クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
テンプレート:Infobox Film 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』(クレヨンしんちゃん あらしをよぶ えいこうのヤキニクロード)は、2003年4月19日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ第11作目。キャッチコピーは『走れしんのすけ!のはら一家が指名手配?』。
本作品から監督が原恵一から水島努にバトンタッチ。上映時間は88分(シリーズとしては最短)。興行収入は約14億円。今作より制作体制をデジタルに移行した。
目次
あらすじ
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ達。だがそれは、夕食の最高級焼肉の為であった。
しかしそこへ突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っている最高級焼肉を残して、その場から逃げ出した。
何とか謎の一団の追跡を振り切った野原一家だったが、どういうわけか突然警察やマスコミから凶悪犯一味と断定され、追われる事になってしまう。近所のおばさんやミッチー&ヨシリン夫婦は報奨金目当てに野原一家に襲い掛かり、かすかべ防衛隊や幼稚園の先生たち、ひろしの会社の同僚など親しい人達は一家を拒絶、やむなく野原一家は春日部から逃亡することになる。
これら一連の事件は熱海に本部を置く「有限会社スウィートボーイズ」の陰謀が関わっていることを知った野原一家はスウィートボーイズの陰謀を阻止するため、一路熱海を目指す。だがその途中でスウィートボーイズの追っ手が一家に追いつき、野原一家は追っ手から逃げるうちに離れ離れになってしまった。それでもしんのすけ・みさえ・ひろし・ひまわりとシロは別々のルートをたどって熱海を目指す。夕食の焼肉を希望にスウィートボーイズ幹部三部隊の執拗な追撃を振り切り、一家はついに熱海へとたどり着いて合流を果たし、スウィートボーイズのアジトへ乗り込む。
概要
水島努監督の第1作目は、前作までしばらく続いてきたウェットな感動ストーリーとは打って変わって、ジェットコースタームービー的な逃亡劇とドタバタコメディからなる娯楽作となった。
終盤の舞台に熱海市が起用されており、実在する数々の場所が細かく描写されている一方、映画の都合上架空の施設なども存在している。
また、ゲストキャラクターの苗字は伊豆半島の地名(堂ヶ島、下田等)が使われている。
平成15年度(第7回)文化庁メディア芸術祭で、アニメーション部門の審査委員会推薦作品に選ばれた。
登場人物
TVシリーズからのキャラクター
- 野原しんのすけ
- 主人公。今作ではスウィートボーイズの陰謀に巻き込まれて家族と共に凶悪犯に仕立てられ、追われる身となってしまう。問われた罪は「幼児変態罪」。当初はなな子お姉さんやアクション仮面といった大好きな人達に裏切られ変態扱いされたのが余程ショックで、放心して二度も卒倒してしまう。
- 途中で家族とはぐれた後春日部に戻り、そこで最後の砦と言うべきだったかすかべ防衛隊の面々に裏切られて天城に捕まり、なんとか逃亡を試みるも天城達の執拗な追跡に再度捕まりそうになる。だが、やはりしんのすけを見捨てる事ができなかったかすかべ防衛隊の面々に助けられ、なんとか天城達を振り切ると一時彼らと共に逃走。その後、風間の自転車を借りて熱海に向かう。リアルな描写になったときは坊主頭ではなく金髪の長めの髪型だった。普段は三輪車に乗っていたしんのすけだったが道中敵によって自転車の補助輪が破壊されるも補助輪無しで操作することが出来た。帰宅は電車で帰ったためその後の風間の自転車は不明。
