山梨大学

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テンプレート:Infobox 山梨大学(やまなしだいがく、テンプレート:Lang-en)は、山梨県甲府市武田四丁目4-37に本部を置く日本国立大学である。2002年に設置された。大学の略称梨大(なしだい)。

日本で唯一のワイン専門研究所である「ワイン科学研究センター」を擁する。

沿革

  • 1795年 甲府勤番子弟のための学問所「甲府学問所徽典館」(江戸昌平黌の分校)として設立(後の山梨師範学校
  • 1921年 山梨県実業補習学校教員養成所設立(後の山梨青年師範学校
  • 1924年 山梨高等工業学校設立(後の山梨工業専門学校)
  • 1949年 山梨師範学校、山梨青年師範学校、山梨工業専門学校を母体に新制山梨大学として発足、学芸学部、工学部を設置
  • 1966年 山梨大学学芸学部を教育学部に改称
  • 1978年 山梨医科大学設立、医学部を設置
  • 1995年 山梨医科大学医学部に看護学科を増設
  • 1998年 山梨大学教育学部を教育人間科学部に改組
  • 2002年 山梨大学と山梨医科大学を統合して新・山梨大学設立
  • 2004年 国立大学法人山梨大学が発足
  • 2006年 玉穂町が合併により中央市となったことに伴い玉穂キャンパスを医学部キャンパスに改称
  • 2012年 教育人間科学部と工学部を改組、生命環境学部を設置

キャンパス

甲府キャンパス

ファイル:Yamanashi univ Crea-Center.jpg
クリーンエネルギー研究センター、クリスタル科学研究センター(2006年11月撮影)
  • 所在地 山梨県甲府市武田4-4-37
    テンプレート:Small
  • キャンパス全体で環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を取得している。
  • 甲府東キャンパス(工学部(応用化学科を除く全学科))
    コンビニエンスストア(ローソン山梨大学店)が2007年2月28日オープンし山梨大学で醸造したワインを販売している。
    • 地域共同開発センター
    • 機器分析センター
    • 総合情報処理センター
    • クリーンエネルギー研究センター(主に燃料電池研究)
    • クリスタル科学研究センター
    • ワイン科学研究センターワイン醸造やブドウの栽培、研究を行っている。)
    • ものづくり教育実践センター(工学部の実験で用いる実験機器の製作を行っている。)
    • アイソトープ実験室
  • 甲府西キャンパス(教育人間科学部・生命環境学部・工学部応用化学科)
    • 放送大学
    • 附属図書館(本館)・こども図書館
    • 保健管理センター
    • 水晶館(水晶の原石や加工品が展示してあったが、現在展示品は別の場所に移されている。)
    • 総合情報処理センター分室(学生用PCがあり24時間使える。)
    • 学生会館

旧糧秣庫赤レンガ倉庫

  • 甲府キャンパスは戦前の甲府連隊(歩兵第49連隊)の跡地を利用したものであり、キャンパスの西側には当時を偲ばせる旧糧秣庫赤レンガ倉庫(登録有形文化財)が現存している[1]

医学部キャンパス(玉穂キャンパスを改称)

ファイル:University of Yamanashi Hospital.JPG
医学部附属病院(2010年9月撮影)
  • 所在地 山梨県中央市下河東1110
    テンプレート:Small
  • 附属病院を除いてISO14001を取得している。
  • 医学部
    2007年2月14日、付属病院前に「スターバックスコーヒー山梨大学医学部附属病院店」がオープンした。

  • 芙蓉寮
    • 所在地 甲府市岩窪町中道東162-1、大学から徒歩約10分
    • 国に納める寄宿寮月額4,300円、光熱水料等3,000円程度
    • 120名(全室個室)、男子のみ

交通

  • 甲府キャンパス
    • 甲府駅北口2番乗り場より山梨交通バス10・11・12系統「武田神社」行き又は「積翠寺」行きに乗車、「山梨大学」バス停下車すぐ
    • 甲府駅北口より徒歩20分
  • 医学部キャンパス
    • 常永駅より山梨交通バス56・58系統「山梨大学医学部附属病院」行きに乗車、終点下車
    • 常永駅または小井川駅より徒歩15分
    • 甲府駅8番乗り場より山梨交通バス56・57・58・72系統に乗車、終点下車
    • 竜王駅より甲斐市民バス「山梨大学医学部附属病院」行きに乗車、終点下車

