宮廷女官チャングムの誓い
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Infobox 『宮廷女官チャングムの誓い』(きゅうていにょかん チャングムのちかい、原題テンプレート:Lang-ko)は韓国MBCにて2003年9月15日から2004年3月30日まで放送されたテレビドラマ。
目次
ストーリー
朝鮮王朝(李氏朝鮮)第10代国王・燕山君(ヨンサングン)の生母・尹(ユン)氏毒殺に関与したとして誅殺された軍官(武官と訳されている。以下同じ)・徐天壽(ソ・チョンス)と宮廷内の混乱の中で陰謀を知ってしまったために謀殺された宮女(女官と訳されている。以下同じ)・朴明伊(パク・ミョンイ)との間に生まれた娘・徐長今(ソ・ジャングム)が母の遺志(水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)になり、最高尚宮だけに伝えられる秘伝の書に母の無念をつづること)を叶えるため女官となるが、謀略により宮廷料理人から一度は奴婢の身に落とされる。しかし医女となり宮廷に復帰、母の夢・最高尚宮を経て、ついには王の主治医になり、"大長今"(テジャングム)の称号を与えられるまでを描いたサクセスストーリーである。「悲しんではだめ、泣いてもだめ、簡単に諦めてもいけません」との母の教えを一生にわたって守り抜き、母の親友とは知らずにハン尚宮のもとで修業をし、尊敬・信頼関係で結ばれ、親友である李連生(イ・ヨンセン)との友情を育み、ライバルの崔今英(チェ・グミョン)との料理対決、閔政浩(ミン・ジョンホ)との恋愛を通し、数々の策謀に翻弄されつつも強く生き抜こうとするチャングムの姿を描きながら、華麗な李氏朝鮮文化や韓国宮廷料理の数々、当時の朝鮮の医術も紹介されている。ただ大きく見れば、「勲旧派」としてのオ・ギョモ、チェ・ソングム(チェ尚宮→チェ女官長)、クミョン派 VS 「士林派」としてのチョンホ、ハン・ペギョン(ハン尚宮)、チャングム派の壮絶な権力闘争ドラマとも言え、かかる権力闘争がある種の「魅力」ともなっている。
韓国での放送
当初は全50話で、水剌間時代は17 - 20話程度までの予定だったが、放送が始まると、連日50%を越える視聴率を獲得し、その中でもハン尚宮(ハン・ペギョン)(韓白榮(한백영)・韓愛鐘(한애종))役のヤン・ミギョン(梁美京)に対する視聴者からの人気が予想以上に高くなったために、急遽、水剌間の時代を10話ほど延長したというエピソードがある。そのため、話の展開が間に合わなくなり、全54話に延長された。
史実との違い
史実としては『朝鮮王朝実録』の『中宗実録(チュンジョンシルロク)』に大長今という称号を得て重用され、王の主治医となった医女がいたことが書かれている。大長今に関する記述は中宗実録に10箇所あるが、王の主治医を務めたとされる記述は、中宗39年(1544年)10月の『予證女醫知之』(予の証しは女医之を知る)という一行のみである。
放送大学教授対談で、吉田光男放送大学教授・東京大学名誉教授(朝鮮史)は、高橋和夫放送大学教授の『チャングムの誓い』が歴史に忠実であるか? の問いに、ほぼ100%フィクションで史実に基づいていないと答えている[1]。
ただし中宗実録により医女が王様の主治医となっていたという事実は明らかであり、男尊女卑の当時の朝鮮において大長今がいかに医術に優れ、かつ王様の信頼を受けていたかという事を知ることができる。
古田博司筑波大教授によると、チャングムの「物語をそのまま史実だと思いこんでいる」ファンも多いが、「朝鮮の李朝では、女子が宮中に出仕すると王様と疑似婚姻関係に入るので一生外に出られない」ので、「チャングム女史のように出たり入ったりはできない」し、「ドラマでは李朝時代は色彩にあふれているが、ほんとうは顔料がないので民間に色はない」[2]。
とはいえ顔料が全くなかったわけではないが、朝鮮王朝時代の陶磁器(李朝白磁など)の顔料は青(青花)、黒(鉄絵)、赤(辰砂)の3種類だけで、そのうち1色または2色を用いた淡彩画的なものしかなく、日本の伊万里焼の色絵磁器のような華やかなものはない[3]。著名なものとしては大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の青花辰砂蓮花文壺[4]などがある。また、『閨閤叢書』(家事の知恵を集めたガイドブック)、『林園経済志 』(百科事典)などにも、紫、緑、紅など数十種の染色法が書いているので色がなかったわけでもない。
登場人物
-()はNHK吹替え版の声優。
主要人物
- ソ・ジャングム/テジャングム(チャングム)(徐長今/大長今) - イ・ヨンエ -(生田智子)
- この物語の主人公。水剌間内人(スラッカン ナイン。内人は女官と訳されている。以下同じ)、出納尚宮(出納係)を一時兼務、内医院医女(ネウィウォン ウィニョ)、母の夢・水剌間最高尚宮を経て、正三品堂上官(チョンサンプム タンサングァン)に相当する大長今の称号を受ける。天賦の才能と屈強な精神力で、母の遺志を継ぐべく、さまざまな障害を乗り越えながら、水剌間の最高尚宮を目指すが頑固な一面もあり、それが元で自ら危機を招く事も多い。その半生に、多くの出会いと別れを経験し、人として強く、たくましく成長し、女性でありながら朝鮮王朝史上初の王の主治医となる。チェ一族崩壊の後、水剌間最高尚宮代行(暫定ながら第15代)を務め、卓越した料理の腕を存分に披露した。中宗崩御の直前、中宗の密命によってミン・ジョンホの元に送られ彼と結ばれる。
- ミン・ジョンホ(チョンホ)(閔政浩) - チ・ジニ -(井上倫宏)
- 内禁衛従事官(ネグミ チョンサガン) 従六品(チョンユップム)、全羅道右水営済州鎮万戸(チョルラドウスヨンチェジュチン マンホ) 従四品(チョンサプム)、司憲府(サホンブ)執義(チビ) 従三品(チョンサンプム)、そして承政院同副承旨(スンジョンウォン トンプスンジ) 兼 内医院副提調(ネイウォン プジェジョ) 正三品堂上に昇格。若くして科挙の試験に合格した秀才。武芸に秀で、文官でありながら武官の任務にも就いている。倭国の密偵を追跡中に不覚にも重傷を負い気絶する。偶然通り掛かったチャングムから手当てを受け命を助けられるが、意識を取り戻す前に立ち去った落とし物のノリゲ(装身具)の主を命の恩人として探すようになる。ノリゲの持ち主が既知の間柄だったチャングムだったと知り、また彼女のひたむきな姿勢に惹かれ、その助けとなる為だけに官職を辞して済州島(チェジュド)の海軍武官になるという大胆な行動も取りつつ、次第に距離を縮めていく。またクミョンの想いに薄々感づいていた節が見られる。
- チェ・グミョン(クミョン)(崔今英) - ホン・リナ -(山像かおり)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品(チョンオプム)を経て、第14代水剌間最高尚宮 正五品となる。チャングムの幼少期からのライバル。女官見習いの頃から料理の天才と称えられ、プライドも高いが、料理の求道者であり、師である叔母のソングムが謀略や財力・政治力など料理以外のことでのし上がろうとしていることを快く思っていない。ソングムが最高尚宮の座を争う料理対決で敗北して以来、チェ一族でありながらペギョンやチャングムの料理人としての姿勢に影響を受ける。ソングムの後継として宮中に上げられる前からチョンホに恋心を抱いており、チョンホもチェ一族の中では異質の人物として信頼しているが、王以外の男性への恋が許されない女官という立場で、なおかつチョンホの気持ちはチャングムに向いており、うまくいかない。その一方でチェ一族としての与えられる使命に翻弄され、「料理」と「恋愛」と「一族」の間で葛藤を続けることになる。職を剥奪された後に、ソングムから処分するように言われていたミョンイの手紙をチャングムに返し、宮中から去る。
