成田エクスプレス
成田エクスプレス(なりたエクスプレス、Narita Express)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が大船駅(横須賀駅[1])・横浜駅・高尾駅(富士急行線 河口湖駅[2])・大宮駅・池袋駅・新宿駅・品川駅 - 成田空港駅間で運行する特急列車である。
本項目では同区間で運行された臨時列車「ウイングエクスプレス」についても記載する。
目次
概要
成田国際空港と東京都心および東京近郊の主要都市を結ぶ空港アクセス列車として、1991年3月19日に運行を開始した。国際空港アクセス列車であることから、外国人乗客を意識して、英語名の Narita Express から N'EX(ネックス)と略されることがある。
成田空港の開港は1978年5月20日であるが、開港後の鉄道アクセスは永い間京成本線成田空港駅(現在の京成東成田線東成田駅)からバスに乗り換える必要があった。のちに、当時の運輸大臣石原慎太郎の指示により、建設が中断されたままとなっていた成田新幹線(東京駅 - 成田空港駅間)の路盤と駅などの設備の一部を活用し、1991年3月19日にJR東日本と京成電鉄がそれぞれ成田空港に乗り入れを開始した(詳細は「成田国際空港#空港へのアクセス」を参照)。
運行概況
2013年3月16日現在の運行概況は次の通り[3]。
基本的に東京駅 - 成田空港駅間で30分ごとに運転されているが、1時間ごとになる時間帯もある。ほとんどの列車が横浜方面および新宿方面を発着するため、東京駅において分割・併合を行うことが多い。
当列車は渋谷・新宿・池袋・大宮方面および横浜方面と成田国際空港とを東京駅経由で結ぶ空港アクセス列車であり、一部の列車を除き東京駅 - 空港第2ビル駅間の途中駅を全て通過する。ただし、朝の上り列車と夕方以降の下り列車は千葉駅・四街道駅・成田駅などにも停車する。
所要時間は東京駅 - 成田空港駅間が最短53分[4][5]。
停車駅
- 成田空港駅 - 東京駅間
- 成田空港駅 - 空港第2ビル駅 - (成田駅) - (四街道駅) - (千葉駅) - 東京駅
- 東京駅 - 大宮駅間
- 東京駅 - (品川駅) - 渋谷駅 - 新宿駅 - 池袋駅 - 大宮駅
- 東京駅 - 高尾駅間
- 東京駅 - 渋谷駅 - 新宿駅 - 吉祥寺駅 - 三鷹駅 - 国分寺駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 高尾駅
- 東京駅 - 大船駅間
- 東京駅 - 品川駅 - 武蔵小杉駅 - 横浜駅 - 戸塚駅 - 大船駅
- ( )は一部の列車が停車。
- 成田駅、四街道駅、千葉駅は夕方の成田空港行き(47・49・51・53号)と、朝の東京方面行き(2・4・6・8号)のみ停車
- 横浜駅・大船駅発着の臨時列車は品川駅は通過
- このほか、毎年1月1日 - 3日の間は成田山新勝寺への初詣参拝客の便宜を図るため、日中の一部列車が成田駅に臨時停車する。2012年は成人の日3連休に、2014年は4 - 5日が土曜・日曜日にあたるため追加で臨時停車あり。
- 2014年(平成26年)3月15日から横浜駅・大船駅発着の一部列車を横須賀駅まで臨時列車として、繁忙期の土日祝に限り延長運転している。途中停車駅は北鎌倉駅・鎌倉駅・逗子駅である。
- 2014年(平成26年)7月26日から9月28日まで新宿駅発着のうち1往復を富士急行線に直通し、河口湖駅まで臨時列車として、繁忙期の土日祝に限り延長運転すると発表された。途中停車駅は立川駅・八王子駅・大月駅・都留文科大学前駅(河口湖行きのみ停車)・富士山駅・富士急ハイランド駅である。なお、高尾発着と違い、吉祥寺駅・三鷹駅・国分寺駅・高尾駅は通過となる。
使用車両・編成
成田エクスプレス | ||||||||||||||||||||||||
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運行開始当初より専用車両である253系で運転されたが、2009年10月1日より後継のE259系が投入され[6]、2010年6月30日をもって253系での運転は終了し、以降はすべての列車がE259系で運転される[7]。一部の列車は東京駅で分割・併合が行われる。東京駅での分割・併合は運行開始当初より行われており、当時は東京駅 - 成田空港駅間は6両編成を基本とし、号車番号は1号車からではなく4号車から付番されていた。
なお、「ウイングエクスプレス」が「成田エクスプレス」に統合された際に数日間253系の手配がつかず、183系によって代走したことがある。
