水沢競馬場
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水沢競馬場(みずさわけいばじょう)は、岩手県奥州市水沢区にある地方競馬の競馬場である。
本項では併設されている中央競馬の場外勝馬投票券発売所であるウインズ水沢(水沢競馬場内)(ウインズみずさわ みずさわけいばじょうない)についても記述する。
目次
[非表示]概要
水沢競馬場は北上川のほとりに所在し、盛岡競馬場と共に岩手県競馬組合が主催している。在宅投票システムは「オッズパーク」と「楽天競馬」が利用可能である[1]。
トウケイニセイやメイセイオペラ、トーホウエンペラーなどが過去に所属。トウケイニセイの業績をたたえて、岩手県競馬の年度末開催に「トウケイニセイ記念」という岩手県重賞を開催している。
なお2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響でスタンドが被災したため復旧工事を行ない12月10日より再開した[2]。なお場外としての発売は地方競馬は5月16日から再開しており[3]、中央競馬の場外発売も10月8日の開催から再開した[4]。
コース概要
- 右回り 1周1200m・幅員20m
- 直線(4コーナーから決勝線まで) 220m
- 施行可能距離 850m, 1300m, 1400m, 1600m, 1800m, 1900m, 2000m, 2500m
- 黎明期には1050mや1420mも施行され、1コーナーには1050mスタート地点の名残がある。
- 出走可能頭数(フルゲート) 12頭(但し、850mは9頭、1300m・1800mは10頭)
1600mの発走地点は第4コーナーの手前から斜めに引込み線を引いた位置にあり、1300m, 1400mなどスタンド側から発走する出走馬の待機所も1600mの発走地点のそばにある。
ウインズ水沢
スタンド内にはJRA専用発売窓口が設置されている。営業時はJRA全開催日に開催全場のメインレース発売と重賞競走の前日発売が行われているが、六次投票券(QRコード使用)の勝馬投票券自動発売機のみの設置で有人の発売窓口はない。
長らく水沢場外の名称で呼ばれていたが、2012年1月よりウインズ水沢(水沢競馬場内)に正式名称が変更された。
発売する馬券の種類
- 水沢競馬・ウインズ水沢
○…発売 ×…発売なし
単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
- 水沢競馬の3連単は第5レースから最終レースまでの発売だったが、2008年第4回盛岡競馬初日(7月12日)の場外発売より全レース発売を開始した。
主な競走
重賞競走(2014年度)
2歳
- ビギナーズカップ(JRA2歳認定競走)
- 南部駒賞(地方競馬全国交流競走、翌年の弥生賞・若葉ステークス・スプリングステークスのトライアル競走)
- プリンセスカップ(牝馬限定、地方競馬全国交流競走、JRA2歳認定競走)
- 寒菊賞(JRA2歳認定競走)
3歳
- スプリングカップ(2013年度より重賞格上げ)
- あやめ賞(牝馬限定、2014年度より重賞格上げ)
- 留守杯日高賞(牝馬限定、地方競馬全国交流競走)
- ウイナーカップ(2013年度より重賞格上げ)
- ダービーグランプリ(地方競馬全国交流競走)
- 金杯
3歳(4歳)以上
- 赤松杯(2013年度より重賞格上げ)
- 一條記念みちのく大賞典(地方競馬全国交流競走、マーキュリーカップのトライアル競走)
- 岩鷲賞(クラスターカップのトライアル競走)
- ビューチフル・ドリーマーカップ(牝馬限定、地方競馬全国交流競走)
- ヴィーナススプリント(牝馬限定、2013年度新設)
- 青藍賞(マイルチャンピオンシップ南部杯のトライアル競走)
- 北上川大賞典
- 白嶺賞
- 桐花賞(ファン投票)
- トウケイニセイ記念
JRA2歳認定競走
- フューチャーステップ(1着 200万円)
※以前はフューチャー競走(新馬)、ホープフル競走(未勝利)と2種類の競走が存在した。
その他
- 現水沢競馬場は水沢公園周辺にあった旧水沢競馬場[5]が1965年(昭和40年)に移転したものである。
- スタンドはメインスタンド(1・2階、3階の一部自由席、3・4階指定席)とテレトラック(自由席、クラブハウス)の2つある。メインスタンドの1・2階は冬場になると、防寒のためシャッターが降ろされる。テレトラックには、大型モニターを備えたシアタータイプの観戦スペースがあり、場外時、悪天候時でも快適に観戦できる。
- 12月・1月に競馬を開催する競馬場では本州最北端に位置する。この時期、ジョッキーは防寒のためにスキー用のフェイスマスクをつけて騎乗する(そのため、負担重量は夏季の同条件より1kg増加する)。通常の降雪であれば、融雪材を散布して一晩中コース整備して開催にこぎつけるが、大雪や吹雪による視界不良のときはレース延期(取り止め)、開催中止になる場合もある。
- 食堂棟、場外に隣接する食堂で売られているジャンボ焼鳥は名物となっている(ただし、ジャンボ焼鳥の元祖は旧・盛岡競馬場内の食堂であり、水沢競馬場は後発)。また、ホルモン煮も有名で、こちらは水沢競馬場独自の名物となっている。
- 競馬場内の食堂棟の向かって右端の売店で、金額の「円」の単位を「万円」に変えて呼ぶ売り子のおばさんがいて、水沢競馬場一の有名人となっている。
- パドックと食堂棟の間に曲がり家があり、現在トレジャースマイルに因んだ宝(トレジャー)神社に利用されている。ここは、奥州市内にある駒形神社の御祓いも受けた本格的なもので、馬券必勝祈願のみならず、家内安全・商売繁盛・受験合格・恋愛成就にハートマークの御利益があるとのこと。
- 宝(トレジャー)神社脇には柵が設けられ、日によっては、ポニーの無料乗馬体験が行われている。
- メインスタンド向こう正面の北上川沿いの桜並木は、4月下旬には見事に開花し、市民開放されている。
- 桜並木は、中村勘太郎(二代目)主演の映画「禅 ZEN」のロケに使用され、一躍有名となった。
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:Navbox- 元の位置に戻る ↑ 2009年1月12日までは岩手競馬独自の「R-CALL」(レーシングコール)があった。
- 元の位置に戻る ↑ 水沢競馬追加開催決定!2011年12月10日から2012年1月9日まで、のべ14日間 - 岩手競馬公式サイト 2011年9月13日閲覧
- 元の位置に戻る ↑ 水沢競馬場での他地区競馬発売再開のおしらせ - 岩手競馬公式サイト 2011年9月24日閲覧
- 元の位置に戻る ↑ 10月8日(土)から水沢競馬場での場外発売を再開 - JRA公式サイト 2011年9月13日閲覧
- 元の位置に戻る ↑ USA-M621-136 - 国土地理院ホームページ「地図・空中写真閲覧サービス」