レッドキング
テンプレート:Pathnav レッドキングは、『ウルトラマン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名「どくろ怪獣」(マックス版は除く)。
目次
- 1 概要
- 2 スタッフ
- 3 『ウルトラマン』に登場するレッドキング
- 4 『ザ☆ウルトラマン』に登場するレッドキング
- 5 『ウルトラマン80』に登場するレッドキング
- 6 『ウルトラマンパワード』に登場するレッドキング
- 7 『ウルトラマンマックス』に登場するレッドキング
- 8 『ウルトラマンメビウス』に登場するレッドキング
- 9 『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』に登場するレッドキング
- 10 大怪獣バトルに登場するレッドキング
- 11 『ウルトラゾーン』に登場するレッドキング
- 12 『ウルトラゼロファイト』に登場するレッドキング
- 13 『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するレッドキング
- 14 『ウルトラマンギンガ』に登場するレッドキング(SD)
- 15 EXレッドキング
- 16 ライブステージに登場するレッドキング
- 17 漫画作品に登場するレッドキング
- 18 過去の映像を流用しての登場作品
- 19 その他
- 20 関連怪獣
- 21 脚注
- 22 参考文献
- 23 関連項目
概要
「ウルトラシリーズ」では初の、「具体的に強い」と設定された怪獣である。好戦的かつ凶暴でありながらも、コミカルな描写が多い。全身が蛇腹のような凹凸に覆われたデザインが特徴的で、高さを強調するために足元から頭頂部への体形は細くなっている。初登場は『ウルトラマン』の第8話であり、その着ぐるみの頭部を取り替え、体色を青く塗り直してアボラスとして第19話で再利用された後、再度頭部を作り直して第25話に再登場した。
当初のデザインでは名前の通りに赤い体色だったが、高山良策から納品された着ぐるみは後年にも知られる白系統の体色だったため、デザイナーの成田亨は驚いた。しかし、塗り直さずに撮影が行なわれたため、そのまま定着することとなった。後年の円谷プロによる設定では「この上なく凶暴で赤い血を見ることを何よりも好むため、レッドキングと呼ばれている」とされる。また、脚本には「恐竜とキングコングを合体したような怪獣」と書かれていた。
幻冬舎の書籍『21世紀ウルトラマン宣言』によれば、古来より強靭な肉体を誇っていたレッドキングの種族は超能力を身に付ける必要がなかった。後にそれが災いして他の怪獣に進化の面で遅れ、現代では30頭程度しか残らない絶滅危惧種に指定され、保護のために詳しい生態は非公開となった。また、それらの活動を行っている「WMF」(世界怪獣保護基金)という団体が存在することが記述されている。 また、同社の『21世紀ウルトラマン宣言』や竹書房の『ウルトラマンベストブック』のコラムでは、「手足の蛇腹は最終話に登場したゼットンへ異種交配によって受け継がれた」と記述されている。
スタッフ
- デザイン:成田亨
- 造形:高山良策
『ウルトラマン』に登場するレッドキング
(初代 & 二代目共通)
第15話で名前を挙げられるまで、劇中で「レッドキング」の名は呼称されていない。
初代
特撮テレビ番組『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」(1966年9月4日放送)に登場。
- 出身地:太平洋・多々良島
火山活動のために無人島になっていた多々良島に生息する怪獣としてチャンドラーやマグラーらと共に登場する。
チャンドラーの右の翼を引きちぎって退散させたり、その咆哮を耳にしたマグラーが地中に姿を隠すなどの様子から、島の怪獣の中でも上位の存在であることが描写されている。知能はそれほど高くはなく、頭上に掲げた大岩を自分の足に落として大袈裟なポーズで痛がるなどコミカルな一面を見せるが、自分より小柄なピグモンを岩を投げて殺害するなど、本質的には非常に凶暴である。自慢の腕力を使った岩石投げ、体当たりなどを得意とする。ウルトラマンとの戦いでは、岩石投げの際にスペシウム光線を受けて岩石を又もや足に落とし、ウルトラマンに首筋を掴まれチョップを一閃された後にネックハンギングツリーを決められる。そのままウルトラスイングで振り回されて岩に叩きつけられ弱った所にウルトラマンの首投げを食らい、全身を震わせて絶命する。
第15話では子供たちのイラストで登場している。
- 着ぐるみはその後アボラスに改造された。
- カバーに覆われていないので見えにくくなっているが、目の造形には白目も存在する[1]。
- アクションをしやすいように脇の下に切り込みが入れられている。
- 劇中の多々良島に登場する怪獣(操演のスフランを除く)で、唯一着ぐるみが新規に作成された怪獣である。
- 本話に先駆けて『ウルトラマン前夜祭』にも登場し、ウルトラマンと戦う。
- 放送当時に連載されていた一峰大二の漫画版『ウルトラマン』ではマグラー、チャンドラーと3対1でウルトラマンと戦うが、3匹纏めて八つ裂き光輪で倒される。
二代目
『ウルトラマン』第25話「怪彗星ツイフォン」(1967年1月1日放送)に登場。
- 出現地:日本アルプス
初代とは別の金色の体を持つ個体で、彗星ツイフォンの接近で地球上の水爆が爆発する可能性がある騒動の中、以前オホーツク海に投棄された水爆を飲み込んだままギガスやドラコと日本アルプスの山中で激突する。初代と異なり、強靱な腕力を使った羽交い締めや怪力パンチなど主にプロレス技を駆使して戦う。