- 野原みさえ
- しんのすけとひまわりの母。スウィートボーイズの陰謀に巻き込まれて「年齢詐称」の罪に問われ、家族と共に逃走。
- その後スウィートボーイズ(下田部隊)の襲撃を受け離れ離れになったあと、下田部隊の部下の一人が乗っていたセグウェイを奪い取り熱海に向かうが、バッテリー切れとなりブレーキの効かないまま車に轢かれそうになり、ガードレールに激突し、遥か高く海に投げ出されてしまう。その際ひろしたちとすれ違った。
- 野原ひろし
- しんのすけとひまわりの父。スウィートボーイズの陰謀に巻き込まれて「異臭物陳列罪」の罪に問われ、家族と共に逃走。当初は緊急ニュースで双葉商事に懲戒解雇を決定され、部下の川口にも裏切られたショックから放心して卒倒してしまう。
- その後しんのすけ達と離れ離れになってしまうが、途中でひまわり・シロと再会し、ひまわりとシロと共に熱海に向かう。
- 野原ひまわり・シロ
- しんのすけの妹と野原一家の飼い犬。
- ひまわりはなぜか「結婚詐欺」、シロはどういうわけか「集団暴走行為」と「飲酒運転」の罪に問われる。途中で家族と離れ離れになった後、ひろしと再会し熱海に向かう。ひまわりの声にそっくりな埼玉のタマちゃんが登場した。
- かすかべ防衛隊
- 野原一家の罪を知って天城の部隊をマサオの家に入れ、しんのすけを引き渡す事を約束。その後しんのすけが春日部に戻ってきた際にマサオの家に彼を入れ、マサオの密告によりしんのすけを天城の部隊に引き渡してしまった。
- しかしその後考えを改め、天城の下から逃げ出したしんのすけを助け、彼に協力することになる。なおマサオは堂ヶ島に命懸けの特攻をするまでは、根に持ったしんのすけから「裏切りオニギリ」、「裏切り大臣」呼ばわりされ、白眼視されてしまう。
- ふたば幼稚園の職員
- 野原一家が家を出た際、最初に助けを求められた。この時テレビで野原一家の罪状が公開され職員一同は怯え出し、よしながみどりは「自首して下さい」と涙ながらに訴えた。
- 北本(隣のおばさん)
- 変装中の野原一家を見つけ、野原一家のことを「前々から怪しいと思っていた」、「奥さん(みさえ)は陰で何をやっているのか分からない」など悪口を言っていた。
- 鳩ヶ谷ヨシりん・ミッチー
- 報奨金目当てで野原一家を捕えようとしたが、ひろしに「片腹痛いわ!!」と啖呵を切られて逃げていった。
- アクション仮面、桜ミミ子
- 番組放送中に、緊急放送において指名手配中のしんのすけの顔写真を提示して、「とんでもないハレンチな奴」「悪の手先」「こいつを野放しにしていては地球の平和はあり得ない」とさえ罵り、全国の視聴者の子供たちにしんのすけを捕まえるよう呼びかけた。その際、孤立していたしんのすけは唯一の心の拠り所として敬愛していたヒーローからも蔑まれた事により、計り知れないショックを受け、放心し崩れ落ちた。
- 双葉商事の人々
- 緊急ニュースで、開かれた記者会見で社長と部長は、本日をもってひろしを懲戒解雇にする事を決定したと発表。部下の川口に至っては、女性レポーターのインタビューにおいて、「あんな人が上司だったと思うとゾッとする」「見損ないましたよ」「とにかく足が臭かった」などと辛辣なコメントを述べた。その後、しんのすけと同じようにひろしもショックを受け放心し卒倒した。
オリジナルキャラクター
- 白衣の男
- 突然、野原家にやって来て助けを求めた謎の男。彼が原因で野原一家はスウィートボーイズから追われる羽目になる。