- 国王・中宗(チュンジョン) - イム・ホ -(菅生隆之)
- 先代国王であり異母兄である燕山君の暴政に堪えかねた臣下の起こしたクーデター(中宗反正)で擁立された李氏朝鮮第11代国王。即位前は晋城大君(チンソンデグン)と呼ばれていた。原因不明の皮膚病を抱える身体の弱い人物。クーデターの蜂起の知らせを託された幼少のチャングムと出会い、水剌間の女官になりたいとのチャングムの直訴を受け入れる。その後、女官として成長したチャングムを絶賛し、また持病の原因を突き止めた医女としてのチャングムの医術と功績を高く評価し、大臣たちの反対を押し切って自身の主治医に任命する。他方、王という孤独な立場から、真心あるチャングムを信頼し、やがて密かに心惹かれるようになるが、医者として活躍の場を与えるべきか、女性として側室に迎えるべきか、チャングムへの「愛のかたち」でゆれることになる。内政面では国政の改革を度々望むも、クーデターの功臣たち(靖国功臣)と利害が衝突し、思うにまかせなかった。晩年、重い腸閉塞にかかった事で、病の床で自らの死期を悟り、王命としてチャングムを密かにチョンホの元に送った後に病没。
- カン・ドック(トック)(姜德九) - イム・ヒョンシク -(佐々木梅治)
- チャングムの養父。宮廷に仕える通いの料理人(熟手)で腕は確かだが、憎めないおっちょこちょいな性格。恐妻家で妻の尻にしかれているが、お似合いの夫婦。妻に隠れて商品の酒を飲むのを楽しみにしている。酒や人参をくすねたり、宮廷内でいかがわしい画や怪しげな薬を高値で売りさばいたりすることは日常茶飯事だが、根は悪い人ではない。実子として息子イルド(チャングムより年上)がいたが、チャングムの宮中入りの後に疫病で死亡。硫黄アヒル事件の後、もう一人息子イドが生まれたが、こちらも幼くして疫病で死亡している[5]。実子を病で失ったためか、チャングムを実の娘のように溺愛している。なお、ドラマの展開に影響を及ぼすわけではないが、片方の耳しか聞こえないことを示唆する台詞がある(第3話で彼自身から語られているが、NHK版ではニュアンスが変わってしまっている)。
- カン・ドックの妻 ナジュテク(羅州宅) - クム・ボラ -(つかもと景子)
- トックの妻で、チャングムの養母。醸造業を営んでいる。ケチで計算高く口は悪いが、根は優しく心温かい人。本名は不明[6]。
- ハン・ペギョン(韓伯榮) - ヤン・ミギョン -(小野洋子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品を経て、第12代水剌間最高尚宮に昇格。低い身分の出身だが、ミョンイに料理を褒められたことをきっかけに女官となって以来、ミョンイの親友。その機転によりミョンイの命を救うことになるが、結果的にミョンイの力になれなかった自分を責め、心を閉ざす。チャングムを親友の娘だとは知らずに師となる。料理の腕は秀逸で、チョン・マルグムの「志」を引き継ぎ、ソングムと最高尚宮の座を争い、見事にその座を勝ち取った。最高尚宮となった後にチャングムがミョンイの娘だと知りチャングムと喜び合うが、その直後にチェ一族の謀略によりチャングムと共に流刑となり、拷問での傷が元で済州島に送られる途上で息絶えてしまう。口数は少ないが料理人としての生き方に厳しい。才能はあるが不器用な性格のチャングムに目をかけ、幼い頃から徹底的に鍛える。その教えはチャングムの人生に非常に大きな影響をもたらしていく。
- チェ・ソングム(崔成今) - キョン・ミリ -(宮寺智子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品、第13代水剌間最高尚宮 正五品を経て、王宮提調尚宮 正五品となる。
チェ一族は、第5代国王・文宗(ムンジョン)の時代から女性は女官として仕える最高尚宮になることで水剌間を牛耳り、男性はその特権を利用して商いを行い財をなしてきた。幼少の頃はペギョンやミョンイと仲が良く、そのような回想シーンもあった。しかしチェ一族の繁栄のために手段を選ばないという一族の一員としての「使命」の前に、若い頃は葛藤するものの結局は抗えず、そのうち「使命」に何の疑問も持たなくなり、それの妨げとなる数々の女官らを失脚させ、かつての友人や部下であるペギョン、ヨンノら女官も容赦なく手にかける。チェ一族の者として権勢を振るい、反面その悲しみも恨みも一身に引き受けるが、なおかつ一族の者として生きることに徹しようとする。女官は生涯独身(形式的には王の妻)となるため、姪のクミョンを自分の跡継ぎにさせようと工作する。後に悪事が全て白日の下に晒されると、宮中から脱走。ミョンイの墓に訪れ、散々迷った末自首しようと帰還するも途中で崖から転落。ペギョンとミョンイと共に過ごした幼少の日々を回想しながら崖底に消えた。チャングムからは転落死したと伝えられたが、その死が、宮中にも知れ渡ることとなる。 - オ・ギョモ(ギョムホ)(呉兼護) - チョ・ギョンファン -(村松康雄)
- 宮廷の権力者。燕山君の悪政を危険を顧みずクーデターによって終わらせ、中宗を国王にした人物の一人(靖国功臣)。承政院同副承旨(スンジョンウォントンブスンジ)から官職を始め、硫黄アヒル事件で臨時職の推鞫官を務める。司饔院の副提調、提調と兼任し、右議政(ウウィジョン)兼 内医院都提調(ネイウォン トジェジョ) 正一品。かつては科挙にも応募せず無冠であったが、クーデターに参加して手柄を立て、一挙に堂上官となる。チェ一族と手を組み、収賄を受ける事での財力により宮廷での発言権を強めた。後に悪事が全て発覚して免職、黒山島へ遠島になった。
- チェ・パンスル(崔判述) - イ・ヒド -(小川真司)
- ソングムの兄でチェ一族の当代の頭首。大商人。中人。オ・ギョモと結託し宮廷内への物品の納入権など独占している。最高尚宮の競い合いの時にソングムに内緒でヨンノらを使い、ペギョン拉致などの妨害を裏で行い、逆にソングムを呆れさせた。後に悪事が全て発覚して逃亡するも、逃げる事を予測していたカン・ドックに捕まり、棒刑の上で奴婢として咸鏡道の鉱山で働かされる事になったが、その棒刑(棒刑は太く堅い棒を使い全力で打ちつけるため、ダメージは想像を絶するものだったと言われている)の傷が原因で移送の途中で死亡する。
- チョン・マルグム(丁末今) - ヨ・ウンゲ -(寺田路恵)
- 水剌間最高尚宮 正五品。両班出身。すでに老齢で、かつては最高尚宮の候補にもなったことがある隠れた実力者だが、自ら権力争いから引いた役職(醤庫尚宮-調味料や漬物を管理する尚宮)に就いていた。見習い期間中のヨンセンの師となり、ヨンセンやチャングムを娘のように可愛がる。チェ第10代水剌間最高尚宮が病で引退したとき、権力に興味が無いことから適任不在の中「操り人形」の最高尚宮としてパク・ヨンシンやチェ・ソングムらに推される。詩歌を愛する風流人で、ひょうきんで飾らない性格だが、その志は高く、人の口に入る料理を政争に利用することを嫌い、その「志」に関しては権力者との衝突も辞さず、したたかな駆け引きも見せる。また、身分や家柄に関係なく料理人として実力ある者を登用しようとし、最高尚宮を競合で決めることを提案するが、人事権を失うヨンシンや要職を身内で固めたいチェ一族の反感を買う。チェ一族に牛耳られた水剌間の改革を決意し、第11代水剌間最高尚宮に就くが…。
