網走駅
テンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報 網走駅(あばしりえき)は、北海道網走市新町2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はA69。電報略号はアハ。日本の鉄道駅をアルファベット順に並べたとき、最初に来る駅である(最後は逗子駅)。
概要
本駅の所属線である石北本線に[1]、釧網本線を加えた2路線が乗り入れる。両方の路線とも本駅が終点であるが、直通運転する列車の設定もある。現在、複数の鉄道線が乗り入れる乗換駅としては日本最北である[2][3]。かつては上記2路線に加え湧網線も分岐していたが、1987年(昭和62年)3月20日付で廃止された。
特急「オホーツク」・快速「しれとこ」の始発・終着駅となっている。
歴史
網走線(後に網走本線)の終着駅として開業した(初代)網走駅は、札弦方面への延伸と共に途中駅となり、この方面への運行がスイッチバックとなる煩わしさが発生していた。釧路からの釧網線(後に釧網本線)全通は、輸送量の大幅な増加をもたらす事が予想され、その問題をクローズアップさせたことから、移転予定地周辺の網走川の河川改修と埋立拡張が進められ、全通翌年に現在地への移転となった。旧網走駅は貨物駅として(初代)浜網走駅に改名されて残された。
- 1912年(大正元年)
- 1913年(大正2年)11月16日:野付牛機関庫網走分庫廃止。
- 1924年(大正13年)11月15日:網走本線 本駅 - 北浜 延伸開業。
- 1931年(昭和6年)9月20日:網走本線 本駅 - 札弦間が釧網線に編入され、網走本線と釧網線の境界駅となる。
- 1932年(昭和7年)12月1日:現在の位置に(2代目)網走駅を設置。旅客・荷物のみ取扱い。(初代)網走駅を(初代)浜網走駅に改称し、同時に旅客扱い廃止。貨物のみ取り扱い。
- 1935年(昭和10年)10月10日:湧網東線(→湧網線)開業。
- 1950年(昭和25年)2月1日:北見客貨車区網走支区設置。
- 1961年(昭和36年)4月1日:網走本線の北見 - 本駅 - 浜網走間が石北本線の一部となる。所属線を網走本線から石北本線に変更。
- 1968年(昭和43年)10月1日:みどりの窓口設置。
- 1969年(昭和44年)10月4日:本駅 - 浜網走間改キロ。実態は、浜網走駅を本駅 - 呼人間へ移転。
- 1977年(昭和52年)12月12日:駅舎改築。
- 1984年(昭和59年)2月1日:石北本線貨物支線本駅 - 浜網走間廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物・荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 2007年(平成19年)10月1日:石北本線・釧網本線全区間で駅ナンバリングを実施。
駅構造
2面3線の単式・島式の複合ホーム。全ホーム双方向に発着できるため、厳密な方向分けは行われていない。特急列車と両線直通列車は駅舎に面した1番のりばを使用する。ホーム間の移動は跨線橋で連絡している。
1 | テンプレート:Color石北本線 | 北見・遠軽・旭川・札幌方面 | |
---|---|---|---|
テンプレート:Color釧網本線 | 知床斜里・緑方面 | (一部) | |
2・3 | テンプレート:Color釧網本線 | 知床斜里・緑・釧路方面 | |
テンプレート:Color石北本線 | 北見・遠軽方面 | (一部) |
終日社員配置駅で、駅舎開放時間は5時30分 - 23時00分。みどりの窓口(営業時間5時50分 - 22時30分)・網走駅旅行センター(営業時間9時30分 - 17時00分、土・日・祝休み)・自動券売機・北海道キヨスク運営の売店・駅弁販売店運営の売店・食堂・テンプレート:要検証がある。
駅構内に網走市観光協会が入居し観光案内所を開設していたが、2009年1月に道の駅流氷街道網走に移転した。その後流氷観光期を迎え、駅もしくは周辺に案内所が無いことに対して苦情が寄せられたため、5月1日より旅行センター横に間借りする形で再設置された(営業時間平日12時30分 - 17時30分、土・日・祝9時00分 - 17時00分)。
構内には北見運転所網走詰所の客車庫線が二線と給油施設を持った留置線があり、気動車の仕業検査・夜間滞泊が行われる。
湧網線は主に0番のりばに発着していた。湧網線の列車はキハ22形気動車の単行運転が多く、車両3両分程度の長さであった。現在線路は剥がされ駐車場となっている。
- Abashiri station03.JPG
構内の様子
- Abashiri station Midorinomadoguchi.JPG
改札口付近の様子
- Abashiri Station platform.jpg
1番線の様子
