穂高駅
穂高駅(ほたかえき)は、長野県安曇野市穂高にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。改札内に、1番線をホーム北端へ渡る構内踏切が設置されている。また、さらに駅舎側にはアスファルト詰めの引き込み線がある。
大糸線には珍しいカーブホームで、車掌用モニターと注意を促す自動アナウンスが設置されている。また、特急「あずさ」停車対応のため、構内踏切への斜路を一部嵩上げしホームを延長しているが、1番線は8両編成までの対応に留まり、大糸線内9両編成となる「あずさ」(E257系)は上り、下りを問わず2番線に入線する(2010年3月13日のダイヤ改正まで運転されていた「スーパーあずさ」(E351系)は大糸線内は8両編成のため、1番線を使用可能だった)。それ以外の普通列車は原則として上りが1番線、下りが2番線を使用するが、例外的に当駅始発となる上り普通列車1本が2番線から発車している。
直営駅であり、管理駅として柏矢町駅・有明駅・安曇追分駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間:6:00 - 19:30 ※途中休止時間帯あり)と、指定席券売機・自販機が設置されているが、キヨスクなどの売店はない。駅舎は、駅名の由来ともされる穂高神社を模した社殿型の構造を取っており、アートギャラリー穂高が隣接している。
2010年現在、当駅始発着となる列車が1日3本(上り1本/下り2本)存在する。
また、大糸線には珍しく発車ベルが完備されている(大糸線にはこの他に信濃大町駅のみ。梓橋駅にも設置はされているが上り3両編成のみ対応しているだけで滅多に使用されない)。
のりば
1 | テンプレート:Color大糸線(上り) | 豊科・松本方面 | |
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2 | テンプレート:Color大糸線(下り) | 信濃大町・白馬・南小谷方面、特急あずさ号 |
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は1,224人である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均乗車人員 |
2000 | 1,392 |
2001 | 1,348 |
2002 | 1,365 |
2003 | 1,344 |
2004 | 1,350 |
2005 | 1,318 |
2006 | 1,289 |
2007 | 1,275 |
2008 | 1,237 |
2009 | 1,182 |
2010 | 1,192 |
2011 | 1,260 |
2012 | 1,224 |
2013 | 1,195 |
駅周辺
観光地駅のため、東口ロータリー周辺にはレンタサイクル(後述)や現地周辺地図を載せた観光案内板(キヨスク跡地)、土産物屋などがある。このほか、コインロッカー(駅舎南側)、自売機コーナー(清涼飲料水、アイスクリーム)などが設置されている。駅西側には改札がないが、田畑が分譲住宅地に整備され、公園・ロータリーが設置された。2008年1月25日に将来踏切拡張を想定して警報機の移設が行われ遮断機も警報機側に搭載。
- 鉄道利用者用駐車場(駅員に利用を通告し料金を支払う)
- 穂高町観光案内所
- 駅西駐車場、駐輪場
- JR変電所
- 国道147号
- 安曇野市 穂高総合支所(旧・穂高町役場)
- 長野県穂高商業高等学校
- 穂高神社
- 井口喜源治記念館
- 等々力家
- 碌山美術館 (駅で割引入場券販売)
- 東光寺
- モデルワーゲン
- ヤマダ電機テックランド穂高店(車で5分)
ロータリー中央に植樹されている柳は、銀座の柳の子。1932年に関東大震災復興記念として旧東京市へ出荷したことと、1987年に中央区へ100本を寄贈したことへの返礼として、二世が"里帰り"したもの。
バス路線
松本電気鉄道の路線バスが乗り入れていたが、過疎化やモータリゼーションの進展に伴い、すべて廃止となっている。その代替手段として、乗合タクシーや自治体バスなどが設定され、当駅に乗り入れるようになった。
- 商店前乗場(太西渡辺わさび店前)
- 駅舎から比較的近い
- 南安タクシー・安曇観光タクシー(2社共同運行)
- 池田町営バス
- 安曇総合病院行
- 穂高駅前 - 穂高神社北口 - (至池田町)
- 安曇野市営バス(新・公共交通システム)
- 明科駅行(土曜・日曜・年末年始運休)
- 穂高駅前 - 穂高神社北口 - (至明科地区)
- 観光案内所乗場(穂高観光案内所前)。
- 駅舎から少し遠い。バス停前に個人宅がある。
- 安曇野穂高周遊バス
- わさび畑・髙橋節郎記念美術館方面行、有明山神社・アートヒルズ・国営アルプスあづみの公園方面行(観光シーズンのみ運行)2009年シーズンは運転されない。
- 東コース
- かじかの里※ - 穂高駅 - 穂高神社
- 西コース
- 穂高駐車場※ - 穂高駅 - 碌山美術館
- ※東西コース共に一方通行で運行するため東コースを終えたバスは西コースへ乗り入れ、西コースを終えたバスは東コースへ乗り入れるようになっているが始発は東コースが先で西コースは最終便となっている。
- 南安タクシー・安曇観光タクシー(2社共同運行)
- 穂高上田線
- (至豊科駅・鹿教湯温泉・上田駅) - 穂高駐車場 - 穂高駅
- 穂高神社北鳥居前
- 高速バス
- 新宿方面、白馬方面
レンタルサイクル
料金はそれぞれ貸し出し一時間毎(ごと)に追加
- しなの奄200円- 修理・荷預以外も可能
- 牧石貸自転車150円- 荷預可能 雨貸与可能
- ひつじ屋200円- 修理・荷預以外も可能
- 久田自転車店200円- 修理可能 荷預可能
歴史
- 1915年(大正4年)7月15日 - 信濃鉄道 柏矢町 - 当駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1937年(昭和12年)6月1日 - 信濃鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1980年(昭和55年)1月31日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2008年(平成20年) - 指定席券売機設置。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color大糸線
- 特急「あずさ」停車駅
- テンプレート:Color快速(上り1本のみ運転)・テンプレート:Color普通