当初は2体の戦闘を第3者的な立場で傍観するが、戦闘で見る限りどちらかと言えばギガスの味方をし、ギガスに戦いの手本を見せたり、ドラコの羽を千切り取って戦いやすくするが、ドラコがギガスに対して優勢になると見ていられず乱入する。水爆の存在で手をこまねく科特隊を他所にドラコを倒し、正面衝突したギガスに怒り負傷させる。さらにハヤタ隊員を襲い崖から突き落とすが変身され、水爆の影響で迂闊に手出しにできないウルトラマンを苦しめるが、最後はウルトラマンの念力とウルトラエアキャッチを併用した八つ裂き光輪で体を切断されて絶命する。水爆の詰まった頭部は宇宙に運ばれて爆破される。
第35話の怪獣供養ではこちらの写真が遺影として飾られている。
- 金城哲夫の『小説 ウルトラマン』では、レッドキングが腹に抱えていた水爆は六個でなく五個であり、その内の一個は宇宙線の影響で爆発している。また三大怪獣での描写も違っており、レッドキングはドラコとギガスの両方に敵意を燃やし、ドラコを呆気なく倒してギガスも僅か30秒で殺した後、ピグモンを殺害する。
- 着ぐるみはアボラスからの再改造で、頭部は新造形[1]。体表に一部改造前の青色が残っている。
- 脚本段階ではレッドキングではなくゴルゴスの登場が予定されていた。[2]
- 第37話ではジェロニモンによって復活した設定でゴモラと共に再登場が予定されていたが[1]、再改造でスーツが痛んでおり撮影に耐えられないとスタッフに判断されたため、ドラコに変更された。『小説 ウルトラマン』ではこの初期案通り、ジェロニモンに復活させられてゴモラと共に登場する。
- 書籍『ウルトラの常識 ウルトラQ・ウルトラマン編』では知能・筋力共に優れた上位種とされ、実際、劇中では岩を投げつける程度しかなかった初代と比べると、知性的な部分を垣間見ることが出来る。
- 『ウルトラファイト』第64話ではナレーションで「アルプスの怪獣王」と紹介された。第196話「怪獣死体置場」で円谷プロの着ぐるみ倉庫に吊り下げられていることが確認できる。
『ザ☆ウルトラマン』に登場するレッドキング
テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』第27話「怪獣島浮上!!」(1979年10月3日放送)に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
- 出身地:怪獣墓場
怪獣墓場で眠っていた個体を、バラドン星人にアーストロン、ゴキネズラ、バニラ、ゴーストロン、アボラスと共に蘇生させられた上で怪獣島に収容されて地球へ送り込まれる。口から光線を吐く。科学警備隊が怪獣島に侵入したため、奥の手として出現し、警備隊を攻撃する途中、ついでにゴーストロンを口から吐く光線で倒す。ウルトラマンジョーニアスと戦い、格闘戦で苦戦させるが、最後はブーメランギロチンで真っ二つにされる。
- これ以前にも、企画当初では第1話でレッドキングを4体登場させる予定があり、結局新怪獣のシーグラにその出番を譲っている[3]。
『ウルトラマン80』に登場するレッドキング
特撮テレビ番組『ウルトラマン80』第46話「恐れていたレッドキングの復活宣言」(1981年2月25日放送)に登場。便宜上「三代目」と呼ばれる。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
- 出身地:東京近郊
壺の精マアジンが、子どもたちの「レッドキング(のおもちゃ)が欲しい」というリクエストを勘違いして本物を呼び出したために出現する。本物ではなく、魔法で生み出された限りなく本物に近いイミテーションである。
反射神経が良く、素手で戦闘機を叩き落したり80のキックをかわしていたが、80に足を踏まれて痛がる声を出すなどコミカルな一面もある。噛み付きや尻尾攻撃など以前とは戦法が大きく変わっているが、好戦的な性格は変わらず80を苦戦させる。最期は80の連続攻撃の後にムーンサルトキックを受けて怯んだところに、サクシウム光線を受けて爆発する。
- デザインは二代目に初代の牙を合わせたような顔で、初代や二代目と比べると全身に青みがかかっている。
- レッドキング以外には、欲しい玩具の候補としてエレキング及びウーを挙げる少年たちもいる。
- 造形:若狭新一
- スーツアクター:佐藤友弘
『ウルトラマンパワード』に登場するレッドキング
玩具などではパワードレッドキングと称される。雌雄共に足の指が4本あリかかとに突起物がついている。日本版とほとんど同じだが、顔つきがよりドクロらしく、凶悪になっている。尻尾の一撃はチャンドラーをも倒すその強力さから「テイルハンマー[3]」と呼称される。
パワード・レッドキング(雌)
特撮テレビ番組『ウルトラマンパワード』第3話「怪獣魔境に飛べ!」(米国版サブタイトル:A QUARTET OF CREATURE)に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:3万トン
- 出身地:ギアナ高地
ギアナ高地でレイロホと呼ばれて恐れられる黄色い体の怪獣。力が強く、尻尾を相手に叩き付ける戦法が得意で、パワード・チャンドラーの縄張りに入り込んで争い、一度は敗退するが二度目の復讐戦でパワード・チャンドラーを崖に激突させて倒す。その後、パワードと交戦になるが苦戦し、雄に助けを求める。夫が到着すると協力してパワードと戦うが、その途中にストライクビートル機から目つぶしを受ける。それでもなおパワードを崖から突き落とそうと突進したのが祟り、断崖から転落して消息を絶つ。
- デザインは前田真宏[4]。胴体の節目を鱗と解釈している[4]。雄が赤いのは繁殖期に変色するというイメージ[4]。後年前田は赤くしたことについて若気の至りであったと述べている[4]。デザイン画ではかかとの後ろに突起物のようなものが生えているのが確認できる[4]。