全列車が座席指定席で、自由席は設けられていないが、満席の場合は枚数限定で立席特急券を発売している。
253系の大部分はかつて奇数番号の席と偶数番号の席が通路で分離されているほか、A - D がボックス席単位で固まっているなど、普通車の座席配列がほかの特急形車両と大幅に異なっていた。その関係で、ほかの特急形車両と同様の配列になって以降も指定席券売機などで普通車の特急券を購入する場合は座席の細かい位置が購入者自身で指定できなかったが、2010年7月1日に使用車両がE259系に統一されたことにより普通車でも指定席券売機での座席位置選択が可能になった。
また、253系の大部分の普通車の座席の配列は集団見合い式(以前はボックスシート)となっており、着席者の半分は後方向きに座ることになる上に座席のリクライニング機能はない。ただし、ごく一部の253系とE259系は回転式リクライニングシートを採用しているためこれらの問題はない。
デッキとコンパートメント席を除き運転開始当初から禁煙とされていた。なお、2000年代前半にデッキを禁煙とするのと引き換えに 1 - 2 両の喫煙席を設けたが、わずか数年で廃止され、全車禁煙となった。
- E259-Narita Express.jpg
E259系(横浜駅)
- Narita express.jpg
253系(2006年12月19日 戸塚駅 - 大船駅間)
- Green Car's Seat of JR 253.JPG
グリーン車のシート(253系)
- Seat of JR 253.JPG
普通車のシート(253系)
- JREast253-rollsign2.jpg
号車番号と目的地の表示板(253系)
車内サービス
車内販売は東京駅 - 成田空港駅間のみ実施されている。運転開始当初はグリーン車利用客向けに無料のドリンクコーナーが設けられていたが、普通車利用客の持ち去りが絶えないことなどから後に廃止された[8]。
また、E259系では車体に無線LAN用のアンテナ(WiMAX / Wi-Fi レピータ)が設置されており、UQコミュニケーションズの UQ WiFi とBBモバイルポイント(ソフトバンクテレコム、「Yahoo! JAPAN 無線LANサービス」などのローミングも含む)契約者向けに、インターネット接続サービスが利用できる。
臨時列車
臨時列車として以下の列車が運行された。ともに本列車群の補助的な役割であったが、使用車両が183系やE257系など専用車両である253系・E259系以外のため、名称に翼を示すウィングの名称を使用して運行されることが多く、関東以外からの成田国際空港への利用客も取り込んだ。
ウイングエクスプレス
東京駅・新宿駅・八王子駅(1992年3月23日から6月30日まで) - 成田駅(1990年7月21日から1991年2月24日まで)・成田空港駅(1991年7月20日から)では、特急「ウイングエクスプレス(1992年3月16日から1998年9月27日まではウイング)」として、183系9両編成または6両編成が運転された。9両編成列車にのみ自由席とグリーン車が連結されていた。
大宮駅 - 成田空港駅間では、特急「ウイングエクスプレス」として2001年12月1日から2004年3月13日まで、183系普通車のみ8両編成の全車座席指定席で運転された。不定期的に普通車のみの6両編成で運転されることもあった。 2002年6月16日のFIFAワールドカップ輸送の際は、新潟駅から運行された。
また、新宿駅 → 成田空港駅間では2007年8月10日から8月19日まで運転され、このときは下り成田空港行きのみながら中央線快速 - (御茶ノ水駅) - 総武緩行線 - (錦糸町駅) - 総武快速線経由とし、秋葉原駅・錦糸町駅・船橋駅・空港第2ビル駅にも停車した。また、定期券と指定席特急券の組み合わせでも乗車することができた。この列車はE257系500番台が使用された。
八王子駅 → 成田空港駅間では2008年4月25日から4月27日まで運転され、中野駅にも停車した。これにはE257系0番台が使用された。なお、4月26日は使用車両の183系で使われていたロゴマークを車両前面の表示器の上にステッカーとして貼付し運転した。また、2008年8月9日から8月12日までも運転されたが、このときは千葉駅を通過した。
定期列車の延長運転
また、定期列車の延長の形態で以下の列車も運転された。
- 特急「ウイングあずさ」
- 千葉発着の定期列車を成田空港駅まで延長する形で、1991年3月21日から1993年9月26日まで運転された。佐倉駅で「成田エクスプレス」を待避した。