- パク・ヨンシン(朴容信) - パク・チョンス -(駒塚由衣)
- 王宮提調尚宮(女官長) 正五品。NHK版では主に「女官長」と呼ばれ、名前はヨリの口から一度出たのみ。チェ一族に加担しソングムを最高尚宮にするために手を貸す。当初は後半も宮中にいるシナリオだったが、設定が変更され、ソングムにより収賄を暴かれ失脚させられたことになっている。しかし…。
- シン・イクピル(申益弼) - パク・ウンス -(諸角憲一)
- 典医監(チョニガム)医学教授 従六品、内医院主簿(チュブ)従六品を経て内医院僉正(チョムジョン 医局長)従四品に昇格。医女研修の担当。優秀な医務官として順調に出世していたが、誤診により重臣を死なせた経験を持つ。自分の知識に傲慢になり患者と向き合う謙虚さを失っていたチャングムを一喝し、「医者には、聡明な人間より、深みのある人間がなるべきだ。深みを持て。」と諭した。内医院復帰後も、チャングムの医術を高く評価しつつ、一切の私情を排除してその厳格な姿勢は揺らぐことがなかった。中人出身。
- 中殿(皇后、文定王后【ムンジョンワンフ】・尹氏) - パク・チョンスク - (山本郁子)
- 中宗の王后。史実では(政敵を次々毒殺したと推定され)息子・明宗代に政治の実権を握って一族政治を行った悪女(毒婦)とされるが、本作では聡明な女性として描かれている。聡明ゆえに自らの判断により、国法を犯したチャングムを勝手に助けて隠密に王の病気を調査させるなど、手法としてはしきたりや組織を無視した単独行動が多いため、既得権を侵されたくないオ・ギョモ等大臣たちからは嫌われている。チャングムと関わることが多く、その人柄に全幅の信頼を置くようになる。中宗の第1王后の端敬王后は中宗即位から数日後に廃妃され、第2王后の章敬王后が早逝したため、文定王后は中宗の第3王后にあたる。
- イ・ヨンセン(李連生) - パク・ウネ -(八十川真由野)
- 水剌間女官、承恩尚宮(スンウンサングン、吹替え版では特別尚宮)正五品、淑媛(スグォン)従四品を経て、昭媛(ソグォン)正四品に昇格。チャングムとは同期の女官で親友。水剌間で師事していたチョン・マルグムを母と慕っていた。普段は気が弱くどこか頼りないが、親友や師匠のためには勇気を振り絞る、心優しい性格である。ヨンノとは反りが悪くけんかばかりしているが、同情している部分もある。後に、済州島に流されたチャングムを思って泣いていたところ、偶然通りかかった中宗に気に入られ、側室に迎えられて翁主(庶出の王女)を産む。最終回でチャングムの生存とチョンホと共に都に戻ってきた事を知り、彼女らの身分回復を真っ先に進言し、2人を宮中に戻す懸け橋となった。
※NHK版ではシン・イクピル、中殿、イ・ヨンセンはOPに登場していないが、韓国での本放送時には後半から登場していたため、「主要人物」として記述する。(後半にはいなくなるハン・ペギョン、チョン・マルグム、パク・ヨンシンと入れ替え)。しかし、基本的にDVDなどでは登場していないが米国のDVDでは登場している。
水剌間(スラッカン)の人々
- ミン・グィヨル(ギヨル、ギリョル)(閔基烈・閔貴烈) - キム・ソイ -(玉川紗己子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品 至密尚宮 正五品を経て、第17代水剌間最高尚宮 正五品に昇格。「細く長い」宮廷生活がモットー。技術面ではペギョンやソングムに劣るものの、くし焼きにかけては水剌間一。おしゃべりで調子が良く、長いものに巻かれる人物だが、人がよく、欲のない心で料理をするため、結果的にチョン・マルグムの「志」を引き継ぐことになる。表には出さないが本当はペギョンを慕っており、それをソングムに気付かれて嫌われ、冷遇されていた時期がある。
- ノ・チャンイ(盧昌伊) - チェ・ジャヘ -(片岡身江)
- 水剌間女官から水剌間尚宮 正五品になる。チャングムと同期の女官。軽い性格でいつもミン尚宮の側にいる。チェ・ソングム役のキョン・ミリの役作りの助言から、つまみ食いをするキャラクターになった。初期はヨンノらと一緒にチャングムに意地悪をしたこともあったのだが、いつの間にかチャングムやヨンセンと仲が良くなった。
- ユン・ヨンノ(ヨンロ)(尹令路) - イ・イプセ -(石塚理恵)
- 水剌間女官からチェ提調尚宮(女官長)の致密尚宮(チミルサングン 提調尚宮の世話をする尚宮)になる。チャングムと同期の女官で、ユン・マッケの姪。意地悪な性格で、叔父マッケの羽振りがよいのを鼻にかけ、チャングムやヨンセンには見習いの頃から嫌がらせをしたり濡れ衣を着せたりして苦しむ様を見て楽しんでいた。最高尚宮の競い合いの際には、叔父の命によるチャングムらへの妨害を巧妙かつ嬉々として行った。したたかな一面もあり、保身のためにチェ一族の手下となる。しかしチェ一族の立場が危うくなるとヨンセンに取り入ろうしたが、逆にヨンセンの怒りを買ってしまう。その後、チェ一族の者達に口封じとして殺害される。実際に殺害されたシーンがあったわけではない。殺害目的で連れ去られる途中、殺害されるのではないかと気づくところで描写は終わっている。チャングムからヨンノの身の危険を告げられたミン・ジョンホが捜索し、ヨンノの遺体を発見した旨をチャングムに知らせることで彼女の陰謀による殺害を表現している。
- チョバン(調方) - イ・ヘサン - (山崎美貴)
- 水剌間女官。チャングム達よりも年長で、よく年下のセンガッシ(見習い女官)達をこきつかい辛くあたっていた。クミョンがチェ尚宮らに特別待遇を受けるのが気に入らない。第13話を最後に突然姿を消し、名前も一切出てこなくなる。これは『大長今』のスポンサーの意向により降板した為である。
- ホンイ(虹伊) - ノ・ユン -(※山本雅子→清水香里)※第6話のみ。
- 水剌間で下働きをしているムスリ(奴婢)。女官より身分が低い。権力争いとは無縁の立場であるため、硫黄アヒル事件の検証では、その場で硫黄アヒルの安全性を身をもって確認する試食の係を命じられ、オ・ギョモらの目論見どおりに体調を崩し、このことがペギョンやチャングムの反逆罪の決定的な証拠とされる。しかし、実は検証の前にそのような展開を読んでいたクミョンの指示を受けたヨンノに呼び出され、王と同じ症状が出るような毒を仕込んだアワビの甘露煮を食べさせられていた。
- サリョン - チョン・ヘウォン - (折笠愛)
- チェ一族の後継者。チェ・グミョンの姪。
内医院(ネイウォン)の人々
- チョン・ウンベク(鄭雲白) - メン・サンフン -(後藤哲夫)
- 茶斎軒(タジェホン)主簿(チュブ) 従六品(チョンユップム)、内医院主簿(ネイウォン ヂュブ)=(医務官) 従六品そして内医院判官 従五品に昇格。宮中の閑職である茶斎軒(NHK版では「菜園」)の責任者として登場。無断で宮中を抜け出した罰として、茶斎軒に左遷されたチャングムと出会い、その運命を大きく変えていく。チェ一族の扱う薬草の輸入の妨げとなるとして菜園を荒らされたことで、逆に芝居を打って国産の薬草を広めた功績により医務官として返り咲く。後に持病の治療法を求めて済州島で薬草を探していたときにチャンドクと出会い、よき友人となる。