- 彼の正体はスウィートボーイズのボス(= 有限会社スウィートボーイズ代表)の実兄で、自分の開発した催眠増幅装置「熱海サイ子[1]」を利用して熱海を更地に戻そうとする弟の計画を知り、催眠装置の起動装置を持って逃げていた。その際に逃げ込んだ先である野原一家の朝の会話を録音、催眠装置の起動パスワードにしてしまっていた。弟とは反目し合っていたものの、終盤弟を逃がす為に自ら影武者となって野原一家を欺いた。
- 野原一家に協力する人物ではなく厳密には本作の元凶の1人である。堂ヶ島少佐に気絶させられる際に「ブシェミ」と叫び、スティーヴ・ブシェミがモデルであると思わせるシーンがある。
- トラックの男
- ひろしがヒッチハイクで捕まえた軽トラックの外国人運転手。女装したひろしに一目惚れしている。ゲイであると思われがちだが、劇場パンフレットの水島努のコメントによると「男女関係ないグローバルな人」とのこと。事情を知って野原一家を熱海まで乗せていこうとしたが、途中でスウィートボーイズに追いつかれてしまい、ひろしたちを逃がすためその場でスウィートボーイズの団員と戦闘を開始し一家と別れた。なお、この男はその後ひろしを追いに熱海まで「俺のひろしー!」と叫びながら来ていた(ぶりぶりざえもんに変身させられた時や、エンドロールでもその様子が描かれている。帰宅の駅で野原一家とすれ違っているが、気付かなかった[2])。
- 一時的だが今作のオリジナルキャラクターの中で唯一野原家に協力する人物である。
- 埼玉のタマちゃん
- 鳴き声がひまわりにそっくりのアザラシ。川の土手に寝そべっていた所をひろしに見つかり川に戻されたが、その後熱海まで来ていた。
- 下田長九朗
- スウィートボーイズの幹部で営業部長。サラリーマン風の中年男で肥満体系。飄々とした性格で、セグウェイは部下にも用いさせるほどのお気に入り。口癖は「でしょでしょ?」。しんのすけとも気が合う様子である。堂ヶ島の援軍要請を受け野原一家を追跡する。
- 野原一家に部下達を全滅させられた際は堂ヶ島少佐と共に野原一家を認め、自身も妻と共に帰った。しんのすけが装置を使用した際は妻と共にぶりぶりざえもんの姿になって仕事の愚痴をこぼしながら車で弁当を食べていた。
- 天城
- スウィートボーイズの女幹部。ボスの直轄部隊長。典型的な直情径行型で、幼稚園児であるかすかべ防衛隊の面々の挑発に本気でキレかけるなど大人気ない一面もある。実は堂ヶ島少佐に片思いしている。幹部の中でボスへの忠誠心が最も強く、ボスの命じた任務を完遂させるために野原一家を捕えるべく執拗に追跡する。熱海にて野原一家に部下達を全滅させられても銃を用いてまで止めようとしたが、堂ヶ島少佐に「ここは戦場じゃない」と叱責されようやく諦めた。その際堂ヶ島少佐に自らの思いを告げようとしたが、彼が妻子持ちであることを知り涙する。その後はしんのすけが使用した装置によりぶりぶりざえもんの姿で座りこんでいた。
- Aカップの貧乳。しんのすけ曰くおばさんの履くベージュ色のパンツを履いており、終始そのことでいじられていた。
- 堂ヶ島少佐
- スウィートボーイズの幹部で、野原家追跡の指揮を執る冷静沈着な男。元軍人で妻子持ち。ソフト帽にサングラスを着用した独特の風貌が特徴で、サーフィンが好き。『地獄の黙示録』のキルゴア中佐のパロディーキャラで、劇中でたびたびキルゴア中佐の台詞のパロディになっている台詞を口にしていた。(例:「縄文時代に戻してやれ!」というセリフは「石器時代に戻してやれ!」(Blow them in the stone Age,Son.)のパロディ。他にもマサオを捕まえた時に言った「俺の水をやる!」、物語冒頭で白衣の男を追って野原一家の家へ乗り込んできたときの台詞「朝の味噌汁の匂いはいい(「朝のナパーム弾の匂いは格別だ」のパロディ)」等)。