- 寝台特急「ウイングはくつる」
競合する主な公共交通機関
運賃・料金・乗車制度の特例
特急料金
特急料金は、同区間を運行するほかの特急列車が低廉な「B特急料金」が適用されるのに対し、伊豆方面の「スーパービュー踊り子」と同様に割高な「A特急料金」が適用される。また、グリーン料金も距離を問わず1乗車2,000円と他列車とは別体系を採用しており、成田空港駅・空港第2ビル駅 - 東京都区内間が該当する100km以下ではJR東日本のほかの列車より高額となる。
また、国際線利用客を主眼とした空港連絡列車であること、全車座席指定席の特急列車であることもあって、定期券と特急券との組み合わせを原則として認めていない。ただし、朝夕の千葉駅・四街道駅・成田駅に停車する列車および夕方以降に品川駅を発車する下り列車については、一部区間で定期券での乗車が認められている。
2005年12月9日まではグリーン車コンパートメント席について乗車7日前よりグリーンコンパートメント券および特急料金に割引を適用した「N'EXグリーン個室料金券」と称される特別企画乗車券が設定されていた。これは全列車で設定されており、成田空港駅・空港第2ビル駅 - 東京都区内間・吉祥寺駅・三鷹駅と成田空港駅・空港第2ビル駅 - 大船駅・大宮駅・高尾駅の各駅間で設定されていた。なお、12月10日以降グリーン料金の改訂が行われ、区間にかかわらず以下のように変更された。
- 4人用コンパートメント席…1室6,000円
- 開放席…2,000円
さらに、2009年1月6日から3月31日まで、グリーン車コンパートメント席について乗車14日前よりグリーンコンパートメント券および特急料金に割引を適用した「N'EXグリーン個室料金券」を発売していた。
特別企画乗車券類
JR東日本のインターネット予約「えきねっと」にて成田エクスプレスの指定席をチケットレス予約を受け付けており、この方法で購入した場合、200円の割引(2012年3月までは400円)を受けられる。
また、東京駅・品川駅・新宿駅・池袋駅 - 千葉駅・四街道駅・成田駅各相互間で有効なものとして「房総料金回数券」が発売されている。かつては品川駅→大船駅間について「N'EX料金4回券」と称される特急回数券が設定されていたが、2006年3月末で廃止されたため、通常の指定席特急券または立席特急券がないと乗車できない。
Suica&N'EX
2007年3月28日から訪日外国人向けに「Suica&N'EX」の発売を開始した。これは成田空港駅・空港第2ビル駅の両駅から東京電車特定区間内各駅までの乗車券、および最寄りの停車駅までの当列車の普通車指定席特急券とオリジナルデザインの無記名式Suicaをセットにしたもので、片道のみとし、当列車への乗車用の乗車券・特急券部分の有効期間は発行日当日のみとなっている。
背景として、冒頭に掲げた東京都心と成田国際空港間を結ぶ公共アクセスとしては最も高額とされ、また利用する乗客の層としても日本人が多いとされており、少しでも外国人利用客を増やす意図があるとされる。なお、訪日外国人向けのジャパンレールパスとJR East Rail Passでも当列車に乗車することが可能である。
N'EXクーポン
JR東日本のびゅうプラザ・提携販売センターと主な旅行会社で、成田空港発着の国内旅行・海外旅行商品または成田空港発着航空券の購入・提示と同時に発売される特別企画乗車券。普通車指定席用で2枚または3枚を1セットとして発売される。設定区間は東京電車特定区間各駅 - 空港第2ビル・成田空港間。発売額はおとな2枚分4,800円、同3枚分7,200円、こども1枚1,200円[9]。
2013年3月をもって廃止され、代替として後述の「N'EX往復きっぷ」が発売されている。
N'EX往復きっぷ
2013年3月1日よりJR東日本の首都圏の主な駅の指定席券売機、びゅうプラザ、提携販売センターや主な旅行会社などで購入可能(ただし、成田空港駅・空港第2ビル駅(および両駅のJR東日本訪日旅行センター)では取り扱っていない)。1か月前から前日までの発売で、当日購入はできない。
有効期間は14日間で、普通車指定席に乗車できる。途中下車はできない。みどりの窓口では購入できないが、有効期間内で未使用の場合、または「かえり」券片が未使用の場合に限り、払い戻しが可能となっている。
N'EXクーポンと比較した場合、発駅によって料金が変動するようになったため、東京都内よりの料金は従来と変わらず据え置きとなった一方で、他の区間の料金は値上げされており、割高になっている。
ビジネスライナーきっぷ N'EX
