ウイングアロー

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テンプレート:Infobox ウイングアローとは、日本生まれの元競走馬サラブレッド)で、現在は種牡馬である。ダートでは掲示板(5着以内)を外したのはわずか2走のみと抜群の安定感を見せた。1998年および2000年JRA賞最優秀ダートホース

戦績

1998年1月10日京都競馬場で行われた新馬戦(ダート1200m)でデビュー(騎手は菊沢隆仁)、16頭立ての3着に入った。初勝利は同年2月18日名古屋競馬場で行われた中央交流競走・マンゴー賞(ダート1400m)で後続に7馬身差を付けての勝利だった(3戦目)[注 1]。その後4月11日の阪神競馬500万下の条件戦で2勝目を挙げた。3勝目は6月14日東京競馬場で行われた菖蒲ステークス、その後統一重賞名古屋優駿(名古屋、ダート1900m)で初めての重賞勝利となった。以後、統一GIIIのグランシャリオカップ旭川、ダート1600m)を勝ち、秋に入り4歳ダート三冠レース(当時、年齢は旧表記)のユニコーンステークス中山、ダート1800m)、スーパーダートダービー大井、ダート2000m)と連勝し、ダートレースで5連勝、重賞4連勝を挙げた。史上初の4歳ダート三冠を目指し11月23日盛岡競馬場で行なわれるダービーグランプリに出走を表明するも当日の降雪でレースは延期となった。仕切り直しに12月14日水沢競馬場で行なわれたが、ナリタホマレの2着に終わり、三冠はならなかった。その後、スーパーダートダービーの廃止により、4歳ダート三冠はなくなったため、この路線での三冠馬は存在しない。

4歳時(1999年)は球節ならびに膝の不安で満足ゆく調整ができず5戦して未勝利、5歳(2000年)は1月23日平安ステークス5着を経てフェブラリーステークス(2月20日)に出走、オリビエ・ペリエ騎乗で直線一気の末脚でゴールドティアラファストフレンド以下を破り優勝した。ペリエ自身初の日本のGIレース制覇と共に2月一杯で調教師を定年退職する工藤嘉見調教師の引退の花道を飾った。3月には騎手時代工藤厩舎に所属していた南井克巳が工藤厩舎の後を継いだ。2000年11月25日に行なわれた第1回ジャパンカップダートで1着となり初代王者となった。

2002年2月17日に行なわれたフェブラリーステークスを最後に現役を引退した。通算成績は30戦11勝であった。

引退後

静内町の静内スタリオンステーションで種牡馬生活を開始し、後にアロースタッドで繋養されていた。産駒2005年にデビューした。しかし中央競馬で際立った活躍を出す産駒が現れず、2007年種付けシーズン後にシンジケートが解散され、青森県の(有)フォレブルーに移動することが決まった。

