下目黒6-1-22 | なし | 大岡山 目黒区大岡山1-37-15 中目黒 目黒区上目黒2-9-14 碑文谷 目黒区碑文谷2-11-14 八雲 目黒区八雲3-29-14 |
第四消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第四消防方面本部[26] | (新宿消防署戸塚出張所内) | なし | なし |
牛込消防署[27] | 新宿区筑土八幡町5-16 | なし | 早稲田 新宿区早稲田鶴巻町504-6 |
荻窪消防署[28] | 杉並区桃井3-4-1 | なし | 天沼 杉並区天沼1-46-4 久我山 杉並区久我山2-11-7 下井草 杉並区下井草3-30-10 西荻 杉並区西荻南2-2-4 |
新宿消防署[29] | 新宿区百人町3-29-4 | なし | 大久保 新宿区新宿6-27-43 落合 新宿区中落合3-7-1 戸塚 新宿区大久保3-14-26 西新宿 新宿区西新宿5-3-1(仮庁舎) |
杉並消防署[30] | 杉並区阿佐谷南3-4-3 | なし | 阿佐ケ谷 杉並区阿佐谷北4-29-10 永福 杉並区下高井戸2-21-37 高円寺 杉並区高円寺南5-20-8 高井戸 杉並区高井戸東3-32-2 堀ノ内 杉並区堀ノ内2-12-17 馬橋 杉並区高円寺南3-8-1 |
中野消防署[31] | 中野区中央3-25-3 | なし | 南中野 中野区南台2-47-8 宮園 中野区中央2-18-24 東中野 中野区上高田1-1-7 |
野方消防署[32] | 中野区丸山2-21-1 | なし | 江古田 中野区江古田2-2-7 大和 中野区大和町2-2-15 鷲宮 中野区鷺宮5-24-25 |
四谷消防署[33] | 新宿区四谷3-10 | なし | 新宿御苑 新宿区新宿1-8-3 |
第五消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第五消防方面本部[34] | (池袋消防署内) | なし | なし |
赤羽消防署[35] | 北区赤羽南1-10-4 | なし | 赤羽台 北区赤羽台2-4-41 浮間 北区浮間3-13-15 志茂 北区志茂2-34-15 西が丘 北区西が丘1-48-6 |
池袋消防署[36] | 豊島区西池袋2-37-8 | なし | 高松 豊島区高松1-2-4 長崎 豊島区長崎3-7-5 |
王子消防署[37] | 北区王子4-28-1 | なし | 十条 北区中十条1-7-10 東十条 北区東十条3-6-6 |
小石川消防署[38] | 文京区白山3-3-1 | なし | 老松 文京区目白台1-20-14 大塚 文京区大塚4-45-14 |
滝野川消防署[39] | 北区西ヶ原2-1-1 | なし | 三軒家 北区滝野川5-39-3 田端 北区田端新町1-20-12 |
豊島消防署[40] | 豊島区東池袋3-19-20 | なし | 巣鴨 豊島区巣鴨4-30-8 目白 豊島区目白2-10-3 |
本郷消防署[41] | 文京区本郷7-1-11 | なし | 駒込 文京区本駒込3-1-7 根津 文京区弥生1-2-19 |
第六消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第六消防方面本部[42] | 台東区蔵前2-10-9 | 第六方面消防救助機動部隊 足立区新田3-37-1 |
なし |
浅草消防署[43] | 台東区駒形1-5-8 | なし | 浅草橋 台東区浅草橋3-10-5 |
足立消防署[44] | 足立区梅島2-1-1 | なし | 綾瀬 足立区西綾瀬3-17-20 大谷田 足立区東和4-23-7 神明 足立区神明南1-13-9 淵江 足立区竹の塚7-1-18 |
荒川消防署[45] | 荒川区荒川2-1-13 | なし | 音無川 荒川区西日暮里2-19-9 汐入 荒川区南千住8-2-4 日暮里 荒川区東日暮里3-9-26 南千住 荒川区南千住6-59-17 |
上野消防署[46] | 台東区東上野5-2-9 | なし | 下谷 台東区下谷2-13-1 谷中 台東区谷中1-1-25 |
尾久消防署[47] | 荒川区東尾久8-44-4 | なし | 尾竹橋 荒川区町屋6-32-5 下尾久 荒川区東尾久3-5-4 |
千住消防署[48] | 足立区千住中居町9-14 |
なし | 旭町 足立区千住東2-21-7 宮城 足立区宮城1-6-5 |
西新井消防署[49] | 足立区伊興2-5-11 | なし | 大師前 足立区栗原3-10-28 上沼田 足立区江北3-40-24 本木 足立区本木南町24-14 舎人 足立区舎人2-18-12 |
日本堤消防署[50] | 台東区千束4-1-1 | なし | 二天門 台東区浅草2-35-9 今戸 台東区今戸2-33-3 |