パワード・レッドキング(雄)
『ウルトラマンパワード』第3話「怪獣魔境に飛べ!」、第12話「パワード暗殺計画」(米国版サブタイトル:FALLING STARS SPELL TROUBLE)に登場。
- 身長:70メートル
- 体重:4万2千トン
- 出身地:ギアナ高地
ギアナ高地でレイロホと呼ばれて恐れられる赤い体の怪獣。全シリーズを通して初めて名前通りの「赤」の体色を持つ個体である。雌よりも体が一回り大きく、怪力も上で、岩石を投げたり(3DOのみ)強烈なパンチで攻撃する。左手がやや大きい。パワードに苦戦する雌を救いに現れる。夫婦仲は良く、到着時には妻を優しく気遣い、逆に痛めつけたパワードには憤怒の形相を見せる。巨体とパワー、そして妻との挟撃でパワードを苦戦させるが、自分を援護しようとした雌が崖から転落。後を追おうとしてパワードに止められ戦意を喪失、哀しい絶叫がギアナに響く。
第12話では地球に飛来したパワード・ドラコと戦うが、直後にドラコの鎌で首を切られ瞬殺される。第3話に登場したレッドキングとは鳴き声が違う。
- 第3話と第12話の個体が同一かどうかは明確でなく、書籍などでも扱いが異なる[4]。
『ウルトラマンマックス』に登場するレッドキング
特撮テレビ番組『ウルトラマンマックス』第5話「出現、怪獣島!」、第6話「爆撃、5秒前!」、第36話「イジゲンセカイ」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:7万トン
他のレッドキングとは異なり、装甲怪獣と呼ばれる。体内に爆発性の岩塊を飲み込んでおり、それを吐き出して攻撃する。非常に凶暴で、第5話でサラマドン、第6話でパラグラーを倒すが、体内の爆弾岩石が尽きたために咥えた岩石をマックスのマクシウムソードで爆破されて体内に引火し、気絶する。マックスに宇宙空間へと運ばれ、マクシウムカノンで粉砕される。
今までのレッドキングとは全く異なり手先が器用で、親指と人差し指でピグモンを持ち上げるといった細かい動作を行い、尻尾攻撃など独自の戦い方で暴れるが、自分で空けた地面の穴に足を引っ掛けて転倒して暴れるなど、初代に通ずるコミカルな描写が目立つ。
第36話で別個体が登場。シャマー星人の陰謀でピグモンと共にこの世界に現れる。シャマー星人は「知能が低いから簡単に操れた」と言い、コバ隊員にも「相変わらず頭の悪そうな顔」と評された。相変わらず体内に爆発性の岩石を蓄えているが、マックスに閉鎖空間へ閉じ込められ、光線を撃たれて死亡する。
『ウルトラマンメビウス』に登場するレッドキング
特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第42話「旧友の来訪」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
ドキュメントSSSPに2件、ドキュメントUGMに1件記録が確認されており、多々良島に現れた黒ずくめの男(ヤプール) が操るガディバが同化して現れる。ガディバが総合的な能力を過去の個体よりもパワーアップさせており、巨大な岩を投げ飛ばす怪力に加え、空を飛ぶガンブースターまでジャンプで届くようになっている。しかしやはり粗雑な部分も健在で、投げようとした岩が見つからず必死で周囲を探し、投げ飛ばそうとした岩をGUYSの攻撃で足に落とされてのたうちまわり、その痛む足で岩を蹴飛ばそうとしたりとユーモラスな行動が目立つ。最後は岩場に突っ込んで倒れそうになっているところにメビウスのメビュームシュートを浴びて倒れるが、ジョンスン島で姿を消したゴモラと同化したガディバがその肉体を変化させたコピーが出現する。
- 着ぐるみは『ウルトラマンマックス』で使われた物の流用[5]。
- 第21話でも怪獣墓場に眠っている姿が確認された(着ぐるみはこちらも『ウルトラマンマックス』で使われた物)。
- 『新ウルトラマン列伝』の第38話で後述の大怪獣ラッシュ版のレッドキングの紹介の際にこのレッドキングも紹介されており、上記のような間の抜けた行動を解説役の闇のエージェント3人(バルキー星人(SD)、イカルス星人(SD)、ナックル星人グレイ(SD))に呆れられる。
『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』に登場するレッドキング
名称は改造レッドキング。メフィラス星人の部下となったバルタン星人に改造・強化を施されたレッドキングで、肥大化した両腕と皮膚の隙間が赤く発光しているのが特徴。溶岩エネルギーがその体内には蓄えられており、高熱を帯びた腕に掴まれた岩石は一瞬で溶岩と化す。また怪力もパワーアップしており、最大限に送り込まれた溶岩で肥大化した腕の一撃はウルトラマンを空のかなたに吹き飛ばすほど強力である。後に『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』にも登場し、「EXレッドキング」と呼称されている。
大怪獣バトルに登場するレッドキング
ゲーム版の第1弾~EX第8弾に掛けてのストーリーモードでは敵として登場するが、NEO第1弾以降からはゴモラに次ぐ主役格の怪獣となる。『ウルトラアドベンチャー』のNEO編でも主人公のパートナーとなっており、TVCMでも大々的に登場している。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場するレッドキング
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第1話「怪獣無法惑星」、第7話「怪獣を呼ぶ石」、第11話「ウルトラマン」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
