烏丸御池駅
烏丸御池駅(からすまおいけえき)は、京都府京都市中京区にある、京都市営地下鉄の駅。
目次
利用可能な鉄道路線
駅構造
地下に烏丸線が走る烏丸通と、同じく地下に東西線が走る御池通の交差点に位置する両路線の乗換駅である。ホームは、改札階の下にある烏丸線ホームが同線で唯一の相対式2面2線(開業時から東西線との乗り換え駅となる事を見越しての設計であった)、そのさらに下層にある東西線ホームが島式1面2線となっている。また東西線ホームはホームドアを装備している。東西線のステーションカラーはテンプレート:Color朱色。
駅の北側に有人改札口があり売店(サービスセンター)もある。有人改札口を入ったところ(改札階から見ると中2階的な空間にあたる)には「御池駅ギャラリー」があり、地域の情報や美術工芸品が掲示・展示されている。
のりば
烏丸線ホーム | ||
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1 | テンプレート:Color烏丸線 | 四条・京都・竹田・近鉄奈良方面 |
2 | テンプレート:Color烏丸線 | 今出川・北大路・国際会館方面 |
東西線ホーム | ||
1 | テンプレート:Color東西線 | 二条・太秦天神川方面 |
2 | テンプレート:Color東西線 | 御陵・六地蔵/浜大津方面 |
烏丸線は駅北北大路方に、東西線は駅東三条京阪方に、上下線の片渡り線が設置してある。東西線の片渡り線は、2013年9月に起こった台風18号による大雨の影響で御陵駅が冠水し、当駅から小野駅間が運転見合わせとなったとき、当駅と太秦天神川駅を折り返す列車の折り返し用ポイントとして使われた。
利用状況
2012年度の1日平均の乗降人員は烏丸線、東西線を合わせて39,600人である[1]。この数は京都市営地下鉄の全駅中、京都駅、四条駅、山科駅に次いで4番目に多い。
年度 | 烏丸線 | 東西線 | 出典 | ||
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乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
2007年(平成19年) | 29,194 | 14,235 | 7,538 | 3,473 | [2] |
2008年(平成20年) | 28,274 | 13,594 | 9,145 | 4,421 | [2] |
2009年(平成21年) | 28,463 | 14,022 | 8,944 | 4,324 | [2] |
2010年(平成22年) | 29,145 | 14,346 | 9,126 | 4,424 | [2] |
2011年(平成23年) | 29,854 | 14,695 | 9,340 | 4,528 | [2] |
2012年(平成24年) | 30,343 | 14,934 | 9,257 | 4,487 | [1] |
駅周辺
駅周辺は閑静なオフィス街を形成している。近年は新風館や文椿ビルヂングなどの複合商業施設ができ、カフェやショップなどの出店も盛ん。商業地としての発展の傾向がみられる。
- 新風館(旧京都中央電話局
- 中京郵便局(旧京都郵便電信局:国の重要文化財)
- 京都文化博物館(テンプレート:要出典範囲)
- 別館(旧日本銀行京都支店:国の重要文化財)
- ニチコン本社(テンプレート:要出典範囲)
- 京都国際マンガミュージアム
- 京都市女性活動センター(ウィングス京都)(テンプレート:要出典範囲)
- 京都市中京青少年活動センター
- ハローワーク烏丸御池
- 消費生活総合センター(テンプレート:要出典範囲)
- 積水ハウス京都支店(テンプレート:要出典範囲)
- NTT西日本京都支店
- 六角堂(頂法寺)
- ロマン・吉忠本社
- スポーツハウス・ミツハシ・グラウニー
- 足立病院(小児科・産科・婦人科)(テンプレート:要出典範囲)
- 御金神社
このほか日本放送協会 (NHK) が、二条城付近にある京都放送局の移転を目的として、駅前の土地を2010年(平成22年)に取得し、2014年(平成26年)の移転を目指している[3]。
烏丸御池交差点
駅直上には烏丸御池(からすまおいけ)交差点が存在する。烏丸通(国道367号)と御池通(京都府道37号二条停車場東山三条線)が交差している。また、烏丸御池の名称は交差点周辺の地域を指す名称としても使用される。
路線バス
最寄りのバス停は、烏丸御池である。以下の路線が、京都市交通局(市営バス)、京都バス、西日本ジェイアールバスにより運行されている。
- 京都市営バス
- 京都バス
- 西日本JRバス
歴史
東西線開業前は、単なる通過駅でありビジネス街としての発展度も低かった。東西線開業後は、京都市内唯一の地下鉄の交差する交通至便の場所として駅周辺が発展し始めている。
2008年(平成20年)には地下鉄の赤字解消策のひとつとして駅構内における商業利用の本格的な展開を開始し、金融機関のATMや、烏丸線と東西線の連絡通路に飲料水の自動販売機および休憩所をそれぞれ設置した。
- 1981年(昭和56年)5月29日 - 烏丸線北大路 - 京都間の開通とともに御池駅として開業する。
- 1997年(平成9年)
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPaの供用を開始する。
- 2008年(平成20年)
- 2010年(平成22年)3月19日 - 当駅で烏丸線・東西線への乗り継ぎ時間の均等化、夜間増発などのダイヤ改正を実施。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)1月 - 烏丸線ホームにて可動式ホーム柵の使用開始予定[4]。
その他
第2回近畿の駅百選選定駅である。京都市営地下鉄烏丸線は烏丸通に交差する通り名のみを駅名に名づけてきた(例、五条駅、丸太町駅など)。この駅も烏丸線開業当初は「御池」駅であったが、東西線開通を控えて交差点名と同じ「烏丸御池」に改称した。京都市交通局で「烏丸御池」を名乗る鉄道駅は、1974年3月限りで廃止された京都市電烏丸線の停留所に次ぐ2代目となる。
隣の駅
- 京都市営地下鉄
- テンプレート:Color烏丸線
- テンプレート:Color東西線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 京都市交通事業白書 平成24年度版
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 京都市交通事業白書 平成23年度版
- ↑ 京都放送会館移転整備について - NHK京都放送局(2010年12月22日付、2013年2月6日閲覧)
- ↑ 4.0 4.1 4.2 京都市交通局:地下鉄烏丸線への可動式ホーム柵の設置について(烏丸御池駅烏丸線ホームの列車停止位置の変更について) - 京都市交通局(2014年5月27日付、2014年7月31日閲覧)
関連項目
外部リンク
- 烏丸御池駅(駅施設) - 京都市情報館 交通局
- 「烏丸御池」停留所バス発車時刻表
- 烏丸御池に停車する系統 - 京都市営バス(目次ページ)
- 烏丸御池:時刻表 - 京都バス(目次ページ)
- 西日本ジェイアールバス
- 京都市内 - 西日本ジェイアールバス