- チョン・ユンス(鄭潤壽) - チョン・インテク -(石住昭彦)
- 内医院の下級医務官から内医院主簿 従六品を経て内医院正(医局長、略して内医正、ネイジョン)正三品堂下官になる。誤診疑惑をきっかけに、陰でチェ一族につながり、自己保身のためにペギョンと女官時代のチャングムを陥れ、更に医女・チャングムを追い出そうと画策する。しかし医師としての良心の呵責に苦しむ。王の健康状態から、誤診・「硫黄アヒル」の安全性・チェ一族の謀略に至るまで、「事件」の全貌を知るため、のちに事件解明の鍵を握る人物として関係者から重要視されることになり、その後医師の資格を剥奪され免職処分を受ける。
- チョ・チボク(趙治福) - チ・サンリョル -(多田野曜平)
- 内医院奉事(ネイウォン ポンサ) 従八品。両班出身の医師。チャングムに好意を寄せ、いつも肩を持っている。お調子者で言い訳上手な実力の怪しい人物。両班出身や親のコネで現在の役職に就いていることや自分の実力は自覚している。
- ケグム(啓卿) - キム・ソニョン -(丸山真奈実)
- 内医院御医女(医女長)。内医院の医女を束ねる立場上、何かと内医院の秩序を乱すことの多いチャングムに厳しい。
- シンビ(信非) - ハン・ジミン -(花村さやか)
- 内医院医女。チャングムと同期。子供の頃、貧しさのため病気が治療できず困っていたところを医者に助けられて以来、「(感謝の気持ちがあるなら)世の中にお返ししなさい」という恩人の言葉を胸に、医女を志す。医女としての才能は天才肌のチャングムと比べると見劣りがするが、慎重な行動と誠実な心で患者と接する態度が彼女の徳であり、チャングムも尊敬している。その謙虚さから、医女研修担当のシン教授に、医女としての資質を最も高く評価されている。知識の豊富なチャングムを尊敬し、他方でチャングムに医女として大切なものを気付かせるなど、お互いに一目置く間柄で、内医院におけるチャングムの良き理解者・良きパートナーとなる。
- パク・ヨリ(朴烈伊) - イ・セウン -(山辺有紀)
- 内医院医女。幼い頃に両親を失いヨンシン女官長の庇護を受け、恩義を感じている。失脚させられたヨンシンの身分回復を画策し、チェ一族を追い落とす工作のため、味方を装ってチェ一族に接近するが、ヨンシンとのつながりをソングムに見破られ、チェ一族の側に取り込まれる。同様に内医院の中でチェ一族につながる人物として、ユンスと行動を共にすることが多い。腕は確かだが、医術でチャングムに恥をかかされたことで敵視するようになる。内医院におけるチャングムの先輩格だが、チェ一族がチャングムを邪魔に思っていることを察知し、チェ一族の信頼を得るため、チャングムを内医院から追い出すべく、善人を演じながら影ではあの手この手で罠にはめるが、更にその裏でクミョンが使っている薬味入れにワライダケの粉末を仕込んで、チェ一族を窮地に追い込んだ。結局その後、チェ一族に関わった罪を問われ、医女の資格を剥奪され免職処分となった。
- ウンビ(銀非) - イ・スンア -(佐藤あかり)
- 内医院医女。何かと目立つチャングムに嫉妬し、冷たい態度で接するが最終回でようやく和解し、共に切磋琢磨することを誓う。
- ピソン(非先) - キム・ミニ -(込山順子)
- 内医院内医女(ネイウォンネウィニョ、訓育医女)。ウンビと同様にチャングムに冷たい態度で接することが多い。こちらも最終回で和解する。
- チョドン(調同) - カン・ジョンファ -(阿部桐子)
- 内医院医女。チャングムと同期。恵民署配属だったが、問題を起こして追放されるチャングムとシンビの代役として内医院に異動となり、2人の残留後も内医院に留まる。朗らかで陽気な医女。何でも知っているような顔をしてしまうお調子者。
- チョボク(草福) - チョン・スヨン -(江間直子)
- 内医院医女。チャングムと同期。恵民署配属だったが、問題を起こして追放されるチャングムとシンビの代役として内医院に異動となり、2人の残留後も内医院に留まる。少しおしゃべりな医女。
- シヨン(施然) - キム・ドヨン -(山田里奈)
- チャングムが味覚を失ったときに相談に乗った医女。当初は医女編でも登場する予定だった。
- イ・ヒョヌク(李顕旭) - ソン・ドンウン -(池田勝)
- 両班出身の医師(儒医)。チャングムの医女研修を担当した教授の一人。王命に違反して医女研修生を宴席に侍らせていたが、チャングムとシンビがこれに反抗・拒否した事に激怒、落第させて追放するようにイクピルに散々働きかけていた。試験で2人のみならず医女全員を落第させるというイクピルの奇想天外な行いによって、宴席に侍らせた事実を王に知られた上、王命に逆らっていた事で王からの怒りを買って罷免される。大妃の遠い親類。
- ソンドル - ヒョンジン -(藤原堅一)
- 薬房で下働きをしている男性。チョ・チボクと行動をともにする事が多い。
内侍府(ネシブ)の人々
- 長番内侍(チャンボンネシ) - シン・グク -(村田則男)
- 内侍院尚醞(ネジウォン サンオン) 正三品堂上から内侍院尚膳 従二品に昇格。王の身の回りの世話をする内侍府の長官(宦官)で、チョン尚宮とは交流があった。公正であるが形式ばってはおらず温厚で高潔な人柄で、政争から常に距離を置いているため、中宗の厚い信頼を得ている。宦官の為にヒゲは生やしていない。名前は不明。最終回で王の密命を監察内侍に伝え、実行させ、後(本編では8年後)にチャングムとチョンホの生存と再会を喜んだ。
- 監察内侍 - イ・ギョンウォン -(原康義)
- 内侍府長官の部下。不言実行を体現したかのように無口かつ役職に忠実。禁を犯したチャングムを取り調べることもあり、後ろめたい事があったのか、ソングムに弱味を握られた事もある。後に、王と長官の密命を受けて、チョンホとチャングムを逃す手助けをする。残ろうとするチョンホに対し、逃亡とチャングムの保護を職務とする王からの最後の勅命書を手渡した。また、二人と共に清に渡る事も命じられていたため最終回で二人の逃亡に同行していたが、王の崩御にチャングムが都に戻ろうとした時に追っ手が目前に来ている事を知り、自ら追手の足止めをして二人の逃亡を助けた。その後、宮廷に戻った。
王族の人々
- 皇太后 - オム・ユジン -(谷育子)
- 中宗の生母。伝統を重んじる人柄で基本的に公明中立だが、中宗を最も愛するが為に道理を超えることもあった。女官時代のチャングムが作った饅頭(マンドゥ)を気に入る。出生後すぐに母と死別した、オ・ギョモ等が後押しする章敬王后の子の東宮(世子ホ→仁宗)を溺愛しているため、オ・ギョモやチェ一族に理解がありなおかつ王の意思すらも左右し得る立場の人物として、彼らにしばしば政治利用される。親族であるイ・ヒョヌクが医務官を罷免されたことを根に持ち、発覚の原因をつくったシン・イクピル医務官を「粗末な医務官」と呼んで嫌い、その治療を拒んでいた時期がある。
- 王世子(仁宗(インジョン)) -
- 王世子冊封前は、元子と呼ばれる。章敬王后の長男。オ・ギョモが後ろ盾となっているが、幼い頃より重い「厥心痛」(けっしんつう=狭心症)を患い、先は長くないであろうと宮中では噂されている。しかし、少しでも王位に着けばその間に自分の子(キョンウォン王子)が苦しい立場に追い込まれることを心配した皇后(文定王后)の指示を受けた尚宮が、病気に乗じて密かに殺すことをチャングムに命じる。しかし、チャングムはこれを拒否。のちの第12代国王、仁宗となる。周囲の心配のとおり、即位して数ヶ月後(史実では即位しておよそ9ヵ月後に崩御している)に若くして亡くなったため、結果としてチャングムとチョンホの身分回復を早めることになる。
