碌山美術館
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テンプレート:博物館 碌山美術館(ろくざんびじゅつかん)は長野県安曇野市穂高、穂高東中学校の東隣にある美術館。
概要
「東洋のロダン」として知られる東穂高村(のちの穂高町(現在の安曇野市))出身の近代彫刻家・荻原碌山の個人美術館で、彼の作品と資料の蒐集、保存および公開を目的として、1958年4月に開館した。 また碌山と関係の深い芸術家たち、高村光太郎、戸張孤雁・中原悌二郎らの作品も併せて展示している。
施設
本館
キリスト教教会堂を思わせるシンボリックな建物に碌山の彫刻・絵画・書簡等を展示している。2009年に国の登録有形文化財に登録された。
建築概要
- 設計 - 今井兼次
- 竣工 - 1957年
- 構造 - RC造
- 規模 - 地上2階
- 延床面積 - 129.17m²
第一展示棟
高村光太郎、戸張孤雁、中原悌二郎、柳敬助、斎藤与里らの作品を展示している。
建築概要
- 設計 - 基俊太郎
- 竣工 - 1982年
- 構造 - RC造
- 規模 - 平屋
- 延床面積 - 158.75m²
第二展示棟
常設展および特別展・企画展の会場。
建築概要
- 設計 - 基俊太郎
- 竣工 - 1996年
- 構造 - RC造
- 規模 - 平屋
- 延床面積 - 216.92m²
グズベリーハウス
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グズベリーハウス
レストハウス。館内の一角にはミュージアム・ショップが設けられている。
建築概要
主な展示品
- 荻原守衛「北条虎吉像」(石膏原型は重要文化財)
- 荻原守衛「女」
- 高村光太郎「手」
所在地
- 〒399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1