大善寺駅
テンプレート:駅情報 大善寺駅(だいぜんじえき)は、福岡県久留米市大善寺町宮本にある西鉄天神大牟田線の駅である。全列車停車駅である。 この駅を境に、西鉄福岡(天神)方面は単線、大牟田方面は複線となるが、昼間は毎時2本、福岡(天神)からの普通列車が当駅で折り返すため、列車本数は基本的に西鉄福岡(天神)方面が多い。
歴史
安武駅とともに現存する西鉄天神大牟田線最古の駅。大川鉄道時代は安武駅との間に隠塚駅があった。
- 年表
- 1912年(大正元年)12月30日 - 大川鉄道の駅として開業。
- 1937年(昭和12年)6月22日 - 大川鉄道が九州鉄道に吸収合併され、同社の駅となる。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 津福 - 当駅間が1435mmに改軌・電化され、大牟田線に編入される。当駅 - 榎津(のちの西鉄大川)間は大川線となる。
- 1939年(昭和14年)11月1日 - 急行創設とともに停車駅となる。
- 1942年(昭和17年)9月19日 - 九州鉄道などが九州電気軌道に合併され、同社の駅となる(3日後の9月22日に同社は西日本鉄道と改称)。
- 1951年(昭和26年)9月25日 - 大川線が休止となる(復活することなく、1966年(昭和41年)5月6日廃止)。
- 1957年(昭和32年) - 先代の駅舎を建築。
- 1959年(昭和34年)5月1日 - 急行の特急格上げとともに通過駅となる。
- 2001年(平成13年)11月10日 - 特急停車駅に格上げ。全列車が停車するようになる。(それまで停車する特急は朝夕に限られていた)
駅構造
島式ホーム2面4線と留置線1線とを持つ地上駅。90年代半ばまでは2面3線ホームであり、上り線側が島式となっていた。ホーム間は西鉄福岡(天神)寄りにある構内踏切で結ばれており、駅舎は東口と西口の二箇所にある。
試験場前駅と当駅間は単線であり、当駅から蒲池駅までは複線となる。
かつては当駅から隣の三潴までの一駅間しか複線化されておらず、以前からよく普通と特急の行き違いが行われた。複線化の目的は普通電車のロスタイム解消よりも、1983年3月改正でスピードアップされるまで、福岡(天神)~大牟田間特急(65分運転)の当駅での離合を解消するためだったと思われる。
西鉄天神大牟田線の特急停車駅では唯一、LED式の発車案内板ならびに自動放送が無い。また、特急、急行停車駅では唯一構内踏切を有する。
- のりば
1・2 | ■天神大牟田線 | 西鉄柳川・大牟田方面 |
3・4 | ■天神大牟田線 | 西鉄久留米・西鉄福岡(天神)方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は3,482人である。特急停車駅としては最小の数値だが、当駅で緩急接続を行っているため、福岡(天神)方面の特急と柳川方面の普通電車の間での乗り換え需要が多い。各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[1]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2007年 | 1,964 | 3,931 |
2008年 | 1,926 | 3,854 |
2009年 | 1,827 | 3,654 |
2010年 | 1,808 | 3,631 |
2011年 | 1,740 | 3,490 |
2012年 | 3,482 |
駅周辺
東口にロータリー、西口にタクシーの待機場とバス停があり、駅の南側は田園地帯となっている。また、北側に傘橋、その下を筑後川の支流である広川が流れており、付近で上津荒木川と合流している。
- 久留米市立大善寺小学校
- 大善寺郵便局
- 大善寺自動車教習所
- 老人ホーム大善寺
駅前バス停(西口)
西口に大善寺停留所があり、西鉄バス久留米による路線バスがある。
- 城島・大川橋方面(15番)
- 福岡(天神)方面の特急電車と連絡している。
- JR久留米駅方面(15番、48番)
- 15番は鬼塚経由、48番は若宮橋経由となっている。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 久留米市統計書 (運輸・通信) 西鉄各駅乗降人員数