組織

学部・学科

  • 教育人間科学部
    • 学校教育課程
      • 幼小発達教育コース
      • 障害児教育コース
      • 言語教育コース
        • 国語教育系
        • 英語教育系
          注:2年次に「系」に分かれる
      • 生活社会教育コース
        • 社会科教育系
        • 家政教育系
          注:2年次に「系」に分かれる
      • 科学教育コース
        • 数学教育系
        • 理科教育系
        • 技術教育系
          注:2年次に「系」に分かれる
      • 芸術身体教育コース
        • 音楽教育系
        • 美術教育系
        • 保健体育系
          注:2年次に「系」に分かれる
    • 生涯学習課程
      • 芸術運営コース
      • スポーツ健康科学コース
    • 2012年度より学生の募集を停止した課程
      • 国際共生社会課程
        • 国際文化コース
        • 共生社会コース
      • ソフトサイエンス課程
        • 環境科学コース
        • 数理情報コース


  • 医学部


  • 工学部
    • 機械工学科(2012年度より学生募集開始)
    • 電気電子工学科(2012年度より学生募集開始)
    • コンピュータ理工学科(2012年度より学生募集開始)
    • 情報メカトロニクス工学科(2012年度より学生募集開始)
    • 土木環境工学科
    • 応用化学科
    • 先端材料理工学科(2012年度より学生募集開始)
    • 2012年度より学生の募集を停止した学科
      • 機械システム工学科
        • 機械デザインコース
        • 機械情報コース
      • 電気電子システム工学科
        • 情報エレクトロニクスコース
        • 情報通信システムコース
      • コンピュータ・メディア工学科
        • コンピュータサイエンスコース
        • 情報メディアコース
      • 生命工学科
      • 循環システム工学科
      • 特別教育プログラム
        • クリーンエネルギー
        • ワイン科学


  • 生命環境学部
    • 生命工学科
    • 地域食物科学科
      • ワイン科学特別コース
    • 環境科学科
    • 地域社会システム学科


大学院

  • 教育学研究科
    • 修士課程
      • 教育支援科学専攻
      • 教科教育専攻
        • 言語文化コース
        • 社会文化コース
        • 科学文化コース
        • 芸術文化コース
        • 身体文化コース
    • 教職大学院の課程
      • 教育実践創成専攻


  • 医学工学総合教育部
    • 修士課程
      • 医科学専攻
      • 看護学専攻
      • 機械システム工学専攻
        講座:エネルギーシステム工学、創形創質工学、集積化システム工学、感性情報工学
      • 電気電子システム工学専攻
        講座:情報エレクトロニクス、情報通信システム
      • コンピュータ・メディア工学専攻
        • 日中ブリッジSE養成特別教育プログラム(コンピュータ・メディア工学専攻の開講科目に、プログラム固有の科目を追加する形で開設)
        • 講座:コンピュータサイエンス、メディア工学
      • 土木環境工学専攻
        講座:建設構造工学、社会基盤工学、環境衛生工学
      • 応用化学専攻
        講座:物質科学、設計化学
      • 生命工学専攻
        • 「ワイン人材生涯養成拠点」としてワイン科学コースを設けている
        • 講座:生命機能工学、ワイン総合科学
      • 人間システム工学専攻
        講座:人間システム工学
      • 持続社会形成専攻[4]
        講座:持続社会形成
      • 組込み型統合システム開発教育プログラム
      • 国際流域環境科学特別教育プログラム
      • グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム(修士課程から博士課程までの5年一貫教育)
      • ワイン科学特別教育プログラム(学部入学から修士課程修了までの6年一貫教育。2012年に募集停止)
      • グリーンエネルギー特別教育プログラム(学部入学から修士課程修了までの6年一貫教育。2012年に募集停止)
    • 博士課程
      • 先進医療科学専攻(4年制)
      • 生体制御学専攻(4年制)
      • ヒューマンヘルスケア学専攻(3年制)
      • 人間環境医工学専攻(3年制)
        • 生体環境学コース
        • 生命情報システム学コース
          研究分野:生命工学分野、知能情報科学分野、先進医用工学分野
      • 機能材料システム工学専攻(3年制)
        研究分野:物質設計化学分野、電子機能開発分野、機能創造工学分野
      • 情報機能システム工学専攻(3年制)
        研究分野:システムソリューション工学分野、情報通信システム工学分野、機械デザインシステム分野、機械情報システム分野
      • 環境社会創生工学専攻(3年制)
        • 研究分野:環境社会システム工学分野、環境創生工学分野、環境社会評価分野
        • 国際流域総合水管理特別コース
      • グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム(修士課程から博士課程までの5年一貫教育)
        • 研究分野:燃料電池分野、太陽エネルギー分野、エネルギー変換材料分野、新エネルギー工学分野
  • 医学工学総合研究部
    • 医学学域
      • 基礎医学系
        講座:解剖分子組織学(解剖学講座分子組織学教室)、解剖細胞生物学(解剖学講座細胞生物学教室)、生理学1(生理学講座第1教室)、生理学2(生理学講座第2教室)、生化学1(生化学講座第1教室)、生化学2(生化学講座第2教室)、薬理学、分子病理学、微生物学、免疫学、法医学、環境遺伝医学、社会医学
      • 臨床医学系
        講座:内科学1(内科学講座第1教室)、内科学2(内科学講座第2教室)、内科学3(内科学講座第3教室)、神経内科学、血液・腫瘍内科学、小児科学、精神神経医学・臨床倫理学、皮膚科学、外科学1(外科学講座第1教室)、外科学2(外科学講座第2教室)、整形外科学、脳神経外科学、麻酔科学、産婦人科学、泌尿器科学、眼科学、耳鼻咽喉科・頭頚部外科学、放射線医学、歯科口腔外科学、救急集中治療医学、臨床検査医学、人体病理学、地域医療学
      • 看護学系
        講座:成育看護学基礎、臨床看護学健康、生活支援看護学
      • 大学院講座
        分子情報伝達学
    • 医学・工学融合学域
      • 生体環境医工学系
    • 工学学域
      • 機電情報システム工学系
      • 物質工学系
      • 社会システム工学系
    • 生命環境学域
      • 生命環境学系

