伊勢鉄道伊勢線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-datenテンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS4

|}

ファイル:Ise-railway Ise-line 2.JPG
伊勢鉄道伊勢線を行く特急「南紀」号。
(鈴鹿駅、2007年8月8日)

伊勢線(いせせん)は、三重県四日市市河原田駅から三重県津市津駅に至る伊勢鉄道鉄道路線である。

概要

従来、名古屋鳥羽新宮方面間を行き来するには、四日市から津の間で伊勢湾沿岸から外れて、関西本線紀勢本線の結節点である亀山駅を経由しなければならない上に、同駅で列車の方向転換が必要とされており、所要時間の面で障害となっていた。このため、関西本線の南四日市駅と紀勢本線の津駅の間を方向転換せずに短距離で結ぶ短絡線として日本鉄道建設公団(鉄建公団)により主要幹線(C線)[1]として建設され、1973年9月1日日本国有鉄道(国鉄)伊勢線として開業した[2]

その後、この路線単独での利用者数が伸び悩み、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)にてバス転換が妥当とされた輸送密度4,000人/日未満を下回った(1981年〈昭和56年〉度当時1,495人/日)ことから第2次特定地方交通線に選定され[3]、1986年に第三セクター鉄道への転換が決定し、1987年3月27日に伊勢鉄道の路線となった。伊勢鉄道への移管時に起点を河原田駅に変更し、現在も特急南紀」や快速みえ」が当路線を通り名古屋と鳥羽・新宮方面の間に運転されている。

2010年(平成22年)度の輸送密度は約3,387人/日[4]、2011年(平成23年)度は約3,432人[5]である(1986年度からの毎年度の輸送密度は「利用状況」の節を参照)。

建設当初から全線に亘って複線分の用地が確保され、将来の電化に備えて架線柱用の用地または架線柱の基礎があり、ほとんどが高架になっているなど幹線級の設備を持っている。津駅北方には紀勢本線亀山方面への線路を乗り越える将来の四日市方面への線路用となる立体交差用の橋梁も架設済み。踏切は鈴鹿市内(鈴鹿 - 玉垣間)に1か所存在するのみである。

路線データ

運行形態

東海旅客鉄道(JR東海)の名古屋 - 紀伊勝浦間の特急「南紀」や、名古屋 - 鳥羽間の快速「みえ」が直通運転され、その間に自社車両(イセIII形)による四日市・河原田- 津間の普通列車が1時間あたり1本程度運行されている。夜間滞泊を行うための玉垣駅発着の列車も朝晩に運行されている。また、沿線にある鈴鹿サーキットでのレース開催時には名古屋方面から臨時列車が運転される。中瀬古駅には快速「みえ」が数本停車していたが、2011年現在は上り3本のみの停車である。伊勢鉄道線内において、特急「南紀」や快速「みえ」の乗務員交代は行われず、JR東海の運転士・車掌によりそのまま伊勢鉄道線内を運行する。逆に、自社車両がJR線である四日市 - 河原田間に乗り入れる場合も乗務員交代が行われず、伊勢鉄道の運転士によりJR線を運行する。普通列車はすべて1両編成でありワンマン運転を実施している。自社車両の保有数が4両と少ないこともあり、2両編成以上になることはまずない。

貨物列車は、ダイヘン多気工場から変圧器を輸送するため、紀勢本線多気駅からの特大貨物列車が臨時で運転される。紀勢本線亀山 - 下庄間のトンネルの断面が小さく大物車が通れないため、特大貨物列車は以前から伊勢線経由である(ダイヘンが伊勢鉄道に出資しているのもこの理由による)。2013年3月15日までは稲沢駅と紀勢本線鵜殿駅を結ぶ高速貨物列車が1日1往復設定されていた。この列車は、以前亀山駅経由で運転されていたが2008年3月15日のダイヤ改正で伊勢線経由に変更された。亀山駅経由時代は亀山駅以南をJR東海の運転士が運転を担当していた。

伊勢鉄道線を経由する特急「南紀」や快速「みえ」等では、JR東海へ車両使用料を支払っている。貨物列車では、第二種鉄道事業者であるJR貨物から線路使用料を受け取っている。伊勢鉄道が第一種鉄道事業者であるため、特急「南紀」や快速「みえ」への線路使用料は発生しない。

F1日本グランプリ開催時

鈴鹿サーキット稲生駅を最寄とする鈴鹿サーキットでは、1987年から2006年までの毎年と2009年から再びF1日本グランプリが開催されており、2013年以降も鈴鹿サーキットでの開催が予定されている。なお2007年2008年富士スピードウェイで開催された。開催当日は多くの観客が伊勢鉄道を利用するため、特別ダイヤが組まれる。

