大川市
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テンプレート:Infobox 大川市(おおかわし)は、福岡県の南西部にある市。久留米市への通勤率は8.1%(平成22年国勢調査)。
家具の大生産地として知られる市のキャッチフレーズは「めざせっ!元気・快適空間 インテリアシティおおかわ」。
目次
[非表示]地理
福岡県の南西部、福岡市から西鉄電車とバスを乗り継いで1時間強である。市の西部を筑後川が北東から南西へと流れ、これが家具の町を形成した主因である。また市の中心部を花宗川が流れ、筑後川へ注いでいる。西部は佐賀市諸富町および川副町に接している。木工関連産業や商業施設が多数集積しており、独立した経済圏を形成している。
市域全体が筑後平野の一角をなしており、地形は平坦である。
- 東端:東経130度25分25秒
- 西端:東経130度20分22秒
- 南端:北緯33度10分15秒
- 北端:北緯33度14分41秒
隣接する市町村
人口
地名
- 榎津(旧大川町)
- 小保(旧大川町)
- 酒見(旧大川町)
- 向島(旧大川町)
- 鐘ヶ江(旧三又村)
- 下林(旧三又村)
- 下青木(旧三又村)
- 道海島(旧三又村)
- 中古賀(旧三又村)
- 諸富(旧三又村)
- 九網(旧川口村)
- 新田(旧川口村)
- 津(旧川口村)
- 一木(旧川口村)
- 紅粉屋(旧川口村)
- 上巻(旧田口村)
- 鬼古賀(旧田口村)
- 北古賀(旧田口村)
- 郷原(旧田口村)
- 坂井(旧田口村)
- 幡保(旧田口村)
- 三丸(旧田口村)
- 大橋(旧木室村)
- 荻島(旧木室村)
- 上白垣(旧木室村)
- 下木佐木(旧木室村)
- 下白垣(旧木室村)
- 下八院(旧木室村)
- 下牟田口(旧木室村)
- 中木室(旧木室村)
- 中八院(旧木室村)
- 本木室(旧木室村)
- 大野島(旧大野島村)
歴史
江戸時代以前
- 戦国時代は、筑後国柳川城主の蒲池氏の領地
- 1537年(天文6年)頃 - 榎津久米之介の伝播により、木工が始まる
- 1587年(天文15年) - 筑後国三潴郡は、三池郡・山門郡とともに立花宗茂の領地となる
- 1601年(慶長6年)
- 1611年(慶長16年) - 吉政の死去により、田中忠政が継ぐ
- 1620年(慶長20年) - 忠政の死去後、嗣子不在のため、武家諸法度に基づき領地を没収され、筑後国北部は有馬豊氏に、南部は立花宗茂に受け継がれる
- 1751年(宝暦元年) - 若津港を築く
近代
- 1871年(明治4年) - 廃藩置県により三潴県設置
- 1872年(明治5年) - 三潴県庁を榎津に庁舎を設置するも、まもなく若津に移転。翌年久留米(両替町)へ移転。
- 1876年(明治9年) - 三潴県が廃止され、福岡県となる
- 1881年(明治14年) - 御井・御原・山本・三潴の四郡が合併し、『三潴郡』となる
- 1885年(明治18年) - 三潴郡役所を犬塚村生岩から榎津町に移転
- 1888年(明治21年) - 八女大川線(現在の国道442号線)が開通
- 1889年(明治22年) -
- 4月1日、町村制施行により現在の市域にあたる大川町、田口村、川口村、木室村、大野島村、三又村が成立
- 大川鹿島線(現在の国道208号線)が開通
- 1890年(明治23年) - オランダ人技師ヨハニス・デ・レーケにより、筑後川の中央部に導流堤が造られる。郡制発布。柳河区裁判所榎津出張所設置。
- 1891年(明治24年) - 中原〜水入町間の道路(現在の県道新田榎津線)が開通