第1話ではテレスドンとサドラの戦いに乱入して2匹を叩きのめし(テレスドンは途中で逃走)、ZAPクルーに襲い掛かる。スペースペンドラゴンの攻撃もものともせずに進撃するが、レイが呼び出したゴモラと戦い、最後は超振動波で爆散する。
第7話ではブルトンに呼び出された別個体が現れ、ゴモラと戦う。最初はネロンガとテレスドンの戦いを傍観するが、2匹が倒されるとすぐさまゴモラに襲い掛かる。ゴモラを追い詰めるが、ファイヤーリトラのファイヤーストライクを飲み込んで苦しんでいるところに超振動波を撃ち込まれ、体内と体外の両方からダメージを受けて倒される。
第11話ではカレンの回想シーンの廃墟で別個体がアーストロンと戦う。
- 着ぐるみは『マックス』や『メビウス』で使用された物の流用。
- スーツアクターは寺井大介。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するレッドキング
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第10話「新たな戦いの地平で」、第12話「グランデの挑戦」、第13話「惑星崩壊」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
今回はキール星人グランデが操る怪獣として登場。敗れたタイラントに代わるグランデのパートナーとなっている。前作ではやられ役だったが今作では最強クラスのレイオニクスであるグランデの怪獣だけあり、複数のキングジョーブラックを格闘戦で倒すほどの強さを持っている。本来その強さはキングジョーブラックに大幅に劣るらしく、レイオニクスハンター部隊は驚愕する。
第12話ではレイのゴモラと対決。強力な格闘技でゴモラを苦しめ、更にブレイブバーストを起こしてパワーアップする。
第13話の最終決戦ではレイの救援に駆けつけ、ゴモラと共にレイブラッド星人が憑依したアーマードダークネスと対決。その最中で後述のEXレッドキングへと変化する。
- 着ぐるみは前作で使用された物の流用。
- 第1話でも、オキの所持しているソフビ人形としてレッドキングの人形が確認できる。
どくろ怪獣 レッドキング(ブレイブバースト)
第12話「グランデの挑戦」に登場。
ゴモラとの一騎打ちの際に炎のようなオーラを一瞬だけ全身に纏い、爆発させるようにパワーアップしたレッドキング。見た目こそ通常のレッドキングと変わらないものの、戦闘力は更に向上している。武器は通常時同様強力な格闘技だが、それに加えて、炎のようなものを腕に纏って相手を殴りつける新必殺技(EXレッドキングの技に似ている)を持っており、これらの武器でゴモラを追い詰める。だが、レイがレイモンとなり、ゴモラがブレイブバーストを起こした途端に形勢が逆転。今度は逆に一方的に叩きのめされ、強力なキックの一撃を受けてダウンする。そして超振動波で止めを刺されそうになるが、レイモンがゴモラを制止したために一命を取り留める。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するレッドキング
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活。ベリアルが操る怪獣軍団の一体として、他の怪獣軍団と共にウルトラ戦士やレイモン達に襲い掛かる。実戦ではゴモラと戦い、後からやって来たウルトラマンゼロとも戦うが、ゼロのキックによるラッシュ攻撃を食らって爆発する。
その他、「ベリアルの乱」の回想シーンで光の国を襲撃する怪獣軍団として登場する他、百体怪獣ベリュドラの左角を構成する怪獣の一体としても姿が確認できる。
- 着ぐるみは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』までに使われた物の流用。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場するレッドキング
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』第2話「怪獣対珍獣」、EX第13話「暴走四次元エリア」に登場。
ゴモラを倒した主人公の前に出現。原作同様ピグモンを襲っており、ビルに叩きつけるも、主人公がバトルナイザーでそれを回収し止めを刺すのを邪魔したため、怒って主人公に襲い掛かるが、バトルナイザーの怪獣に撃退される。第13話ではレイキュバスと共にブルトンに召喚されて登場。レイキュバスと共にブルトンの応援怪獣として主人公達に襲い掛かるが、バトルナイザーの怪獣とカネゴンの手によって倒される。
ステータスはアタックとパワーが非常に高いものの、ディフェンスとスピードが低いために素早い相手に弱い。必殺技は、原作同様に岩を投げつける「岩石投げ」、相手を殴りつける「怪力パンチ」を持ち、この他にも『マックス』で使用した爆発する岩を吐いて攻撃する「爆弾岩石弾」を持つ。更にNEO第1弾では地面を殴った際の衝撃で敵を攻撃する「アースクラッシャー」、NEO第5弾では豪快な炎の飛び蹴りを敵に叩き込む「ヴォルガニックインパクト」が追加されている。
- ポリゴンは『ウルトラマン Fighting Evolution3』の流用。
『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』に登場するレッドキング
漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』・『大怪獣バトルウルトラアドベンチャーNEO』に登場。
『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では、最初は単なる敵怪獣の個体が登場。ゴモラと対決し、尻尾攻撃連打で倒される。