主な産駒

競走成績

年度 月/日 競馬場 レース名 頭数/枠 人気 着順 騎手 斤量 距離/馬場 タイム 着差 勝馬/(2着馬)
1998 1.10 京都 新馬 - 16/9 5人 3着 菊沢隆仁 55 D1200重 1.12.6 -0.1 ケイエスグットワン
1.24 京都 新馬 - 12/7 1人 2着 菊沢隆仁 55 D1800良 1.54.7 -0.4 ダンシングチアズ
2.18 名古屋 マンゴー賞 - 12/8 1人 テンプレート:Color 菊沢隆仁 54 D1400良 1.30.1 1.5 (マスコットドーター)
3. 7 中京 沈丁花賞 500 16/9 2人 5着 菊沢隆仁 55 D1700稍 1.47.4 -0.5 トーヨーメゾン
4.11 阪神 500万下 500 10/1 1人 テンプレート:Color 南井克巳 55 D1800良 1.53.0 0.6 (シロキタルーブル)
5. 3 京都 端午S OP 15/11 4人 3着 南井克巳 55 D1800稍 1.51.2 -0.7 キングオブジェイ
5.16 東京 プリンシパルS OP 16/8 10人 13着 南井克巳 55 2200良 2.15.3 -1.5 タイキブライドル
6.14 東京 菖蒲S OP 15/4 9人 テンプレート:Color 南井克巳 55 D1600不 1.36.0 0.3 (ロバノパンヤ)
7. 1 名古屋 テンプレート:Color テンプレート:Color 12/12 2人 テンプレート:Color 南井克巳 55 D1900良 2.01.7 0.3 (シャインポイント)
7.22 旭川 テンプレート:Color テンプレート:Color 14/5 1人 テンプレート:Color 南井克巳 55 D1600良 1.41.5 0.9 (トウショウコナン)
10. 3 中山 テンプレート:Color テンプレート:Color 12/5 1人 テンプレート:Color 南井克巳 56 D1800良 1.52.0 0.4 (ロバノパンヤ)
10.30 大井 テンプレート:Color テンプレート:Color 11/7 1人 テンプレート:Color 南井克巳 57 D2000良 2.05.1 0.5 (ナナヨーウォリアー)
12.14 水沢 テンプレート:Color テンプレート:Color 10/5 1人 2着 武豊 56 D2000良 2.07.9 -0.1 ナリタホマレ
1999 4.17 阪神 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/12 10人 3着 菊沢隆仁 57 D1400良 1.23.8 -0.6 タヤスケーポイント
10.11 盛岡 テンプレート:Color テンプレート:Color 12/1 3人 3着 菊沢隆仁 56 D1600良 1.39.1 -0.7 ニホンピロジュピタ
11.20 京都 トパーズS OP 10/6 3人 3着 菊沢隆仁 58.5 D1800良 1.51.9 -0.3 ワールドクリーク
12. 5 小倉 テンプレート:Color テンプレート:Color 12/1 1人 2着 菊沢隆仁 57 D2400良 2.33.8 -0.2 マイターン
12.15 浦和 テンプレート:Color テンプレート:Color 9/5 2人 2着 菊沢隆仁 55 D2000良 2.05.2 -0.1 インテリパワー
2000 1.23 京都 テンプレート:Color|平安S テンプレート:Color 16/5 3人 5着 河内洋 58 D1800不 1.50.5 -0.7 オースミジェット
2.20 東京 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/14 4人 テンプレート:Color O.ペリエ 57 D1600良 1.35.6 0.1 ゴールドティアラ
6.22 大井 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/16 3人 5着 武豊 57 D2000良 2.06.3 0.7 ファストフレンド
8.15 旭川 テンプレート:Color テンプレート:Color 13/2 1人 テンプレート:Color 岡部幸雄 58 D2300稍 2.32.5 -0.4 (ナリタホマレ)
10. 9 盛岡 テンプレート:Color テンプレート:Color 14/12 4人 2着 岡部幸雄 56 D1600良 1.39.0 -0.7 ゴールドティアラ
11.25 東京 テンプレート:Color テンプレート:Color 15/6 4人 テンプレート:Color 岡部幸雄 57 D2100良 R2.07.2 0.6 サンフォードシチー
2001 2.18 東京 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/6 2人 2着 岡部幸雄 57 D1600良 1.35.8 -0.2 ノボトゥルー
8.16 旭川 テンプレート:Color テンプレート:Color 10/6 1人 テンプレート:Color 岡部幸雄 58 D2300良 2.29.5 0.7 ハギノハイグレイド
10. 9 盛岡 テンプレート:Color テンプレート:Color 9/6 2人 5着 岡部幸雄 56 D1600良 1.38.8 -1.1 アグネスデジタル
11.24 東京 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/8 3人 2着 横山典弘 57 D2100良 2.07.0 -1.1 クロフネ
12.29 大井 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/15 1人 10着 横山典弘 56 D2000良 2.07.0 -1.8 トーホウエンペラー
2002 2.17 東京 テンプレート:Color テンプレート:Color 16/7 5人 9着 岡部幸雄 57 D1600良 1.36.3 -1.2 アグネスデジタル

血統表

ウイングアロー血統ノーザンダンサー系Nasrullah5×5=6.25%

*アサティス
Assatis
1985 鹿毛
Topsider
1974 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Drumtop Round Table
Zonah
Secret Asset
1977 鹿毛
Graustark Rbot
Flower Bowl
Numbered Account Buckpasser
Intriguing

サンヨウアロー
1988 鹿毛
ミスターシービー
1980 黒鹿毛
トウショウボーイ *テスコボーイ
*ソシアルバターフライ
シービークイン *トピオ
メイドウ
タニイチパワー
1981 黒鹿毛
*ネヴァービート
Never Beat
Never Say Die
Bride Elect
ロングパワー *ヒンドスタン
*マーシュメドウ F-No.11-f

父アサティスは本馬以外にもダート重賞5勝を挙げたスマートボーイ帝王賞かしわ記念の優勝馬ボンネビルレコードなどダートの名馬を数々輩出している。母系は4代母マーシュメドウから連なる名牝系で、同系統の活躍馬に朝日杯3歳ステークス優勝馬ミノル、叔父に長距離重賞3勝を挙げたユーセイトップラン、甥にユニコーンステークスの優勝馬ロングプライドがいる。

その他、同じ牝系としては、マーシュメドウのいとこリツトルミツジの仔にダービーキーストンがいる。

注釈

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外部リンク

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