第七消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第七消防方面本部[51] | (深川消防署森下出張所内) | なし | なし |
江戸川消防署[52] | 江戸川区中央2-9-13 | なし | 小松川 江戸川区平井1-8-8 瑞江 江戸川区西瑞江3-26 |
葛西消防署[53] | 江戸川区中葛西1-29-1 | なし | 船堀 江戸川区船堀6-11-17 南葛西 江戸川区南葛西4-4-12 |
金町消防署[54] | 葛飾区金町4-15-20 | なし | 亀有 葛飾区亀有1-26-5 柴又 葛飾区柴又5-8-6 水元 葛飾区水元3-11-1 |
小岩消防署[55] | 江戸川区鹿骨2-42-11 | なし | 北小岩 江戸川区北小岩3-1-20 篠崎 江戸川区南篠崎町5-13-1 南小岩 江戸川区南小岩5-13-13 |
城東消防署[56] | 江東区亀戸6-42-9 | なし | 大島 江東区大島5-46-5 砂町 江東区北砂4-7-40 東砂 江東区東砂7-11-5 |
深川消防署[57] | 江東区木場3-18-10 | 有明 江東区有明3-4-2 |
永代 江東区永代2-12-3 枝川 江東区塩浜2-5-2(仮庁舎) 豊洲 江東区豊洲2-2-23(仮庁舎) 森下 江東区森下5-1-4 |
本所消防署[58] | 墨田区横川4-6-6 | なし | 小梅 墨田区向島3-36-12 東駒形 墨田区東駒形3-5-8 緑 墨田区緑4-1-8 |
本田消防署[59] | 葛飾区東立石3-12-7 | なし | 青戸 葛飾区青戸5-5-8 奥戸 葛飾区奥戸6-6-1 上平井 葛飾区東新小岩7-1-9 南綾瀬 葛飾区東堀切2-28-25 |
向島消防署[60] | 墨田区東向島6-22-3 | なし | 墨田 墨田区墨田5-16-2 立花 墨田区立花5-9-3 |
第八消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第八消防方面本部[61] | (立川消防署内) |
第八方面本部消防救助機動部隊 左に同じ |
なし |
昭島消防署[62] | 昭島市松原町1-14-1 | なし | 大神 昭島市つつじが丘3-2-2 昭和 昭島市玉川町3-2-1 |
北多摩西部消防署[63] | 東大和市上北台1-956-1 | なし | 東大和 東大和市仲原3-2-6 三ツ木 武蔵村山市三ツ藤3-53-1 |
清瀬消防署[64] | 清瀬市中清戸2-850-1 | なし | 竹丘 清瀬市竹丘2-7-6 |
小金井消防署[65] | 小金井市本町6-6-1 | なし | 緑町 小金井市緑町2-2-42 |
国分寺消防署[66] | 国分寺市本多1-7-15 | なし | 戸倉 国分寺市新町1-14-8 西元 国分寺市西元町1-13-31 |
小平消防署[67] | 小平市仲町21 | なし | 小川 小平市小川町1-208-1 花小金井 小平市花小金井6-12-1 |
狛江消防署[68] | 狛江市和泉本町1-23-10 | なし | 猪方 狛江市猪方2-5-16 |
立川消防署[69] | 立川市泉町1156-1(立川広域防災基地内) | なし | 国立 国立市富士見台3-1-2 砂川 立川市砂川町3-43-4 錦町 立川市錦町3-6-18 谷保 国立市富士見台1-44-5 |
調布消防署[70] | 調布市下石原1-16-1 | なし | 国領 調布市国領町7-50-8 つつじヶ丘 調布市西つつじヶ丘3-8-3 深大寺 調布市深大寺東町5-25-11 |
西東京消防署[71] | 西東京市中町1-1-6 | なし | 田無 西東京市向台町2-3-6 西原 西東京市西原町2-1-14 保谷 西東京市下保谷1-2-4 |
東村山消防署[72] | 東村山市美住町2-28-16 | なし | 秋津 東村山市秋津町2-31-41 本町 東村山市本町1-1-2 |
府中消防署[73] | 府中市寿町1-5 | なし | 是政 府中市是政2-12-5 栄町 府中市栄町3-1-4 白糸台 府中市白糸台1-42 分梅 府中市分梅町5-9-7 |
三鷹消防署[74] | 三鷹市新川6-28-14 | なし | 大沢 三鷹市大沢3-9-17 下連雀 三鷹市下連雀4-15-28 牟礼 三鷹市牟礼2-6-17 |
武蔵野消防署[75] | 武蔵野市吉祥寺北町4-6-1 | なし | 吉祥寺 武蔵野市吉祥寺東町1-1-21 境 武蔵野市境2-4-21 |
東久留米消防署[76] | 東久留米市幸町3-4-34 | なし | 新川 東久留米市新川町2-3-11 |
第九消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第九消防方面本部[77] | (八王子消防署小宮出張所内) | 第九方面消防救助機動部隊 八王子市小宮町336(仮庁舎) |
なし |