- Abashiri station04.JPG
0番線跡の様子 国鉄様式駅名標が残る
- Abashiri station2.jpg
駅名標と時計
駅正面
テンプレート:ページ番号 駅は河岸段丘の端にあり、駅正面出入口前に大きな階段が設置されている。階段下はバスやタクシーの発着するロータリーで、駅正面には、縦に駅名を記した看板が掲示されている。縦書きには、網走刑務所から出所してくる受刑者が、もう二度と「横道に反れないように」という願いが込められている[4]。かつては駅前にニポポを模した形状の電話ボックスが設置されていたことがある。
駅弁
主な駅弁は下記の通り[5]。
- 幕の内オホーツク弁当
- かにめし弁当
- 帆立弁当
- オホーツク贅沢三昧
- 磯宴 漁師のかにめし
- 磯宴(かにいくら・さけいくら・たらばいくら・うにいくら)
- かにめし (モリヤ商店).jpg
かにめし弁当
利用状況
- 2010年度の1日平均乗車人員は401人(前年度比+6人)である[6]。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均人数 | 備考 |
1974 | 1,852 | [7] |
1975 | 1,764 | [7] |
1976 | 1,715 | [7] |
1977 | 1,567 | [7] |
1978 | 1,486 | [7] |
1979 | 1,411 | [7] |
1980 | 1,330 | [7] |
1981 | 1,195 | [7] |
1982 | 1,173 | [7] |
1983 | 1,105 | [7] |
1984 | 1,037 | [7] |
1985 | 1,033 | [7] |
1986 | 1,014 | [7] |
1987 | 789 | [8] |
1988 | 842 | [8] |
1989 | 843 | [8] |
1990 | 853 | [8] |
1991 | 676 | [9] |
1992 | 824 | [9] |
1993 | 794 | [9] |
1999 | 700 | [6] |
2000 | 670 | [6] |
2001 | 615 | [6] |
2002 | 572 | [6] |
2003 | 550 | [6] |
2004 | 520 | [6] |
2005 | 500 | [6] |
2006 | 460 | [6] |
2007 | 470 | [6] |
2008 | 450 | [6] |
2009 | 420 | [6] |
2010 | 395 | [6] |
2011 | 401 | [6] |
駅周辺
網走市の代表駅であるが、駅は網走市街中心地(商店街等)より2キロ程度離れた場所にある。網走市街中心部の商店集積地や網走バスターミナルまでも徒歩15分程度である。
バス路線
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color石北本線
- テンプレート:Color釧網本線
かつて存在した路線
関連項目
脚注
外部リンク
- 網走駅(旭川支社管内駅紹介) - 北海道旅客鉄道
- 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー
- 「野付牛網走間開通記念絵はがき」より、開設工事中の(初代)網走停車場構内
- 「網走市街全景」より、(初代)網走停車場遠景
テンプレート:- テンプレート:石北本線 テンプレート:釧網本線 テンプレート:湧網線
テンプレート:石北本線貨物支線- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 1989年に天北線が廃止されるまでは南稚内駅が、1995年に深名線が廃止されるまでは名寄駅が日本最北の乗換駅だった。
- ↑ 最南端は鹿児島中央駅(鹿児島本線・指宿枕崎線・九州新幹線)、最東端は東釧路駅(根室本線・釧網本線)、最西端は佐世保駅(佐世保線・松浦鉄道西九州線)
- ↑ テンプレート:Cite bookテンプレート:要ページ番号
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 6.00 6.01 6.02 6.03 6.04 6.05 6.06 6.07 6.08 6.09 6.10 6.11 6.12 6.13 テンプレート:Cite book
- ↑ 7.00 7.01 7.02 7.03 7.04 7.05 7.06 7.07 7.08 7.09 7.10 7.11 7.12 テンプレート:Cite book
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 テンプレート:Cite book
- ↑ 9.0 9.1 9.2 テンプレート:Cite book