- 1898年(明治31年) - 大川町役場が新築される
- 1909年(明治42年) - 三潴軌道(榎津〜羽犬塚間)敷設。大川町に電灯と電話が開通。
- 1912年(大正元年) - 大川鉄道の若津〜久留米縄手間が開通
- 1913年(大正2年) - 大正橋架橋
- 1914年(大正3年) - 三潴軌道支線の若津〜柳川間が開通
- 1916年(大正5年) - 若津港が県営河川港となる
- 1921年(大正10年) - 大川鉄道明治橋まで延長
- 1923年(大正12年) - 江之津橋架橋
- 1927年(昭和2年) - 花宗橋架橋
- 1933年(昭和8年) - 佐賀線に筑後大川駅開設
- 1935年(昭和10年) - 佐賀線が全通。同時に昇開橋架橋。
- 1938年(昭和13年) - 佐賀線に筑後若津駅開設。若津に三潴保健所を開設。
戦後
- 1951年(昭和26年) - 早津江橋架橋(6月)。西鉄大川線が休止となる。
- 1952年(昭和27年) - 日田からのイカダ流しが中止
- 1953年(昭和28年)6月 - 昭和28年西日本水害で筑後川が大洪水
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 市町村合併促進法により、三潴郡大川町・川口村・大野島村・田口村・木室村・三又村の1町5村が対等合併し市制施行。大川市が発足。
- 1955年(昭和30年) - 大川橋が有料道路として開通
- 1956年(昭和31年) - 佐賀線に東大川駅設置
- 1961年(昭和36年) - 県道花宗新田線が開通
- 1964年(昭和39年) - 大川橋取付道路(大川橋 - 中原 - 新茶屋間)が開通
- 1966年(昭和41年) - 大川橋無料化
- 5月6日 - 西鉄大川線が正式に廃止となる
- 1973年(昭和48年) - 新田大橋が架橋。これに伴い、学生専用の渡し舟「学友丸」が廃止となる。
- 1987年(昭和62年) - 国鉄佐賀線廃止
- 1989年(平成元年)6月28日 - 三潴郡城島町と境界変更。
- 1990年(平成2年)10月 - 第45回国民体育大会「とびうめ国体」ソフトボール(少年男子・女子)が筑後川総合運動公園で行われる
- 1992年(平成4年) - 今上天皇、皇后行幸啓
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成6年)4月 - 昇開橋が遊歩道として開通
- 1998年(平成10年)12月18日 - 三潴郡城島町と境界変更。
- 1999年(平成11年)6月10日 - 三潴郡大木町と境界変更。
- 2000年(平成12年)3月10日 - 三潴郡大木町と境界変更。
- 2008年(平成20年)3月 - 有明海沿岸道路が開通
※参考文献 「大川市史」
市町村合併
隣接する大木町との合併を目指し、2004年(平成16年)4月1日に大川市・大木町合併協議会を設立したが、2005年(平成17年)1月26日に解散した。 また、同じく隣接する柳川市との合併を模索したが実現には至っていない。
行政
市長
- 鳩山二郎(1期目)
- 任期:2017年7月22日
- 歴代市長
- 龍野喜一郎 (1954年4月 - 1962年) 3期
- 中村太次郎 (1966年5月 - 1976年(逝去)) 3期
- 古賀龍生 (1976年5月 - 1984年5月) 3期
- 中村晃生 (1984年5月 - 1989年6月) 2期
- 山崎健 (1989年7月 - 1993年7月) 1期
- 福永邦男 (1993年7月 - 2001年7月) 3期
- 江上均 (2001年7月 - 2005年7月) 1期