後にカネゴンの使役怪獣として別の個体も登場するが、上手く扱えない。カネゴンの使役するレッドキングは、『大怪獣バトルウルトラアドベンチャーNEO』にも登場。「別次元のウルトラマンティガ」が存在する世界に住む主人公アサマ・アイの使役怪獣となる。マグマ星人とババルウ星人との戦闘中にティガも攻撃したため、それに怒ったアイに「ティガに土下座して謝れ」と要求させられたり、言う事を聞くように約束させられて素直に頷くなどコミカルな一面を見せる。
レッドキング(レイオニックバースト)
アイの成長に呼応して発動可能になった新たな形態。赤く変化した身体は冷凍怪獣・星人が触れるだけで溶解するほどの超高温に包まれている。
『ウルトラゾーン』に登場するレッドキング
『ウルトラゾーン』の「不良怪獣ゼットン」(第11、12話)、「スフラン島の秘蜜 (前編&後編)」(第10、11話)に登場。また「怪獣English」第1話に登場し、市原隼人に似ていると言われたことがあると説明される(英語では、「And I was told that I look like Hayato Ichihara.」)。第8話アイキャッチでは子供と相撲をとる。第21話アイキャッチではゼットンに負けた悔しさのあまり、不良仲間と川に石を投げるが、持っていた岩が足に落下しそうになる。
不良怪獣ゼットン
初登場は第11話から。赤王高校の最強の不良、レッドキングさんとして登場。ゼットンとの一対一での対決では不意打ちや人質を使って攻撃できないゼットンを痛めつけるも、ゼットンの火球により倒される。
スフラン島の秘蜜
- 身長:45メートルテンプレート:Sfn
- 体重:2万トンテンプレート:Sfn
スフラン島に生息する怪獣。バンピーラとバードンの戦いに割って入るように三つ巴の戦いを始める。
『ウルトラゼロファイト』に登場するレッドキング
『ウルトラマン列伝』内のアクションドラマ『ウルトラゼロファイト』第1部「新たなる力」に登場。
- 身長:45メートルテンプレート:Sfn
- 体重:2万トンテンプレート:Sfn
バット星人グラシエがウルトラマンゼロを倒すために怪獣墓場から蘇らせた選りすぐりの強豪怪獣達である地獄の四獣士の一体で、『豪腕のレッドキング』や『怪力大将軍THE・レッドキング』などとも呼ばれる。
四獣士の一番手としてゼロと戦い、戦闘を始めてすぐにEXレッドキングへ強化変身する。
倒された後は、他の四獣士共々グラシエに魂を取り込まれるが、最終的にルナミラクルゼロによってグラシエの体内から抜け出し、昇天する。
- 着ぐるみは『ウルトラゾーン』までの流用。
『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するレッドキング
データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。
プラズマソウルを取り込んだプラズマ怪獣として1弾から登場する。テレビ放送版「REDKING Hunting」では、プラズマソウルは体表に5つ露出しているが、実は口の中にも1つある。ラッシュハンターズの攻撃で怒った隙を突かれてバルタンバトラー・バレルに岩場へ誘い込まれ、体表のプラズマソウルを自らが壊した岩により全て破壊され倒されたかに見えたが、まだ口の中にプラズマソウルを残していたため再び立ち上がる。しかしそれもガッツガンナー・ガルムに破壊され完全に倒される。
マグマレッドキング
レッドキングの強化形態で、巨大化した腕や必殺技フレイムロードなど、能力は後述するEXレッドキングに準ずる。1弾の期間限定ミッションより登場。
『ウルトラマンギンガ』に登場するレッドキング(SD)
『ウルトラマンギンガ』第8話「奪われたギンガスパーク」に登場。
- 身長:14センチ~45メートル
- 体重:150グラム~2万トン
スパークドールズ自体は『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』に登場していたもので、この時はイカルス星人(SD)と合体しタイラント(SDU)の一部となっていた。その後、第8話で拾い主であった美鈴がギンガライトスパークを使用してウルトライブ。ギンガスパークを盗まれ変身不能に陥ったヒカルを救うべくザラガス(SD)に戦いを挑む。
尻尾による打撃でダメージを与えたものの、それがザラガス(SD)を体質強化させることになってしまい、劣勢となる。ウルトラマンギンガが登場してからは援護に回るが、更なる体質変化を遂げたザラガス(SD)のとげで倒され、スパークドールズに戻る。美鈴もダメージを負うことなく、元に戻る。
- 演(石動美鈴):宮武美桜
- 『スパークドールズ劇場』では第8回で初登場。一人称は「おいどん」で、「 - ごわす」といった鹿児島弁で話す[6]。美鈴とライブしたことについて、ブラックキング(SD)とサンダーダランビア(SD)に嫉妬され、「もてる男は辛い」「(美鈴が)可愛かった」と発言する。なお、人形という形ではあるがブラックキングと共演したのは今作が初めてである。ネット版の第4回からはレギュラーに昇格し、EXレッドキングに変化することが多くなった。
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するレッドキング(SDI)
映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。
「ウルトライブシミュレーション」内において、かつての戦いのよしみで美鈴がウルトライブ。レッドキングに関する疑問を提示してEXレッドキング(SDI)を呼び出した後は千草のライブするザムシャー(SDI)に岩石投げで戦いを挑むも、岩はあっけなく斬られてしまい、さらにすかさず健太がライブしたミクラス(SDI)の突進攻撃を受けて退場した。