- キョンウォン(慶源)王子(慶源大君(キョンウォンデグン)-(こおろぎさとみ)
- 王と文定王后の長男で東宮の異母弟。不治の病と言われる天然痘にかかるがチャングムの治療により完治する。のちの第13代国王、明宗(ミョンジョン)となる。
その他の人々
- ソ・チョンス(徐天壽) - パク・チャンファン -(小山力也)
- チャングムの実父で、元 内禁衛所属の武官。宮中の抗争で世子・隆(ユン、後の燕山君)の生母廃妃尹氏の処刑を命じられた。その夜、気分を紛らわす為に深酒していたところ夢かうつつか不思議な老人から3人の女性に運命を握られていると予言され、1人目こそが廃妃尹氏であったことを知る。王子は燕山君として次代王に即位し、母の処刑に関わった者を指名手配したことで逃亡生活を送る中、3人の女性の2人目であるミョンイと運命の出会いを果たし結婚。3人目の女性である娘チャングムを授かる。身分を隠して白丁の村に潜伏しながらも家族3人で幸せな生活を送っていたが、身分が露見し捕らえられてしまう。その後、回想シーンを除いて彼は全く登場しない。当初は一命をとりとめ、山奥で仙人のような力を身につけてチャングムがピンチになるといつも空を飛んで助けにきてくれるというファンタジー要素を含んだ設定だったが、話の展開上出番がなくなってしまい却下された。
- パク・ミョンイ(朴明伊) - キム・ヘソン -(増子倭文江)
- チャングムの実母。水剌間の女官だったが、宮廷の陰謀を知ってしまったため無実の罪を着せられ、女官らの間で密かに毒を飲まされて処刑された。しかし親友ペギョンの機転で毒に解毒剤が混ぜてあったことで一命を取りとめる。ソ・チョンスに介抱され、チョンスに見守られて一人放浪するうちにチョンスと恋に落ち、チャングムを産む。甲子士禍で官憲に捕らえられたチョンスを追ってチャングムと漢陽を訪れるが、ミョンイが生きていたことを知ったチェ一族の放った刺客に襲われチャングムを庇い亡くなる。遺体はチャングムが洞窟に埋葬し、その墓は何度か物語の舞台となる。
- チャンドク(長德) - キム・ヨジン -(冨永み〜な)
- 済州牧の首医女(スイニョ)。モデルは中宗より二代前の成宗実録に記載された実在した医女。燕山君の治世に採紅史だった官僚によって両親を失い下男(奴婢)に育てられ復讐の為に内医院の医女になる。親の敵の官僚が済州島へ流刑になったことで済州島の医女となる。済州島に流刑となったチャングムと出会い、彼女に復讐を遂げさせるために医術を教える。その教え方は「この本を全部覚えなさい」「一度しか言わないから全部覚えなさい」という具合でそっけなく、それをひとつでも間違えると鞭で叩くという、周囲も同情するほどのスパルタ式である。済州島在住中、内医院御医女(医女長)に推挙の話が来るが、宮仕えを嫌い固辞。床に伏せていた親の敵と会い、敵討ちとして報復するか医女としての使命を果たすかで揺れる。チャングムが医女となってからは都のトックの家に滞在し、診療所を開設する傍らたびたびチャングムを助けるが、その気の強さからトックの妻に口論で負けない唯一の人物でトックの妻が苦手にしている。
- ユン・マッケ(尹莫介) - ナ・ソンギュン -(円谷文彦→横島亘)
- 大殿別監。ヨンノの叔父。オ・ギョモの部下として暗躍。料亭を経営している。後に免職になる。元は奴婢であったが、一度の告発で中人になった。
- パク・プギョム(朴普謙) - ハン・ヨンス -(岩田安生)
- 司饔院(サオンウォン)僉正 従四品から正三品堂上官。監賑御史(疫病対策の特使の名称)にもなる。オ・ギョモの腹心。後に免職の上、済州島に遠島になる。
- 内禁衛将(ネグミ ジャン)/兵曹判書 - イム・ムンス -(目黒光祐)
- ドラマ前半でのチョンホの上司。王の信頼厚い高官だが、武官のため、政治に深入りすることは好まない。三浦の乱の功績によりチョンホを従事官に。成均館学田の朝鮮人参横流しから序々に判明した任務外のチェ一族とオ・ギョモの不正の解明を黙認するが、硫黄アヒル事件への巻き添えを怖れチョンホを一時監禁する。チャングムを追い官職を捨て済州島に渡ったチョンホに水軍万戸の官職を与える。
- ピルトゥ - ソ・ボムシク -(川島得愛)
- チェ・パンスルに仕える間者で武芸に長けている。パンスルの命令で医局長暗殺に赴くも、チョンホに気づかれ逃走する。
- チャン執事 - チャ・ユンフェ -(坂口進也)
- パンスルの配下。
- ノ尚宮(盧尚宮) - キム・ソウォン -(吉野佳子)
- 大妃殿至密尚宮(テビジョンチミルサングン、皇太后付きの尚宮)。かつての太平館(テピョンカン)の女官。当時、明国の使者に陵辱され、子を産んだ同僚の女官を「女官の掟」により無念にも自害させた過去を持つ。そして自害させた女官の遺児(ハンイ)を女官として育てる。試験の後、「女官の掟」と自分の過去を伝えた翌日、職を辞して尼寺に入った。
- ハンイ - イ・ウンジュ
- ノ尚宮の娘。正確には養女で前述のノ尚宮の同僚の娘でお針子。尼寺に入るノ尚宮の為に饅頭汁を作ろうと水剌間の料理試験会場からチャングムに配られていた小麦粉を盗み出した。チャングムに見咎められても返さないばかりか、駆けつけた見回りの兵からの返還要求をも拒絶、逆に「小麦粉は返さないが見逃して欲しい」と身勝手な要求を懇願。これにより小麦粉を失ったチャングムは代用品で饅頭を作る事になってしまい、結果的に(大妃によって撤回はされたものの)試験不合格及び宮中追放の寸前にまで追い込まれた。後にチャングムのために女官服を縫い上げている。
- パク・クマン(朴亀萬) - イ・サンチョル -(清水明彦)
- チャングムが済州島に流された時の済州島の将校(チャンギョ、下士官)。たびたび脱走を図るチャングムに振り回される。有能とは言えない三枚目のキャラクターだが人がよく、済州島の水事情の悪さが病気を招いていることを心配しチャンドクと組んで雨水を利用できるようにする施設をこっそり造っている。一緒の機会は少ないが同じ三枚目のトックとは絶妙のコンビである。医女試験の受験などでチャングムの世話を焼くが、情が移って離れ難くなってしまい、チャングムが都に戻ると同時にチョンホの配慮で都に異動になる(以後登場しない)。
- ハン・ドンイク - ムン・フェウォン - (野島昭生)
- インドン(引同) - ペク・ヒョンスク - (松熊明子)
- チミルサングンとキミサングンを兼務。当初の予定では、後半ヨンシン女官長に敵対する重要な人物だったが、設定が変更されてヨンシン女官長が追い出されたためか途中で降板してしまった。
- パク・ミョンホン(朴明洪) - パク・ヨンテ -(富田耕生)
- 左賛成(チャチャンソン)従一品、右議政 正一品、そして左議政(チャイジョン) 正一品となる。ドラマ後半でのチョンホの上司。正義感が強く、彼と共に宮中の不正を糺そうとする。チョンホには若い頃から目をかけてきたが、王がチャングムを自らの主治医に任命することについては、賛成するチョンホが当時の儒教的な常識からかけ離れた主張をすることで、政敵に格好の攻撃材料を与え、儒学者らを支持母体とする自らの政治グループ士林派が孤立してしまうことを恐れ、勲旧派と一緒になってチョンホを抑え込もうとした。最終回でチョンホの身分が回復した後、全てを詫びて「これからも全力で職務にあたって欲しい」と励ました。