- 植木光治 (2005年7月 - 2013年7月) 2期
市議会
- 定数:17人
- 任期:2015年4月29日
消防
- 大川市消防本部
警察
産業
第1次産業
- 農産物
- 水産物
第2次産業
- 2012年(平成24年)の現在も家具の生産高日本一を維持している。大川市とその近隣(福岡県柳川市、大木町など)地域に家具関連の企業が密集している。輸入家具に頼らざるを得ない状況にあるが、市内を見渡すと必ず家具関連の施設が目に入るほどで、特に大川家具工業団地と呼ばれる企業の密集地帯は大川市を代表する企業の倉庫や工場がずらりと並んでいる。大川市だけでなく、隣接地域にも家具関連の企業が非常に多いが、住宅様式の変化による据付け家具の増加、低価格な外国産の家具の登場、少子化による学習机の需要の減少、結婚の様式の変化に伴う婚礼家具などの需要が低下した現在、市内や周辺木工所などでは、廃業や倒産の連鎖が問題となっている。そこで、産官学連携などを行って、インテリア産業の復興を模索している[1]。
- 主な家具関連企業
- 関家具(株)、松田家具(株)、(株)サカイ工芸、(株)マーゼルン、大丸木工(株)、(株)上久商店、内田工芸(株)、(株)HARA TECH JAPAN、アートウッド(株)、不二貿易(株)、(株)馬場木工、(株)アルファタカバ、大丸木工(株)
- 主な家具関連企業
- オーダー ※完全受注生産企業
- 岡家具工業(株)、(株)カキウチ家具工業、(株)河口家具製作所、古賀清木工(株)、(株)園田産業、マルセイリビング(株)、(株)マルヨシ民芸家具
- オーダー ※完全受注生産企業
- 近年は通信販売に力を入れる企業が多く、完全に製造を断ち切って専業とする企業も少なくはない。特に近隣には家具関連企業が密集していることから在庫を上記で挙げたような企業に持たせていても、即座に仕入れることが出来る強みがある。
- 主な通信販売の専業企業
- 家具のわくわくランド(わくわくランド株式会社)
- 頑張る家具屋 タンスのゲン(タンスのゲン株式会社)
- エンジョイホーム 楽しい家具屋さん(有限会社ユニファクト)
- 大川家具ドットコム(インテリアツツミ)
- 主な通信販売の専業企業
第3次産業
姉妹都市
- テンプレート:Flagicon ポルデノーネ市(イタリア共和国)
- 1987年9月19日 姉妹都市提携[2]
- 大川市とイタリアの家具工業界どうしの交流が契機。大川市から同様の家具の街であるポルデノーネに提携を打診。
教育
大学
- 私立
- 国際医療福祉大学福岡県大川キャンパス
- リハビリテーション学部→2013年4月から福岡保健医療学部に名称変更
専門学校
- 私立
- 学校法人高木学園 大川看護福祉専門学校
- 看護学科
- 介護福祉学科
高等学校
中学校
- 市立
小学校
- 市立
幼稚園
- 市立
- 大野島幼稚園
- 川口幼稚園
- 木室幼稚園
- 東大川幼稚園
- 私立
- 白鷺幼稚園
- 梅花幼稚園
- 一木幼稚園
- 三又幼稚園
- 若津幼稚園
保育園
- 市立
- 大川中央保育園
- 私立
- 大川保育園
- かささぎ保育園
- 木室保育園
- 清力保育園
- 田口保育園
- 風浪宮保育園
- むつごろう保育園
- あそか保育園
金融機関
銀行
郵便局
- 大川郵便局(集配局)
交通
大川市には鉄道駅はなく、最寄り駅は西日本鉄道西鉄柳川駅である。
道路
地域高規格道路
一般国道
主要地方道
一般県道
- 佐賀県道・福岡県道140号大詫間大川線
- 福岡県道702号柳川城島線
- 福岡県道710号宮本大川線
- 福岡県道716号水田大川線