開催日には特急「南紀」や快速「みえ」の一部が鈴鹿サーキット稲生駅に臨時停車するほか、JR東海から車両(名古屋車両区のキハ85系キハ75形のほか、美濃太田車両区・伊勢車両区のキハ11形キハ40系など)を借用するなどして輸送力確保に努めているが、通常時との輸送量との差が大きいことや、鈴鹿サーキット稲生駅には渡り線などの折り返し設備が存在しないために、最混雑時には鈴鹿サーキット稲生駅に長蛇の列ができる。これにより乗降にも時間がかかり、開催日などは朝から10分程度の遅延が毎年恒例のように起きている。

なお、臨時列車が出るのはF1日本グランプリ開催時のみであり、フォーミュラ・ニッポンなど他カテゴリのレースに関しては快速「みえ」の臨時停車(もしくは増結)がある程度でその他は通常運行となる。

運賃等

利用状況

輸送実績

伊勢線の輸送実績を下表に記す。輸送量は、国鉄移管後に飛躍的に増加し、最近では、快速みえの運行開始・増結・割引回数券発売開始の影響による利用増もあって過去最高を記録している。 表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年度での値。表中、1987年度(昭和62年度)以降の最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

年度別輸送実績
年度 輸送実績(乗車人員):万人/年度 輸送密度
人/1日
特記事項
通勤定期 通学定期 定期外 合計
1986年(昭和61年) 0.0 0.0 1.6 1.6 2,634 国鉄より運営移管 伊勢上野駅開業
1987年(昭和62年) 2.4 2.9 49.7 55.0 1,268  
1988年(昭和63年) 3.3 4.1 52.1 59.5 1,330  
1989年(平成元年) 4.0 5.1 58.2 67.3 1,480 快速「みえ」運転開始
1990年(平成2年) 4.8 5.3 74.7 84.8 1,876 徳田駅が開業
1991年(平成3年) 5.8 5.8 95.7 107.3 2,429  
1992年(平成4年) 6.2 6.5 110.9 123.6 2,862 河原田 - 玉垣間複線化
1993年(平成5年) 6.8 8.2 114.9 129.9 2,994 玉垣 - 中瀬古間複線化
1994年(平成6年) 8.0 10.8 110.1 128.9 2,905  
1995年(平成7年) 8.0 10.9 112.3 131.2 2,954  
1996年(平成8年) 10.8 11.1 123.5 145.4 3,286  
1997年(平成9年) 8.9 12.5 119.3 140.7 3,212  
1998年(平成10年) 9.2 13.8 115.7 138.7 3,138  
1999年(平成11年) 9.7 14.7 115.0 139.4 3,151  
2000年(平成12年) 9.8 16.2 112.8 138.8 3,062  
2001年(平成13年) 9.9 16.4 112.0 138.3 3,037  
2002年(平成14年) 9.7 19.2 110.6 139.5 3,026  
2003年(平成15年) 9.0 19.7 106.8 135.5 2,931 新型車両(イセIII型)導入開始
2004年(平成16年) 10.5 21.6 97.6 129.7 2,644 快速みえ割引回数券発売開始
2005年(平成17年) 11.1 22.1 105.7 138.9 2,868 全車両を新型車両に置き換え完了
2006年(平成18年) 11.8 22.9 124.3 159.0 3,474  
2007年(平成19年) 12.3 22.3 128.5 163.1   旅客輸送実績最高値を記録
2008年(平成20年)            
2009年(平成21年) 13.5 20.0 126.4 159.9 3,441  
2010年(平成22年)       157.5 3,387  
2011年(平成23年)       159.1 3,432  

鉄道統計年報及び『数字でみる鉄道』(国土交通省鉄道局監修)より抜粋

収入実績

伊勢線の収入実績を下表に記す。収入総合計額は、国鉄移管後に飛躍的に増加した。最近では、多少の増減はあるものの大きくは変化していない。 表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。表中、1987年度(昭和62年度)以降の最高値最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