- イ・グァンヒ(李光煕) - パク・ヨンジ -(佐々木勝彦)
- 左議政 正一品 兼 内医院都提調。守旧派の大臣。第44話で皇太后を動かせる人物として会話中に名前が出てくるが、実際にはオ・ギョモ失脚後登場する。チャングムとチョンホを宮中から追放しようと目論む。王の腸閉塞を切開して治す方法を進言したチャングムを「王の体を傷つけようとする不届き者」と敵視し「お前だけは生涯をかけても許さない」とチャングムの目前で吐き捨てた。更に最終回ではチャングムを捕縛及び処断するための追手を差し向けた。
- チョンホの副官 - オ・ヒョプ -(五十嵐明)※ただし何回も声優が交替している。
- 内禁衛でチョンホに仕えた、任務に忠実な武官。チョンホに従ってオ・ギョモらの秘密調査に参加し、硫黄アヒル事件が起きた温泉旅行においても、チョンホの指示で、命を狙うパンスルらからペギョンやチャングムを護衛する。しかしその際に副官の身分を明かし、またオ・ギョモの政敵チョ・グァンジョの弟子だったこともあり、クミョンの必死の説得でパンスルらの謀略のターゲットから外されたチョンホの身代わりとして、謀略により罪を着せられ拷問で死亡する。
- テサホン(大司憲) - キム・ヨンシク -(山野史人)
- マ・ソック(馬石九)
- 病気の子ども。チョンホに凧を作ってもらう。
- ミン・ソホン(閔笑憲) - チャン・ハリン -(宮本侑芽)
- 最終回に登場する、チャングムとチョンホの娘。チャングムの子供の頃によく似て、賢いが好奇心が強く、おてんばな女の子。実はソホン役のチャン・ハリンはチャングムのセンガッシ時代の同期生としても出演している。
韓国国外での放送
日本
NHK系列のBSチャンネルであるNHK-BS2が2004年10月7日から2005年10月27日まで毎週木曜日午後10時00分 - 放送していた韓国ドラマシリーズ放映(日本語吹き替え)の第4弾であり、NHKが初めて放送した韓国時代劇作品でもある。放送時にはラストに「チャングム豆辞典」が併映された。同コーナーはDVD-BOXの特典映像としても収録されている[7][8]。
2005年7月に前半の第1-27話までを、2005年12月に後半の第28-54話が再びNHK-BS2で集中再放送され、2005年10月8日よりNHK総合でも毎週土曜日午後11時10分から放送が開始。時間枠の変更がありながらも2006年11月18日まで放送された。また、総集編が2006年末に放送され、2008年3月末に再放送された。2007年1月12日から2008年2月15日までカットシーンも含めたノーカット字幕版である「完全版」がNHK-BS2で毎週金曜日午後7時45分から放送開始した。
男性のファンも多く、実際、NHKに来るファンのメールの35%は30代から50代の男性ファンであるとされる[9]。江田五月[10]や志位和夫[11]も同番組のファンである事を公言している。
2009年9月よりサミーからパチンコ機種『ぱちんこCR宮廷女官チャングムの誓い』を稼動開始した事に合わせて、7月21日から10月15日までTBSが関東ローカル枠にて再放送を行った[12]。
2013年1月7日よりBSジャパンにて放送開始された[13]。
総集編
全話を約5時間に編集、短縮したものであり、2006年にNHK総合にて放送された[14]。2007年にDVDが発売されている[14]。
回数 | サブタイトル |
---|---|
第1回 | 運命の道 |
第2回 | 女官への道 |
第3回 | チェ一族の陰謀 |
第4回 | 医女への道 |
第5回 | わが道 |
NHK版の場面カットについて
テンプレート:独自研究 『チャングムの誓い』は1話ごとの収録時間が54分程度から1時間7分程度までと一定ではない。日本で最初に放送したKNTVはオリジナル全長版の字幕放送だったが、NHKでは編成が1時間に固定され、オリジナルに存在しない「前回のあらすじ」、次回予告と日本語版クレジットを付け加え、最初の数話と最終回を除いて1分半の「豆辞典」が併せて放送されるため、57分程度に収まらない殆どの回でカットシーンがある。中には前後関係を吟味せずカットされた回もあり、ドラマの展開から伏線が失われる障害が幾つも発生した。代表的なのは第46話のチャングムとチョンホの抱擁シーンで、このカットによりいくつもの伏線が失われ、後の回で辻褄が合わなくなっている。
国内版DVDもNHKの放送と同じくカットされているため、ノーカット版を求めて韓国版DVDを購入したり、インターネットで有料視聴するファンも少なくない(ただしNHKの放送で約10分の場面がカットされた最終回だけは、ビデオ/DVD国内版でも本編ノーカットの日本語版収録が実現した)。
ノーカット放送の要望が多く寄せられたため、NHK-BS2では2007年1月12日から2008年2月15日まで「完全版」と銘打ったノーカット字幕版が放送された。番組終了時間は各回ごとに異なるが、これはオリジナルの通りである。しかし、様々な点でオリジナル版と異なっている(次項を参照)。また、完全版は一度の放送のみで、再放送、DVD化はされていなかったが、SkyparfcTV!「LaLaTV」にて、平成20年12月より放送が始まった。
同局の韓国連続ドラマにおいてのノーカット字幕版の放送は、過去に『冬のソナタ』の例があった。
NHK完全版とオリジナル版の違い
NHKは「完全版」として2007年1月12日から2008年2月15日までノーカット字幕版を放送していたが、「完全版」といっても韓国でのオリジナル版と全く同じものが放送されたわけではない。オリジナル版と主に違う部分は下記の他にエンディングテーマが変わらない点やOPの改変などが挙げられる。また、NHKに供給された素材の仕様なのか、本編中でもごくまれにオリジナル版と異なる場面がある。
音声がモノラル
オリジナル版はステレオ音声だが、NHK版はモノラル音声であった。テンプレート:要出典範囲NHK完全版の放送はオリジナル版のRch(右音声)の音声がなくなり、RchからもLch(左音声)の音声が流れている。
オリジナルと異なるエンディング
テンプレート:出典の明記 オリジナル版では本編のラストに静止画となり、もやもやとした光が画面の端に集まって縦書きの「大長今」というCGロゴに変化する(第1話、2話のみ大長今ロゴのデザインと出現の仕方が異なる)と同時にエンディングテーマが流れ始め、ロゴが前方に向かって拡散していくのに合わせて画面が切り替わりエンディングとなるが、NHKの放送では本編のラストで暗転し、NHKが独自に作ったエンディングへと移る。中には静止画になる数秒前に暗転が終了(フェードアウト)し、本編ラスト数秒の映像や音声をカットしている回も少なくない。
台湾・香港
台湾の八大電視 (GTV) では2004年7月から放送され、中国南部やマカオでも視聴されている香港無線テレビ (TVB) も2005年1月24日からゴールデン・アワーで放送を開始、最高視聴率は38%に達し、その年に放送されたテレビドラマの中でも有数の視聴率となった。香港紙『明報』はイ・ヨンエのことを王妃のような気品が漂っていると評した。2009年8月から中華電視(CTS)において再放送されている。
中国