専攻科

  • 特別支援教育特別専攻科(1年)


附属機関等

  • 附属図書館
    • 本館
    • 医学分館
  • 学内共同教育研究施設等
    • 医学工学総合研究部付属施設
      • ワイン科学研究センター
      • クリスタル科学研究センター
      • 国際流域環境研究センター
      • 出生コホート研究センター
    • クリーンエネルギー研究センター
    • 機器分析センター
    • 総合分析実験センター
    • 総合情報戦略機構
    • 留学生センター
    • 大学教育研究開発センター
    • キャリアセンター
    • 燃料電池ナノ材料研究センター
    • 発生工学研究センター
    • 保健管理センター
  • 教育人間科学部附属施設
    • 附属教育実践総合センター
    • 附属小学校
    • 附属中学校
    • 附属特別支援学校
    • 附属幼稚園
  • 医学部附属施設
    • 医学部附属病院
  • 工学部附属施設
    • 附属ものづくり教育実践センター
  • その他の施設
    • 赤レンガ館

教育および研究

研究

21世紀COEプログラム

  • 2003年
機械、土木、建築、その他工学
  • アジアモンスーン域流域総合水管理研究教育

グローバルCOEプログラム

  • 2008年
機械、土木、建築、その他工学
  • アジア域での流域総合水管理研究教育の展開

教育

  • ゼミの指導教員以外に、勉強や学生生活に関する指導・援助を行う教員(マイスター)を学生が選んで決める「マイスター制度」というものがある。
博士課程教育リーディングプログラム(文部科学省
グリーンエネルギー変換工学

対外関係

他大学との協定

国内大学との協定
国際・学術交流等協定校
部局間学術交流等協定校
  • 教育人間科学部
  • 医学部
  • 工学部

学生生活

1980年代には、工学部の少なくとも一部学科では留年率が50%前後で、その当時、東京理科大と梨大が全国トップを争うと言われていた。その後の工学部の学科再編に伴うカリキュラム再編や、退学勧告ほか各種制度の導入により減少した模様である。 茨城大学保険管理センターの調査によれば、2005年の留年率は全国平均で6%程度(最大でも理系では10%程度)

サークル活動

  • 体育会系
    • 弓道部、山岳部、サッカー部、スキー部、硬式テニス部、ソフトテニス部、剣道部、バレーボール部、自動車部、ユースホステル部、バドミントン部、ソフトボール部、ハンドボール部、空手道部、ダンス部、卓球部、硬式野球部、準硬式野球部、バスケットボール部、水泳部、陸上競技部、アメリカンフットボール部、柔道部、少林寺拳法部、少林サッカー部、侍サークル
  • 文化会系
    • 環境サークル、演劇部、酒類研究会、映画・漫画研究会、現代音楽文化研究会、ピアノサークル、山梨大学管弦楽団、山梨大学吹奏楽団、山梨大学医学部交響楽団、山梨大学合唱団、フリーミュージック(軽音楽サークル)、山梨大学ギタークラブ、IFMSA-Yamanashi(国際医学生連盟山梨支部)、電子計算機研究会、飲んだくれサークル、ワイン同好会、武田信玄をこよなく愛する会