EXレッドキング
レッドキングの強化形態。通常のレッドキングより腕が太くなっており、熱を帯びた黒と赤の皮膚と真っ赤に光る目が特徴。元は上記の『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』で初登場した改造レッドキングであり、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』のEXゴモラに続き、着ぐるみが作られ映像作品への登場となった。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するEXレッドキング
第13話「惑星崩壊」に登場。
- 身長:49メートル
- 体重:2万4千トン
アーマードダークネスとの戦いの際に、グランデのレッドキングがレイのゴモラと共に覚醒した姿。そのパワーはレッドキング以上で、太い腕による強烈な殴りつけ攻撃と地面に炎を走らせる攻撃「フレイムロード」でアーマードダークネスを圧倒した。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場するEXレッドキング
第14話「戦場の惑星」、第16話「決戦!四人の戦士」に登場。
メトロン星人のレイオニクスが使役する怪獣として登場。第14話では顔見世程度の登場で、その時は既に惑星ボリスでザラブ星人のEXエレキングと戦いを繰り広げており、主人公とは戦わなかった。第16話ではメトロン星人が主人公に挑戦を仕掛ける形で、メトロン星人と共に主人公の怪獣と戦う。だが、ここまで進んで成長してきた主人公の敵ではなく、そのまま敗れた。
ステータスはレッドキングから更にアタックが上がったが、スピードは更にダウンしている。必殺技は炎を纏って相手を殴りつける「爆炎パンチ」に、『Fighting Evolution Rebirth』の必殺技を再現した「溶岩ぶん投げ」と「爆熱アッパーカット」がある。NEO第2弾では地面のくぼみに溶岩を走らせて攻撃する「フレイムロード」、NEO第4弾ではEXゴモラとのタッグ必殺技「爆熱振動メルトブレイク」が追加されている。
なお、「フレイムロード」は後に『ウルトラギャラクシーNEO』の最終話や『ウルトラマンギンガS』などでも使用されているが、EXゴモラのEX超振動波が映像作品で追加された後にゲームに登場したのに対し、こちらはゲームで追加されたものが映像作品に出ると言う逆のパターンを取っている。
- ポリゴンは『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』の改造レッドキングの流用。
- 最初はカードのみだったが、NEO第1弾に差し掛かった辺りでEXゴモラと同様にソフビ化された。
『ウルトラゼロファイト』に登場するEXレッドキング
第1部「新たなる力」に登場。
地獄の四獣士となったレッドキングが強化変身したもので、グラシエによって「恨みのテクターギア」を装着されてテクターギアヘイトリッドとなったゼロを一方的に痛めつけ、一度はダウンさせることに成功する。その後グラシエの指示でその場に居合わせたピグモンを殺そうとするが、ストロングコロナゼロに変身し「恨みのテクターギア」を破壊したゼロにウルトラハリケーンとガルネイトバスターを続けざまに浴びせられ爆散した。
- 着ぐるみは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』の流用。
- 『ウルトラギャラクシーNEO』では味方側の役割だが、今作では映像作品で初めて敵側で登場しウルトラ戦士と戦っており、このことは公式ブログでも触れられている。
- 劇中では単に「レッドキング」と呼ばれた。
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するEXレッドキング(SDI)
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。
友也が美鈴の抱いた「レッドキングはなぜ体表が赤い訳でもないのに名前に『レッド』とあるのか」という疑問を解消させるため、ウルトライブして体表の赤い個体であるパワードレッドキング(雄)と合わせて紹介。その後特に何もせずその場から退場した。
『ウルトラマンギンガS』に登場するEXレッドキング(SD)
『ウルトラマンギンガS』第1話「切り拓く力」に登場。
- 身長:14センチ~49メートル
- 体重:150グラム~2万4千トン
アンドロイド・ワンゼロがシェパードンに対抗するべくチブルスパークでモンスライブした。太い腕を活かした格闘やフレイムロードでシェパードンを圧倒するも、新たに現れたウルトラマンビクトリーに対しては劣勢となる。最終的には乱入してきたウルトラマンギンガにフレイムロードをギンガサンダーボルトで弾かれた末、続けざまに放たれたギンガクロスシュートで倒された。スパークドールズはその後ビクトリーが回収している。
- 『スパークドールズ劇場』のネット版では第4回からレッドキング(SD)が変化した姿として登場。鹿児島弁で話すのは変わらないが「ガーッハハハハ」と笑うなど、若干口調が荒っぽくなっている。本人曰くEX化は「意外と疲れる」とのことで変身しないこともあり、エレキング(SD)からは「EX化すると暑苦しくてたまらん」と言われている。
- 『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では、テレビ放送にあわせウルトラ大集結!前編でプラズマ怪獣として登場。技は溶岩ぶん投げ、爆熱アッパーカットなど。
ライブステージに登場するレッドキング
