羽生直剛

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テンプレート:サッカー選手 羽生 直剛（はにゅう なおたけ、1979年12月22日 - ）は、千葉県千葉市出身のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。Jリーグ・FC東京所属。筑波大学卒業。

来歴

プロ入り前

小学1年生の時にサッカーを始める[1]。 1992年まで千葉の強豪こてはし台サッカークラブで活動、当時地域の中心的チームで前年、全日本少年サッカー大会でも3位に入っていた千葉北FCに選手登録し出場している。当時、千葉北FCには村井慎二らがいた。

1995年、「（強豪の）習志野や市立船橋よりも、理論的なサッカーで試合に出るチャンスが高い」と千葉県立八千代高校への進学を選び[2]、3年次に国体で3位を獲得[3]。選手権千葉県予選決勝では自身を中心とするスピーディーなパスワークで前年度全国優勝の市立船橋を翻弄し[4]八千代高校14年ぶりの全国大会出場を決め、ベスト8に進出[3]、準々決勝で中田浩二を擁する帝京高校に敗退した。

1998年、筑波大学に進学し、同大学の蹴球部でプロ入り後に通じるボールに絡みながらスペースで活きるプレースタイルを体得[5][2]テンプレート:Refnest。同期には石川竜也、平川忠亮、鶴見智美らがいた。2001年、関東選抜として参加したデンソーカップのMVPに選出され[6]、同年開催のユニバーシアード北京大会には全日本大学選抜として出場。決勝戦（対ウクライナ戦）での決勝点を含め、チーム最多タイとなる3得点を挙げた（巻誠一郎も同点）[7]。また、同年の関東大学リーグ1部でも、得点・アシスト共に上位に入り[8]MVPに選出された。 尚、大学時代に、TV放送筋肉番付に出演して見事賞金100万円を取得している。

ジェフユナイテッド市原/ジェフユナイテッド市原・千葉

大学卒業後の2002年にジェフユナイテッド市原テンプレート:Refnestに入団[3]。3月3日、開幕戦の対京都戦（市原臨海）で初出場を果たす。初得点は11月9日の対浦和戦（国立）[9]。このシーズンは新人でありながら、リーグ戦とカップ戦を合わせて32試合に出場し、2得点を記録した。

2003年より千葉の監督に就いたイビチャ・オシムからは「羽生はそのポジションにもっといい選手がいても、どこかで使いたくなる選手だ」と評価され[10]レギュラーに定着[11]。2005年10月29日大分戦でJ1通算100試合出場を記録した[12]。千葉では主にトップ下、1.5列目でのシャドーストライカーに配され、その走力で「考えて走るサッカー」の中核を担った。当時のコーチである江尻篤彦は後に「走る能力は、羽生は別として、佐藤勇人、阿部勇樹、村井慎二、皆平均以下だった」と語っている[13]。

2006年、オシムが日本代表監督に就任すると、代表合宿に招集され、8月16日のアジアカップ2007予選、対イエメン戦で国際Aマッチ初出場を果たした[11]。翌2007年の本選にも代表メンバーとして参加。途中出場ながら効果的な飛び出しと鋭い突破でアクセントとなり[14]5試合に出場したが、3位決定戦の対韓国戦ではPK戦で失敗し敗退[14]。日本代表はこの大会を4位で終えた。

FC東京

2008年、J1のFC東京へ完全移籍し[15][16]、同年4月の東京ダービーで移籍後初ゴール[17]。城福浩監督が推し進めるムービングフットボールの核として奮闘し、特にオフ・ザ・ボールの動きの質はチームメートから一目置かれていたテンプレート:Refnest。オシムの後任である岡田武史が率いる日本代表にも引き続き招集され、出場機会を得ていたが[18]、4月の日本代表トレーニングキャンプを下腿三頭筋挫傷により辞退[19]したことが響き[20][21]、これ以後、A代表には選出されていない。

2009年は、前年に続いてゲームキャプテンを任され、リーグ戦全試合に先発出場[22]。チームトップの9アシストを記録する[23][注 1]と同時に、ビルドアップへの加担や、味方が空けたスペースを埋めるなどのバランサーとしての役割を担った[1]。

2010年にはボランチにも配されたがチームはJ2降格を喫し、大幅な減俸提示を受けた[24][25]。しかし、翌2011年には千葉所属時以来となるトップ下に入ると、キーマンとして[26]パスを繋ぐ中でのアクセントとしてリズムを作るなど[27][28]攻撃の核を担い、J1復帰に導く[25]活躍を見せた。2012年は序盤こそ先発出場を続けていたものの[29]、足底筋膜炎による手術[30]など負傷が重なり[31]プロ入り後初めての公式戦無得点に終わった。