- 熱海に到着した野原一家に部下達を全滅させられた際には野原一家を認めボスの元へ行く事を許し、部下達と共にサーフィンをするために引き揚げた。しんのすけが装置を使用した際は部下共々ぶりぶりざえもんの姿でサーフィンをしていた。
- ボス
- 有限会社スウィートボーイズの代表。古代ローマ風の衣装を身にまとった髭面の男。伊豆半島一の汗っかき。
- 前述の白衣の男の弟。熱海を愛している。しかし、かつて営んでいた温泉が倒産し、熱海に見捨てられたと感じたことがきっかけで熱海全体を憎むようになり、兄に開発させた催眠増幅装置「熱海サイ子」を使い、自分自身が熱海になるという野望を抱く。しかし計画の実行直前に兄が催眠装置の起動装置を持って逃亡、捕まえた兄から野原一家の朝の会話を録音して起動パスワードにした事を聞かされ、催眠装置を起動させるべく野原一家を追っていた。
- ラストで追いつめられた際も泣きながら野原一家に協力を求めるが聞き入れられず、ひろしは「あんたが熱海ラブなら、こっちは春日部ラブだ!」と殴り飛ばされ失神。その後、装置を使用したしんのすけによって「まじめな性格になる」「スウィートボーイズは観光ホテルになる」「熱海サイ子の存在を忘れる」という暗示をかけられた。
登場する兵器等
- UH-1
- スウィートボーイズの追跡隊が遊園地で使用した。「イエロースワン」「ブラックホーク」など色と鳥の名前を組み合わせた名称がそれぞれについている。なお、ブラックホークはその後天城にジャックされ、彼女の無茶な操縦によりテールローターを破損し墜落した。その際テールローターを失ってクルクル回転しながら墜落する様子や、その時パイロットが叫ぶセリフは、映画『ブラックホークダウン』のパロディになっている。
- コンピュータ
- 催眠増幅装置(通称「熱海サイ子」)をデバイスとして動作させているかなり大きな装置なのだが、外観はPower Mac G4 CubeのAppleマークを梅の花のマークに変えただけ。正しいパスワードをアクセプトすると上面に沢山の梅の花が咲き乱れる。ちなみにパスワードは一度登録すると変更できず、肉声でなければ効果がない(しかも劇中では犬の鳴き声や放屁の音すら記録した)。
- 熱海サイ子
- スウィートボーイズが作った催眠増幅装置。コンピュータが大型なのに対しこちらは頭に被る程度の大きさしかない。使用すると熱海中のあらゆる生物が使用した人物の思ったとおりの姿(寿司や便器などの非生物やぶりぶりざえもん等の架空の存在も含む)になる他、記憶のコントロールも可能になる。最終的にはしんのすけの手で存在そのものが抹消された。
キャスト
- 野原しんのすけ - 矢島晶子
- 野原みさえ - ならはしみき
- 野原ひろし - 藤原啓治
- 野原ひまわり - こおろぎさとみ
- シロ、風間くん - 真柴摩利
- ネネちゃん - 林玉緒
- マサオくん - 一龍斎貞友
- ボーちゃん - 佐藤智恵
- よしなが先生 - 高田由美
- まつざか先生 - 富沢美智恵
- 上尾先生 - 三石琴乃
- 園長先生 - 納谷六朗
- ヨシリン - 阪口大助
- ミッチー - 草地章江
- 隣のおばさん - 鈴木れい子
- 大原ななこ - 紗ゆり
- アクション仮面 - 玄田哲章
- 桜ミミ子 - 小桜エツ子
- ドライバー - 真殿光昭
- 洋品店のおばさん - 堀越真己
- 怪人 - 江川央生
- 部長 - 郷里大輔
- 川口 - 中村大樹
- 社長 - 宇垣秀成
- 隊員 - 大西健晴
- アナウンサー - 遊佐浩二