テンプレート:複数の問題 中国においても湖南衛視が2005年9月1日により放送を始め、各メディアが連日盛んに取り上げて話題となった。その一方で、俳優の張国立は、中国人が発明した鍼灸が、ドラマの中では韓国人が発明したかのような表現となっている点を批判した他、多くのテレビドラマを手掛けた北京紫禁城影業公司の総経理張強は、「見たことはあるが、そんなに大騒ぎをするほどのものではなかった」などと指摘、「ドラマの制作レベルや衣装、道具などを見ても、韓国のドラマは中国のものとは比較にならない程度の水準」と評し、ドラマプロデューサーとして有名な張紀中も「みんなブームに浮かされているが、冷静に見れば制作レベルはそれほど高いものではないし、表現手法も古いものだ」と批判的と受け取れる発言をするなど、ドラマが過大に評価されているとの批判の声が多数出た。ドラマ制作関係者から批判が多い背景には、中国においてテレビドラマの制作費が巨額の投資となり、それに伴って放映権が高騰したことから、各テレビ局が自国のドラマではなく、放映権が安価で負担の少ない韓国ドラマを選び、韓流ブームを扇動しているという憶測に対する反発があると考えられる。また平成20年(2008年)1月におこなわれた中国でのネット投票では最も嫌いなドラマに選ばれる事態にまで発展し(中国青年報による中国Yahoo、新浪ネットなどと共同)、韓国メディアでは中国メディアの『チャングム』叩きに対し反発した報道がなされ(聯合ニュース、中央日報ほか)、混迷を極めている。
東南アジア
イラン
2003年に国内で放送されて大ヒットを記録した[15]だけでなく、同国における韓国ドラマの認知度上昇のきっかけとなった[15]。また韓国料理を食べる家庭が増加し、家事が上手な女性を形容する「ヤングムらしい」[脚注 1]という造語も誕生した。
欧米・アフリカ
トルコでは国営放送であるTRT系チャンネルのひとつTRT 1(TRT 1)にて2008年1月から、トルコ語吹替版にて放送が開始された[17]。ハンガリーでは同年1月時点でハンガリー語への吹替作業の最中であり、2月より放送予定であると報じられた[17]。9か月後の同年10月、公共放送局MTV系チャンネルのひとつM 1(M1)にて放送された。他にも旧ユーゴの4か国(セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア)でも輸出契約が締結されたと報道されている[17]。
ジンバブエではZBC(Zimbabwe Broadcasting Corporation)にて放送開始直後に在ジンバブエ韓国大使館後援による視聴者クイズが行われ、約480万人から応募があった[17]他、北京オリンピック中継のために放送が中断された事に抗議電話が殺到し、オリンピック放送を中断して同番組を放送している[16]。タンザニアやガーナでも放送が行われた[18]。
その他
- 『韓国放送80年史上 最高のドラマ』に選出された。2007年2月、KBSがKBS2特別企画『放送80年人物80年』のために実施したアンケートで選出。
- ドラマの大部分が撮影された京畿道楊州市の撮影施設「MBC楊州文化村」では、オープンセットを再整備した「大長今テーマパーク」が2004年12月に公開された。
- ドラマで登場した宮廷料理が定食として一般に食された。
- 独特のメロディラインが印象的なテーマソング「懐夫歌(オナラ)」は、人口に膾炙し、放送期間中、人々の鼻歌に歌われることしばしばであった。その一方で「歌詞がわからない」という声が多くあがり解読もなされたが、正解者はいなかった。歌詞は三国時代の古朝鮮語を復元したものを使用した。
- 登場人物である両班や尚宮、内禁兵、国王、后妃などが着用している衣装、「笠(リッ)」「纓冠」など冠や帽子は、世祖朝に纏められた「経国大典」に基づいて、身分や位階において使用できる服装の色などの細かい取り決めを忠実に再現したものである[19]。ちなみに成長した見習い女官が着る緑色の服はイ・ビョンフン監督がイ・ヨンエに似合う色として決めたものである。
- 「大長今DVD ハイライト版」(韓国版)にて。チョンホが火災現場から気を失い倒れているチャングムを発見、救出した直後のチャングムが気を取り戻して喜び、抱擁するシーンの撮影中イ・ビョンフン監督は2人に「キスして!キスして!」と台本に書いていない事を要求したが、イ・ヨンエは「このシーンにキスは合わない」と伝え、却下された。
- 当初の予定では、チェ・ソングム(チェ尚宮→女官長)役のキョン・ミリ(甄美里)がハン・ペギョン(ハン尚宮)を演じるはずであった。しかし、ソングム役のキャスティングが難航し、急遽キョン・ミリがソングムに役替えとなった。尚、キョン・ミリが悪役を演じるのはこれが初めてであった。
- アシアナ航空が、ボーイング767の機体にイ・ヨンエをデザインした「チャングム号」を運行し、日本各地に飛来している。
- NHK版では、「皇后さま」「皇太后さま」という言葉が使われている(完全版では「皇后」が「后」に訂正された)。この呼称は、歴史考証の見地からは「王后さま(王妃さま)」、「王太后さま」と訳すべきである。皇后、皇太后は皇帝の妃、皇帝の母を意味する用語で、皇帝と王は明らかに異なるからである。当時の朝鮮は、明(中国)の冊封(さくほう)を受けていたため、朝鮮王家は明の皇帝に対して儀礼上臣下の立場にあった。朝鮮王家に対して皇帝や皇帝に関連する称号(皇后や皇太后)は使えなかった。実際、NHK以外の日本語訳では「皇后」や「皇太后」の称号を使っていない例もある。
- 邦題は「宮廷女官チャングムの誓い」であるが、ドラマの主体は医女編である。このドラマは原題の通り、「チャングムが王の主治医(大長今)になること」が本来のテーマであり、当初はこの「王の主治医」が後半メインに描かれるはずだったが、女官編の延長等が影響しその結果、最終回まで残り6話と迫った第49話からようやく主治医編が描かれることとなった。
- オリジナル版では見習い女官を「センガッシ」と呼ぶが、「センガッシ」の「セン」はセンモリ(セアングモリ、絲陽髪)という、李氏朝鮮時代のヘアスタイルを意味する。センモリができた見習い女官は至密(王、王妃、東宮などの腹心)、寝房、繍房の所属の見習い女官だけだった。そのため、実際には水剌間の見習い女官は「ガッシ」と呼んだ。
関連番組
- 「チャングムの誓い大事典」
- イ・ビョンフン監督、幼少時のチャングム役のチョ・ジョンウン、ミン・グィヨル(ミン尚宮)役のキム・ソイをゲストに迎え、VTRをもとに座談会を行う。他、宮廷料理の実演や主題歌の生披露等、全90分(BS2放送時)、全60分(総合テレビ放送時)。
- 「チャングムの誓いで学ぶ宮廷料理」
- ドラマに登場する宮廷料理をハン・ペギョン(ハン尚宮)役のヤン・ミギョンが紹介する。各10分全12回。
- 「素顔のイ・ヨンエ」
- 主演女優イ・ヨンエのインタビュー。全20分。
- 「女優イ・ヨンエ チャングムからの出発」
- 主演女優イ・ヨンエの密着ドキュメント。全60分(BShi、BS2で放送)。
- 『少女チャングムの夢』(アニメーション)
- 「第1部 失えない瞬間」(第55回放送枠特番/日本国内未放送)
- 「第2部 終わらない瞬間」(第56回放送枠特番/日本国内未放送)
- 撮影秘話、NG集等。(「チャングムの誓い大事典」のエンディングで一部放送)
CD・DVD
CD
- チャングムの誓い オリジナル・サウンドトラック(日本版)全18曲。発売元はポニーキャニオン。
(日本盤には「オナラ」ボーナストラックが追加)
- 大長今OST(韓国版)全17曲
DVD
日本版