ヴァンフォーレ甲府

2013年、城福が率いるヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍[32]。シーズン当初よりスタメン出場を続けたが、前年の手術の影響も残る中[33][34]J1第16節湘南戦で肉離れを起こし[35]戦線離脱。羽生不在の間にチームは守備的なシステムへと変更して調子を上向かせたこともあり[36]、これ以降出場機会を激減させた[37]。また、前年に続き公式戦無得点に終わった。

甲府では副将を務め[38]、選手ミーティングを主導した他[34]、城福と選手の間での橋渡し役を担い、厚い信頼を得ていた[39]。慰留を受けていたものの[39]、責任を取りたいという自身の希望により移籍期間を延長せずに退団[40]。

FC東京へ復帰

2014年、FC東京へ復帰[41]。若手登用を進めるマッシモ・フィッカデンティ監督によって序盤はターンオーバーでの起用が続いたが[42]、細やかなポジショニングと気の利いたプレーを見せ[43]、途中投入の際には試合終盤の足が止まる時間帯に的確な判断でチームを後押し[44]。シーズン半ばよりフィッカデンティからの信頼を確たるものとし[45]インサイドハーフのポジションを奪取した。

人物

テンプレート:出典の明記 テンプレート:雑多な内容の箇条書き

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

テンプレート:サッカー選手国内成績表 top テンプレート:サッカー選手国内成績表 th |- |1999||rowspan="2"|筑波大||9||rowspan="2"|-||colspan="2"|-||colspan="2"|-||1||0||1||0 |- |2000||||colspan="2"|-||colspan="2"|-||2||0||2||0 |- |2002||rowspan="3"|市原||rowspan="13"|22||rowspan="9"|J1||23||2||5||0||4||0||32||2 |- |2003||25||6||2||0||3||1||30||7 |- |2004||25||1||6||0||0||0||31||1 |- |2005||rowspan="3"|千葉||31||2||10||2||1||0||42||4 |- |2006||32||7||9||2||1||0||42||9 |- |2007||29||6||4||1||1||0||34||7 |- |2008||rowspan="5"|FC東京||27||1||4||0||4||0||35||1 |- |2009||34||2||8||0||3||0||45||2 |- |2010||25||2||7||0||2||0||34||2 |- |2011||J2||37||5||colspan="2"|-||5||0||42||5 |- |2012||rowspan="3"|J1||13||0||1||0||1||0||15||0 |- |2013||甲府||20||0||2||0||3||0||25||0 |- |2014||FC東京|||||||||||||||| テンプレート:サッカー選手国内成績表 通算始284||29||58||5||23||1||365||35 テンプレート:サッカー選手国内成績表 通算行37||5||colspan="2"|-||5||0||42||5 テンプレート:サッカー選手国内成績表 通算行colspan="2"|-||colspan="2"|-||3||0||3||0 テンプレート:サッカー選手国内成績表 通算終321||34||58||5||31||1||410||40 |}

その他の公式戦

テンプレート:サッカー選手国際成績表 top テンプレート:サッカー選手国際成績表 th |- |2012||FC東京||22||4||0 |- !通算!!colspan="2"|AFC |4||0 |}

その他の国際公式戦
出場歴

代表・選抜歴

出場大会など

試合数

  • 国際Aマッチ 17試合 0得点 (2006年 - )