大口法人向けに発売されている特別企画乗車券で、普通車用指定席・乗車券の回数券であり、一般の利用者は購入することが出来ない。
運賃・料金計算の特例
区間内・経路上に様々な特例が存在する。また、運賃・料金のどちらにも適用されるもの、いずれかのみの適用となるもの、さらに適用の可否を選択出来るか否かについても特例により異なる。このため、運賃計算経路と料金計算経路が異なる場合もあるので、注意が必要である。例示しているものは実際の乗車経路と異なる経路の適用により低廉となる主な例。
- 列車特定区間によるもの
- 代々木駅 - 錦糸町駅間が経路に含まれる場合は中央本線・総武本線(御茶ノ水駅)経由で、赤羽駅 - 池袋駅間が経路に含まれる場合は赤羽線(十条駅)経由で運賃・料金を計算できる(任意)。
- これは後述の電車大環状線の規定が区間内発または着となる場合の料金には適用されないために設定されているもの。
- 電車大環状線にかかる場合の特例によるもの
- 錦糸町駅以東(千葉駅方面) - 品川駅以西(横浜駅方面)・新宿以西(三鷹駅・高尾駅方面)・赤羽駅以北(大宮駅方面)の相互発着の場合、電車大環状線内は最短となる経路で運賃・料金が計算される。
- 電車大環状線内に発着駅がある場合、電車大環状線内は迂回して乗車できるため、乗車経路より短い経路で運賃を計算できる(運賃のみ)。
- 大都市近郊区間によるもの
- 「成田エクスプレス」が走行する区間は大都市近郊区間に含まれるため、大都市近郊区間相互発着の乗車券の運賃は乗車経路にかかわらず最安運賃(最短経路)となる経路で計算できる(運賃のみ)。
- 特定特急料金によるもの
- 渋谷駅 - 千葉駅間(品川駅経由で53.2キロ)は50キロ以下のA特急料金と同額となる。列車特定区間が適用され50キロ以下に抑えられる新宿駅 - 千葉駅間のA特急料金より高くなってしまうのを防ぐためである。
定期券併用時の特例
千葉駅と成田駅の両方に停車する全列車で池袋駅・品川駅 - 東京駅 - 成田駅間の各停車駅相互間および、成田空港発の列車のうち品川駅を17時56分以降に発車する大船行きの列車の品川駅 → 大船駅間では、定期券と特急券(指定席)ないしは立席特急券、または当該区間で有効な指定席特急回数券で普通車に乗車することができる。
なお、上述のとおり列車特定区間の対象であるため、代々木駅 - 錦糸町駅間が中央本線・総武本線(御茶ノ水駅)経由の定期券でも途中下車をしない限りそのまま乗車できる。
沿革
JR線(構想当初は日本国有鉄道(国鉄))で東京と成田空港を結ぶ最初の構想は、未成線に終わった成田新幹線計画である。しかし在来線においては、成田線経由で運行されたエル特急「あやめ」や総武本線直通の快速列車より最寄駅となる成田駅を介したバス連絡で行っていた。
成田空港駅開業前の1989年から1991年にかけて「ウィング踊り子」が成田駅 - 伊豆急下田駅間で、1990年から1991年にかけて「ウイングエクスプレス」が成田駅 - 新宿駅間で運行されていた。
そして1991年3月19日に、成田新幹線計画の遺構(土屋 - 成田空港)を利用した成田空港駅の開設により成田駅直通の快速列車を延伸する形で運行を開始した「エアポート成田」や「成田エクスプレス」の運行開始により、JRによる成田空港アクセスが開始された。なお、運行開始時には一部列車を除いて千葉県庁所在地かつ政令指定都市である千葉市の表玄関の千葉駅を通過することに対する地元からの批判や、それだけを取り上げた一部マスコミもあった。
当初は、東京駅 - 成田空港駅間を6両で運行し、東京駅で分割し新宿駅・横浜駅方面へそれぞれ3両編成で運行することや、新宿駅方面へは品川駅より目黒川信号場経由で山手貨物線経由での運行を行うなど運行上の妙があったものの、東京都心直通とりわけ山手線沿線の東京23区西部より鉄道による直通運転は初めてであることや、バブル景気を背景とした海外旅行客を利用者の核としたことから利用が定着し、1993年までには末端区間でも6両編成での運行となり、また、他地域より成田空港駅への乗り入れも行われた。また、東京駅地下にグリーン車利用客専用のラウンジが設置されたが、その後1990年代中盤ごろに廃止された。
その後、1990年代後半以降の日本経済の低迷により、空港利用客の少ない早朝の空港発・夕ラッシュ時間帯の空港行きについては千葉駅など途中停車駅を増やし、通勤客の着席輸送に供されるようにもなっている。
年表
