宮島競艇場
宮島競艇場(みやじまきょうていじょう)は広島県廿日市市にある競艇場である。
通称は、BOAT RACE宮島(ボートレースみやじま)。
目次
概要
宮島の名を冠するが宮島(厳島)内にあるわけではなく、対岸である本州側の宮島口にある。
厳島にわたるフェリー乗り場(宮島口桟橋)のすぐ隣にあり、旅打ちをする場合には、宮島観光とセットにすることができる。宮島競艇場のスタンドからも厳島や連絡船、天気の良い日には日本三景の一つで「安芸の宮島」と言われ、世界遺産にも指定されている厳島神社のトレードマーク、大鳥居などを望める。
競走水面は海[1]で、水質は海水[1][2]。児島競艇場・徳山競艇場・下関競艇場・丸亀競艇場と並び、瀬戸内海の海水を利用したコースである。
潮の干満の差が大きく[3]、干潮時は静か[3]だが満潮時はうねりが出てボートを操作しづらくなる傾向にある[3]。また、満潮時はイン有利、干潮時はアウト有利となる傾向がある[3]。
施設は近年改装され比較的新しい。競艇雑誌についてくるクーポンを利用すると、先着数に限りがあるが2マーク側のB指定席を利用することができる。かつては、指定席ではジュースのサービス券2枚と競艇予想紙がついてきたが、最近指定席料金が値下げされて各席1つのモニターが設置された代わりにこのサービスが廃止された。また,中央スタンド5階にはA(ロイヤル)指定席(席数34[4])があり,こちらはソフトドリンクが無料4[4]の上1席に1つのモニターが設置されている。また、場内で販売されている予想紙の無料配布もある。
マスコットキャラクターはサルの「モン太くん」。
主要開催競走
周年記念(GI)として、宮島チャンピオンカップ(旧タイトル名、宮島グランプリ)が行なわれている。企業杯(GIII)として、広島テレビ杯競走が行なわれている。
新鋭リーグ戦の名称は、厳島昇龍決戦。女子リーグ戦の名称は、みやじまレディースカップ。正月には宮島ニューイヤーカップ競走、ゴールデンウィークにはサンケイスポーツ若葉賞競走、お盆には広島ダービーが行なわれている。
なお、毎年2月ごろに一般競走ではあるが「ファン謝恩岩田杯競走」が行われ、SG常連の選手の参戦が多い名物レースとなっている。
2008年4月15日 - 4月20日には当地で競艇名人戦競走(GI)が開催された。
2011年1月25日 - 1月31日に新鋭王座決定戦競走(GI)を開催。
過去のSG開催実績
※一番右は優勝者
- 第7回モーターボート記念競走(1961年)松尾泰宏
- 第8回グランドチャンピオン決定戦競走(1998年)上瀧和則
- 第5回オーシャンカップ競走(2000年) 西島義則
- 第12回グランドチャンピオン決定戦競走(2002年) 今垣光太郎
SG開催予定
- 第25回グランドチャンピオン(グランドチャンピオン決定戦競走) 2015年6月23日 - 28日
アクセス
、もしくは広電宮島口駅
専用場外発売所
- 広島県呉市に「ボートピア呉宮島」がある。ボートピア呉は元々は徳山競艇場の専用場外だが、年間60日程度は宮島競艇場の競走も発売していた。しかし、徳山競艇場の新賭式導入に伴うシステム整備の関係で宮島競艇場の競走発売を一旦2001年10月から中断していたが、2004年3月から宮島競艇場の専用発売コーナーが設置された。施設は呉市宝町にあるが、便宜上従来からの徳山競艇場の専用発売所と区分けして「ボートピア呉宮島」として運用されている。
- 1994年4月23日にオープンし、1999年6月23日をもって廃止された宮島競艇場の専用場外舟券売場「ボートピア釧路」(北海道白糠郡白糠町コイトイ38-172)があった。