有川周一
有川 周一(ありかわ しゅういち、1964年6月11日 - )は栃木県小山市出身の放送作家。浅井企画所属。通称「有周(ありしゅう)」。
来歴・人物
高校在学中に、TBSのラジオ番組「コサキン」の投稿常連(いわゆるハガキ職人)として注目を集め、「リスナーの神様」とまで呼ばれた。大学進学を目指して浪人中に、コサキンのパーソナリティである小堺一機・関根勤のいる芸能事務所・浅井企画から放送作家にならないかとの誘いを受け上京、同事務所専属の放送作家となる。
番組では、コサキンのメイン構成作家・鶴間政行を筆頭に、おなじくハガキ職人から放送作家となった舘川範雄・楠野一郎とともに、各人の頭文字から命名した「アタック隊」を結成。
1993年に浅井企画所属で関根の舞台『カンコンキンシアター』に出演していたタレント・小路川明子と結婚している。
『コサキンDEワァオ!』の中で行われる企画『GO!GO!遊園地ツアー』では、ジェットコースター等の絶叫マシンに乗せられるたびに尋常ではない絶叫を上げるため“絶叫詩人”と呼ばれ、絶叫シーンがCDやDVDとなって発売もされた。また、「わずかな物音にも声を上げて怯える」「いつもあんパンとコーラばかり飲み食いしている」「萩本欽一がゲストに来た際、恐れをなして遁走した」など、エピソードは数多い。番組内ではくすぐられたときのリアクションが面白いことから、関根によくくすぐられている。
このように番組では「臆病」「自堕落」「甲斐性なし」のキャラクターを通しているが、番組内のコサキンのコメントや投稿ネタに真っ先に突っ込んだり、一番大きな声で笑うなど、番組の盛り上げに貢献している。
リスナー間でも人気が高く、コサキン関連の書籍、CD、DVDの発売記念イベントではコサキンの代理として有川が登場し、サイン会や握手会が行われている。
おもな参加作品
現在
- カンコンキンシアター(構成・出演)
- 当初は構成のみだったが、「看板女優(小路川)と結婚して引退させた責任を取ってもらう」と座長の関根により出演者に加えられる。誰が登場しても関心を示さない観客も彼の登場シーンは必ずと言っていいほど、どの出演者よりも歓声が沸き起こるが本来俳優ではないのでたいがい台詞が無い役や登場後すぐ死亡してウド鈴木にくすぐられる役のみ。
- ごきげんよう(COROZOの声)(フジテレビ)
過去
- コサキンシリーズ(TBSラジオ)
- コサキンルーの怒んないで聞いて!(TBSテレビ)
- 雛形あきこのニャオ(TBSラジオ)
- ヤンマガ伝説キャイ〜ンDAあ゛〜ん(TBSラジオ)
- 光のスターライトキッス(ニッポン放送)
- 帰ってきたHey!Say!ルー(舞台、2005年。脚本担当。主演:ルー大柴)
- 新春・大笑点テレビ(日本テレビ)
- タモリ倶楽部(テレビ朝日、ゲスト出演)
- コサキンの番組内企画で、飛行機やいわゆる絶叫マシンに乗った際の「叫び癖」が業界内で話題となり、それをフィーチャーした企画。恐怖ビデオを見せたときのリアクションを見る企画も登場した。
- 欽ちゃんの第35回全日本仮装大賞
- これも、スタッフではなく出場者としての参加。やはりコサキンで、リスナーからの提案企画として仮装大賞に挑戦することになり、演者は有川に白羽の矢が立った。題目は、コンビニの「おにぎり」が自動的に出来上がっていく、というもの。公開録音で行われたリハーサルではかなり時間がかかり(演技に腹筋運動を利用していた)、皆を不安にさせたが、本番では白塗りの有川が顔面を打ちながらも見事成功、19点を獲得した。なお、予選では「笑い袋」という題目(袋から頭を出しただけの有川がくすぐられて笑う。関根にくすぐられると敏感に反応することから考えられたネタ)でも挑戦し、当初はこちらがメインで考えられていたが、本選には通らなかった。
- 岸谷五朗の東京RADIO CLUB
- 番組会議で「一つの意見も出さない」とCDジャケットに描かれる。
- 安達祐実のおしゃまな夜
- 祐実をとりまく男たち
- 当時子役の安達から「お父さんみたいな存在」と慕われた。
CD
- 有川君の絶叫(フォーライフ、1995年)
DVD
- コサキンDVDシリーズ2 有川くんの絶叫 ~GO!GO!遊園地ツアー~(興陽館書店、ISBN 4-87723-144-7、2004年)
関連書籍
- コサキン☆コント集右・同左(TBSラジオ編、興陽館)
- コサキン☆コント集カッコ(TBSラジオ編、興陽館)
- コサキン☆コント集カギカッコ(TBSラジオ編、興陽館)
- シナリオライター・放送作家になるには(山中伊知郎著、ぺりかん社)