年度別収入実績
年度 旅客運賃収入:千円/年度 鉄道線路
使用料収入
千円/年度
運輸雑収
千円/年度
総合計
千円/年度
通勤定期 通学定期 定期外 手小荷物 合計
1986年(昭和61年) 216 ←←←← 5,621 0 5,837 0 2,596 8,433
1987年(昭和62年) 4,626 3,702 183,210 0 191,538 175 89,892 281,605
1988年(昭和63年) 5,888 4,872 195,499 0 206,259 0 74,577 280,843
1989年(平成元年) 6,876 6,377 276,321 0 289,574 325 23,573 313,472
1990年(平成2年) 8,091 6,338 324,546 0 338,975 0 22,396 361,371
1991年(平成3年) 9,903 7,076 405,606 0 422,585 0 22,963 445,548
1992年(平成4年) 11,148 7,733 526,844 0 545,725 0 19,564 565,289
1993年(平成5年) 12,318 10,157 529,703 0 552,178 245 19,269 571,692
1994年(平成6年) 14,190 13,248 513,320 0 540,758 51 19,990 560,799
1995年(平成7年) 14,220 13,015 524,045 0 551,280 81 27,195 578,556
1996年(平成8年) 19,840 13,581 587,766 0 621,187 747 35,464 657,398
1997年(平成9年) 16,926 14,904 565,176 0 597,006 615 35,858 633,479
1998年(平成10年) 17,362 16,526 540,234 0 574,122 640 37,645 612,407
1999年(平成11年) 18,523 17,729 538,163 0 574,415 222 17,270 591,907
2000年(平成12年) 18,353 19,054 535,266 0 572,673 301 23,756 596,730
2001年(平成13年) 18,166 19,406 515,749 0 553,321 274 15,700 569,295
2002年(平成14年) 17,918 22,079 506,973 0 546,970 251 15,287 562,508
2003年(平成15年) 16,542 23,161 486,785 0 526,488 197 33,070 559,755
2004年(平成16年) 19,046 25,568 448,728 0 493,342 0 31,021 524,363
2005年(平成17年) 20,427 25,974 481,168 0 527,569 0 32,076 543,774
2006年(平成18年) 22,267 26,351 519,913 0 568,531 0 18,448 586,979
2007年(平成19年)               597,635
2008年(平成20年)               598,718
2009年(平成21年) 25,006 22,677 505,350 0 553,033 7,107 15,746 575,887
2010年(平成22年)               567,378
2011年(平成23年)               554,677

鉄道統計年報(国土交通省鉄道局監修)・伊勢鉄道HPより抜粋

営業成績

伊勢線の近年の営業成績を下表に記す。表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。表中、最低値を青色で、表記している。

年度別営業成績
年  度 営業収益
千円/年度
営業経費:千円/年度 営業損益
千円/年度
営業
係数
人件費 修繕費 経 費 諸 税 減 価
償却費
一 般
管理費
合  計
2004年(平成16年) 524,363                  
2005年(平成17年) 543,774             558,154 △14,381 102.6
2006年(平成18年) 586,979 153.971 84,834 229,226 26,383 44,679 45,370 584,463 2,516 99.6
2007年(平成19年) 597,635             581,302 16,332 97.3
2008年(平成20年) 598,718             580,144 18,573 96.9
2009年(平成21年) 575,887             572,087 3,799 99.3
2010年(平成22年) 567,378             580,438 △13,059 102.3
2011年(平成23年) 554,677             599,929 △45,252 108.2

鉄道統計年報(国土交通省鉄道局監修)・伊勢鉄道HPより抜粋

歴史

  • 1973年昭和48年)
    • 9月1日:国鉄伊勢線として南四日市駅 - 津駅間 (26.0 km) が開業。鈴鹿駅、玉垣駅、稲生駅、中瀬古駅、河芸駅、東一身田駅が開業[2]。河原田駅 - 津駅間が経路特定区間となる[6]。南四日市駅 - 河原田駅間は関西本線線路名称が重複する区間であった。
    • 10月1日:特急「くろしお」のうち名古屋発着1往復と急行「紀州」の一部列車が亀山駅経由から当線経由に変更。寝台急行「紀伊」(1975年3月10日より特急に格上げ、1984年2月1日廃止)は亀山駅経由のまま。
  • 1978年(昭和53年)10月2日:名古屋発着の特急「くろしお」が廃止、特急「南紀」運転開始。
  • 1982年(昭和57年)5月17日:一部列車が当線を経由していた急行「紀州」がすべて亀山駅経由に変更(急行「紀州」は1985年3月13日廃止)。
  • 1984年(昭和59年)6月22日:第2次特定地方交通線として廃止承認。
  • 1986年(昭和61年)
    • 9月22日:伊勢線特定地方交通対策協議会で国鉄伊勢線の代替輸送計画決定。
    • 9月29日:第三セクター鉄道への転換を決定。
  • 1987年(昭和62年)3月27日:国鉄伊勢線廃止[7]、伊勢鉄道伊勢線 河原田駅 - 津駅間 (22.3 km) が開業。伊勢上野駅が開業。稲生駅が鈴鹿サーキット稲生駅に改称。
  • 1990年平成2年)3月10日:快速「みえ」運転開始。
  • 1991年(平成3年)3月16日:徳田駅が開業。
  • 1993年(平成5年)
    • 3月7日:河原田駅 - 玉垣駅間が複線化。
    • 7月4日:玉垣駅 - 中瀬古駅間が複線化。
  • 2008年(平成20年)
  • 2013年(平成25年)3月16日:定期貨物列車を廃止。