大学祭

甲府キャンパス

  • 毎年11月上旬に梨甲祭として行われる。今年は工学部の高校生向けオープンキャンパスも行われた。
  • 旧山梨大学(現甲府キャンパス)では"梨大祭"として開催されていた。
  • 1994年まで、6月第一週目の週末に行われていた。梅雨時期であったため、月曜日に予定されていた駅伝大会は、雨天のため中止されることが多かった。
  • 1995年まで、ダンスパーティが行われていた。
主な催し
  • 仮装パレード
アニメのキャラクターなどに仮装して甲府市中心部をパレードする。1990年代前半ころまでは工学部の学生も学科ごとに多数参加していたが、現在では主に教育人間科学部の学生が参加している。
  • 模擬店、展示
  • フリーマーケット
  • 公開講座
過去に来校した著名人
1992年 矢追純一
1993年 土屋圭一
1994年 松尾貴史
1995年 渡嘉敷勝男
1997年 大槻義彦
  • ステージイベント(芸能人イベントや学生ライブなど)
過去に来校した著名人
1992年 電撃ネットワーク
1993年 羽野晶紀
1994年 バカルディ(現さまぁ〜ず)、極楽とんぼ
1995年 鈴木蘭々
1996年 加藤紀子デンジャラス
1997年 篠原涼子松本ハウス
1998年 deepsフォークダンスDE成子坂
1999年 いつもここからFLIP-FLAP
2000年 松田純さかもとせいちゃん
2001年 キタキマユ千原兄弟
2002年 神山さやかダイノジニブンノゴ!
2003年 TOSHIハリガネロックカラテカ
2004年 HIGHWAY61ペナルティCOWCOWタカアンドトシ
2005年 FLOWX-GUNザ・たっちダブルブッキング
2006年 SNAIL RAMP号泣小僧
2007年 B-DASH博多華丸・大吉ガリットチュウ大西ライオン
2008年 遊吟まちゃまちゃアップダウンデッカチャン
2009年 GO!GO!7188平成ノブシコブシキングコング
2010年 SHAKALABBITSカナリアぴっかり高木といしいそうたろう
2011年 Hi-Fi CAMPパンクブーブーザ・パンチ

医学部キャンパス

  • 毎年10月下旬に医学祭として行われる。
主な催し
  • 模擬店、展示
  • 講演会
  • ステージイベント(芸能人イベントや学生ライブなど)
過去に来校した著名人
1994年 金谷ヒデユキ
1995年 ヨネスケ
1996年 ポカスカジャン
1997年 パイレーツ
1998年 オセロ
1999年 松田純
2000年 エスパー伊東
2001年 鉄拳
2002年 浅草キッド
2003年 江頭2:50
2004年 電撃ネットワーク
2005年 スピードワゴン
2006年 バナナマン
2007年 タイムマシーン3号
2008年 弾丸ジャッキー
2009年 クワバタオハラ
2010年 電撃ネットワーク

大学関係者と組織

大学関係者一覧

附属学校

出典

  1. 国指定文化財等データベース 登録有形文化財-山梨大学赤レンガ館文化庁
  2. 基礎医学系講座として、解剖分子組織学(解剖学講座分子組織学教室)、解剖細胞生物学(解剖学講座細胞生物学教室)、生理学1(生理学講座第1教室)、生理学2(生理学講座第2教室)、生化学1(生化学講座第1教室)、生化学2(生化学講座第2教室)、薬理学、分子病理学、微生物学、免疫学、法医学、環境遺伝医学、社会医学、分子情報伝達学の14講座があり、臨床医学系講座として、内科学1(内科学講座第1教室)、内科学2(内科学講座第2教室)、内科学3(内科学講座第3教室)、神経内科学、血液・腫瘍内科学、小児科学、精神神経医学・臨床倫理学、皮膚科学、外科学1(外科学講座第1教室)、外科学2(外科学講座第2教室)、整形外科学、脳神経外科学、麻酔科学、産婦人科学、泌尿器科学、眼科学、耳鼻咽喉科・頭頚部外科学、放射線医学、歯科口腔外科学、救急集中治療医学、臨床検査医学、人体病理学、地域医療学の23講座がある。
  3. 成育看護学基礎、臨床看護学健康、生活支援看護学の3講座がある。
  4. 持続社会ガバナンス系カリキュラム、環境科学系カリキュラム、応用情報系カリキュラムの3カリキュラムがある。

関連項目

外部リンク

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