- 『ウルトラマンフェスティバル2003』のライブステージでは、ゴモラや多々良島で同時にデビューした他の4匹の怪獣と登場するが、チャンドラーの毒爪で引き裂かれ、退場。マグラーやスフランの台頭も許した。ピグモンを除き、多々良島の怪獣で唯一ウルトラ戦士とは戦わない。
- 『2004年クリスマスウルトラマンネクサスショー』では会場を襲うが、ネクサスに敗北。
- 『お正月だよウルトラマン全員集合』のライブステージでは、かつてウルトラマンに敗れた個体がウルトラマンベリアルに甦らされる。ベムスターやメトロン星人と共にベリアル軍団の一体となり、ウルトラ戦士と戦う。倒された後、ベリアルや他の怪獣と共にベリュドラとなる。
- 『ウルトラマンフェスティバル2010』ではシミュレーションルームのホログラムでできたテスト用の怪獣として登場。ベムラー共々、キーパーフォームとなったウルトラマンゼロのブレードで切り裂かれる。
漫画作品に登場するレッドキング
- 『ウルトラ兄弟物語』の「ウルトラ一族の大反乱編」では新宇宙警備隊が雇った怪獣軍団の一体として姿が確認できる。
- 『戦え!宇宙けいび隊』ではタロウに倒されたタイラントの足の破片から再生し、同じく各パーツから再生した他の怪獣達と共にタロウを追い詰める。怪獣の中ではバラバ、ベムスターと共に最後まで残るが、タロウのウルトラスーパーダイナマイトで倒される。
- 『ウルトラマン超闘士激伝』では闘士五獣士のリーダー格となり、ウルトラ戦士の味方として活躍する。
- 『ウルトラマンSTORY 0』では7話、17~18話に登場。ウインダムとの戦いでは知能の低さが見られる。また第39・40話にジェロニモンにより蘇った再生怪獣の一体として登場。また、第7話の改造怪獣は左腕にレッドキングの腕を持つ。
- 『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』では、かっとび小学校の「ガキ大将」としてレギュラー出演。ウルトラマン及びグレートのライバル格で、バルタン星人を子分に従える。立派なひげを蓄えた厳しい父と、気が弱いがゴキブリを見ると見境つかずに暴走する母や、来ると聞いただけで自身が泣く恐ろしい従兄弟、ミニキングも登場。
過去の映像を流用しての登場作品
いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。
- 映画『長篇怪獣映画ウルトラマン』
- 初代登場エピソードの劇場公開。
- 映画『ウルトラマン怪獣大決戦』
- 初代・二代目の登場エピソードの劇場公開。
- 映画『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』
- 二代目が怪獣供養の回想シーンで登場、直前に遺影が飾られている意味合いも兼ねている。
- 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』
- ドラコ、ギガスとの一戦に古舘伊知郎の実況が加えられている。映像はギガスと正面衝突したところで終わる。
- 『ウルトラマンタロウ』
- 第40話で回想シーンの35大怪獣・宇宙人の一体として初代が登場。鳴き声はゴルバゴスに変更されている。
- 映画『ウルトラマン物語』
- 三代目がウルトラマンタロウの訓練映像の中に登場。
- 『甦れ!ウルトラマン』
- ゼットン星人が目覚めさせた怪獣軍団の一体としてウルトラマンがドドンゴを倒した頃に多々良島に出現するが、ムラマツ、フジ、アラシの攻撃で倒される(映像は初代第8話「怪獣無法地帯」で風船爆弾を浴びる映像とウルトラマンに投げ飛ばされ絶命するシーンの流用)。
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』
- ハヤタの回想シーンに登場。
その他
- 『ウルトラセブン』の企画段階では、アントラー、ペギラ、パゴスと共にカプセル怪獣として登場する構想があり、企画書や準備稿で名前が挙がっている。[7]また、第3話の準備稿ではエレキングと戦う予定だったが、ミクラスに変更された[8]。同作の未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では15人の宇宙人達により蘇生され、富士山から東京に向かい、ピグモンの提案した怪獣ファイトをペギラ、ネロンガ、ジェロニモン、エレキングと共に最後まで残ってセブンを苦しめるが、セブンを助けに現れた黄金怪獣ゴードに倒される。『フィギュア王』に掲載された「ゴードの巻」でもバルタン星人たちによって蘇生された宇宙連合軍の怪獣軍団の1匹として登場し、セブンを苦しめる。
- 『帰ってきたウルトラマン』第12話では、MATの射撃訓練の的にレッドキングのものがある。それ以外にも第7話では、次郎が遊んでいた玩具などとして登場するほか、第10話にて名前が登場する。
- ゲーム『PDウルトラマンバトルコレクション64』では、フィールド上の雑魚敵およびプレイヤーキャラクターとして登場。原作同様、しっぽによる攻撃や岩石投げが可能である。
- テレビドラマ『ウルトラマンになりたかった男』では、劇中で製作されていた映画『オールウルトラマンVS怪獣軍団』にて怪獣軍団の1匹として登場し、ウルトラ戦士達と戦う。
- 1984年に円谷プロのアイドル、花井その子のデビュー曲「コズミックラブ」のプロモーションのためにバルタン星人、ピグモンと一緒に踊っていたテンプレート:Sfn。着ぐるみはこのための新規造型物で、やや細身の胴体に小さな頭部が回転するという独特なギミックが入っていた。
- ホンダ・ステップワゴンのCMでは、ウルトラマンのスペシウム光線で敗れた後にステップワゴンに乗せられた後、ワゴン内でくつろぐ様子が見られる。
- プロバスケットボールbjリーグと円谷プロのコラボ企画として開催された、ウルトラ怪獣を各チームのマスコットキャラクターとしてチームに加える「ウルトラ怪獣ドラフト2010」では、ノミネート怪獣として候補に挙がった結果、浜松東三河フェニックスにドラフト指名された。