駅一覧

  • 全駅三重県に所在
  • 普通列車はすべての駅に停車する。
  • 快速「みえ」、特急「南紀」については列車記事も参照のこと。
  • ※:四日市駅 - 河原田駅間はJR東海関西本線。駅ナンバリングは四日市駅と南四日市駅には正式には導入されていないが、伊勢鉄道線内では四日市駅を1と考えた付番となっているためカッコ書きで記した。
凡例
停車駅 … ●:全列車停車、▲:一部列車が停車、*:鈴鹿サーキットでのレース開催時に限り一部列車が停車
駅名 … ()内は転換前の旧駅名。*印は転換時(後)に設置された新駅。
駅員配置 … ○:駅員配置駅(玉垣駅は定期券窓口のみで乗車券取り扱いなし)、×:無人駅
線路 … ∥:複線区間、|:単線区間(列車交換不可)、◇:単線区間(列車交換可能)、∧:これより下は複線、∨:これより下は単線
路線名 駅番号 駅名 駅間キロ 河原田
からの

営業
キロ
快速みえ 特急南紀 接続路線 駅員配置 線路 所在地
  直通運転区間 ○快速みえ、特急南紀…関西本線名古屋駅まで
(1) 四日市駅 - 6.9 東海旅客鉄道:関西本線名古屋方面) 四日市市
(2) 南四日市駅 3.2 3.7   ×
3 河原田駅 3.7 0.0 東海旅客鉄道:関西本線(亀山方面) ×
伊勢鉄道伊勢線
4 鈴鹿駅 3.8 3.8   鈴鹿市
5 玉垣駅 3.2 7.0  
6 鈴鹿サーキット稲生駅
(稲生駅)
2.1 9.1   ×
7 *徳田駅 2.0 11.1   ×
8 中瀬古駅 1.6 12.7   ×
9 *伊勢上野駅 1.3 14.0   × 津市
10 河芸駅 2.4 16.4   ×
11 東一身田駅 3.0 19.4   ×
12 津駅 2.9 22.3 東海旅客鉄道:紀勢本線
近畿日本鉄道名古屋線
  直通運転区間 ○快速みえ…紀勢本線経由参宮線伊勢市駅鳥羽駅まで
○特急南紀…紀勢本線新宮駅紀伊勝浦駅JR西日本)まで

沿線

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • 伊勢鉄道株式会社パンフレット「夢乗せて愛乗せて」

関連項目

外部リンク

テンプレート:特定地方交通線テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ
  1. 根岸線石勝線長崎本線長崎トンネル経由の新線(浦上線)、岡多線瀬戸線などと同ランク
  2. 2.0 2.1 1973年(昭和48年)8月14日日本国有鉄道公示第119号「旅客運輸営業の開始の件」
  3. なお、「このような性格の路線が機械的に特定地方交通線に指定されたのは利用者を馬鹿にしている」という指摘がある。種村直樹著『国鉄・JR廃線カタログ―昭和24年以降廃止された98路線完全収録 (別冊歴史読本 (73))』新人物往来社、1996年、p.90 (ISBN 4404024304 / ISBN 9784404024305)
  4. 一般財団法人運輸政策研究機構『数字でみる鉄道 2012』(ISBN 978-4-903876-44-3 2012年10月31日発行) テンプレート:PDFlink pp.1
  5. 国土交通省鉄道局監修、一般財団法人運輸政策研究機構発行『数字でみる鉄道 2013』(ISBN 978-4-903876-51-1 2013年10月31日発行) p.66
  6. 1973年(昭和48年)8月30日日本国有鉄道公示第132号「旅客及び荷物営業規則の一部改正」
  7. 1987年(昭和62年)2月19日日本国有鉄道公示第232号「旅客運輸営業の廃止」