テンプレート:サッカー代表個人成績 |- |2006||5||0 |- |2007||7||0 |- |2008||5||0 |- !通算 |17||0 |}

タイトル

個人

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:FC東京のメンバー

テンプレート:AFCアジアカップ2007 日本代表
  1. ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
  2. ↑ 2.0 2.1 テンプレート:Cite book
  3. ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 3.9 テンプレート:Wayback ジェフユナイテッド市原 (2001年11月19日)
  4. ↑ テンプレート:Cite book
  5. ↑ 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite book
  6. ↑ 6.0 6.1 デンソーカップサッカー'01 最優秀選手・優秀選手 College Soccer Central
  7. ↑ 2001年 ユニバーシアード・北京（中国）大会 予選リーグ 試合結果詳細、同 決勝トーナメント 試合結果詳細 College Soccer Central
  8. ↑ 2001年　第75回関東大学サッカーリーグ戦 得点、アシストランキング College Soccer Central
  9. ↑ 「profile」羽生直剛オフィシャルサイト
  10. ↑ テンプレート:Cite book
  11. ↑ 11.0 11.1 【J1 注目選手スペシャルインタビュー】Vol.17:千葉 羽生直剛選手 J's GOAL (2006年11月6日)
  12. ↑ 羽生直剛選手 Jリーグ100試合出場記念Tシャツ限定販売について J's GOAL (2005年11月12日)
  13. ↑ テンプレート:Cite book
  14. ↑ 14.0 14.1 (羽生直剛) 効果的な動きも悲劇に泣く (archive) ゲキサカ (2007年7月29日)
  15. ↑ テンプレート:Wayback ジェフユナイテッド市原・千葉 (2008年1月15日)
  16. ↑ テンプレート:Wayback FC東京 (2008年1月15日)
  17. ↑ テンプレート:Wayback
  18. ↑ 羽生 岡田ジャパンの切り札 東京中日スポーツ、2008.1.27
  19. ↑ テンプレート:Wayback FC東京 (2008年4月18日)
  20. ↑ 「岡ちゃん合宿離脱組に“非情通告”」デイリースポーツ、2008.4.22
  21. ↑ テンプレート:Wayback東京中日スポーツ (2008年4月22日)
  22. ↑ 選手出場記録 1/2、同 2/2 Jリーグ (2009年12月5日)
  23. ↑ FC東京データランキング Stats Stadium
  24. ↑ チーム最年長の羽生残留 東京中日スポーツ (2011年1月22日)
  25. ↑ 25.0 25.1 ニューカマー・レコメンド J's GOAL (2013年2月5日)
  26. ↑ FC東京は痛恨ドローも新システムに光明、羽生が“オシム流トップ下”で攻撃に変化 ゲキサカ (2011年5月22日)
  27. ↑ 【第91回天皇杯 決勝 京都 vs F東京】大熊清監督（F東京）記者会見コメント J's GOAL (2012年1月1日)
  28. ↑ 大熊監督「アジアに連れていく夢を達成できて感無量」天皇杯決勝後 FC東京監督会見 スポーツナビ (2012年1月1日)
  29. ↑ 選手出場記録 Jリーグ (2012年12月1日)
  30. ↑ 羽生直剛選手の手術について FC東京 (2012年7月4日)
  31. ↑ 試合記録 Jリーグディビジョン1 第28節 FC東京 (2012年10月6日)
  32. ↑ 羽生 直剛選手 FC東京より期限付き移籍加入 ヴァンフォーレ甲府 (2003年1月11日)
  33. ↑ テンプレート:Wayback スポーツ報知 (2013年8月29日)
  34. ↑ 34.0 34.1 羽生直剛が復活、天皇杯2回戦でメンバー入りの可能性も blogola (2013年9月4日)
  35. ↑ 羽生直剛選手の負傷について ヴァンフォーレ甲府 (2013年7月23日)
  36. ↑ テンプレート:Cite book
  37. ↑ 羽生、F東京へ復帰 契約満了 山梨日日新聞 (2014年1月17日)
  38. ↑ 2013シーズン キャプテン・副キャプテン 決定のお知らせ ヴァンフォーレ甲府 (2013年2月20日)
  39. ↑ 39.0 39.1 昨季甲府の羽生が2年ぶりに東京へ復帰 日刊スポーツ (2014年1月15日)
  40. ↑ 羽生 直剛選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ ヴァンフォーレ甲府 (2014年1月16日)
  41. ↑ 羽生直剛選手 FC東京復帰のお知らせ FC東京 (2014年1月16日)
  42. ↑ FC東京 今節・G大阪戦で先発出場の羽生直剛「ピッチの中では空気を読んでプレーしたい」 blogola (2014年5月24日)
  43. ↑ 【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 鹿島】レポート J's GOAL (2014年3月20日)
  44. ↑ 【J1:第17節 F東京 vs 仙台】プレビュー J's GOAL (2014年7月27日)
  45. ↑ 【J1:第17節 F東京 vs 仙台】レポート J's GOAL (2014年7月28日)
  46. ↑ テンプレート:Wayback FC東京 (2008年3月29日)
  47. ↑ F東京、“パパ”羽生祝うゆりかごダンス (F東京vs京都) ゲキサカ (2008年3月31日)
  48. ↑ 【J1:第3節 F東京 vs 京都】レポート J's GOAL (2008年3月30日)
  49. ↑ 羽生直剛選手に第二子誕生のお知らせ ヴァンフォーレ甲府 (2013年3月21日)
  50. ↑ 甲府 憧れの選手との対戦を前に「リスペクトしすぎずに、勇猛果敢にやっていきたい」とレフティー堀米 blogola (2013年3月22日)
  51. ↑ 51.0 51.1 【J1:第4節 川崎F vs 甲府】試合終了後の各選手コメント J's GOAL (2013年3月30日)
  52. ↑ ゲルマン魂を受け継ぐトルコ系司令塔エジル ゲキサカ (2010年7月9日)
  53. ↑ ドイツのエジルが羽生に似ていると話題 サポティスタ 2010.7.5


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