秋川消防署[78] | あきる野市伊奈466 | なし | 秋留台 あきる野市秋川5-6-2 檜原 西多摩郡檜原村526 |
青梅消防署[79] | 青梅市師岡町3-2-5 | なし | 長淵 青梅市長淵3-203-3 日向和田 青梅市日向和田2-309-1 |
奥多摩消防署[80] | 西多摩郡奥多摩町氷川951(仮庁舎) | なし | なし |
多摩消防署[81] | 多摩市諏訪1-69 | なし | 多摩センター 多摩市鶴牧1-27-1 |
八王子消防署[82] | 八王子市大横町1-4 | 由木 八王子市下柚木542-8 |
浅川 八王子市東浅川町882-2 北野 八王子市北野町575-1 小宮 八王子市石川町2099-2 元八王子 八王子市大楽寺町366-1 富士森 八王子市台町1-25-5 みなみ野 八王子市大船町1044-2 |
日野消防署[83] | 日野市神明2-14-3 | なし | 高幡 日野市高幡714 豊田 日野市東平山3-1-23 |
福生消防署[84] | 福生市福生1072 | なし | 熊川 福生市熊川1297 羽村 羽村市栄町2-21-9 瑞穂 西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎2353 |
町田消防署[85] | 町田市中町3-2-19 | なし | 忠生 町田市忠生3-6-1 鶴川 町田市鶴川3-2-4 成瀬 町田市成瀬2106-6 西町田 町田市相原町45-3 南 町田市金森4-5-2 |
第十消防方面本部
消防署 | 住所 | 分署 | 出張所 |
---|---|---|---|
第十消防方面本部[86] | (光が丘消防署北町出張所内) | なし | なし |
石神井消防署[87] | 練馬区下石神井5-16-8 | なし | 石神井公園 練馬区石神井町2-16-1 大泉 練馬区東大泉6-34-44 大泉学園 練馬区大泉学園町1-7-11 関町 練馬区関町北1-5-14 |
板橋消防署[88] | 板橋区板橋2-60-15 | なし | 小茂根 板橋区小茂根2-14-10 常盤台 板橋区南常盤台2-5-12 |
志村消防署[89] | 板橋区相生町17-1 | なし | 赤塚 板橋区赤塚3-1-10 高島平 板橋区高島平3-12-10 志村坂上 板橋区志村1-10-15 成増 板橋区成増1-30-12 蓮根 板橋区坂下2-32-28 |
練馬消防署[90] | 練馬区豊玉中3-9-11(仮庁舎) | なし | 平和台 練馬区平和台4-9-3 貫井 練馬区貫井5-17-4 |
光が丘消防署[91] | 練馬区光が丘2-9-1 | なし | 北町 練馬区北町3-10-14 |
博物館・防災館
東京消防庁は、緊急救急・火災・震災などの災害対応の体験型学習施設として4箇所の博物館・防災館を開設している。
脚注
関連項目
- 日本の消防
- 総務省消防庁
- 消防団 / 消防団員
- 災害救急情報センター
- ポンプ隊/救急隊/特別救助隊 / 水難救助隊 / 山岳救助隊 (消防) / 消防救助機動部隊/化学機動中隊/特別消火中隊 / 東京消防庁航空隊 / 消防音楽隊
- 119番
- 消防無線 / 救急無線
- 消防記念日
- 弥生慰霊堂(東京消防庁の殉職者が祀られている)
- 稲城市消防本部
- 警視庁 / 警視庁 (内務省)
- 火消
- 火付盗賊改方
外部リンク
テンプレート:消防本部一覧- ↑ 東京都火災予防条例第1条は、『この条例は、東京都の特別区の存する区域及び地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の14の規定により消防事務を東京都に委託した地方公共団体の区域における・・・』と定めている。
- ↑ 東京消防庁ホームページ消防雑学辞典「2つの消防庁」参照
- ↑ 東京の消防百年記念行事推進委員会 編 『東京の消防百年の歩み』(東京消防庁、1980年)617頁参照
- ↑ 内閣府設置法第49条・国家行政組織法第3条第2項
- ↑ 地方自治法
- ↑ 東京消防庁ホームページ消防雑学辞典「2つの消防庁」の『国家消防庁』から『国家消防本部』への名称変更の経緯を参照。
- ↑ 国家行政組織法別表第1、消防組織法第2条
- ↑ 総務省消防庁ホームページ「消防吏員の階級の基準」第1条ないし第2条参照。この第2条第1項に『消防総監の階級を用いることのできる者は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第27条第2項の特別区の消防長とする』との規定があることと、地方自治法の施行から現在に至るまで『特別区』を設けることが可能である『都』が『東京都』以外に存在しないことから、『消防総監』の階級および職名は東京特別区の消防長のみが使用が可能である。
- ↑ 全国消防長会「全国消防長会について」
- ↑ 東京消防庁と稲城市との消防相互応援協定」