河村亮

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テンプレート:基礎情報 アナウンサー 河村 亮(かわむら りょう、1967年6月26日 - )は、神奈川県茅ヶ崎市出身の日本テレビ放送網アナウンサー

来歴・人物

茅ヶ崎に生まれ、その後父の転勤で新潟県新潟市に在住。新潟大学教育学部附属新潟中学校新潟県立新潟高等学校では松井みどり(元フジテレビジョンアナウンサー、現フリーアナウンサー)、伊藤聡子(現タレント、フリーアナウンサー)と同期。

早稲田大学政治経済学部卒業後、1991年に日本テレビに入社。報道、スポーツ、バラエティ番組など幅広いジャンルを担当し、バラエティでは「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」「電波少年シリーズ」などで進行役・レポーターを務め、人気を博した。バラエティ番組ではタキシード姿で出ることもある。2004年からはプロ野球中継「Dramatic Game 1844」の実況・ベンチリポーターなど、スポーツ中継の担当がメインであるが、スポーツ以外の番組に出ることもある。近年では「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」でもちょくちょく顔を出すこともあり、2011年の24時間テレビでは日本テレビの大先輩でもある徳光和夫のチャリティー・マラソンの実況を担当した。[1]また、バラエティ番組のスポーツ・対決企画では実況・進行を担当する事が多いほか、不定期で「笑点」の副音声解説放送も他のアナウンサーと持ち回りで担当することもある)。

初のプロ野球実況は1994年6月3日の読売ジャイアンツ横浜ベイスターズ戦。初実況でいきなり元木大介岡崎郁大久保博元の三者連続本塁打が起きた。

富山テレビのアナウンサーで、現グリーンチャンネルキャスターの高瀬有紀子は元夫人である(余談だが、「ウリナリ!!」放送中にウリナリ審査委員会がポケットビスケッツとの勝負に負けた罰として、結婚指輪(日付と「Y to R」の文字入り。Yは高瀬の下の名前で、Rは河村の下の名前から)を5トンの鉄球で潰されかけた事がある)。

2006年トリノオリンピックの際にはジャパンコンソーシアムのメンバーとして放送に参加。カーリング競技の実況等を担当している。ちなみにトリノオリンピックカーリング日本代表(チーム青森)の本橋麻里のことを『この選手はマリリンと呼ばれております』と最初の中継で紹介したのは河村である[2]

2007年箱根駅伝の実況の際、今井正人選手が芦ノ湖にトップでゴールする際に、「今、山の神、ここに降臨!その名は今井正人!」と実況し、その映像が翌年のニューイヤー駅伝の放送中、今井選手を紹介する際にTBSにて放送される(映像提供日本テレビという形で)。

また、2006年の中日ドラゴンズセ・リーグ優勝決定試合と、2007年の読売ジャイアンツのセ・リーグ優勝決定試合をそれぞれ実況している(いずれも日テレG+での放送であったため、地上波での放送はされなかった。ただし後者はドラマ「検事・霞夕子スペシャル」の放送前に優勝決定の瞬間のみ録画放送した。このため、ドラマは予定より10分遅れで始まった)。2012年9月21日の読売ジャイアンツ東京ヤクルトスワローズ戦でも巨人のリーグ優勝の瞬間を伝えたが、これが自身にとって初の地上波における優勝決定戦実況[3]となった。2013年9月22日の巨人対広島東洋カープ戦でも巨人のリーグ連覇の瞬間を伝えたが、前年とは違い、地上波で放送されなかった[4]

日本シリーズでは2008年の巨人対埼玉西武ライオンズ第1戦、2009年の巨人対北海道日本ハムファイターズ第4戦、2012年の巨人対日本ハム第6戦[5]2013年の巨人対東北楽天ゴールデンイーグルス第5戦の実況を担当した。巨人のシーズン開幕戦(開催が東京ドームの場合のみ)の実況は入社以来一度も経験していなかったが、2010年3月26日の巨人対ヤクルト戦で初めてシーズン開幕戦の実況を担当した。以前には2005年3月26日に千葉ロッテマリーンズ対楽天の開幕戦(千葉マリンスタジアム)を実況、日本テレビでは珍しく両リーグの開幕戦実況を行った数少ないアナウンサーである。また、メジャーリーグの日本開幕戦は2004年(ニューヨーク・ヤンキースタンパベイ・デビルレイズ)と2012年(シアトル・マリナーズオークランド・アスレチックス)の2度開幕第1戦の実況を担当している。

また、2013年5月5日の巨人対広島戦では『松井秀喜&長嶋茂雄W国民栄誉賞受賞記念スペシャル』として特番の司会及び中継の実況[6]を担当した。

ホームラン性の打球を実況する場合、「一閃」というフレーズを使用することが多い。

新人時代とヘアースタイルが現在も同じのため、全く容姿が変わっておらず、日本テレビの特番でウリナリ終了以来久々に再会したウド鈴木から「河村さ~ん!全然お変わりないですねぇ!」と言われていた。

現在の担当番組

過去の担当番組

出演テレビゲーム

  • プロ野球JAPAN2001コナミ)- 実況
  • THE BASEBALL 2002 バトルボールパーク宣言(コナミ)- 実況。日テレ野球中継とのタイアップ作品

脚注

  1. ただし、日本武道館でのゴールは後輩の羽鳥慎一が実況を担当した。
  2. マリリン・ショット ほぼ日刊イトイ新聞 刈屋富士雄インタビュー 2006年6月27日発信
  3. 当初はBS日テレと日テレG+のみの放送だったが、巨人の優勝マジックが「1」になったことを受け、急遽決定されたもの。ちなみに前半(試合開始から19:00まで)は蛯原哲が担当(蛯原は試合後の優勝監督インタビューも担当した)。
  4. BS日テレと日テレG+のみ。巨人が優勝マジックを「1」として迎えた同日、デーゲームで行われた阪神タイガース対ヤクルト戦(甲子園)で、マジック対象チームの阪神が6-7でヤクルトに敗戦したため、優勝が決定。なお、阪神の結果次第では19:00から試合終了まで地上波で緊急中継が予定されていた。
  5. これが自身にとって初の巨人日本一決定の実況となった。
  6. 放送は12:45 - 16:55まで(12:45 - 15:00までは関東ローカル扱い。ただし試合の中継は14:54頃から)。ゲストは徳光和夫、亀梨和也KAT-TUN)、長嶋一茂(亀梨と長嶋一茂は中継の副音声にも出演)。中継の解説は山本浩二立浪和義。試合は巨人がホセ・ロペスのシーズン8号ソロ本塁打(日米通算100号)と内海哲也、西村健太朗、山口鉄也の投手リレーで1-0で勝利し、花を添えた。

関連人物

同期入社
芸能人

外部リンク

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