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- 1989年(平成元年)4月29日 - 1991年(平成3年)1月6日:幕張電車区配置の183系6両編成を使用し、「ウイング踊り子」が成田駅 - 伊豆急下田駅間で運転。日本での「ウイング」の列車名の初出とされる[10]。
- 1990年(平成2年)7月21日:臨時列車として幕張電車区の183系9両編成を使用し、「ウイングエクスプレス」が新宿駅 - 成田駅間で運転開始(1991年2月24日まで)。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 需要の増加に伴い、6両編成が横浜駅・新宿駅・池袋駅発着編成とするように組み替える。このため、徐々に東京駅 - 成田空港駅間で4号車を池袋駅・横浜駅寄り先頭車とする列車は減少していった。
- 「ウイングエクスプレス」が「ウイング」に改称(同年3月16日から1998年9月27日まで)。
- 1993年(平成5年)
- 3月18日:「成田エクスプレス」の横浜発着列車の一部を大船駅まで延長。また、編成増強が終了し、1号車を池袋・横浜寄り先頭車として運行。
- 9月27日:「ウイングあずさ」が廃止。
- 1998年(平成10年)12月8日:「成田エクスプレス」の池袋発着列車の一部が大宮駅まで延長。
- 1999年(平成11年)12月4日:高尾駅発着列車の「成田エクスプレス」1往復が運転開始。
- 2001年(平成13年)12月1日:臨時列車として「ウイングエクスプレス」の運転再開。「成田エクスプレス」の大船駅発着の全列車が新たに戸塚駅に停車。
- 2002年(平成14年)12月1日:「成田エクスプレス」の東京駅 - 成田駅間の定期券乗車特例の適用が開始。新宿方面発着の一部の列車が新たに渋谷駅に停車。
- 2003年(平成15年)10月1日:品川駅の停車列車が追加。一部列車が新たに四街道駅に停車。
- 2004年(平成16年)
- 2007年(平成19年)8月10日 - 8月19日:新宿駅 → 成田空港駅間で臨時列車として特急「ウイングエクスプレス」が運転。同列車は3年5か月ぶりの運行となった。
- 2008年(平成20年)3月15日:「成田エクスプレス」が2往復増発。新たに品川駅発着列車が運転開始。
- 2009年(平成21年)10月1日:E259系が26往復中10往復で営業運転開始[11]。また一部列車の増結を行い、3両編成および9両編成で運転される列車は消滅。東京駅 - 成田空港駅間は全列車が12両編成での運転になる。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 3月11日:東北地方太平洋沖地震が発生。以降、全列車が運休になる。
- 4月4日:運転再開。ただし福島第一原子力発電所などの停止に伴う電力供給の逼迫のため、一部の列車は運休。
- 9月3日:全列車が運転再開。
- 2012年(平成24年)3月17日:一部列車の大船駅・横浜駅・新宿駅 - 東京駅間が廃止または臨時化される。なお品川駅 - 成田空港駅間の列車の運行本数自体に変動はなく、結果的に東京駅 - 成田空港駅間を6両編成で運転する列車が復活する。
- 2013年(平成25年)3月16日:8号・47号が四街道駅に停車するようになる。
- 2014年(平成26年)
脚注
関連項目
外部リンク
- JR東日本:成田エクスプレス - 成田エクスプレス公式ページ
- ↑ 繁盛期の土日祝にのみ運行。臨時列車として延長運転される。
- ↑ 繁盛期の土日祝にのみ運行。臨時列車として延長運転される。
- ↑ 『JR時刻表』2013年3月号、交通新聞社。
- ↑ 成田エクスプレス案内 - 東日本旅客鉄道
- ↑ NEX (東京-空港)53分運転 を止めろ!日刊動労千葉2006年3月12日 No.6253
- ↑ テンプレート:PDFlink - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2008年2月22日
- ↑ 『JR時刻表』2010年6月号、交通新聞社。
- ↑ 山之内秀一郎『JRはなぜ変われたか』毎日新聞、2008年、p.167。
- ↑ 「N'EXクーポン」JR東日本「えきねっと」サイト
- ↑ 京浜急行電鉄の「京急ウィング号」は1992年に運転開始。
- ↑ テンプレート:PDFlink - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2009年8月11日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2009年12月15日