- キャンペーンガール - 池澤春菜、松岡由貴
- 白衣の男 - 石丸博也
- 下田長九朗 - 江原正士
- 下田の妻 - 西川宏美
- 天城 - 皆川純子
- 堂ヶ島少佐 - 徳弘夏生
- ボス、パクヘッドなど - 石塚運昇
- トモちゃん - 華原朋美
スタッフ
- 原作 - 臼井儀人
- 作画監督 - 原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎、間々田益男
- キャラクターデザイン - 末吉裕一郎
- 美術監督 - 高野正道、古賀徹
- 撮影監督 - 梅田俊之
- ねんどアニメ - 石田卓也
- 音楽 - 荒川敏行、浜口史郎
- 音響監督 - 大熊昭
- 編集 - 小島俊彦
- チーフプロデューサー - 茂木仁史、太田賢司、生田英隆
- 監督 - 水島努
- 絵コンテ・脚本 - 水島努、原恵一
- 色彩設計 - 野中幸子
- 動画チェック - 小原健二
- 演出助手 - 高橋渉
- 動画 - 京都アニメーション、じゃんぐるじむ、マッドハウス、スタジオダブ、OH!プロダクション、フロントライン、夢弦館、Bee Train
- 仕上 - 京都アニメーション、ライトフット、エムアイ、オフィスフウ、トレーススタジオM、マッドハウス
- 背景 - スタジオユニ、アトリエローク
- 背景スキャン - SCAN屋
- 撮影 - アニメフィルム
- 撮影協力 - ライトフット
- ねんどクルー - 志賀剛、鈴木徹
- 撮影協力 - 菁映社
- CGI - つつみのりゆき
- タイトル - 道川昭
- 音響制作 - AUDIO PLANNING U
- 音響制作デスク - 山口さやか、加藤知美
- 音響制作進行 - 井澤基
- レコーディングスタジオ - APU MEGURO STUDIO
- ミキサー - 大城久典、内山敬章
- アシスタントミキサー - 田中章喜、山本寿、田口信孝、金子俊也、鶴田伸也
- 効果 - 松田昭彦、原田敦(フィズサウンドクリエイション)
- 効果助手 - 鷲尾健太郎
- 音楽協力 - イマジン、斎藤裕二
- スコアミキサー - 中村充時
- 編集 - 中葉由美子、村井秀明、川崎晃洋
- 編集データ管理 - 三浦圭貴
- 現像 - 東京現像所
- ドルビーフィルムコンサルタント - 川東努、森幹生
- デジタル光学録音 - 西尾曻
- プロデューサー - 山川順一、和田泰(シンエイ動画)、福吉健、梶淳(テレビ朝日)
- 制作デスク - 木野雄、西川昭彦
- 制作進行 - 廣川浩二、高橋麗奈、長南佳志
- 制作 - シンエイ動画、テレビ朝日、ADK
原画
- 末吉裕一郎 松下浩美 大塚正実 高倉佳彦 臼井杵人
- 林静香 加来哲郎 和泉絹子 松井理和子 清水洋
- 高橋博行 北之原孝将 門脇聡 坂本一也 古賀馨
- 上野真理子 吉岡忍 大隈孝晴 大杉宣弘 東出太
- 関口可奈味 石井百合子 宮脇千鶴 竹内哲也 植村淳
- 鈴木大司 釘宮洋 松山正彦 重本雅博 荒川眞嗣
- 茂木琢次 大武正枝 赤田信人 小林明美 金子志津枝
- 石川貴正 山地万 大久保修 高橋成世 高橋亮
- 樋口善法 篠原真紀子 石井智美 高鉾誠 村井孝司
- 野田めぐみ 小酒井篤史
- 原勝徳 大森孝敏 針金屋英郎 間々田益男
主題歌
- オープニング - 「PLEASURE」
- 作詞 - 黒須チヒロ/作曲 - 細井かおり/編曲 - 清水信之/歌 - 華原朋美(ワーナー・ミュージック・ジャパン)
- 挿入歌 - 「古代ローマ帝国風呂衰亡史」
- エンディング - 「こんな時こそ焼肉がある」(コロムビアミュージックエンタテインメント)