- 映画『喜劇花嫁戦争』(1971年、松竹)ではヒロイン(演:和田アキ子)がパーティの余興で着用する着ぐるみとして登場するテンプレート:Sfn。
- マイポケットとウルトラマンのコラボ企画『地球のデータを救え! ウルトラマイポケット』第1話「驚愕!容量が足りない!編」(2013年11月27日公開)に登場。ある女性の前に現れたレッドキングは岩石を投げつけるも、その女性はsy神の方に夢中で、現れたウルトラマンにスペシウム光線で倒される。
- 「ウルトラ怪獣擬人化計画」として『電撃G's magazine』2014年2月号(第3回)に蛇腹模様の服に、筋肉質の体をしたレッドキングちゃん(イラスト:なまにくATK)が掲載。新たに赤外線による索敵能力を得た。
バラエティー番組でのレッドキング
- 『5夜連続シリーズ スーパーTV』の「人気怪獣大パレード」(1984年3月26日 - 3月30日放送)では、番組の合間のアニメ寸劇に登場。声優は滝口順平。テンプレート:Sfn
- 1990年の紅白歌合戦ではチェッカーズが歌う「ウルトラマンの歌」をバックに、バルタン星人、エレキングと共にウルトラマン、ウルトラセブンと戦った。
- 2008年9月15日放送の『関口宏の東京フレンドパークII』では、ゲストが同時期公開の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に出演の長野博、五十嵐隼士、吉本多香美だったこともあり、ホンジャマカの石塚英彦が最終種目ハイパーホッケーでレッドキングの着ぐるみを着て登場し、メビウスとティガに倒された。
- 2009年12月5日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』では、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の出演オーディションに参加。加藤浩次は「水爆を飲み込んでいる」と二代目に基づくコメントをした。すぐ逆上して下記のような行動を起こし、原作さながらの一面を見せている。
- 監督に裏口合格を頼んだプレッシャー星人を見て、「ちゃんとやれよ」と言わんばかりな態度で怒る。
- 興奮のあまり壁に頭をぶつけ、バルキー星人とスーパーヒッポリト星人になだめられる。
- ゼットンに球乗りを妨害され、文句をつけてきたプレッシャー星人に怒った。
- プレッシャー星人に浮気話を暴露されて怒り、(自分が声を担当しているはずの)ウルトラマンべリアルや自身に蹴りを入れた宮迫博之[9]を他の怪獣と共に袋叩きにし、さらに宮迫を助けようとしたプレッシャー星人にも強烈なドロップキックを食らわせた(宮迫はこの時に足を痛め、放送の翌日にラゾーナ川崎で行われた映画の試写会イベントでは「あれ以来、レッドキングが嫌いになった」と苦笑しながら述べていた)。
- これらの暴走に見かねたムサシ役の杉浦太陽には「静かにしないと(光線を)撃つ」と注意されたが、最後にはダンス審査において全員で「スリラー」をアレンジした「ウルトラー」を踊ったことで合格し、プレッシャー星人とも打ち解けた。合格後は、怪獣の中に入っている人が変わったと暴露したプレッシャー星人を止めようとしている。
関連怪獣
- 『帰ってきたウルトラマン』に登場したブラックキングは児童誌の設定では兄だが、書籍によってはテンプレート:Fullナックル星人がレッドキングを改造または改良した個体だとする場合もあり、蛇腹があるのはその名残である。この説は『週刊 ウルトラマンオフィシャルデータファイル』のブラックキングの項にも記載されている。
- 『ウルトラマンタロウ』に登場したタイラントの足のパーツはレッドキングとされている(デザイン画の段階では同じだったが、玉蜀黍のような形状で爪が生えている)。ただしナレーションは解説しておらず書籍設定である。これを紹介する際にレッドキングを指して「怪獣の王様」として紹介された雑誌もあったテンプレート:Full。
備考
- 円谷プロ公認のPCゲームで『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の間の出来事を描いた『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』第1話「科特隊日本支部誕生」に登場する核露怪獣ゴルドキングはレッドキングの祖先と言う設定の怪獣である。[10]
- 『ネオ・ウルトラQ』の悪臭怪獣 セーデガンの背中のデザインはレッドキングをイメージしたものとなっている[11]。
脚注
参考文献
関連項目
テンプレート:ウルトラ怪獣- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)
- ↑ ウルトラマン研究読本
- ↑ 3.0 3.1 週刊『ウルトラマン オフシャルデータファイル』より。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 テンプレート:Cite book
- ↑ 『ファンタスティックコレクション ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』(朝日ソノラマ)85頁。
- ↑ 美鈴を演じる宮武美桜は鹿児島県出身である。
- ↑ 円谷ヒーローウルトラ怪獣全史(講談社 mook)2014
- ↑ 『ウルトラセブン研究読本』。
- ↑ 宮迫に蹴られた時、背中がめくれている。
- ↑ B-club 83 octobr 1992
- ↑ Blu-ray『ネオ・ウルトラQ VOL.3』封入ブックレット pp.6 - 7。