- 福岡県道734号若津港線
- 福岡県道765号鐘ヶ江酒見間線
- 福岡県道767号本町新田大川線
- 福岡県道768号新田榎津線
- 福岡県道769号新田西蒲池線
路線バス
西鉄バス久留米により以下の5路線が1時間に数本運行されている。
- JR羽犬塚駅 - 西鉄八丁牟田駅 - 大野島
- 西鉄柳川駅 - 沖端 - 北間 - 大野島 - 早津江
- 西鉄柳川駅 - 大川(中原) - 諸富 - 佐賀駅バスセンター
- 大川橋 - 下林、または鐘ヶ江 - 西鉄大善寺駅 - JR久留米駅
路線バス(廃止路線)
- 若津 - 蒲池駅
- 若津 - 本木室 - 城島町江上(現、久留米市) - 西鉄大善寺駅
- 大川橋 - 小保 - 九網 - 紅粉屋入口 - 北間 - 沖端 - 西鉄柳川駅
- 西鉄柳川駅 - 中原 - 諸富橋 - 早津江 - 佐賀空港
- 西鉄柳川駅 - 筑後川昇開橋(若津)
鉄道(廃止路線)
かつては国鉄佐賀線が市内を通っており、筑後若津駅、筑後大川駅、東大川駅の3駅があったが、1987年に廃止された。また、1948年までは西鉄大川線(前身:三潴軌道→大川鉄道)が走っていたが廃止となった。廃線跡として新橋水門付近に橋脚が残っている。
現在の最寄り駅は、市中心部並びに南部では柳川市にある西鉄柳川駅、市東部は大木町にある八丁牟田駅、市北部は久留米市にある大善寺駅を利用する。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 重要文化財(国指定)
- 福岡県指定文化財
- 木造聖観音坐像
- 石造狛犬
- 福岡県指定有形民俗文化財
- 日吉神社の船神輿
- 天然記念物(国指定)
- カササギ生息地(市域全域)
- 福岡県指定天然記念物
- 白鷺の楠
- 大川市指定文化財
- 久留米藩御用絵師画稿類など
- 旧清力酒造株式会社事務所(現在は市立清力美術館)
- 旧三潴銀行本店(現在は、三潴銀行記念館・九州貨幣博物館)
宗教施設
- 神社
- 仏閣
- 願連寺:榎津久米之介の墓
博物館など
- 市立清力美術館
- 市立古賀政男記念館
- 三潴銀行記念館・九州貨幣博物館
温泉施設
- 大川昇開橋温泉
- 大川温泉
年間行事・祭事
- 風浪宮例大祭(2月上旬)
- 肥後街道を行く(4月下旬)
- 筑後川昇開橋スタンプラリー/筑後川フェスティバルin大川/昇開橋まつり(5月下旬)
- 大川花火大会(8月上旬から中旬ごろ)
- 大川木工まつり(10月上旬)
大川市出身の有名人
- 山崎達之輔(政治家、元農林大臣、逓信大臣、農商務大臣)
- 山崎巌(政治家、元内務大臣、自治大臣)
- 山崎平八郎(政治家、元国土庁長官・衆議院議員、元農林省九州農政局長)
- 大川栄策(演歌歌手)
- 岡幸二郎(俳優)
- 陣内孝則(俳優)
- 古賀政男(作曲家)
- 古賀正紘(サッカー選手・アビスパ福岡所属)
- 古賀誠史(サッカー選手・S.C.相模原所属)
- 大坪博和(サッカー選手・佐川印刷サッカー部所属)
- 大潮清治郎(大相撲力士)
- 輪鵬和久(大相撲力士)
- 的場文男(騎手・大井競馬場所属)
- テンプレート:要出典範囲
- 林田竜次(お笑いコンビヒットマン)
- 丸田輝久(元熊本県民テレビアナウンサー)
- 中村サチコ(声優)
- 金子勇(社会学者)
- 野口忠行(画家)
- 執行正俊(舞踊家)
- 八田康介(サッカー選手・アビスパ福岡所属)
大川市が登場または舞台となる作品
電話
市外局番は0944(瀬高MA)
脚注
外部リンク
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