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXI(第1話 - 第9話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXII(第10話 - 第18話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXIII(第19話 - 第27話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXIV(第28話 - 第36話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXV(第37話 - 第45話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXVI(第46話 - 最終話収録)最終話のみノーカットで収録
- 宮廷女官チャングムの誓い 総集編
日本版はNHK通常版の放送と同様のものが収録されており、「完全版」の内容ではないので注意。発売元はバップ。
韓国版
- 大長今DVD 第一巻(第1話 - 第16話収録)
- 大長今DVD 第二巻(第17話 - 第32話収録)
- 大長今DVD 第三巻(第33話 - 第48話収録)
- 大長今DVD 第四巻(第49話 - 最終話収録)
- 大長今オールインワンDVD-BOX(全話収録、チムのおまけ付)
- 大長今DVD ハイライト版
ただしいずれも入手困難。
関連書籍
- 『宮廷女官チャングムの誓い(上)』 ISBN 4812418887
- 『宮廷女官チャングムの誓い(中)』 ISBN 4812420741
- 『宮廷女官チャングムの誓い(下)』 ISBN 4812421756
- 『チャングム1 宮廷篇』キム・サンホン(著)、米津 篤八(翻訳)、ハヤカワ文庫NV、2004年10月 ISBN 4150410704
- 『チャングム2 追放篇』キム・サンホン(著)、米津 篤八(翻訳)、ハヤカワ文庫NV、2004年11月 ISBN 4150410720
- 『チャングム3 医女篇』キム・サンホン(著)、米津 篤八(翻訳)、ハヤカワ文庫NV、2005年1月 ISBN 4150410747
漫画
講談社「BE LOVE」誌上で、三原陽子作画によるコミカライズが2006年第6号(3月15日号)よりxxxx年第x号(x月x日号)まで連載された。なお、第3号(2月1日号)に「プレ連載」として第1話が掲載されていた。
舞台
スタッフ
- 脚本
- オ・ウニ
- 作曲
- チョ・ソンウ
- 演出
- ハン・ジンソプ
- 振付
- カン・オクスン
- 音楽監督
- ウォン・ミソル
- 舞台デザイン
- ソ・スクジン
- 衣装デザイン
- イ・ヘラン
- 照明デザイン
- ミン・ギョンス
- MBCプロデューサー
- チョン・ジュン、チョン・ジュンス
- PMCプロデューサー
- ソン・スンホァン、イ・グァンホ
日本では、この作品の舞台版が行われた。
キャスト
- ソ・ジャングム:菊川怜(幼少期:渡邉ひかる、谷下空蘭)
- ミン・ジョンホ:山口馬木也
- チェ・グミョン:貴城けい
- 中宗役:外山誠二
- ハン・ペギョン、パク・ミョンイ:波乃久里子
- チェ・ソングム:多岐川裕美
- カン・ドック:佐藤輝
- カン・ドックの妻:角替和枝
- チョン・マルグム:前田美波里
- パク・ヨンシン:駒塚由衣
- イ・ヨンセン:有坂来瞳
- チェ・パンスル:園岡新太郎
- ユン・ヨンノ:石橋奈美
- ピルトゥ:高杉勇次
コマーシャル
この作品をモチーフとしたCMが多数作られている:
- 炊飯器(イ・ヨンエ、チェ・ジャヘ、チョ・ジョンウン出演)
- お菓子(ヨ・ウンゲ、パク・ウネ出演)
- 豆乳(ヤン・ミギョン、チョ・ジョンウン出演)
- 韓国国産牛(イム・ホ、チョ・ジョンウン出演)
脚注
文献
外部リンク
- MBC公式サイト テンプレート:Ko icon
- TBS公式サイトの番組紹介ページ テンプレート:Ja icon
- テレビ東京公式サイトの番組紹介ページ テンプレート:Ja icon
- バップ公式サイトの番組紹介ページ ※日本版サブタイトル一覧閲覧可
- 大長今テーマパーク案内
- ↑ 放送大学通信 オン・エア 6頁
- ↑ 『増殖する韓国の「自尊史観」』 正論2008年12月17日
- ↑ 吉田宏志 『李朝の皿に描かれた絵画』 大阪市立東洋陶磁美術館 友の会通信26号 第23回講演会要旨 1992年3月1日
- ↑ 東洋陶磁美術館 特別展「浅川巧 生誕百二十年 浅川伯教・巧兄弟の心と眼-朝鮮時代の美」 大阪市 2011年2月25日
- ↑ 第51話でカン・ドックの妻が、チャンドクの語る対処法を知っていれば疫病でふたりの息子を失わずに済んだと語っている。
- ↑ 第46話のトックが書いた恋文の中で「チュヒャン」という言葉が出てくるが、秋香(チュヒャン)の元となった春香(チュニャン)は18世紀に朝鮮半島でパンソリの台本から生まれた物語『春香伝』により、理想の女性の代名詞となっており、トックは妻を春香に見立ててラブレターを書いたという可能性もある。このことから製作者がトックの妻とのギャップから考えたクスクスシーンというだけで、彼女の本名ではないという解釈もできる。実際、主要登場人物でありながら名前がないことに対する質問で、脚本家キム・ヨンヒョンは「そういうのもあっていいのでは」との旨を述べており、イ・ビョンフン監督自身も2005年7月にNHKで放送された「チャングム大辞典」で「名前は付けなかった」と発言している)。なお、韓国での呼び名、“羅州宅(ナジュテク)”は人物の名ではなく、羅州(ナジュ)から嫁いできた妻という意味。
- ↑ 宮廷女官 チャングムの誓いDVD-BOX V バップ 2013.2.3 02:52 (UTC) 閲覧
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- ↑ FLASH EX35plus vol.1
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- ↑ 日韓友好プロジェクト「熱韓」に、あのパチンコ登場 夕刊フジ 2009.7.1付記事
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- ↑ 14.0 14.1 宮廷女官 チャングムの誓い 総集編 バップ屋 2013.1.27 05:43 (UTC) 閲覧
- ↑ 15.0 15.1 Ulara Nakagawa Korean Wave Ripple Effect テンプレート:En icon ザ・ディプロマット 2010.10.26付記事
- ↑ 16.0 16.1 イ・ヨンエ 普段の姿は…「喜びが大きいほど苦しかった」 WOW!Korea 2008.9.24付記事
- ↑ 17.0 17.1 17.2 17.3 『チャングムの誓い』、 新年から西欧・アフリカのお茶の間を占領 innolife.net 2008.1.22付記事
- ↑ Lee Hyo-won Hallyu Reaches Other Side of the World テンプレート:En icon コリア・タイムズ 2007.10.30付記事
- ↑ 番組最後の「チャングム豆辞典」のナレーションによる。
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